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blue (MAG COMICS) 単行本 – 1997/4/1
魚喃 キリコ
(著)
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社マガジンハウス
- 発売日1997/4/1
- ISBN-104838708963
- ISBN-13978-4838708963
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商品の説明
出版社からのコメント
現在、「Hanako」の連載で大評判の著者が、'96年に「COMIC アレ!」に描いた作品をまとめた、初の長編。ただの恋愛ものにはおさまらない味わいに注目!!
登録情報
- 出版社 : マガジンハウス (1997/4/1)
- 発売日 : 1997/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 224ページ
- ISBN-10 : 4838708963
- ISBN-13 : 978-4838708963
- Amazon 売れ筋ランキング: - 428,134位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 228,205位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2021年4月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
解説通り古い本にもかかわらず綺麗な状態でした。
2019年12月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Fast delivery
Book just has described
Book just has described
2020年9月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
独特な描写で、字数が少ないのですぐに読み終わりました。
2005年7月16日に日本でレビュー済み
高校生の日常を描いた作品で、女子校が舞台というのも一因なのか、
この年代特有の悩みや考え方が
背景を極力押さえた白と黒の画面からすごくよく伝わってきます。
ヒロイン達はみな純粋さ故に、傷ついたり傷つけられたりします。
その中で中野や渡辺のスタンスややりとりにとてもひきつけられました。
特に渡辺は桐島とケンカ別れしてしまうけど、
桐島は遠藤のほうが大事で、渡辺の事を軽く考えていたから
自分が渡辺に嫌われてもしかたがないと思っていたのに、
あそこで謝られてしまって、遠藤に同じ事(自分より男を選んだ)をされた時
「渡辺はすごい、自分には出来ない」と桐島に思わせたのでしょう。
「好きになった相手がたまたま同性だった」というニュアンスともまた違う
”好き”の形を描いているように思いました。
この年代特有の悩みや考え方が
背景を極力押さえた白と黒の画面からすごくよく伝わってきます。
ヒロイン達はみな純粋さ故に、傷ついたり傷つけられたりします。
その中で中野や渡辺のスタンスややりとりにとてもひきつけられました。
特に渡辺は桐島とケンカ別れしてしまうけど、
桐島は遠藤のほうが大事で、渡辺の事を軽く考えていたから
自分が渡辺に嫌われてもしかたがないと思っていたのに、
あそこで謝られてしまって、遠藤に同じ事(自分より男を選んだ)をされた時
「渡辺はすごい、自分には出来ない」と桐島に思わせたのでしょう。
「好きになった相手がたまたま同性だった」というニュアンスともまた違う
”好き”の形を描いているように思いました。
2007年3月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
間違い無くダントツで魚喃キリコの最高傑作です。此れを越えるものが果たしてこれから描けるかによって漫画家として試されていってしまうでしょう。
ミニマリズムとも取れる一切の無駄を排除した品のある絵、構図、構成、ストーリー、展開、登場人物。其処には溢れる程の瑞々しいリアルな空気感に満ちています。
思春期だからこそ感じる同性への憧れ、愛情。現代で描く百合の世界。それに伴う少女特有の純粋さ、ときめき、嫉妬、不安、苦悩。足りないものをお互いで埋めようかとするように手を、唇を重ね合う。
此処には説明なんて出来ない、あの頃のあの気持ちが詰まっています。全てがキラキラしていたあの青春時代の永遠なるエバーグリーンの日々。離れても消えないあの頃の想い出。
一見無表情とも取れるあの絵が何故にあんなに感情豊かなのでしょうか。静かだからこそ痛々しく、美しい。
ああ、此れを書きながら思い出す度に鳥肌が立ちます。大切に、大切に本棚の中に入れておいて、ふとした時に読み返したくなる、そんな大切な大切な一冊。そう、まるで自分達が持っているあの頃の想い出のように。
ミニマリズムとも取れる一切の無駄を排除した品のある絵、構図、構成、ストーリー、展開、登場人物。其処には溢れる程の瑞々しいリアルな空気感に満ちています。
思春期だからこそ感じる同性への憧れ、愛情。現代で描く百合の世界。それに伴う少女特有の純粋さ、ときめき、嫉妬、不安、苦悩。足りないものをお互いで埋めようかとするように手を、唇を重ね合う。
此処には説明なんて出来ない、あの頃のあの気持ちが詰まっています。全てがキラキラしていたあの青春時代の永遠なるエバーグリーンの日々。離れても消えないあの頃の想い出。
一見無表情とも取れるあの絵が何故にあんなに感情豊かなのでしょうか。静かだからこそ痛々しく、美しい。
ああ、此れを書きながら思い出す度に鳥肌が立ちます。大切に、大切に本棚の中に入れておいて、ふとした時に読み返したくなる、そんな大切な大切な一冊。そう、まるで自分達が持っているあの頃の想い出のように。
2015年7月29日に日本でレビュー済み
十代の精神的に揺れている時期、深く誰かを求める気持ち、それが桐島と遠藤の間に、痛ましいくらいに、動いている。
女版『スタンド・バイ・ミー』と言ったところでしょうか?
