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アメリカのめっちゃスゴい女性たち 単行本(ソフトカバー) – 2014/3/31

4.1 5つ星のうち4.1 152個の評価

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逆境こそ、またとないチャンスである。

女も男も、人種も生まれも関係ない、
やる気と努力で栄光をつかんだ55人の
ワクワクする負けない人生!

レズビアンをカムアウトした、ハリウッドの才女、ジョディ・フォスター
乳ガンの予備切除、国連親善大使も務める、アンジェリーナ・ジョリー

オバマ当選に最も貢献した、テレビ界の超大物司会者/
アメリカ空軍を率いる、世界初の女性指令官/
ゼロックスをよみがえらせた、アフリカ系生え抜き経営者/
「ミズ」という言葉をつくった、モテ系フェミニスト/
『恋人たちの予感』で、コメディ旋風を巻き起こした脚本家/
妊娠中にグーグルから引き抜かれた、ヤフーの新CEO/
歴代大統領11人に、最前列で質問を続けたジャーナリスト ほか

<まえがきより抜粋>

この本は15年間アメリカに暮らした私が「スゴい!」「カッコいい!」と感動した
アメリカ女性たち55人について書いたエッセイ集です。
ただ、ヒラリー・クリントンとかレディ・ガガとか、日本でも既によく知られている女性たちよりも、
「もっと日本の女性にも知って欲しい」と思った女性たちを多めにしました。
また、最初から恵まれている人よりも、多くの障害を乗り越えた人を多く取り上げました。
女性というだけでなく、人種、民族、貧困、身体障害、親によって絶望的に未来を阻まれたが、
逆にそれによって誰よりも強くなった人々です。

現在、アメリカの企業の管理職の43%、役員の14%が女性です。
世界的な巨大企業のトップにも女性は少なくありません。
政治の分野では、オバマ大統領が史上かつてないほど積極的に女性を要職に起用し続けています。
女性というだけでなく、少数民族が多い点も画期的でした。

アメリカがこうなるまでには多くの女性たちの長い戦いがありました。
昔、女性は選挙権すら持っていませんでした。婦人参政権運動のデモを男たちが暴力で妨害したこともありました。
人権を奪われた者同士ということで、女性たちは黒人奴隷制に激しく反対しましたが、
男たちはその集会場も焼打ちにしました。
結局、南北戦争で奴隷は解放されましたが、南部ではその後も人種隔離は続き、黒人の参政権は奪われたままでした。
それに対して最初に立ち上がったのも一人の黒人の女性でした(本文ローザ・パークス参照)。
女性たちは戦ってアメリカの歴史を変えてきたのです。
そして今は、企業や政府のトップでアメリカを、世界をリードしています。

しかし、日本の企業の女性管理職率は11.1%。先進国でも韓国と並んで最低です。
女性役員になると日本ではたったの1%、100人に一人しかいません。
ああ、もったいない。
本書にあるように、GMやペプシ、ゼロックスをドン底から救い、生まれ変わらせたのは女性経営者でした。
低迷する日本企業の救世主となれる女性たちは、その才能を発揮することのないまま、どこかに埋もれているのでしょう。
アメリカでは2016年にヒラリー・クリントンが史上初の大統領になることが濃厚な時代に。

男女に関係なく、決して負けない人々の人生は、人をワクワクさせてくれます。元気にしてくれます。
だから映画と同じように、そのワクワクを日本の人たちに伝えたくて、この本を書きました。
女性も男性も、読んでワクワクしてもらえるとうれしいです。

「その国が発展していくかどうかは、女性の扱い方を見ればわかる。
女性が高い教育を受け、女性が平等な権利を持っている国は前進するだろう」バラク・オバマ

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商品の説明

著者について

町山智浩(マチヤマ・トモヒロ)
映画評論家。コラムニスト。1962年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。宝島社に入社。1995年に雑誌『映画秘宝』創刊。1997年渡米。現在カリフォルニア在住。著書『〈映画の見方〉がわかる本』『ブレードランナーの未来世紀』『底抜け合衆国』『USAカニバケツ』『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』『キャプテン・アメリカはなぜ死んだか』『トラウマ映画館』『トラウマ恋愛映画入門』『教科書に載ってないUSA語録』など。週刊文春に連載中。TBSラジオ「たまむすび」火曜日レギュラー。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ マガジンハウス (2014/3/31)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2014/3/31
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 192ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4838726465
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4838726462
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 152個の評価

