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ざらざら 単行本 – 2006/7/20
川上 弘美
(著)
熱愛・不倫・失恋・片思い・男嫌い・処女、そしてくされ縁・友愛・レズビアン。さまざまな女性の揺れ動く心情を独特のタッチで描いた名品揃い。クウネル連載20篇に他誌発表作3篇を加えた、ファン注目の川上ワールド。
- 本の長さ221ページ
- 言語日本語
- 出版社マガジンハウス
- 発売日2006/7/20
- ISBN-10483871694X
- ISBN-13978-4838716944
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登録情報
- 出版社 : マガジンハウス (2006/7/20)
- 発売日 : 2006/7/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 221ページ
- ISBN-10 : 483871694X
- ISBN-13 : 978-4838716944
- Amazon 売れ筋ランキング: - 101,262位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 9,967位文芸作品
- カスタマーレビュー:
著者について
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1958年生まれ。1996年「蛇を踏む」で芥川賞。1999年『神様』で紫式部文学賞。2000年『溺レる』で伊藤整文学賞と女流文学賞。2001年『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞。2007年『真鶴』で芸術選奨を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 パスタマシーンの幽霊 (ISBN-13: 978-4838721009 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
イメージ付きのレビュー
5 星
一握りの後悔に似た気持ちと、
一編一編が味わい深くて、余韻に浸りながら編ごとに何度も読み返した。タイトル通り、後味が「ざらざら」とした短編集。けれど不快感のざらざらではなくて、ふとした瞬間に訳もなく泣きたくなるような、後悔に似た気持ちが残る感じ。この本を読んでいるあいだ、かつて愛したひととの幸福の日々を思い出していた。洗濯機の使い方がわからないわたしに、洗剤と柔軟剤を入れる場所を教えてくれたこと。彼の実家で食べた、キンキンに冷やしたイチゴに白砂糖と練乳をかけたものが美味しくて、今でも春になると自分で作って食べること。当時はマイナーだった、彼の好きなアーティストがテレビに出ていると、つい教えてあげたくなること。愛だったものは消えてなくなったのではなく、ひっそりと習慣のなかで息づいているのだと気がついた。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年10月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ひとつの話が短いので隙間時間にさらっと読めて楽しめました。
2015年7月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
川上さんの小説らしい雰囲気でした。暑い日何もしたくないときの暇つぶしにはさらっと読めて良いと思いました。
2018年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
川上弘美さんが好きで特に短編が好きです。
昔読んでいたのを再び読むと前よりもいとおしいと思うようになりました。
様々な恋愛のかたちのショートショート、
いいなあ。
昔読んでいたのを再び読むと前よりもいとおしいと思うようになりました。
様々な恋愛のかたちのショートショート、
いいなあ。
2013年12月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
川上弘美さんの作風って???
ちょっと期待が・・・・・・・・・
ちょっと期待が・・・・・・・・・
2019年10月6日に日本でレビュー済み
これは女性向きの掌編だと男は言う。男のゴワゴワした手ではこの「ざらざら」は繊細過ぎて感じ取れないだろうから。男は「なんでそんなところで首をかしげているの? 早く行こうよ」と言って、彼女を置いて行ってしまう。で、残された彼女は「どうしてこれを踏みつぶして行けちゃうんだろう」とこの23篇のようなことを思うわけです。
以上の概観とは関係なく、お裁縫箱が出てくる「えいっ」(17篇目)が好きです。だって裁縫箱っていろいろ入っていて綺麗で不思議だもん。心みたいだね。
以上の概観とは関係なく、お裁縫箱が出てくる「えいっ」(17篇目)が好きです。だって裁縫箱っていろいろ入っていて綺麗で不思議だもん。心みたいだね。
2013年11月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
薄い本ですが最後まで読むのが苦痛でした。同じくらい退屈な物語ばかりでどれも真実みが感じられない。
作中「眉をしかめる」と複数回ありますが眉はひそめるものですね。
私は顔をしかめました。
作中「眉をしかめる」と複数回ありますが眉はひそめるものですね。
私は顔をしかめました。
2023年8月3日に日本でレビュー済み
一編一編が味わい深くて、余韻に浸りながら編ごとに何度も読み返した。タイトル通り、後味が「ざらざら」とした短編集。けれど不快感のざらざらではなくて、ふとした瞬間に訳もなく泣きたくなるような、後悔に似た気持ちが残る感じ。
この本を読んでいるあいだ、かつて愛したひととの幸福の日々を思い出していた。洗濯機の使い方がわからないわたしに、洗剤と柔軟剤を入れる場所を教えてくれたこと。彼の実家で食べた、キンキンに冷やしたイチゴに白砂糖と練乳をかけたものが美味しくて、今でも春になると自分で作って食べること。当時はマイナーだった、彼の好きなアーティストがテレビに出ていると、つい教えてあげたくなること。愛だったものは消えてなくなったのではなく、ひっそりと習慣のなかで息づいているのだと気がついた。
この本を読んでいるあいだ、かつて愛したひととの幸福の日々を思い出していた。洗濯機の使い方がわからないわたしに、洗剤と柔軟剤を入れる場所を教えてくれたこと。彼の実家で食べた、キンキンに冷やしたイチゴに白砂糖と練乳をかけたものが美味しくて、今でも春になると自分で作って食べること。当時はマイナーだった、彼の好きなアーティストがテレビに出ていると、つい教えてあげたくなること。愛だったものは消えてなくなったのではなく、ひっそりと習慣のなかで息づいているのだと気がついた。
一編一編が味わい深くて、余韻に浸りながら編ごとに何度も読み返した。タイトル通り、後味が「ざらざら」とした短編集。けれど不快感のざらざらではなくて、ふとした瞬間に訳もなく泣きたくなるような、後悔に似た気持ちが残る感じ。
この本を読んでいるあいだ、かつて愛したひととの幸福の日々を思い出していた。洗濯機の使い方がわからないわたしに、洗剤と柔軟剤を入れる場所を教えてくれたこと。彼の実家で食べた、キンキンに冷やしたイチゴに白砂糖と練乳をかけたものが美味しくて、今でも春になると自分で作って食べること。当時はマイナーだった、彼の好きなアーティストがテレビに出ていると、つい教えてあげたくなること。愛だったものは消えてなくなったのではなく、ひっそりと習慣のなかで息づいているのだと気がついた。
この本を読んでいるあいだ、かつて愛したひととの幸福の日々を思い出していた。洗濯機の使い方がわからないわたしに、洗剤と柔軟剤を入れる場所を教えてくれたこと。彼の実家で食べた、キンキンに冷やしたイチゴに白砂糖と練乳をかけたものが美味しくて、今でも春になると自分で作って食べること。当時はマイナーだった、彼の好きなアーティストがテレビに出ていると、つい教えてあげたくなること。愛だったものは消えてなくなったのではなく、ひっそりと習慣のなかで息づいているのだと気がついた。
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2013年7月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
予想を裏切らない内容でした。
あー、そうそう、と共感したり、あったかーい気持ちになったりする短編がぎっしりで
とても楽しめました。
あー、そうそう、と共感したり、あったかーい気持ちになったりする短編がぎっしりで
とても楽しめました。