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日本人への遺言 単行本 – 2009/2/26

4.4 5つ星のうち4.4 11個の評価

生きていくということは、どうしてこんなに辛いのか。迷い、不安、恐怖、怒り……。人間は誰しもがさまざまな悩みを抱えながら日々の生活を送っています。とくに昨今は、自分を取り巻く環境や状況に負けてしまい、心が折れ、「なぜこんなにも辛い世の中を生きていかなければいけないのか」と、自問自答する人も少なくありません。心の大恐慌時代。生きる光となるものはないだろうか。101歳の僧侶、松原泰道が、長い人生の中で見つめてきた、人の心の在りようや社会情勢。それらすべての経験から得た生きるための智慧を、老若男女すべての日本人への「遺言」という形で100の言葉にまとめ、物事のとらえ方、考え方について語っています。人間関係、仕事、家族、恋人、子育て、お金、欲、孤独、死と多岐にわたった状況を背景に、「身のまわりでおきる出来事はすべて現象だ」ととらえる人生観。「何事も俯瞰で見て淡々と生きよ」と説く、読んだだけで心が穏やかになる、究極の人生指南書です。

商品の説明

著者について

明治40年東京生まれ。昭和6年早稲田大学文学部卒。岐阜・瑞龍寺専門道場で修行。昭和26年臨済宗妙心寺派教学部長に就任。昭和52年まで龍源寺住職。全国青少年教化協議会理事、「南無の会」会長等を歴任し、各種文化センター講師を務めるなど、講演、著作に幅広く活躍。平成元年に仏教伝道文化賞、平成11年に禅文化賞を受賞。著作に『般若心経入門』『わたしの歎異抄入門』『人生を豊かに生きる12章』(祥伝社)、『百歳で説く「般若心経」』(CDブック/アートデイズ)、『きょうの杖言葉 一日一言』(海竜社)、『いまをどう生きるか―現代に生かすブッダの智慧』(五木寛之との共著、致知出版社)等がある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ マガジンハウス (2009/2/26)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/2/26
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 191ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4838719531
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4838719532
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 11個の評価

著者について

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松原 泰道
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カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2009年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
松原泰道さんが101歳で先週亡くなられたということを、新聞記事で知りました。師との出会いは「般若心経入門」でした。仏教を分かりやすく、身近な例をひきながら、説いてくれました。でも内容はとても深いのです。その後師の書物でどれほど心に栄養を与えていただいたか分かりません。今回、この本が本当に遺書になりましたね。この本は今年の2月出版ですから、本当にすごいですね。100才まで本の執筆や講演活動を積極的にやられてましたよね。今日が師の葬儀だそうですので、CDで今、松原泰道さんの般若心経講義を聴きながら、師を偲びながらこの文を書いています。この本の中で「人に救いを求めてばかりいたら、いつまでたっても幸せにはなれない」という文が一番心に残りました。今月末には政権が変わるかもしれない衆議院の総選挙があります。自民党も民主党もばら撒きマニフェストで国民の歓心を買おうとしていますが、松原泰道さんならこれらのマニフェストをどう評価したでしょうかご冥福をお祈りいたします。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年1月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
購入して、暇がなくなかなか読めないんですけど・・・。

1日が28時間になったらすぐ読めますね。
2010年8月14日に日本でレビュー済み
 フランスの哲学者・アランは、
「人間ほど有能でよい者はない。しかしあらゆる不幸は、人間から来る」という発言をしました。

 それについて、松原泰道師は、
「人間ほど有能でよい者が他にないならば、あらゆる不幸だけでなく、
 『一切の幸福もまた人間によって招来されなければならないし、それは可能なはずである。
 また、それを実現すべく努力するのが、これからの人類、というよりも具体的に私たち日本人の誓願である』」と、考えました。

 そして、その誓願を必ず果たしてくれるように、日本人へ遺言しておいたのが、この本です。

 「空」の章、「迷」の章、「貧」の章、「愛」の章、の4章で構成されており、全部で100項目の遺言が、書かれています。

 いくつかの項目を、ピックアップすると、

「自我はエゴ、自己はセルフ。
 まったく違うものです。
 自我を出せば、肩ぶつけ合って、いさかいが起こる。
 自我は諸悪の根源です。」

「もっと自分で苦しみなさい。
 盛んに苦しんで悩んで、にっちもさっちもいかなくなったら、はじめて人に聞きなさい。
 そういう努力をしなければ、どんなにいい答えをもらっても身に付きません。」

