名作です。初めて読んだのは30年以上前。エドアルド・ソルティなど魅力的な登場人物が心に残る名作です。一部、少女漫画的なところが残るところも懐かしく感じられる点です。表紙絵は後期竹宮恵子氏の画風で、新たに描き起こされたことが分かります。
今はBLなどという下品な言葉あるので紹介するのが憚られる感がありますが、この作品は間違いなく残していくべき作品です。
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変奏曲 vol.1 (1) 単行本 – 2007/8/6
ついに復活。クラシック音楽漫画のルーツ。
巨匠・竹宮惠子が描く天才少年二人の相克と友情。
連載時のカラー扉絵、カラー原画をすべてフルカラーで再現しました。
『のだめカンタービレ』、『プライド』、『ピアノの森』、『神童』など、クラシック音楽を題材にした漫画が花盛りですが、今から33年前、その元祖ともいえる漫画が登場しました。『地球へ・・・』の再アニメ化で注目される、竹宮惠子氏の『変奏曲』です。正統派ピアニストのウォルフと、情熱的なヴァイオリニストのエドナン、対照的なふたりの主人公が魅力的な音を奏でます。作中曲は、
ベートーヴェンの『ピアノ協奏曲 皇帝』、ラロ『スペイン交響曲』など。
EMIミュージックジャパンより、サントラCDも発売されますので、そちらもお楽しみに。
さて、『変奏曲』には続編『カノン』がありますが、こちらはアレン(ウォルフの息子)がピアノをやめると宣言したところで、未完で終わっています。
それが、4半世紀ぶりに完結編が小説の形で書かれます。その小説は、この秋発売予定の『変奏曲 vol.3』にてお届けいたします。しばしお待ちください。
巨匠・竹宮惠子が描く天才少年二人の相克と友情。
連載時のカラー扉絵、カラー原画をすべてフルカラーで再現しました。
『のだめカンタービレ』、『プライド』、『ピアノの森』、『神童』など、クラシック音楽を題材にした漫画が花盛りですが、今から33年前、その元祖ともいえる漫画が登場しました。『地球へ・・・』の再アニメ化で注目される、竹宮惠子氏の『変奏曲』です。正統派ピアニストのウォルフと、情熱的なヴァイオリニストのエドナン、対照的なふたりの主人公が魅力的な音を奏でます。作中曲は、
ベートーヴェンの『ピアノ協奏曲 皇帝』、ラロ『スペイン交響曲』など。
EMIミュージックジャパンより、サントラCDも発売されますので、そちらもお楽しみに。
さて、『変奏曲』には続編『カノン』がありますが、こちらはアレン(ウォルフの息子)がピアノをやめると宣言したところで、未完で終わっています。
それが、4半世紀ぶりに完結編が小説の形で書かれます。その小説は、この秋発売予定の『変奏曲 vol.3』にてお届けいたします。しばしお待ちください。
- 本の長さ254ページ
- 言語日本語
- 出版社マガジンハウス
- 発売日2007/8/6
- ISBN-104838717741
- ISBN-13978-4838717743
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登録情報
- 出版社 : マガジンハウス (2007/8/6)
- 発売日 : 2007/8/6
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 254ページ
- ISBN-10 : 4838717741
- ISBN-13 : 978-4838717743
- Amazon 売れ筋ランキング: - 434,397位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 230,723位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年1月20日に日本でレビュー済み
天才ピアニスト(のちに指揮者)のヴォルフガングの短い一生が、妹アンリエット、評論家ホルバート、ヴァイオリニストのアドアルドの生き方や視点を通して語られる。
竹宮は他にもウィーン少年合唱団やピアニストを志す少年がウィーンに留学して奮闘する話など、音楽にまつわる掌編を書いているが、それらのアイデアを提供したのが、増山のりえらしい。少年愛を少女マンガに持ち込んだ先駆けのようだ。
大した読書をしない世代にとり、24年組の作品群は文学の代わりでもあった。ライトノベルの氾濫する昨今もしかりだろう。欧米文化に対する憧憬を優美に造り上げていた。小学生じぶん「地球へ」で彼女にはまり、当時の作品集をせっせと集めて読み、「変奏曲」を手にしたのは13歳ころ。
しかし、竹宮作品はこれを最後にあまり読まなくなった。エドナンがスペイン人民戦線の闘士であり、一時は音楽より闘争を選んだにも拘らず、闘争も音楽への熱い思いも、ヴォルフ死後の物語では消えてしまうからだ。作品発表当時スペインは今のような自由でフリーセックスの国ではなかった。東西冷戦の枠組みの中でアメリカに餌を与えられた軍事独裁政権のひとつ。血の闘争がずっとあったのである。それをただの物語の飾りにしていることに白けてしまった。
VOL 2で実質、この物語は終わっている。つまり、増山のアイデアの範囲を超えた時点と思われる。昔感じた違和感が、本書の後書きで理解できた。
竹宮は他にもウィーン少年合唱団やピアニストを志す少年がウィーンに留学して奮闘する話など、音楽にまつわる掌編を書いているが、それらのアイデアを提供したのが、増山のりえらしい。少年愛を少女マンガに持ち込んだ先駆けのようだ。
大した読書をしない世代にとり、24年組の作品群は文学の代わりでもあった。ライトノベルの氾濫する昨今もしかりだろう。欧米文化に対する憧憬を優美に造り上げていた。小学生じぶん「地球へ」で彼女にはまり、当時の作品集をせっせと集めて読み、「変奏曲」を手にしたのは13歳ころ。
しかし、竹宮作品はこれを最後にあまり読まなくなった。エドナンがスペイン人民戦線の闘士であり、一時は音楽より闘争を選んだにも拘らず、闘争も音楽への熱い思いも、ヴォルフ死後の物語では消えてしまうからだ。作品発表当時スペインは今のような自由でフリーセックスの国ではなかった。東西冷戦の枠組みの中でアメリカに餌を与えられた軍事独裁政権のひとつ。血の闘争がずっとあったのである。それをただの物語の飾りにしていることに白けてしまった。
VOL 2で実質、この物語は終わっている。つまり、増山のアイデアの範囲を超えた時点と思われる。昔感じた違和感が、本書の後書きで理解できた。
2019年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「変奏曲」は色々な出版社から色々なタイプで出版されてます。全部読みたかったので買いました。。ほとんど同じですが、細かい部分に違いがあります。それを見つけるのは、なかなか楽しいです。
2018年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「風と木の歌」のファンなら、ジルとセルジュの雰囲気が何となく味わえます。この作品は、ジルのような終わり方はしないので安心して読めました。
2012年5月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
そうか、これを書いたから、風と木の詩が生まれるのか。
逆パターンにしたら、あんなに面白くなるんだね(^-^)
でも、これもいいな。
多分、芸事って、リスペクトからラブになりがちなんだと思う。愛しちゃうから、理解したいがために、肉体関係も生まれてしまうんだろう。だって、セックスって、最大のコミュニケーションだから。結局言葉はいらないわけだ。
音楽って、命の原点だよ。母親の体内で聴く心臓のリズムが、おそらく原点。鼓動がリズムで、母の語りはメロディーなんだ。だから、男女とわず、みなマザコンになってしまう。
私も音楽なしでは生きられない。音楽は鼓動だ。誰も心臓を止めては生きられないように、音楽がなくては人生は虚しい
逆パターンにしたら、あんなに面白くなるんだね(^-^)
でも、これもいいな。
多分、芸事って、リスペクトからラブになりがちなんだと思う。愛しちゃうから、理解したいがために、肉体関係も生まれてしまうんだろう。だって、セックスって、最大のコミュニケーションだから。結局言葉はいらないわけだ。
音楽って、命の原点だよ。母親の体内で聴く心臓のリズムが、おそらく原点。鼓動がリズムで、母の語りはメロディーなんだ。だから、男女とわず、みなマザコンになってしまう。
私も音楽なしでは生きられない。音楽は鼓動だ。誰も心臓を止めては生きられないように、音楽がなくては人生は虚しい
2008年9月7日に日本でレビュー済み
去年からvol.3を待ち続けていますが、もう出ないんでしょうか?その為に1も2も揃えたのになぁ。1はカラーページも美しくて大変満足しています。
2014年10月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
雑誌に掲載していた頃と最初のコミックの頃に読んでいたものを30年ほどの時の経過とともに読みました。まだ、クラシックを本格的に聴き始める前(といっても、現在のわたしの所有するCDは歌とピアノばかりですが)だったので、話の展開とそこで触れられている音楽についてわからないながら読んでいました。作品中に出てくる曲名や人名をかなり知るようになって読んでも、ああ、ここでこの曲が流れるのか、と合点がいきます。わたし自身に経過した時間を感じさせますが、本当にクラシックを扱ったコミックの中の古典として輝き続けるように思います。
2017年10月24日に日本でレビュー済み
懐かしい多感な青春時代とともに歩んだ、古い恋人のような漫画です。将来ウィーンへ旅行する夢を持たせた漫画でもあります。
そして元祖クラシック音楽漫画でしょう。音楽の都ウィーンと郊外にある(現実に存在する)メードリンク市を舞台に、スペインの情熱家音楽家、エドアルトと天才ピアニストウオルフの運命的な出会い。竹宮恵子さんの漫画は、なんといっても性格と生い立ちの異なる少年の出会いによって始まる物語なのです。他にゲイの音楽評論家ホルバートが狂言回し役として登場、竹宮漫画独特の青臭い・耽美ワールドができあがるのです。オムニバス形式での連載だったため、他の長編漫画とちがい地味な作品ですが、枝分かれしたエピソードも多く、再度筆を取るなら番外編の発表を期待しております。
そして元祖クラシック音楽漫画でしょう。音楽の都ウィーンと郊外にある(現実に存在する)メードリンク市を舞台に、スペインの情熱家音楽家、エドアルトと天才ピアニストウオルフの運命的な出会い。竹宮恵子さんの漫画は、なんといっても性格と生い立ちの異なる少年の出会いによって始まる物語なのです。他にゲイの音楽評論家ホルバートが狂言回し役として登場、竹宮漫画独特の青臭い・耽美ワールドができあがるのです。オムニバス形式での連載だったため、他の長編漫画とちがい地味な作品ですが、枝分かれしたエピソードも多く、再度筆を取るなら番外編の発表を期待しております。