ビューティに関して女性が語るのは難しい。
格別の美人さんなら誰もが反論もできずに崇め見上げるだけだが。
しかも有名人。そしてお金持ち。世間の風は厳しいだろう。
ハヤシさんは「痩せたい、美しくなりたい」と公言している。
以前は「綺麗になりたい」と思う事自体卑しいことだった。
さらに「美人でも自分のことを美人と思っている女性は真の美人ではない」という"引き"の美学。
これの呪縛で、子供の頃「美人でもないのに身なりに注力するなんて見苦しい」と思って美しくなる機会を逃した人も少なくないはず。
今や「綺麗になりたい」のは当り前。努力するのも当り前。
この価値観の過渡期にあったのがアンアンであり、「美女入門」。美意識の改革者？
ばんとしたお買い物や、有名人との交際談、ブランド品の数々。
しかし卑しくもなく、スノッブでもなく、うっとうしくもない。
たぶん「世間の標準よりもほんのちょっと低い自分」を笑う、という明確なスタンスのお陰では。
押しも押されぬ成功者であるのに、「人より劣る女」を演じるのが凄い。作為っぽくないのがまた凄い。
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