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ケータイ小説がウケる理由 (マイコミ新書) 新書 – 2008/2/20

4.5 5つ星のうち4.5 6個の評価

なぜ、ケータイ小説は若者にウケるのか?
なぜ、ケータイ小説はビジネスになるのか?
そもそも、ケータイ小説は「小説」なのか?

最近、話題になる機会の多い「ケータイ小説」。昨年のベストセラーをケータイ小説が独占し、映画も大ヒットしました。一方で、その内容が問題視され、ネガティブな現象として語られる機会も増えました。
しかし、ケータイ小説を「稚拙な文化」と一言で片付けていては、これからの時代、社会、ビジネスを正確に理解していくことはできません。
本書は、長年モバイル・ビジネスの発展にかかわり、ケータイ小説の一読者でもある筆者が、ケータイ小説の読者、ケータイ小説家、ケータイ小説の仕掛け人たちと、ケータイ小説にかかわる人々への幅広い取材と、筆者自身の経験を元に、ケータイ小説が若者にウケる理由を総合的に分析し、モバイル・ビジネスにおける成功の手がかりを探ります。
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商品の説明

著者について

株式会社イオス 代表取締役/CEO。1988年、株式会社イオス設立。プロダクト/Webデザイン等、消費者向けの商品開発・マーケティング分野を専門に展開。1999年、モバイル事業参入後には、ゲームサイト・動画配信サイト・ショッピングモール等を展開。モバイル・サイト構築運用プラットフォーム「Rockbird」(http://www.rockbird.jp/)を開発・提供する。
著書:『成功するケータイ通販』(中谷健一共著/インデックスコミュニケーションズ)
連載:『モバイル・マーケティング実践Hacks』(Web STRATEGY/Mdnコーポレーション)

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 毎日コミュニケーションズ (2008/2/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/2/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 224ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4839926603
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4839926601
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 6個の評価

著者について

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吉田 悟美一
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カスタマーレビュー

星5つ中4.5つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2008年3月5日に日本でレビュー済み
 ケータイ小説に題材を求めた「次世代マーケティング」のケース・スタディである。

 本書のキーワードの一つとして、「共創」が挙げられる。

 「共創」で思い出すのは、2005年。
ブログをビジネスに取り込もうという機運が高まった際のキーワードが、「共創」だった。

 製品やサービスの提供側と消費者が、
ブログを介して意思の疎通を図り、
新しい製品やサービスを開発する
...というストーリーだった。

 ブログがそのような機能を実現し得たのかは不明だが、
「共創」が夢物語ではなかった点は、
携帯電話というメディアで証明された。

 それが、2007年のケータイ小説のヒットである。

 著者は、ネガティブなイメージで語られることもある「ケータイ小説」の全貌を、
時に愛好者として、また時には見守るような立場から、温かくレポートしている。

 著者の主張によれば、
・ケータイ小説は「小説」ではない。
あるいは、
・ケータイ小説は「読書」ではない。

 小説でないのは、電子メールの延長線上にある「新しい文字コミュニケーション」だから。

 読書でないのは、それが、仲間とつながり共に創るという活動だからだ。

 そして、ケータイ小説が成功したのは、
次世代マーケティング(Web 2.0を活用するマーケティング手法)が成功したからである。

 「次世代マーケティング」とは何か。それは本書を読んでのお楽しみだが、
Web 2.0という概念に親しみのある人なら、本書の冒頭からピンと来るだろう。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年3月2日に日本でレビュー済み
これまで、ケータイ小説関連の出版物は随分と目を通してきたが、それらは

