今ネット空間で起きているセキュリティ関連の事件を短時間で押さえるのに良い1冊。国際的な事件から2ch絡みの話題まで幅広くさまざまな事例が紹介されています。
アノニマス関連の事件や、図書館の事件のように新聞やテレビのニュースで見て何となく知っている話もありましたが、“田代砲”のように初めて知った出来事もあり、興味深かったです。また、身近な話題が入っているので、小難しくなくて読みやすかったのだと思います。
インターネット・セキュリティに詳しい人が読むと知っている話ばかりかもしれませんが、あまり普段は意識していない人にとってはちょっとした事件録のように読めるし、読後はセキュリティ意識がちょっぴり向上するかもしれない……と考えると、もう少し気軽に手に取りやすいタイトルにしたほうが良かったのでは、と思います。
自分は手軽に一気読みできるまとめとして面白く読めました。気になる方は、自分のニーズと合っているかどうか、目次を見てから購入を検討することをオススメします。
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サイバー戦争 (マイナビ新書) 新書 – 2012/6/23
山田井 ユウキ
(著)
超大国間の戦争がなくなった現在、現実的に核戦争が起きる可能性は低くなりました。
しかし、21世紀の経済成長を支えてきたITインフラが充実するにつれ、世界は「サイバー戦争」の時代を迎えています。
本書では新進気鋭のITライターである山田井ユウキ氏が、迫りくる「見えない戦争」の時代について考察しました。
一人のハッカーが巨大組織を壊滅寸前に追い込める現代にあって、私たち、ひいては日本がどのような対策をとっていくべきなのか、コンピュータウイルスの歴史や最新のサイバー攻撃の手口などを解説しながら、その答えを導き出していきます。
しかし、21世紀の経済成長を支えてきたITインフラが充実するにつれ、世界は「サイバー戦争」の時代を迎えています。
本書では新進気鋭のITライターである山田井ユウキ氏が、迫りくる「見えない戦争」の時代について考察しました。
一人のハッカーが巨大組織を壊滅寸前に追い込める現代にあって、私たち、ひいては日本がどのような対策をとっていくべきなのか、コンピュータウイルスの歴史や最新のサイバー攻撃の手口などを解説しながら、その答えを導き出していきます。
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社マイナビ
- 発売日2012/6/23
- ISBN-104839942293
- ISBN-13978-4839942298
商品の説明
著者について
山田井ユウキ(Yuki Yamadai)
1980年愛媛県生まれ。2001年より運営する個人サイトは月間100万PVを誇る。
日本のインターネット黎明期よりネット文化を研究し、特にサブカルチャー/ポップカルチャーの分野に造詣が深い。
大学卒業後、企業のウェブ管理業務を経て、2009年よりフリーライターとして独立。マイナビニュースやMacFanなど、多数の媒体で記事の執筆を手がけるほか、FMラジオ番組への出演や動画配信サイトなどを利用した情報発信も精力的に行っている。
1980年愛媛県生まれ。2001年より運営する個人サイトは月間100万PVを誇る。
日本のインターネット黎明期よりネット文化を研究し、特にサブカルチャー/ポップカルチャーの分野に造詣が深い。
大学卒業後、企業のウェブ管理業務を経て、2009年よりフリーライターとして独立。マイナビニュースやMacFanなど、多数の媒体で記事の執筆を手がけるほか、FMラジオ番組への出演や動画配信サイトなどを利用した情報発信も精力的に行っている。
登録情報
- 出版社 : マイナビ (2012/6/23)
- 発売日 : 2012/6/23
- 言語 : 日本語
- 新書 : 216ページ
- ISBN-10 : 4839942293
- ISBN-13 : 978-4839942298
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2012年7月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2012年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分は別にハッカーになりたいわけではないし、ましてやクラッカーなんていう当たり前田っぽい職種に就きたいわけでもないので詳しすぎる技術解説とかはいらないのです。
技術解説とか電車で読んでも眠くなるだけですもんね。渋谷から副都心線に乗って、座りながら技術書読んでたらいつの間にか寝てしまって、気がついた時には森林公園にいた時は焦りました。
そういう意味でブログやWEBサイトを運営するにあたってセキュリティについても知識を持っていた方がいいなと思っている自分のようなライトユーザー向けのセキュリティ本としては本書はピッタリなんじゃないでしょうか。
mixiとかTwitterとかFacebookで発生したごくごく身近な事例を中心にネットの危なさや対策方法についてわかりやすく解説してくれている良書だと思います。
大きな話題となったプレイステーションネットワークの個人情報流出やウィキリークスなどについても、キウイ?なにそれ美味しいの?レベルな私が「そうだったのか!ネットセキュリティ!!」と池上さんの番組を観ているかのように理解できてしまうぐらい分かりやすいです。
正直、私はアノニマスとあのねのねの違いもわからないぐらいの知識レベルでしたのでとてもわかり易く勉強になりました。SQLインジェクションっていうのもインクジェットプリンター的な何かだと思ってましたがこの本を読んで全然違うことが分かり、昔の自分を大変恥ずかしく思いましたが、今はもう大丈夫です。
ただ、「サイバー戦争」っていうタイトルはブレードランナーとかトロンとかああいう世界を連想しちゃうのでそういうのを期待して手にとってしまうとアレかなあと思いました。
技術解説とか電車で読んでも眠くなるだけですもんね。渋谷から副都心線に乗って、座りながら技術書読んでたらいつの間にか寝てしまって、気がついた時には森林公園にいた時は焦りました。
そういう意味でブログやWEBサイトを運営するにあたってセキュリティについても知識を持っていた方がいいなと思っている自分のようなライトユーザー向けのセキュリティ本としては本書はピッタリなんじゃないでしょうか。
mixiとかTwitterとかFacebookで発生したごくごく身近な事例を中心にネットの危なさや対策方法についてわかりやすく解説してくれている良書だと思います。
大きな話題となったプレイステーションネットワークの個人情報流出やウィキリークスなどについても、キウイ?なにそれ美味しいの?レベルな私が「そうだったのか!ネットセキュリティ!!」と池上さんの番組を観ているかのように理解できてしまうぐらい分かりやすいです。
正直、私はアノニマスとあのねのねの違いもわからないぐらいの知識レベルでしたのでとてもわかり易く勉強になりました。SQLインジェクションっていうのもインクジェットプリンター的な何かだと思ってましたがこの本を読んで全然違うことが分かり、昔の自分を大変恥ずかしく思いましたが、今はもう大丈夫です。
ただ、「サイバー戦争」っていうタイトルはブレードランナーとかトロンとかああいう世界を連想しちゃうのでそういうのを期待して手にとってしまうとアレかなあと思いました。
2012年7月17日に日本でレビュー済み
これまでに、現実的に見て『サイバー戦争』といえるほど世界を揺るがすようなことは起きていないでしょう。軍事的ダメージを受けて、国そのものが滅びるといったこともありません。(だからといって、この先起こらないとは限らないのですが・・・)
本書はサイバー戦争というよりは、むしろこれまでのコンピュータウィルスなりハッカー集団の経歴が述べられているに過ぎなく、本題に示すような脅威と思える内容ではありません。
社会に対する著者の経験不足のせいか、中身が薄っぺらに感じられます。
サイバー戦争が核戦争以上に怖いと言われながらも、後にダメージを回復できることで、その脅威は一時的なものに過ぎません。
サイバー戦争にて本当の脅威とはどんなものなのか、社会の仕組みを捉えて解説して欲しかったですね。
本書はサイバー戦争というよりは、むしろこれまでのコンピュータウィルスなりハッカー集団の経歴が述べられているに過ぎなく、本題に示すような脅威と思える内容ではありません。
社会に対する著者の経験不足のせいか、中身が薄っぺらに感じられます。
サイバー戦争が核戦争以上に怖いと言われながらも、後にダメージを回復できることで、その脅威は一時的なものに過ぎません。
サイバー戦争にて本当の脅威とはどんなものなのか、社会の仕組みを捉えて解説して欲しかったですね。
2012年8月4日に日本でレビュー済み
いつもは違った文体で人気ブログをかかえる筆者。
そのテンションを期待して面白おかしくセキュリティを学ぼうかと思われた読者は肩透かしを食ってしまいます。
今回はいたってまじめなテーマをまじめに書かれています。
さて、すぐに情報が古くなってしまうこのセキュリティという分野は、新書という形にまとめるには多少難しい分野だと思います。
本書では、IT系の雑誌やサイトで解説されるような詳しい原理などについては一切省き、事件の概要と、事件が起こった時代背景などに焦点を絞った構成となっています。
スマホが出てきたこのタイミングで、ここ何年かの出来事を振り返るという意味では良くまとまっている印象を受けました。
その意味でこの本は、文系の学生が就職活動(就職先がIT企業であっても無くても)に向けての予備知識として一読しておくのに適していると感じました。
そのテンションを期待して面白おかしくセキュリティを学ぼうかと思われた読者は肩透かしを食ってしまいます。
今回はいたってまじめなテーマをまじめに書かれています。
さて、すぐに情報が古くなってしまうこのセキュリティという分野は、新書という形にまとめるには多少難しい分野だと思います。
本書では、IT系の雑誌やサイトで解説されるような詳しい原理などについては一切省き、事件の概要と、事件が起こった時代背景などに焦点を絞った構成となっています。
スマホが出てきたこのタイミングで、ここ何年かの出来事を振り返るという意味では良くまとまっている印象を受けました。
その意味でこの本は、文系の学生が就職活動(就職先がIT企業であっても無くても)に向けての予備知識として一読しておくのに適していると感じました。