効率のよい将棋戦法が発明されると、特許もないのだから、誰しも採用し、長くたつうちに対策が発見され、名前だけのこり指されなくなる。よほどの通でなければその理由はわからない。現在勝てる戦法を真似するのが先決だから。
戦法の紹介は20以上と多い。例えば森下システムというのは、戦法ではなく、思想なのだという。まず飛車という攻めゴマの歩をつくという、当然の一手を省くことにより、守備に専念する。それから、相手の出方に応じて対応するという、堅実な方法で流行した。対応策はスズメ刺しという戦法だとわかった。対応上一手の省略ができなくなった。それにより、戦法の採用が激減したそうだ。
将棋が強くなくても、コンピュータがプロに勝つのが面白いように、ゲームの奥の深さが少しわかるような気になる本である。
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消えた戦法の謎: あの流行形はどこに!? (MYCOM将棋文庫 10) 文庫 – 2003/5/1
勝又 清和
(著)
流行戦法が、ある日突然のように指されなくなるケースがある。その理由が知られないまま謎を残している戦法。それらの謎を解明する画期的な本がついに文庫化された。この一冊で「なぜ消えたのか?」の疑問が「納得!」になる。単行本執筆後に状況が一変した戦法については巻末にて補完があり、近年の戦法の流れを知る上でも貴重なテキストだ。
- 本の長さ243ページ
- 言語日本語
- 出版社(株)マイナビ出版
- 発売日2003/5/1
- ISBN-10483991091X
- ISBN-13978-4839910914
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登録情報
- 出版社 : (株)マイナビ出版 (2003/5/1)
- 発売日 : 2003/5/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 243ページ
- ISBN-10 : 483991091X
- ISBN-13 : 978-4839910914
- Amazon 売れ筋ランキング: - 53,387位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 149位将棋 (本)
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- - 12,772位文庫
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2003年6月5日に日本でレビュー済み
消えた戦法…例えば、比較的最近将棋に興味を持った人だと、「塚田スペシャル」なんて『名前も聞いたことがない』かも知れない。しかし、かつては猛威を振るい、『対策を知らなかったら一発で負けてしまう』ような破壊力を秘めており、かつて塚田九段の22連勝の記録の原動力ともなった戦法なのだ。では、なぜ今では名前も聞いたことがないような状態になってしまったのか?
…この本は、1995年に書かれた本の文庫での復刊であるため、内容はやや古くなってしまったけれども、かつて流行した戦法の推移、なぜ指されなくなったのかを教えてくれる名著だ。
消えた『塚田スペシャル』の謎もきっと解けるはず。
そして、巻末の16Pの書き下ろし「消えた戦法その後」。
あの8五飛戦法(中座飛車)は消えた戦法の一つ、「中原流相掛り」から生まれた…と、消えた戦法のその後も鮮やかに書き出している。
…この本は、1995年に書かれた本の文庫での復刊であるため、内容はやや古くなってしまったけれども、かつて流行した戦法の推移、なぜ指されなくなったのかを教えてくれる名著だ。
消えた『塚田スペシャル』の謎もきっと解けるはず。
そして、巻末の16Pの書き下ろし「消えた戦法その後」。
あの8五飛戦法(中座飛車)は消えた戦法の一つ、「中原流相掛り」から生まれた…と、消えた戦法のその後も鮮やかに書き出している。