「事情をよくしらない文芸系男性が、女性文化を自分勝手に解説する」

というのが多かった。この本も同じかと思って敬遠していたが、この本を書いているのはIT企業(モバイル部門)の専門家。しかも女性でケータイ小愛好家。企業と消費者心理の両面からの考察は興味深かった。全部で(序章を含め)七章。序章は、99年のiモードからのモバイル・インターネットの簡単な歴史。一章は、ケータイ小説の歴史。99年から始まったケータイサイト「魔法のiらんど」の開設、そして、Yoshi、内藤みかといった売れっ子作家の誕生と、それに伴う大手企業の参入について。二章、三章は、数人の読者と3人の作家へのインタビュー。これといった内容は無いが、「手軽に読めること」が強調されている。四章は、おおきく、ポータルサイトを運営する企業と、出版社などの著作権関連でビジネスする企業に分けて、企業の仕掛け人視点から考察する。「ユーザーが自主的に自分の物語を書き始めた」みたいな説がありますが、「書かせるために」企業側がかなり早い時期から営業努力をしてきたんだなと。五章は、ケータイ小説をメール文化などの比較において考察。最終章は、モバイルビジネスの未来について。ここは、ユーザーと一体となったサービスを提供すれば満足を得られるという、(正しいながらも)ネット系新書の常套句で終わる。

僕なんかはつい、紙媒体の書籍が売れていることを元に「ケータイ小説文化」について考えていたが、それらはもっと広い「モバイル文化」のようなものの、氷山の一角にすぎないということが面白かった。他の紙媒体と、内容に違いのない「単純な話」が、なぜ売れるのか?という個人的な疑問に答えてくれてスッキリできた。巨大なモバイル文化の派生物が、一般出版界に顔を出しただけでここまでインパクトがでるとは驚き。ビジネス書として凡庸な所もあるが、これまでのケータイ小説関連の出版物はひどすぎた。というわけで星5つ。ビジネス書にとどまらない、ケータイ文化の解説書として、短いながらも力を秘めた本。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年9月18日に日本でレビュー済み
批判されがちなケータイ小説とは、どんなものなのか、
なぜ受けているのか、
ケータイ文化の特性にあわせて非常にわかりやすく書いてある。
ケータイ小説を批判する前に、本書を読めば、
一般の小説と比べることがナンセンスなことがわかるだろう。

ただ最後の賞の内容、次世代マーケティングにケータイ小説が
有効なのかはやや疑問が残る。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年2月21日に日本でレビュー済み
内容ある一冊だと感じた。
もう一冊の「ケータイ小説はなぜ売れるのか?」は
正直、三面記事の寄せ集めと感じたが
こちらはきちんと取材対象が明確で書かれていたので
もう一歩深い内容になっていた。

ヒット作をめぐる「ビジネス書」としても読み応えアリ
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年4月29日に日本でレビュー済み
 ケータイ小説は「読書」の対象となる「小説」ではなく、モバイルというメディアによってもたらされたメールの延長線上にある新しい文字コミュニケーションの形式であると著者は主張し、その流行の原因をモバイル世代のメンタリティーに求めます。
 
 そしてケータイ小説は、読者が「共感」し、心の中で「共有」し、読者とともに「共創」されるものであって、しかもメールを読む感覚で、いつでもスキマ時間に手軽に読めるものであるため、それが「常に誰かと繋がっていたい」というモバイル世代の欲求を満たし、流行したのだと分析しています。
 
 同じテーマを扱った本田透の『なぜケータイ小説は売れるのか』が作品(商品)や作者(生産者)を中心に論じているのに対し、本書は読者(消費者)の分析に重点をおいて、モバイルによるマーケティングの可能性へと論をつないでいます。ケータイ小説流行の原因の説明としては、本書の方がはるかに説得力があるように感じました。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年3月6日に日本でレビュー済み
モバイル文化を少し学びたいと思って、ケータイに関する書を数冊読みました。なかでも、モバケータウンとこの本(たまたま出版社同じでした)は、実際的でわかりやすく、へんに大上段に構えてもなく、媚びてもいなく、フェアで、それでいて未来の道筋をさりげなく照らしているようで、お値段以上に役立ちました。自分は正直ケータイ小説は好きではないのですが、自分が漫画を読んでいたときに親たちが眉をひそめていたのを思い出しました。時代ってそんなもんですね。そんな力が時代を動かしたりするなー、とこの本を読んで改めて思いました。そして未来はケータイがすべてのツールに、インターフェースになるのかな、とも思ったり。著者がなかなかキレイなお姉さんで著者自身にも興味がわきました。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート