前書きが秀逸である。
笑わされっぱなしで、どうなることかと思った。
で、最終的にはホロリと来ました。
著者はテレなのか本気なのか、まあ両方なんでしょうが、「いまだ小説は始まっていない」と何度か念押ししてました。
でも、前書きは、それだけで純愛小説のようでした。
これだけでも買った価値あった。私の場合。
本編は、というと。
多少(というかカナリ)大人計画経験がないと拒絶反応が出るかもしれません。
逆に、松尾さんのお芝居をかなり観てる人には「ゼヒゼヒ!」ともろ手を挙げてお勧めします。
「キレイ」「ファンキー!」「ふくすけ」「愛の罰」「エロスの果て」あたりのミックスジュース状態で、呑み込みやすいかもしれない。
(あと微妙に「熊沢パンキース」まぶされてる感じ。)
それでも呑み込めないかもしれない。
でもって、やっぱり呑み込みきれなかったです。私は。
だけどスキ。

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宗教が往く 単行本 – 2004/3/30
松尾 スズキ
(著)
巨大な頭と顔を持って生まれたフクスケの波乱万丈の一代記。笑いあり、恋愛あり、暴力あり、サービス精神旺盛な長編小説。松尾スズキが全力を注いだ半自叙伝(?)的大作!
- 本の長さ426ページ
- 言語日本語
- 出版社マガジンハウス
- 発売日2004/3/30
- ISBN-104838713746
- ISBN-13978-4838713745
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
完成を危ぶまれた松尾スズキ初の長篇小説、5年の時を経てついに完成! これは愛なのか? それとも壮大な冗談に仕組まれた罠なのか? 禍のど真ん中へ歩をすすめたフクスケに、果たして神のご加護は訪れるのか?
登録情報
- 出版社 : マガジンハウス (2004/3/30)
- 発売日 : 2004/3/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 426ページ
- ISBN-10 : 4838713746
- ISBN-13 : 978-4838713745
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,040,186位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 24,277位日本文学
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年7月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年6月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
その昔、浅草キッドのお二人がホテルに置いてある聖書とアントニオ猪木著作を入れ替えていたと拝聴した時に、わたしも!とこの「宗教が往く」と聖書を入れ替えてようと思って財布の中を見ると、そんな予算はなく、それならと知り合った大事な人たちにどんどん配本して、その人たちに会う度に「読みました?どうでした?もちろん感動しましたよね?」と強制的に読ませることにして、どんどん嫌われていくようになりました。
早くスーパー金持ちになって世界中にこの本を配れるようになれればと思っています。
早くスーパー金持ちになって世界中にこの本を配れるようになれればと思っています。
2006年6月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初めて松尾スズキの本読みました。
『松尾スズキ』という人の世界観はなんとなく解った気がしますが、性・暴力・死の描写があまりにもエグイ。
にもかかわらず、あまりにも簡単に書かれていることが、私には正直気分が悪かったです。
松尾スズキファンの方、すみません。
『松尾スズキ』という人の世界観はなんとなく解った気がしますが、性・暴力・死の描写があまりにもエグイ。
にもかかわらず、あまりにも簡単に書かれていることが、私には正直気分が悪かったです。
松尾スズキファンの方、すみません。
2011年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
松尾さんの著作は(多分)全て持っていて、その中でも特にエッセイものが大大大好きで、一年に一回ぐらいはその全てを最初から読み直すほどに松尾さんの大大大ファンなんですけど…
この小説「宗教が行く」は個人的にはちょっと「無理」でしたねー
( ̄∀ ̄;)
色々理由はあるんですけど、中でも気になったのはやっぱり
人物をさす時に名前ではなく「弟」とか「妻」「叔母」などという、読者の混乱を誘発するような表現を用いすぎ、という事と…
あとは「難解な言い回し」が出てくる回数が(エッセイの時とくらべて)異様に多く・更に、その使い方が微妙に間違っているような所もまた、結構多かった、という事です。
何かの時に松尾さんが「エッセイを書く時の信条」としてあげていた事のひとつ
「頭の良さそうなふりをしない」
……これを、本作でももうちょっと守って(?)くれていれば……
もうちょっと「読みやすく」なったのでは??
