24才フリーターのるかが、母の妹である龍子叔母さん宅に居候することになる。
叔母は48才独身の働き続けてきたキャリアウーマンだ。
その龍子叔母との暮らしを収めた本だが、けっこう味わえる1冊。
出雲でソバ屋を開く両親に付いて行かない替りに
叔母宅で家事を受け持つのだが、
全く他人でもないけど、母親でもない、
女としては人生の先輩にあたる叔母との暮らしは、
女の将来をサンプルとして見せてもらう感じだ。
もちろん24才のるかの現状の生活も踏まえて日々が過ぎて行くが、
専業主婦、独身、共働きといった生き方や
更年期にニートといった問題まで幅広く展開される。
恵まれてるって言われても、不足した経験がないとその言葉は心に響かない。
恵まれてしまったかもしれないが故の、漠然とした悩みや不安はあるのに
そのもやもやした心をくみ取ってもらえない。
そんな気持ちを軽くしてくれる本に感じた。
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センチメンタル・サバイバル 単行本 – 2006/1/19
平 安寿子
(著)
- 本の長さ332ページ
- 言語日本語
- 出版社マガジンハウス
- 発売日2006/1/19
- ISBN-104838716435
- ISBN-13978-4838716432
商品の説明
出版社からのコメント
独身で働き続け48歳となった叔母。その家に家事一切を引き受ける条件で家賃なしで同居することになった「るか」24歳。恋愛に仕事、将来など、理想と現実のはざまで揺れ動くガールズライフを描いた、いま注目の作家の最新長編。
登録情報
- 出版社 : マガジンハウス (2006/1/19)
- 発売日 : 2006/1/19
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 332ページ
- ISBN-10 : 4838716435
- ISBN-13 : 978-4838716432
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年6月13日に日本でレビュー済み
2009年9月27日に日本でレビュー済み
一話一話はそこそこ面白くて次々と読み進んだが
一冊読み終わってみると特に何も残らなかった。
軽く読めるエッセイに近い感じ。
一冊読み終わってみると特に何も残らなかった。
軽く読めるエッセイに近い感じ。
2006年1月30日に日本でレビュー済み
覇気のない若者女子代表・るか24歳がみごとな無気力ぶりを発揮しつつ、
自分の方向性を見つけていく。
るかのバイト友達・民ちゃんのしっかりかげんとか、
居候させてもらっている龍子叔母さんのウルトラお説教が、作者の真骨頂。
なーんも考えてないところにビシバシと説教かましてくれて、
れをるかがゆるーくかわしてのリズムは誰もが経験した青春の思い出なんじゃなかろうか。
その一方でもうすぐ50歳になるというるかの母姉妹のやりとりに
『歳を重ねること』の楽しさが見出せる。
個人的には独身の龍子叔母さんに感情移入した。
自分の将来像?!だったらどうしよう。
自分の方向性を見つけていく。
るかのバイト友達・民ちゃんのしっかりかげんとか、
居候させてもらっている龍子叔母さんのウルトラお説教が、作者の真骨頂。
なーんも考えてないところにビシバシと説教かましてくれて、
れをるかがゆるーくかわしてのリズムは誰もが経験した青春の思い出なんじゃなかろうか。
その一方でもうすぐ50歳になるというるかの母姉妹のやりとりに
『歳を重ねること』の楽しさが見出せる。
個人的には独身の龍子叔母さんに感情移入した。
自分の将来像?!だったらどうしよう。