「現代のウェブ界隈のトレンドを把握するためには、Googleの理解が不可欠だ」
ネット企業を中心に就活をしている私が、とあるネットベンチャーの社長にこう言われました。
読者によってGoogleへの理解度はまちまちだと思いますが、この本は「Googleは検索の会社」程度の認識の人が読んでも十分にGoogleの思想がわかるように書かれています。
「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」
これがGoogle株式会社の基本理念であり、Googleが消費者に公開している数多くの便利で楽しいサービスもこの理念の実現するために開発されたと理解できれば、現在(2013年)のGoogleの動きも当然のように感じるはずです。本書では紹介事例としてグーグルアースやグーグルアドセンス、ユーチューブなどが挙げられていますが、これからこの本がアップデートされるとすれば事例はグーグル・グラスや無人自動車になるでしょう。
「Googleがなぜグラスや自動車を開発するの?」と驚く人もいるでしょうが、今までのサービスは「テキスト」情報の整理だったのに対し、これからは「音声」情報の整理です。グラスも自動車も全ては「情報の整理とアクセス」という基本理念にのっとって展開しているのであり、この限りにおいてGoogleはとても「天真爛漫(著者の表現)」で無邪気な存在なのです。
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Googleの正体 (マイコミ新書) 新書 – 2010/1/23
牧野 武文
(著)
異例のスピードで企業規模を拡大させてきたグーグル。
検索、Gmail、グーグルマップのストリートビューなどすべて無料で提供し、今後はOS(オペレーティングシステム)も無料でリリースする。
しかし、収益モデルが確立しないまま提供されるサービスも多く、また、サービスのなかにはプライバシーの面においても議論されるなど、その一挙手一投足に注目する人たちは多い。
彼らは一体、何をしたいのか。
本書では、グーグルとは一体何者なのかに迫り、将来の姿を大胆予測します。
検索、Gmail、グーグルマップのストリートビューなどすべて無料で提供し、今後はOS(オペレーティングシステム)も無料でリリースする。
しかし、収益モデルが確立しないまま提供されるサービスも多く、また、サービスのなかにはプライバシーの面においても議論されるなど、その一挙手一投足に注目する人たちは多い。
彼らは一体、何をしたいのか。
本書では、グーグルとは一体何者なのかに迫り、将来の姿を大胆予測します。
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社毎日コミュニケーションズ
- 発売日2010/1/23
- ISBN-104839933464
- ISBN-13978-4839933463
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商品の説明
著者について
牧野武文(Takefuki Makino)
ITジャーナリスト。
ITビジネスやIT機器について、ビジネスからだけではなく、消費者や生活者の視点からもやさしく解説することに定評がある。著書に『インターネット社会の幻想—世界最強のメディアをめぐる誤解と正解』(アルク新書)、『グラフはこう読む! 悪魔の技法』(三修社)、『Macの知恵の実』(毎日コミュニケーションズ/完売につき販売終了)などがある。
ITジャーナリスト。
ITビジネスやIT機器について、ビジネスからだけではなく、消費者や生活者の視点からもやさしく解説することに定評がある。著書に『インターネット社会の幻想—世界最強のメディアをめぐる誤解と正解』(アルク新書)、『グラフはこう読む! 悪魔の技法』(三修社)、『Macの知恵の実』(毎日コミュニケーションズ/完売につき販売終了)などがある。
登録情報
- 出版社 : 毎日コミュニケーションズ (2010/1/23)
- 発売日 : 2010/1/23
- 言語 : 日本語
- 新書 : 216ページ
- ISBN-10 : 4839933464
- ISBN-13 : 978-4839933463
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,044,084位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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テクノロジーと生活の関係を考えるITジャーナリスト。IT関連本を中心に、「玩具」「ゲーム」「論語」「文学」など、幅広くさまざまなジャンルの本を執筆。現在、アマゾンを利用して電子書籍の出版を画策中。最新刊は「論語なう」(マイナビ新書)。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年12月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2017年10月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Googleの基本的な情報がわかりやすくまとめられた本です。
今でこそさまざまなメディアでGoogleについてまとめられていますが、2010年当時はあまりそういった情報がなかったので重宝しました。
今この本を買う価値があるのかは少し疑問です。
今でこそさまざまなメディアでGoogleについてまとめられていますが、2010年当時はあまりそういった情報がなかったので重宝しました。
今この本を買う価値があるのかは少し疑問です。
2014年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ページは折れたまま、前の所有者のレシートが挟まれたまま、まったく、何も確認せずに販売している。中古本だから折り目や汚れは仕方がないが、そのまま放置するということは本への敬意が全く欠如しているということ。いままでこういう書店には当たらなかったので、例外だとは思うが・・・
2010年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
収益モデルとかビジネスモデルとかよくききますが
この企業の成り立ちと目的は一見バラバラ、思いつきのように見えて
実はものすごい展望の元に成り立っていることを明かした本です。
アンドロイドや携帯や無料OSやらクラウドとか・・一種の囲い込みを
さりげなくやっているんですね。
あなたの検索記録が全てストックされて、生活情報として誰かに把握されていたら
恐ろしいですね。
途中まで読んで、この会社を動かしているのは、世界征服をソフトにやろうと
しているのでは?とミステリーな気分になりました。
最近話題になったフリーなんて本よりもずっと面白かった。
この企業の成り立ちと目的は一見バラバラ、思いつきのように見えて
実はものすごい展望の元に成り立っていることを明かした本です。
アンドロイドや携帯や無料OSやらクラウドとか・・一種の囲い込みを
さりげなくやっているんですね。
あなたの検索記録が全てストックされて、生活情報として誰かに把握されていたら
恐ろしいですね。
途中まで読んで、この会社を動かしているのは、世界征服をソフトにやろうと
しているのでは?とミステリーな気分になりました。
最近話題になったフリーなんて本よりもずっと面白かった。
2010年7月1日に日本でレビュー済み
隣りは何をする人ぞ
タイトル通り、Googleについて考察する本。
以下、めんどくさいのでGと省略。
もはや、生活には欠かせない存在にまで成長してしまったG。
その成り立ちから、私たちの未来との関係についてまで
幅広く論じられていて、
「空気みたいに当たり前に存在するけど、そう言えばGって何?」
と考えてみたくなったとき(どんなときだよ!)に最適な一冊。
この本を読んで一番感じたのは、Gの行動は、
G内部の人間(もっと言えば創始者)の心と直結しているということ。
それゆえに無軌道で、優しくて恐ろしいものになりえてしまう。
だから、その存在についてもっと考えようと言うのが著者の主張。
確かに、考える契機にはなりました。
読んでからの一言
もはや我らは胃の中の・・・
タイトル通り、Googleについて考察する本。
以下、めんどくさいのでGと省略。
もはや、生活には欠かせない存在にまで成長してしまったG。
その成り立ちから、私たちの未来との関係についてまで
幅広く論じられていて、
「空気みたいに当たり前に存在するけど、そう言えばGって何?」
と考えてみたくなったとき(どんなときだよ!)に最適な一冊。
この本を読んで一番感じたのは、Gの行動は、
G内部の人間(もっと言えば創始者)の心と直結しているということ。
それゆえに無軌道で、優しくて恐ろしいものになりえてしまう。
だから、その存在についてもっと考えようと言うのが著者の主張。
確かに、考える契機にはなりました。
読んでからの一言
もはや我らは胃の中の・・・
2011年1月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Googleという企業はインターネットユーザーにとって非常に身近な存在であるが
Microsoftのようなわかりやすいビジネススタイルではないため、具体的に何をやろうとしているのか
きちんと理解している人は少ないはずだ。少なくとも自分はそうだった。
Googleが無料で様々なサービスを提供している理由、Googleの理念が非常にわかりやすく論理的に書かれていました。
Googleの良い部分、そしてGoogleの行うことによって生み出される弊害もきちんと書かれていました。
インターネットを使う人間は是非理解しておくべきことだと思います。
Microsoftのようなわかりやすいビジネススタイルではないため、具体的に何をやろうとしているのか
きちんと理解している人は少ないはずだ。少なくとも自分はそうだった。
Googleが無料で様々なサービスを提供している理由、Googleの理念が非常にわかりやすく論理的に書かれていました。
Googleの良い部分、そしてGoogleの行うことによって生み出される弊害もきちんと書かれていました。
インターネットを使う人間は是非理解しておくべきことだと思います。
2011年2月10日に日本でレビュー済み
Googleのビジネスモデルについて、大変わかりやすく説明されている。
しかし、本書の最後の方に、Googleが貧困国問題に取り組むことを言及しており、良い点ばかりでなく、以下のような問題点も指摘しているが、経済の本質からしてその見解は間違っていると思う。
"人類の富は一定なのだから、1人が貧困から抜け出せば、どこかで1人が貧困に突き落とされる。"
いやいや違うのではないかと。
お金が回れば好景気だし、回らなければ不景気。
つまり、富は量ではなくて、循環しているかどうかが重要。
富が一定だとしても、循環していれば著者のコメントのような事態にはならない。
しかし、本書の最後の方に、Googleが貧困国問題に取り組むことを言及しており、良い点ばかりでなく、以下のような問題点も指摘しているが、経済の本質からしてその見解は間違っていると思う。
"人類の富は一定なのだから、1人が貧困から抜け出せば、どこかで1人が貧困に突き落とされる。"
いやいや違うのではないかと。
お金が回れば好景気だし、回らなければ不景気。
つまり、富は量ではなくて、循環しているかどうかが重要。
富が一定だとしても、循環していれば著者のコメントのような事態にはならない。
2010年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
グーグルの数多くの疑問に親切丁寧に答えてくれる書である。これを読んで、なるほどと膝をたたく場面も多い。専門知識がなくても読みやすく、現代の情報社会の入門書としても推奨できる。
・グーグルは何故無償サービスができるのか
・低廉なモバイル機器の提供は成長戦略とどう関係しているのか
・世界中の人がグーグルを使うようになったらどうなるか
などなど。
本書は、インターネットが未来を約束してくれるかは、それはもはやグーグルの動向にかかっているとの極めて重い命題を投げかけてもいる。
・グーグルは何故無償サービスができるのか
・低廉なモバイル機器の提供は成長戦略とどう関係しているのか
・世界中の人がグーグルを使うようになったらどうなるか
などなど。
本書は、インターネットが未来を約束してくれるかは、それはもはやグーグルの動向にかかっているとの極めて重い命題を投げかけてもいる。