「仕事で仕えるのは上司でも社長でもありません。
 もっと大いなるものに仕え、働くことで自己は築かれる。
 自分がすべきことだけを、きちんとしていけばいい。」

「食事には大きな意味があります。
 家族が一つになるための、あるいは、人生をやり直したいと思う人の大きな一歩になる。
 家族の気持ちがバラバラになったら、一緒にご飯を食べてみてください。」         。。。などなど。

 いかがでしょうか?
 結構、ギクッとするようなことが書いてありますが、
師のお人柄のためか、自然と、腑に落ちるように、読めてしまいます。

 師が遺した「生きる智慧」を片手に、過去を顧み、現在を考え、未来を築きませんか?
 幸福を招来しませんか? その為に努力しませんか?
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年8月20日に日本でレビュー済み
松原泰道老師が7月末に示寂されました。

御年101歳。お疲れ様でした、河を渡った向こう側でまたご活躍していて下さい…弟子の一人としてはそのぐらいの言葉しかお伝えすることが出来ませぬ。

60代半ばで名著「般若心経入門」を発刊。第一次般若心経ブームを創り、その後は宗派にこだわらない仏教の「南無の会」をつくって辻説法という言葉で説法をなさった偉大なる老師。南無の会には美輪明宏さんもご参加していたぐらい、影響のある方々が多く、池上本問寺、増上寺、等々法華経や浄土宗など全く宗派の違う方々と交わる。そして行動する。

こうした仏教者がかつていたでしょうか?…松原泰道師の凄さはまずそこから語られて良いことと私は思います。
蛇足ですが最愛の奥様を看取って1週間後、泰道師は示寂されたとのこと。人生の酸いも甘いも全て理解していた老師だからこそ、最愛の奥様を看取って後に示寂なさったのでしょう。

本著に移ります。含蓄のあるお言葉が今までどおり、しかし「日本人への遺書」と題されているだけに更に深まりを感じます。

「人生の中で起きた不幸な出来事は、どこから送られてきたかはわかりませんが、受取人は、確実にあなただということです。受け取ったものをどう展開するか、そこはお手並み拝見というところ。」

「読書をしないということは 考えることをしないに等しい。 本の中には先人の知恵、苦労した人の考え方、何でも書かれています。参考にしない手はありません。」

「要領良く世の中を渡ろうと思っている人、そうは問屋がおろしませんよ。」

「日に新たに。日々に新たに。又日に新たなり。」

教えを頂戴した者としては、これを更に勉強して皆様の共有出来ることばとして説法なり書物なり、記していきます。

南無。
29人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年5月19日に日本でレビュー済み
松原先生の著書を読ませていただくたびに、常に励まされるような思いを感じていました。
読者にモノを教えるのではなく、共に学んでまいりましょう、と語りかけておられる姿勢にいつも深い感動を禁じえませんでした。
宗教の枠や宗派に捉われることなく、その公平で本質的な理解から、人生を照らすような言葉を与え続けてくださいました。
松原先生の理解を辿ってゆけば、どの宗教でも宗派でも進んでゆこうとしている場所は同じなのではないかと思えたのです。
神社やお寺、教会等を訪れることが楽しみになったのは松原先生の本を読ませていただいたお蔭だと感謝しています。
この本を手にした時、他の著書とはどこか違う編集に戸惑いはありました。が、あとがきを読んで、自らの不明を恥ずかしく思いました。
この本は標題のとおり「遺言」として、松原先生の語りをまとめたものでした。
出版社は、恐らく幅広い年代層に松原先生の言葉を届けたかったのでしょう。
冒頭で、人は他人の役に立つために生きている、「あなたは私」なのだと説かれています。
現代の日本人のために残していただいた、松原先生の『愛語』なのだと思います。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年6月9日に日本でレビュー済み
北鎌倉の円覚寺の管長さんの法話を聞き、松原さんとの出会いを聞いて、読んでみたくなり、手に取りました。
残念ながら、2年前におなくなりになられていたことを知りました。

本の内容は、101歳の方のおことばの重み、それにつきます。
例を挙げれば、「ふつうでいいと、理想も持たない人は、普通の人にもなれませんよ。」
「感動できなくなったら人間は終わり。進歩しません」
などなど。
すばらしいです。
実は図書館で借りて読んだのですが、その後2冊買って、母にあげました。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート