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桐畑家の縁談 単行本 – 2007/3/22

3.6 5つ星のうち3.6 24個の評価

「結婚することにした」 妹・佳子の告白により、にわかに落ち着きをなくす姉・露子(独身)。寡黙な父、饒舌な母、そして素っ頓狂な大伯父をも巻き込んだ桐畑姉妹の悩ましくもうるわしき20代の日々。「さようなら、コタツ」の著者がもどかしいほどの姉妹の人生を、ユーモラスな視点で綴った作品。
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商品の説明

出版社からのコメント

「結婚することにした」 妹・佳子の告白により、にわかに落ち着きをなくす姉・露子(独身)。寡黙な父、饒舌な母、そして素っ頓狂な大伯父をも巻き込んだ桐畑姉妹の悩ましくもうるわしき20代の日々ー。「さよなら、コタツ」の著者がもどかしいほどの姉妹の人生を、ユーモラスな視点で綴った作品。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ マガジンハウス (2007/3/22)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/3/22
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 190ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4838717431
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4838717439
  • カスタマーレビュー:
    3.6 5つ星のうち3.6 24個の評価

著者について

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中島 京子
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上位レビュー、対象国: 日本

2022年3月4日に日本でレビュー済み
面白かった。

過去に囚われて前に踏み出せない姉(露子)と、自分の決断で前に進んでいく妹(佳子)の話。

文庫版の温水ゆかりさんの解説(これも良かった!)では姉は流されて生きてきたと書かれているけど、27にもなって妹の家に居候して就職も結婚もしない姉は、私の目から見るとむしろ反逆者で、みんなと歩調を揃えて働き続ける方がよほど楽だよなと感じた。
我ながらこれは男目線の感想なのかなと思いつつ、こうして人によって捉え方が異なるのも面白い。

本書では姉が昔を回顧するシーンが多く、悲しくはないけど哀しさが漂う。
妹の結婚話や自分の結婚話が出るにつけ、昔を思い出す姉に、それ故、過去に囚われていると言う印象を抱いた。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年11月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
安定の中島京子さんです。平均的な出来の作品ではありますが、安定感はあります。現在の設定にもかかわらず、漂う昭和感がなんとものんびりしていていい。ゆえに、感動とか緊張感とかはありません。まったり読んでまったり終わる本。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年1月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
さらっと、読み終えてしまいました。
向田作品が好きなので、この作品の家族、姉の表現など、物足りなかったかな。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年9月26日に日本でレビュー済み
人当たりが良くて、一般ウケする姉と、ちょっと変わり者の妹の縁談を巡る物語である。
変わり者と言われた妹は、それを逆手にとって、人目を気にすることなく、親に反対されてもどんどん結婚へ向けて準備を進めていく。しかし、その隣で医者の恋人を持つ姉は、なかなかプロポーズを受ける気になれないのだ・・・
この作品で、世間から「結婚に向いている」と言われるような女性が、いつまでも結婚できない理由の一つがわかったような気がしました。
また、これは姉妹小説とも言えるでしょう。おそらく、他人同士だったら友人にもならないほど、性格の違う二人が、年月と環境を共有することで築いてきた関係(時に厳しく、時に優しく)が、あっさりと表現されています。迷える普通の女性を描くことが上手い著者の作品として、期待通りに仕上がっていると思います
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年10月18日に日本でレビュー済み
「小さなおうち」「イトウの恋」などにくらべると、
読みごたえとしてもストーリーとしても全然劣ります。
でも、相変わらずの不思議な感じ、テンポよくユーモアあふれる
変わった家族の会話など、中島ワールド全開で、
通勤電車などで軽く読める小説です。

日本人学校に勤務する妹が、台湾人と結婚することに。
姉は一流商社を辞めて根なし草の日々。
妹の結婚をめぐって、桐畑家になんとなく新しい風が吹き始める…

みたいな感じの内容です。

内容の重さではなく、楽しむために読む本ですね。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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