著者について

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町山 智浩
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映画評論家、コラムニスト。1962年東京生まれ。早稲田大学法学部卒。宝島社社員を経て、洋泉社にて『映画秘宝』を創刊。現在カリフォルニア州バークレーに在住。TBSラジオ「たまむすび」レギュラー。週刊文春などにコラム連載中。映画評論の著作に『映画の見方がわかる本』『ブレードランナーの未来世紀』『トラウマ映画館』『トラウマ恋愛映画入門』など。アメリカについてのエッセイ集に『底抜け合衆国』『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』などがある。

カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年4月29日に日本でレビュー済み
 私が敬愛してやまない町山智浩氏の著作が出たと知り、早速手に取りました。さすが氏の本だけあり、今回も堪能しました。

 日本ではあまり知られていないけれども、アメリカでは大変に著名な、そして社会で男性に伍して大活躍してきた女性たちを55人取り上げて紹介した本です。
 世界で初めて「バグ」を見つけた「コンピュータの母」グレース・ホッパー。
 携帯電話の理論を発明した劇場用映画史上初のセクシー女優ヘディ・ラマール。
 ゼロックスをコピー機メーカーからデータ管理企業へと大転換させたアーシュラ・バーンズと、倒産したGMを奇跡の復活へと導いたメアリー・バーラ などなど。
 パワフルな彼女たちの人生は必ずしも幼少期から恵まれていたわけではありません。55人の多くに共通するのは、極貧ともいうべき経済状況、重篤な病気や障害、そして忌まわしい性 的虐待経験などの極限状況を味わったという点です。ただでさえ苛烈なそうした暮らしに加え、性差別という不利な条件を課せられながら、それでも彼女たちは諦めることなく、持てる才気と勇気を活かして道を切り開いていくのです。

 女性たちの何人かの、座右の銘ともいえる言葉が胸に迫りました。
 「生まれ育った場所で、人は決まらない」(アーシュラ・バーンズ)。
 「やりたいことがあるならくよくよ迷わず実行しなさい。やっていいかどうか許しを得るよりは、やっちゃってから赦してもらうほうが簡単なんだから」(グレース・ホッパー)。
 「世界にとって善いことと、ビジネスにとって良いことを一致させる。常に自分が母親であることを忘れない」(ペプシコをジャンクフード・ビジネスから切り離し、ヘルシー戦略をとって成功したインド系アメリカ人CEOインドラ・ヌーイ)。

 55人目に取り上げたリジー・ベラスケスは脂肪や筋肉をつけることができない先天性の病気を抱えた女性です。彼女は「世界一醜い女」という侮蔑の言葉を浴びせられながらも屈することなく、モチベーション・スピーカーとして成功を手にします。
 彼女を紹介しながら著者は、30年以上前の学生時代に出会った早老症の少女との想い出を綴っています。その結びの言葉には胸打たれました。社会的弱者に対する常に優しい著者の眼差しが感じられる、見事な文章でした。

--------
良書であるのに、あまりにも校閲が杜撰です。マガジンハウス社以外からやがて文庫化される際には新しい出版社で有能な校閲係がきちんとつくことでしょう。その時のために、私が気づいた誤字脱字、過誤情報の類いを以下に掲げておきます。

*「オプラ・ウィンフリー・ショー」の放送終了年を「’01年」と誤記しています(16頁)。正しくは「2011年」。つまり「’11年」です。

*「ジャンクプード」(27頁)ではなく、「ジャンクフード」。

*「つるつるだボトックス…」(36頁)というくだりに句点が必要です。正しくは「つるつるだ。ボトックス…」。

*「’09年前にゼロックスのCEOに就任した」(69頁)は、「’09年にゼロックスのCEOに就任した」の誤り。

*「ティナのSNL時代からの『相棒』であるエイミー。ポーラーも…」(73頁)は句点が余計です。「エイミー・ポーラー」が正しい表記。

*「…を企画・制作・脚本・主演している・二人は、…」(73頁)は句点であるべきところに「・」が打たれています。正しくは「主演している。」と一旦文章を締めるべき。それに続く「二人は、…」からは別の文章が始まっているのですから。