余談ですが、単行本の表紙の色、素敵です。
『Blue』の青も、『北野ブルー』もピカソの『青の時代』も、大好きだったりします。
追記コミュから転載
二人が十代で精神的に揺れている時期であるというのが、とてもおっきなポイントだと思う。十代の精神的に揺れている時に深く誰かを求める気持ち、それが二人の間に動いていて、そういった大切な、でも(大人になった魚喃にとって)過ぎ去ってしまった時期なのだろう。人を求めるという意味では、『同性』『異性』という枠を超えていて、ここも大きなポイントだろう。
この時期の二人の関係は見方によっては同性愛的とは言えるが、二人とも大人になった時にレズにはならなかったと思う。大人になった作者が当時の関係を大切に抱きかかえるように回想しているという意味では、女版『スタンドバイミー』と言った所でしょうか?
『Blue (Mag comics) 』
女版『スタンド・バイ・ミー』と言ったところでしょうか?
余談ですが、単行本の表紙の色、素敵です。
『Blue』の青も、『北野ブルー』もピカソの『青の時代』も、大好きだったりします。
追記コミュから転載
二人が十代で精神的に揺れている時期であるというのが、とてもおっきなポイントだと思う。十代の精神的に揺れている時に深く誰かを求める気持ち、それが二人の間に動いていて、そういった大切な、でも(大人になった魚喃にとって)過ぎ去ってしまった時期なのだろう。人を求めるという意味では、『同性』『異性』という枠を超えていて、ここも大きなポイントだろう。
この時期の二人の関係は見方によっては同性愛的とは言えるが、二人とも大人になった時にレズにはならなかったと思う。大人になった作者が当時の関係を大切に抱きかかえるように回想しているという意味では、女版『スタンドバイミー』と言った所でしょうか?
『Blue (Mag comics) 』
2005年10月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
男性には描けない世界で、ちょっと悔しく、軽く嫉妬してしまいます。
日本海側のとある町にある女子高での、淡々と過ぎていく日常。
青春時代と呼べる、時間を切り取って、詰め込んでいます。深く沈む濃い青の世界だけれど、決して暗くなく、ほのかに希望を感じます。
自分は、この当時に戻りたいなんて一度も思った事はないけれど(川内倫子の写真集にも、彼女はそう後書を書いていました。)、確かに自分が存在していた時間がそこにはあって(セクシャルは違うけれど。)、目頭が熱くなってしまいました。
懐かしい痛みを伴い、読後には、すっと風が通り抜けていく様な、感じがします。その痛みは、今では感じる事はないけれど、でもそれを今でも感じる事が出来るなら、かつて、それを感じた欠片がまだ、何処かに残っている証拠。それを感じられただけ、何か、ちょっとホッとしました。
逆に、そう思えるだけ、歳を取ったのかもしれないな……。
日本海側のとある町にある女子高での、淡々と過ぎていく日常。
青春時代と呼べる、時間を切り取って、詰め込んでいます。深く沈む濃い青の世界だけれど、決して暗くなく、ほのかに希望を感じます。
自分は、この当時に戻りたいなんて一度も思った事はないけれど(川内倫子の写真集にも、彼女はそう後書を書いていました。)、確かに自分が存在していた時間がそこにはあって(セクシャルは違うけれど。)、目頭が熱くなってしまいました。
懐かしい痛みを伴い、読後には、すっと風が通り抜けていく様な、感じがします。その痛みは、今では感じる事はないけれど、でもそれを今でも感じる事が出来るなら、かつて、それを感じた欠片がまだ、何処かに残っている証拠。それを感じられただけ、何か、ちょっとホッとしました。
逆に、そう思えるだけ、歳を取ったのかもしれないな……。
2008年6月16日に日本でレビュー済み
絵の雰囲気にとても合った内容だと思います。
この方の作品を見る方には肯定的に見る方が多いと感じます。
やまじえびねファンならばこの作品に何か感じたはずですが、
雰囲気としてはとてもよく似通っています。
しかし、この方の作品を断定的に良いとはいえません。
展開がやはりワンパターンになりがちなのと、ありがちな世界観。
キリコさんはどういう意図でこの作品を描いているのでしょうか。
目的に向かった作品ではない、少しまとまりに欠けています。
反対に、女子高という設定でやけに大人びた少女たちが、
擬似的な恋愛をしているという曖昧さは好きです。
どこか抜けたような背景描写と、あっさりしつつ繊細な心理描写。
惹かれる方は、本当に間違いなくキリコさんのファンになってしまうかと思います。
自分の思い描いた作品ではないのと、
キリコさんの作品の質を考えて少し高めの星三つです。
この方の作品を見る方には肯定的に見る方が多いと感じます。
やまじえびねファンならばこの作品に何か感じたはずですが、
雰囲気としてはとてもよく似通っています。
しかし、この方の作品を断定的に良いとはいえません。
展開がやはりワンパターンになりがちなのと、ありがちな世界観。
キリコさんはどういう意図でこの作品を描いているのでしょうか。
目的に向かった作品ではない、少しまとまりに欠けています。
反対に、女子高という設定でやけに大人びた少女たちが、
擬似的な恋愛をしているという曖昧さは好きです。
どこか抜けたような背景描写と、あっさりしつつ繊細な心理描写。
惹かれる方は、本当に間違いなくキリコさんのファンになってしまうかと思います。
自分の思い描いた作品ではないのと、
キリコさんの作品の質を考えて少し高めの星三つです。