みたいな事を(生意気にも)感じてしまいました
( ̄∀ ̄;)
この小説「宗教が行く」は個人的にはちょっと「無理」でしたねー
( ̄∀ ̄;)
色々理由はあるんですけど、中でも気になったのはやっぱり
人物をさす時に名前ではなく「弟」とか「妻」「叔母」などという、読者の混乱を誘発するような表現を用いすぎ、という事と…
あとは「難解な言い回し」が出てくる回数が(エッセイの時とくらべて)異様に多く・更に、その使い方が微妙に間違っているような所もまた、結構多かった、という事です。
何かの時に松尾さんが「エッセイを書く時の信条」としてあげていた事のひとつ
「頭の良さそうなふりをしない」
……これを、本作でももうちょっと守って(?)くれていれば……
もうちょっと「読みやすく」なったのでは??
みたいな事を(生意気にも)感じてしまいました
( ̄∀ ̄;)
2007年9月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
途中まで読んで残念なミスに行き当たり、独特な世界から現実に戻され、こういうこともあるだろうと、がんばってもう一度小説の世界に戻ろうとしましたが、もう戻ることはできませんでした。僕としては見逃すことのできない致命的なミスでした。例え話に気が行き過ぎて、ご都合主義の一行。我慢できなかった。きちんと校正したのかな。買った手前、責任を持って最後まで読もうとしていたのですが無理。内容は好き嫌いがあるだろう。文体も前衛的といえばそうなんだろうけど……。
2004年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これほどまでに繊細でかつ日本語を慈しんでる作品を執筆している人がいるのだろうか?と思わせる松尾スズキ作品の中での超大作。ストーリー展開は大人計画の舞台の世界と似ているのだが、芝居では出しきれていないちょっぴりこまぎれオセンチが香り漂う一品。
あまりの分厚さに威圧されるが、読み始めたらもうとまらない。
何かの締め切りに追われている人には決して見せないでください。
ある意味マトリックス1の出していたあの世界観をところどころで味わえるかも?
あまりの分厚さに威圧されるが、読み始めたらもうとまらない。
何かの締め切りに追われている人には決して見せないでください。
ある意味マトリックス1の出していたあの世界観をところどころで味わえるかも?
2008年2月20日に日本でレビュー済み
松尾ちゃん、大好きです。
壮大な愛の物語です。大いに泣きました。
というか前書きですでに泣きました。
日本酒探したい。
松尾さん枯れちゃったっていう人がいますが、これを読むとそうかもねって思ってしまいます。
悪い意味じゃなくて松尾スズキの全てが この本には詰まってるからこそ、そう思ってしまう。
これからどんな松尾さんを見せてくれるんだろう。
ファンは楽しみにしています。
これを読まずして松尾スズキを語っちゃいけない気がします。
壮大な愛の物語です。大いに泣きました。
というか前書きですでに泣きました。
日本酒探したい。
松尾さん枯れちゃったっていう人がいますが、これを読むとそうかもねって思ってしまいます。
悪い意味じゃなくて松尾スズキの全てが この本には詰まってるからこそ、そう思ってしまう。
これからどんな松尾さんを見せてくれるんだろう。
ファンは楽しみにしています。
これを読まずして松尾スズキを語っちゃいけない気がします。
2010年12月8日に日本でレビュー済み
ブラックな笑いを取り混ぜつつぐいぐい読ませる小説。
かなりの長さなのに気にならなかった。
しょっちゅうこういう本を読んでいたら疲れるが、濃密な小説をたまに読むのは悪くない。
かなりの長さなのに気にならなかった。
しょっちゅうこういう本を読んでいたら疲れるが、濃密な小説をたまに読むのは悪くない。