個人的に特に気に入っているのは 読みと感覚 の関係性の議論。
この議論が本書のごく一部でしか見られない感じなのがもどかしい。
囲碁界、もしくは囲碁教育の書籍のスタンダードとなるべき議論であることは間違いないと思う。
驚くべきことに、本書の出版は AlphaGo 出現のほぼ10年前にもかかわらず、
上述のよみと感覚の関係性の議論には、
それ以降の強い囲碁 AI の deep learning に使う neural network、
着手の候補の決め方とその価値判断の考え方のエッセンスが詰まっていると思う。
囲碁を超えて非常に汎用性の高い人の思考についてのモデルとなっていると考える。
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王銘エンの囲碁ミステリーツアー (MYCOM囲碁ブックス) 単行本 – 2007/2/1
- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社(株)マイナビ出版
- 発売日2007/2/1
- ISBN-104839922764
- ISBN-13978-4839922764
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商品の説明
出版社からのコメント
初心者も高段者も、囲碁が10倍楽しくなる!
「ヨセ・絶対計算」など、斬新な切り口から話題を提供し続けている王九段が、
新たな驚きを読者に与えます。
本因坊秀策と幻庵因碩の間での有名な「耳赤の一局」は、秀策が放った「耳赤
の一手」で勝利が確定したと伝えられているが、果たして実際にはどうだったのか、
メイエン探偵が真相に迫ります。
そのほか、「1と2/3目」の真実、「読み」と「感覚」の関係、「中国ルール」と
「日本ルール」の微妙な間柄など、数々の難題に鋭い視点から迫ります。
楽しい語り口で、囲碁を始めたばかりの初心者から、囲碁の深奥を究めたい
高段者まで、あらゆる囲碁ファンに楽しんでいただける一冊です。
「ヨセ・絶対計算」など、斬新な切り口から話題を提供し続けている王九段が、
新たな驚きを読者に与えます。
本因坊秀策と幻庵因碩の間での有名な「耳赤の一局」は、秀策が放った「耳赤
の一手」で勝利が確定したと伝えられているが、果たして実際にはどうだったのか、
メイエン探偵が真相に迫ります。
そのほか、「1と2/3目」の真実、「読み」と「感覚」の関係、「中国ルール」と
「日本ルール」の微妙な間柄など、数々の難題に鋭い視点から迫ります。
楽しい語り口で、囲碁を始めたばかりの初心者から、囲碁の深奥を究めたい
高段者まで、あらゆる囲碁ファンに楽しんでいただける一冊です。
登録情報
- 出版社 : (株)マイナビ出版 (2007/2/1)
- 発売日 : 2007/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 222ページ
- ISBN-10 : 4839922764
- ISBN-13 : 978-4839922764
- Amazon 売れ筋ランキング: - 917,635位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,250位囲碁 (本)
- - 83,286位エンターテイメント (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年2月4日に日本でレビュー済み
「我間違える ゆえに我あり」と同じコンビによる作品。
笑わせてくれます。読んでためにもなると思います。でも、棋力がこれですぐ上達するというものではありません。
「我間違える」と同様、読み物として考えれば良いと思います。
「10倍楽しめる」という程ではないけれど、同書が面白かった人は楽しめるでしょう。
今度は主人公が王様からメイエン探偵、略してメイ探偵に変わり、助手の明智小太郎とミステリーを解決していくという趣向。
4章だてで、2章と3章のネタはこれまでの著作と重なっています。
秀策が「耳赤の一手」の対局に勝利できたのは「耳赤の一手」によってではなく、その後のヨセで本来なら敗着となる手を勝負手として放ったからだという「耳赤の一手の真実」の第1章と、中国ルールと日本ルールの生い立ちを明らかにしてくれている第4章は、私にとってまさに知られざる謎を解明してくれていて、面白く感じました。
碁でくやしい思いをした時にいくという呑み処「はざま」のメモも、笑わせてくれます。
特に最後のメモには、思わず吹き出しそうになりました。
笑わせてくれます。読んでためにもなると思います。でも、棋力がこれですぐ上達するというものではありません。
「我間違える」と同様、読み物として考えれば良いと思います。
「10倍楽しめる」という程ではないけれど、同書が面白かった人は楽しめるでしょう。
今度は主人公が王様からメイエン探偵、略してメイ探偵に変わり、助手の明智小太郎とミステリーを解決していくという趣向。
4章だてで、2章と3章のネタはこれまでの著作と重なっています。
秀策が「耳赤の一手」の対局に勝利できたのは「耳赤の一手」によってではなく、その後のヨセで本来なら敗着となる手を勝負手として放ったからだという「耳赤の一手の真実」の第1章と、中国ルールと日本ルールの生い立ちを明らかにしてくれている第4章は、私にとってまさに知られざる謎を解明してくれていて、面白く感じました。
碁でくやしい思いをした時にいくという呑み処「はざま」のメモも、笑わせてくれます。
特に最後のメモには、思わず吹き出しそうになりました。
2007年7月27日に日本でレビュー済み
耳赤の手が、妙手として神格化されています。私も、この話を鵜呑みにして来ました。でも、実は、それ以前に疑問手があり、碁がおかしくなりかけていたことや、耳赤の手そのものが碁を決めた訳ではないことなど、分かりやすく解説してくれています。面白く笑いながら、碁の手順や読みが頭に入ってくる良書です。
ネタが重なっているという指摘がありますが、私は全く気づきませんでした。気にしないで、購入していいと思います。気軽に読めて肩の凝らないお薦め本です。
ネタが重なっているという指摘がありますが、私は全く気づきませんでした。気にしないで、購入していいと思います。気軽に読めて肩の凝らないお薦め本です。