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ぐるぐる 七福神 単行本(ソフトカバー) – 2011/10/20
中島 たい子
(著)
恋人なし、お金なし、趣味もなし――。派遣社員で人嫌いな主人公船山のぞみ32歳。街で偶然あった知人に、元カレのインドでの客死を聞き、さらに落ち込む日々を暮らす彼女だが、入院した祖母の家で見つけたご朱印の書かれた色紙を見つける。七福神のご朱印が揃ったはずの色紙には、しかし六つの神までしか書かれておらず、のぞみは祖母の快復を祈願し欠けている一つ「寿老人」を埋めるべく七福神めぐりをはじめるが――。 谷中、武蔵野、日本橋、港、亀戸、浅草。下町情緒あふれる町並みから、寺社の存在を忘れるような近代的な街まで、さまざまな街を足で歩いていくなかで、普段の忙しい生活では気づき得なかった東京の新しい魅力が見えてきて、のぞみの傷つき閉ざされた心も少しずつ変化があらわれる。その中で死んだはずの恋人・大地の新しい情報も見えてきて……。 ひっそりとたたずむ寺社とその周囲に残されて都会とは思えない木々や花々の自然、門前の商店街のグルメや人情など、歩く速度でしか見えない、東京の古くて新しい魅力を再発見しつつ、ひとりの女性の再生の軌跡を、爽やかかつユーモアのある筆致で綴る“新感覚プチロード小説”。
- 本の長さ215ページ
- 言語日本語
- 出版社マガジンハウス
- 発売日2011/10/20
- ISBN-104838723474
- ISBN-13978-4838723478
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商品の説明
著者について
中島たい子/1969年、東京生まれ。多摩美術大学卒業。その後、放送作家、脚本家を経て2004年『漢方小説』で第二十八回すばる文学賞を受賞。ほか著書に『漢方小説』『そ ろそろくる』『この人と結婚するかも』『結婚小説』(以上集英社)、『建てて、いい?』(講談社)がある。
登録情報
- 出版社 : マガジンハウス (2011/10/20)
- 発売日 : 2011/10/20
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 215ページ
- ISBN-10 : 4838723474
- ISBN-13 : 978-4838723478
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,623,593位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 38,668位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年10月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
七福神巡りには興味を持ちました。読みやすい小説です。が、特に心に残るものもなかったです。
2011年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公がひょんなことから巻きこまれてゆく七福神めぐりがとても面白かった。
おそらく自分にも重なる部分があり、登場する人物もあるある!のパターンで楽しめると思う。
衝撃の結末だが、読後は爽やかになれた。読後にストーリーが染み入ってくる。
誰の日常も実はずっと小説じみているのかもしれない。
七福神はそれこそ子供のころに祖父母の家の置物くらいしか興味が無かったが、
著者は詳しくて小説がトリビアにもなっているようだ。
そして小説では実在する七福神が舞台になっているので、リアルな旅行感が味わえる。
出てきた都内の七福神にはぜひ御朱印抜きでも行ってみたい。
もしかすると何かが見つかって気楽になれるかも。
おそらく自分にも重なる部分があり、登場する人物もあるある!のパターンで楽しめると思う。
衝撃の結末だが、読後は爽やかになれた。読後にストーリーが染み入ってくる。
誰の日常も実はずっと小説じみているのかもしれない。
七福神はそれこそ子供のころに祖父母の家の置物くらいしか興味が無かったが、
著者は詳しくて小説がトリビアにもなっているようだ。
そして小説では実在する七福神が舞台になっているので、リアルな旅行感が味わえる。
出てきた都内の七福神にはぜひ御朱印抜きでも行ってみたい。
もしかすると何かが見つかって気楽になれるかも。
2017年2月5日に日本でレビュー済み
作品としては、それほどは面白くなかったと思う。
そう聞くと、「じゃあ星4個は高すぎるんじゃない?」とおもう人もいるかもしれない。
自分もそんな気がしないでもない。
だが、ある一つの言葉がこの作品をより良いものにしている。
それは、「人間は生きるために生きている」という一言。
この一言だけで十分星4個の価値がある。
読む価値と意味がある作品なので、是非多くの人に読んで欲しい。
そう聞くと、「じゃあ星4個は高すぎるんじゃない?」とおもう人もいるかもしれない。
自分もそんな気がしないでもない。
だが、ある一つの言葉がこの作品をより良いものにしている。
それは、「人間は生きるために生きている」という一言。
この一言だけで十分星4個の価値がある。
読む価値と意味がある作品なので、是非多くの人に読んで欲しい。
2014年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んだら近場の七福神巡りに行きたくなりネットで場所を調べました良い事あるかなって そろそろ行く予定です
2016年11月20日に日本でレビュー済み
お散歩に行きたくなる季節に丁度いい。
私も一度やってみたい七福神めぐり。
本作では、都内の七福神めぐりをしながら
無くしたパズルのピースを探す小さな旅に出る女性の話。
この本を読んで私自身は何も見つけないし、何も変わらない。
影響力のよわーい本ではあると思いますが、いや、そこが良かった。
毎日ビフテキ食べていられない、日本人の胃腸ですから
漬物のっけてお茶かけただけの夕飯でもいいよね?
っていう小説。
この都内の七福神めぐりを紹介する旅ですが
都内にはホントにたくさんの神さんがおいででしてね全部は紹介しきれない程なんですよ。
有名どころの深川七福神とか、柴又七福神とか出てこない。
正月以外も東京は散歩すると意外に楽しい土地なので
主人公のようにガイド本見ながら歩いていたって全然おかしくない。
スマホ天下の夜の中でアナログに生きようと思える一冊。
私も一度やってみたい七福神めぐり。
本作では、都内の七福神めぐりをしながら
無くしたパズルのピースを探す小さな旅に出る女性の話。
この本を読んで私自身は何も見つけないし、何も変わらない。
影響力のよわーい本ではあると思いますが、いや、そこが良かった。
毎日ビフテキ食べていられない、日本人の胃腸ですから
漬物のっけてお茶かけただけの夕飯でもいいよね?
っていう小説。
この都内の七福神めぐりを紹介する旅ですが
都内にはホントにたくさんの神さんがおいででしてね全部は紹介しきれない程なんですよ。
有名どころの深川七福神とか、柴又七福神とか出てこない。
正月以外も東京は散歩すると意外に楽しい土地なので
主人公のようにガイド本見ながら歩いていたって全然おかしくない。
スマホ天下の夜の中でアナログに生きようと思える一冊。
2021年4月11日に日本でレビュー済み
あらすじに惹かれたことと、作者の過去の作品である「漢方小説」がすごく面白かったので、期待して読みました。
しかし、予想に反してコメディ色が強かったこと、主人公のキャラ設定のブレがあり、残念ながら面白いと思えなかったです。
話の序盤で、主人公は人との関わりを避けている設定があったのですが、少し経つと自分からがっつり関わるし、
人の生死をかなりコメディタッチで描いている部分に感情移入もできないし(むしろやや不快に感じました)、最後の方は全体を良い話風にしようとしていて、もうこの小説はどこに向かっていて作者はどうしたいの??
と混乱してしまいました。
あらすじから期待する話と違ったのでその分ギャップを感じました。あらすじにコメディです、と書いていてほしかったなあ...
しかし、予想に反してコメディ色が強かったこと、主人公のキャラ設定のブレがあり、残念ながら面白いと思えなかったです。
話の序盤で、主人公は人との関わりを避けている設定があったのですが、少し経つと自分からがっつり関わるし、
人の生死をかなりコメディタッチで描いている部分に感情移入もできないし(むしろやや不快に感じました)、最後の方は全体を良い話風にしようとしていて、もうこの小説はどこに向かっていて作者はどうしたいの??
と混乱してしまいました。
あらすじから期待する話と違ったのでその分ギャップを感じました。あらすじにコメディです、と書いていてほしかったなあ...
2016年9月12日に日本でレビュー済み
中島たい子さんの小説が大好きです。こちらの「ぐるぐる七福神」も何度も読み返したい本となりました。コミカルでセンスが良い文章に引き込まれ、個性豊かなキャラクターたちを愛してしいます。この本を片手にわたしも七福神巡りしたいです。御開帳がなかったり御朱印がなくても十分楽しめそう。(この本がわたしの御朱印になりそうです。)
2011年12月8日に日本でレビュー済み
こだわり女子、インディペンデント系の女性を描き続ける中島さん。
今回の素材は七福神めぐり!はいはい、お得意の奇天烈ネタです。
嫌味のない自嘲気味のユーモアをまじえ、やれやれ感とともに毎日をやりすごす小説。
ははは いつもといっしょです。
元彼を追ってインドへ行くもよし、浅草でどぜうで酒盛りするもよし。
ちょーっと小奇麗にまとめすぎたかあ。
今回の素材は七福神めぐり!はいはい、お得意の奇天烈ネタです。
嫌味のない自嘲気味のユーモアをまじえ、やれやれ感とともに毎日をやりすごす小説。
ははは いつもといっしょです。
元彼を追ってインドへ行くもよし、浅草でどぜうで酒盛りするもよし。
ちょーっと小奇麗にまとめすぎたかあ。