*79頁では、冤罪被害者を救う団体の名称を「イノセント・プロジェクト」と2度にわたって誤記しています。正しくは「イノセンス・プロジェクト」です。「プロジェクト」が「イノセント」なのではなく、「イノセンス」を勝ち取るための「プロジェクト」ですから。

*「ジャンクな食生活も生活遺伝する」(85頁)という表現は奇妙です。そもそも「生活遺伝」という言葉はありませんし、「(食)生活も生活遺伝する」というのが重複感のある表現でしっくりしません。

*「ビージー・マム」(89頁)は「busy mom」のことですから、日本語表記は「ビジー・マム」のはず。この頁で取り上げられている「めっちゃスゴい女性」のキャシー・アイルランドには「Real Solutions for Busy Moms」という著書があります。

*「ラマールハリウッドでは数々のスターと共演したが」(139頁)というくだりには助詞が欠けています。正しくは「ラマールはハリウッドでは…」。
106人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年4月29日に日本でレビュー済み
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紹介されている55人のうち、知ってたのは3人だけ。
その3人についても詳しかった訳ではないので、読んでみて改めておお〜っとなりました。
貧困など、恵まれない幼少時代をおくっていたのに華麗なる変身をとげている人物が多くピックアップされていて、
読むと勇気とか希望とか湧いてくるというか、とにかく元気をもらえました。
アメリカの貧困家庭の子供って日本人の想像を超える苦労があるということにも驚きです。
一人一人の人生だけで一冊の本になってもおかしくないし、実際にそれを出版している人も多く紹介されているので、
まとめて一冊の本で知る事が出来てお得でした。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
話は楽しめる。ただ、話が短すぎる・・・
取り上げた人数が55人、ちょっと多すぎな気がします。
もっと一人一人を掘り下げて欲しい。現代はインタネッ
トで様々な情報が手に入る時代。偉人や有名人については、
大抵のことはwikiに纏められている。深く踏み込んだ内容
でなければわざわざ本を買う必要がないように感じる。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年4月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アメリカで活躍している50人の女性についての情報本といったところですが、簡潔にまとめられていてとても読みやすく、内容とちょっとした一言毒舌がとても面白かったです。
登場人物のストーリーがすごすぎることもあり、一気に読んでしまいました。

登場する人物は、レーサー、映画監督、弁護士、インテリアデザイナー、女優、作家、ジャーナリスト、CEO、コメディアン、海軍、エンジニアなど偏りがなくあらゆる職業や背景をもつ女性たちをとりあげていてとても興味深かったです。

政治、差別、貧困、性的虐待、宗教など色々なことが絡み合う中、自分のもつ「武器」を使って活躍する女性たちに勇気をもらいました。

「日本の会社ではいまだに結婚した女性は退社がすすめられ、幼い子持ちで30過ぎの女性を正社員として採用する企業はすくない」
著者は日本女性の社会背景についても触れています。

ラジオなどでちょっぴり毒舌な映画評論家だと思って聞いていましたが、紹介される映画はどれも社会背景や人生観を考えさせてくれる映画ばかり。
その他出版されている書籍もおもしろそうなので購入してみようと思います。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年4月3日に日本でレビュー済み
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10代のとき、1年間アメリカにホームステイした。すべてが驚きだったが、なかでも衝撃だったのがそのサイズ。スーパーで「最小単位」が日本の4人家族向けみたいな量。服もベッドも車も、自分には不必要にすべて大きかった。デカ足コンプレックスだった私には、靴が選び放題だったことだけは救いだったが。それから幾星霜。日本にもコストコはじめ、アメリカ並みのメガサイズも望めば手に入るようになり、というか望めば当時住んでいたアメリカの田舎町とは比較にならないぐらいなんでも手に入るようになった。物質的には。しかし人間のサイズに関しては、相変わらずアメリカがぶっとびすぎてて、日本の「人物像メーター」が振り切れてしまうほどの勢いだ。ということがこの本を読んで改めて感じたこと。「日本のスティーブ・ジョブズって誰?」という問いに誰も答えられないほどの日米人物スケール格差は、女性部門においてもある。

人種差別、男女差別、貧困、暴力といった逆境と戦い、みごとに勝利した女性たちの場合はその逆境具合がほとんどの場合日本よりも極端で複雑。ずば抜けた才能(または特殊な能力)でこれまで誰もなしえなかったことを成し遂げた女性たちの場合は、そのずば抜け度合いが伝説レベル。アメリカっていい意味でも悪い意味でも雑というか原始的な社会なんだな、と思う。日本だとあまりに極端でずば抜けていると男女問わず何者かになるまえに潰される。そこから逆転するのは難しい。アメリカだと誰にも気づかれないほどの辺境とか、まさかそこで生き延びられるとは思えないような逆境からどっこいメインステージに躍り出る人間がちらほらいる。ここに登場するのはみんなそんな人たち。アングロサクソン系、ヒスパニック系、インド系、中国系、日系、人種もバラエティ豊か。

55人のなかで自分なりのベストスリーをあげると、まずはベティ・アン・ウォーターズ。強盗殺人の罪を着せられた兄の無実を証明するために、10代で子供を産んでウエイトレスとして働いていた彼女は猛勉強して弁護士に。しかし冤罪を晴らした兄は自由の身になって半年後にあっけなく事故死。ウォーターズはその後弁護士の仕事は受けず、もとの酒場でウエイトレスをしているという。弁護士になったのは兄を救うためで自分のためではないと言って。ザ・ハードボイルド。彼女の話は映画になっているそうだ。当然だろう。

もう一人は「コンピュータの母」、グレース・ホッパー。アメリカで初めて博士号を取得した女性である。最初は海軍で、のちにハーバード大学で世界初のコンピュータの開発に携わる。軍と大学(理系)。これ以上ないというほど完全な男社会での研究生活で、妬み嫉み嘲笑セクハラを砲弾のように浴びたことであろう。自殺未遂まで起こしたそうである。その後民間企業に移って大成功。バグというコンピュータ用語も(本当に虫が回路に挟まってコンピュータがとまったそうである)、COBOLというコンピュータ言語も彼女が生みの親だということを初めて知った。

もう一人はミチコ・カクタニ。この人、私が英語でやっとものが読めるようになった頃からニュー・ヨーク・タイムズに書評を書き続けているが、その正体はミステリアスで、人前に滅多に出て来ない。それがかえってMichiko Kakutaniという署名のブランド力を高めている。「日系女性といえば礼儀正しくて、大人しくて……というステレオタイプを徹底的に破壊したのが彼女のいちばんの功績だろう」と著者が書いているほどこの人の書評は容赦ない。その切れ味鋭い批評、孤高を守り続けるプロ意識は、日本でいうと斎藤美奈子さんや水村美苗さんをイメージするが、「英語で書いている」という点において彼女の書くものは世界的なインパクトがある。

みなさん「めっちゃスゴ」すぎて、この中の誰かをお手本にしようとか、こんなに人生憧れる!とは全く思わなかったけれど、「何があっても逆転は可能」というアメリカ人特有の楽観的人生観がどのエピソードにも漲っていてなんだか勇気が出る。
35人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年9月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
凄く勇気付けられました。
何回も読み返しました。
オススメの作品です
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年9月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
メジャーからマイナーまで、いろんなスゴいアメリカの女性たちの事が描いてあります。
これを読むと、日本の男女平等はまだまだ遠い気がします。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 在米15年の著者が「『スゴい!』『カッコいい!』と感動したアメリカの女性55人について書いたエッセイ集 (p.2)」。幅広いジャンルから選ばれているけれど映画・芸能関係が少なくないのは映画評論家である著者ならではか。
 マリッサ・メイヤーは妊娠6ヶ月の時にグーグルからヤフーのCEOにヘッドハンティングされたとか、ローザ・パークス(モンゴメリー・バスボイコットのきっかけを作った女性)の生誕100周年を記念して切手が発行されたとか、個々の女性の凄さとともに、男女平等のあり方に日米で天と地の違いがあることに愕然とする(アメリカ万歳と思うほど単純ではないけれど)。「冤罪の兄を救うため、居酒屋のウェイトレス」から弁護士になったベティ・アン・ウォーターズを知って、袴田巖氏のお姉さんのことを連想する。
 本書の日本版が出ないものか。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート