「地球を侵略しようとする宇宙人のための参考書」と銘打ってはありますが、全体的に地球側視線で、なおかつ、(すでに分かっている)結果に合わせるような形の文章構成で書かれてあります。
また、肝心の本文である「事件の発覚」「行動開始」「交戦」「顛末」の内容が、本編のストーリーをなぞっているだけに過ぎず、ただのエピソードガイドと変わらない上、各作戦1ページめに、正規なストーリー紹介も載ってますので、まるまる中身が重複しています。「星人の特性」紹介文も、けっこう面白い考察が含まれていたり、他の怪獣図鑑では素通りされがちな円盤のスペックについても言及されていて嬉しかったのですが、やはり、写真のキャプションと文面がダブりまくりで、ムダが多いです。写真そのものも、同じものを使い回しています。このへんのページ埋めにも見えかねない重複を取り除けば、もっと情報を詰め込めた訳で、好みのテーマの本だけに、よけい残念に感じる次第です。
以下、この本を作り直すならの、私なりの改定案。
各作戦レポートを、四つのパートに分けます。
第1パートには「作戦概要」を載せ、「作戦目的」「予定する目的達成状態」「本作戦への投入戦力一覧」などの項目を増やし、「星人の特性」「怪獣の考察」などは「各戦力のスペック解析」として、このパートで紹介。
第2パートは、実際の作戦状況を紹介し、「侵略過程地図」と組み合わせる形で、侵略の流れや交戦、敗北までを、年表風に、時間に沿って、箇条書きで紹介。
第3パートは、「地球側に与えたダメージ」や「敗北した侵略軍側の損害状況」などを提示した上で、敗因や作戦評価を紹介。
第4パートは、おまけ。「その後の作戦」を載せるなら、こちらで。他にも、実際の地球の歴史上の戦争や犯罪の話を叩き台にして、宇宙人の侵略計画を解析してみたり、あるいは、別のウルトラシリーズの宇宙人が展開した同傾向の侵略作戦を一覧表にして提示しても面白いかも。
このような内容構成にしてみたら、すっきりと見やすくなりますし、攻略本っぽい紙面となってゲーム世代の読者にもウケたのではないのでしょうか。
巻末付録のマンガ「ゴードの巻」の再録は、初出(「フィギュア王」No.118)が10年前(平成19年)なので、嬉しい再録のようにも感じられますが、実は、初出誌は今でも安価で古本を手に入れられますので、それほどでもありません。
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ウルトラセブン 宇宙人たちの地球侵略計画 彼らはどうして失敗したのか 単行本(ソフトカバー) – 2017/5/24
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購入オプションとあわせ買い
『ウルトラセブン』に登場した宇宙人たち地球侵略計画を徹底解説
今年、放送開始から50年を迎える『ウルトラセブン』といえば、地球侵略をたくらむ、 知略に富んだ星人による侵略計画が目玉の一つでした。
本書では、劇中に登場した侵略者たちの、地球侵略「計画」にフォーカスします。侵略する星人側から見た、侵略計画の全容を様々なアプローチで考察し、なぜ失敗したのか、どうすれば成功=ウルトラセブンを倒すことができたのか、ということに絞った、これまでになかった一冊です。
合計45の侵略計画について、侵略者ごとの侵略計画と実行された作戦の経緯や結果を考察し、侵略した星人、円盤、怪獣の図や侵略経路の地図、ポイント化した侵略計画のランキングなどを駆使して、多面的に語ります。
そして、各侵略計画を分析し、その結果を踏まえ、確実にウルトラセブンを倒せる侵略計画を立案しています。
さらに 、かつて不完全な形で雑誌掲載された、ウルトラセブン漫画の第一人者である一峰大二氏が、未使用脚本「宇宙人15+怪獣35」の準備稿をもとに描かれた、ウルトラセブンの漫画を、始めて完全な形で掲載します。
ディープなファンならば気がつくであろう本文に隠されたキーワードなどによって、これまでにないウルトラセブンの世界観を掘り下げたストーリーガイドブックとして楽しむことができます。
今年、放送開始から50年を迎える『ウルトラセブン』といえば、地球侵略をたくらむ、 知略に富んだ星人による侵略計画が目玉の一つでした。
本書では、劇中に登場した侵略者たちの、地球侵略「計画」にフォーカスします。侵略する星人側から見た、侵略計画の全容を様々なアプローチで考察し、なぜ失敗したのか、どうすれば成功=ウルトラセブンを倒すことができたのか、ということに絞った、これまでになかった一冊です。
合計45の侵略計画について、侵略者ごとの侵略計画と実行された作戦の経緯や結果を考察し、侵略した星人、円盤、怪獣の図や侵略経路の地図、ポイント化した侵略計画のランキングなどを駆使して、多面的に語ります。
そして、各侵略計画を分析し、その結果を踏まえ、確実にウルトラセブンを倒せる侵略計画を立案しています。
さらに 、かつて不完全な形で雑誌掲載された、ウルトラセブン漫画の第一人者である一峰大二氏が、未使用脚本「宇宙人15+怪獣35」の準備稿をもとに描かれた、ウルトラセブンの漫画を、始めて完全な形で掲載します。
ディープなファンならば気がつくであろう本文に隠されたキーワードなどによって、これまでにないウルトラセブンの世界観を掘り下げたストーリーガイドブックとして楽しむことができます。
- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社マイナビ出版
- 発売日2017/5/24
- 寸法15 x 1.8 x 21 cm
- ISBN-104839953678
- ISBN-13978-4839953676
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商品の説明
著者について
中村 宏治(なかむら・こうじ)
1965年生まれ。横浜育ち。映画学校卒業後、映画やTVなどの映像系の仕事を経て、造形やマスコミ関連に従事。ペンネームでプロモデラー活動を行いつつも、ホビーの開発や雑誌の編集ライターなどもこなす。著書に『ウルトラマンシリーズ超兵器大研究』『ウルトラセブン超兵器大研究』(以上、マイナビ出版)など。執筆に『円谷プロ図録 ウルトラマンメカニック編』『オール・ザット・ウルトラマンタロウ』(ネコ・パブリッシング)『僕たちの好きなウルトラセブン』(宝島社)『サンダーバードぴあ』(ひあ)など、共に多数。
<第1部、第2部、第3部の執筆を担当>
一峰 大二(かずみね・だいじ)
1935年、東京都生まれ。漫画家。21歳のときに『からくり屋敷』でデビュー。 『七色仮面』『ナショナルキッド』『白馬童子』『ウルトラセブン』 『スペクトルマン』といったテレビヒーロー漫画のヒット作を多数もつ。 代表作に『黒い秘密兵器』『ウルトラマン』『怪盗ルパン』『電人アロー』 『電人ザボーガー』『スペクトルマン』『ミラーマン』『ファイヤーマン』 『ウルトラマンレオ』ほか多数。
<第3部の漫画を担当>
1965年生まれ。横浜育ち。映画学校卒業後、映画やTVなどの映像系の仕事を経て、造形やマスコミ関連に従事。ペンネームでプロモデラー活動を行いつつも、ホビーの開発や雑誌の編集ライターなどもこなす。著書に『ウルトラマンシリーズ超兵器大研究』『ウルトラセブン超兵器大研究』(以上、マイナビ出版)など。執筆に『円谷プロ図録 ウルトラマンメカニック編』『オール・ザット・ウルトラマンタロウ』(ネコ・パブリッシング)『僕たちの好きなウルトラセブン』(宝島社)『サンダーバードぴあ』(ひあ)など、共に多数。
<第1部、第2部、第3部の執筆を担当>
一峰 大二(かずみね・だいじ)
1935年、東京都生まれ。漫画家。21歳のときに『からくり屋敷』でデビュー。 『七色仮面』『ナショナルキッド』『白馬童子』『ウルトラセブン』 『スペクトルマン』といったテレビヒーロー漫画のヒット作を多数もつ。 代表作に『黒い秘密兵器』『ウルトラマン』『怪盗ルパン』『電人アロー』 『電人ザボーガー』『スペクトルマン』『ミラーマン』『ファイヤーマン』 『ウルトラマンレオ』ほか多数。
<第3部の漫画を担当>
登録情報
- 出版社 : マイナビ出版 (2017/5/24)
- 発売日 : 2017/5/24
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 264ページ
- ISBN-10 : 4839953678
- ISBN-13 : 978-4839953676
- 寸法 : 15 x 1.8 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 496,956位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 49,643位趣味・実用
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年9月10日に日本でレビュー済み
異星人の侵略計画を戦略、戦術、発想力、パワー、機動力、知力、効果の7項目70点満点で評価。星人、宇宙人の単純な強さはパワーのみで評価されるので作戦次第では弱小星人でも高得点が挙げられる仕組みです。
40点を超えた高評価の作戦を上げるとリッガー(40点)、ペロリンガ星人(41点)
、プロテ星人(41点)、ミミ―星人(42点)、シャドウマン(43点)、ペダン星人(50点)、ゴドラ星人(52点)、ガッツ星人(55点)、サロメ星人(56点)、イカルス星人(58点)、ポール星人(59点)、ゴース星人(61点)となっています。
一度はセブンを倒したガッツ星人より高評価な者が4人もいます。パンドンが大して強くなかったゴース星人がここまで評価が高いのは作戦がかなり成功に近づいたからでしょう。ポール星人もですが、実際に与えた損害の大きさをを評価しているようです。
ポール星人に加えてイカルス星人、ゴドラ星人、シャドウマンなどは人類が対処不能の攻撃について高く評価されているようです。しかしビラ星人(28点)のように技術が優れていてもその使用方法がダメな場合は評価が低いです。
サロメ星人やペロリンガ星人の評価がここまで高いのは人類の心理をついた作戦になっているせいでしょう。またプロテ星人のように徹底してセブンとの対決を避ける者についても高く評価されています。
40点を超えた高評価の作戦を上げるとリッガー(40点)、ペロリンガ星人(41点)
、プロテ星人(41点)、ミミ―星人(42点)、シャドウマン(43点)、ペダン星人(50点)、ゴドラ星人(52点)、ガッツ星人(55点)、サロメ星人(56点)、イカルス星人(58点)、ポール星人(59点)、ゴース星人(61点)となっています。
一度はセブンを倒したガッツ星人より高評価な者が4人もいます。パンドンが大して強くなかったゴース星人がここまで評価が高いのは作戦がかなり成功に近づいたからでしょう。ポール星人もですが、実際に与えた損害の大きさをを評価しているようです。
ポール星人に加えてイカルス星人、ゴドラ星人、シャドウマンなどは人類が対処不能の攻撃について高く評価されているようです。しかしビラ星人(28点)のように技術が優れていてもその使用方法がダメな場合は評価が低いです。
サロメ星人やペロリンガ星人の評価がここまで高いのは人類の心理をついた作戦になっているせいでしょう。またプロテ星人のように徹底してセブンとの対決を避ける者についても高く評価されています。
2017年7月2日に日本でレビュー済み
「エンターテインメントアーカイブ ウルトラマンG ウルトラマンパワード」や「円谷プロ作品超兵器大研究」「ウルトラ怪獣アートワークス」などを編集した中村氏だけに、目の付け所が斬新です。面白い。
2017年5月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
結論は1つです。星人の姿は出さなくてもいいのでスペル星人の事件も掲載して欲しかった。これはこの本を手にしたウルトラセブンファンの誰もが思ったことと思いますよ。円谷プロさんそろそろ解禁しませんか?スペル星人を糾弾したあのごろつきジャーナリストも話の中身を知って反省しているようですし。
2017年5月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カラーページが少な過ぎ。
専門書のはずが、「地球防衛軍兵器一覧」からハイドランジャーが抜けてるし、「敵兵力の分析」の超能力の数が”分析不足”。
なんか中途半端な内容。もっとディープでカラーページを増やすべきだった。
せっかくクール星人の側面や背面が見られたのにカラーでないのは残念でした。
「その後の作戦」なる項では、「W星人がP星人のP星へ攻め込んだ」等の筆者がつくったようなエピソードがあり、とてもうさん臭い。
巻末の「ゴードの巻」は蛇足だったと思います。
専門書のはずが、「地球防衛軍兵器一覧」からハイドランジャーが抜けてるし、「敵兵力の分析」の超能力の数が”分析不足”。
なんか中途半端な内容。もっとディープでカラーページを増やすべきだった。
せっかくクール星人の側面や背面が見られたのにカラーでないのは残念でした。
「その後の作戦」なる項では、「W星人がP星人のP星へ攻め込んだ」等の筆者がつくったようなエピソードがあり、とてもうさん臭い。
巻末の「ゴードの巻」は蛇足だったと思います。
2017年5月26日に日本でレビュー済み
エピソード順にそれぞれ4-5頁を割いて「事件の発覚」「作戦概要」「星人の特性」「行動開始」「交戦」「顛末」「使役怪獣の考察」「宇宙船の考察」「敗因」といった項目がコンパクトに纏められ、ちょっと変わったエピソードガイドになっている。後のシリーズや平成セブンなどのオリジナルビデオ作品、映画に再登場したときの模様もさらっとフォローしていて芸が細かい。『ウルトラファイト』まで含めているのはご愛嬌か。それを読むだけでも面白いが、意外にも資料性が高いと云うのは、まず各星人や使役怪獣、宇宙船の前面・背面・側面写真が豊富に載っていること。1冊の書籍でこれだけ網羅的に掲出している例は類書がないと思う。マーチャンダイズ展開用に撮影しておいた資料写真を庫出し一掃したという感じだ。
また「星人の特性」の項に母星の自然環境やら文化が結構事細かに記述されているのにはちょっと吃驚!! こんな裏設定、どこで調べたのかなと初読時は疑問だったのだが、つらつら考えて分かった。当時の少年マンガ誌の特集記事が出典なのだ。大伴昌司氏辺りが創作したあれやこれやをもっともらしく脚色しているらしい。2014年に講談社から出た『ウルトラセブン画報』に当時の記事が復刻されているので、そちらと照合いただくのも一興だろう。
惜しむらくは判型が小さく(A5版)、モノクロなので、資料写真でディテールが分かりにくいこと。お求め易い価格に収めるために致し方ない処置だったと思うが、少々残念だ。
とは云え、総じて限られた紙面のなかでありったけの情報を詰め込んだ労作と称賛したい。今年に入って『セブン』関係の出版物は既にいくつか出ているものの、私見ではこれがベスト。一読をお奨めする。
また「星人の特性」の項に母星の自然環境やら文化が結構事細かに記述されているのにはちょっと吃驚!! こんな裏設定、どこで調べたのかなと初読時は疑問だったのだが、つらつら考えて分かった。当時の少年マンガ誌の特集記事が出典なのだ。大伴昌司氏辺りが創作したあれやこれやをもっともらしく脚色しているらしい。2014年に講談社から出た『ウルトラセブン画報』に当時の記事が復刻されているので、そちらと照合いただくのも一興だろう。
惜しむらくは判型が小さく(A5版)、モノクロなので、資料写真でディテールが分かりにくいこと。お求め易い価格に収めるために致し方ない処置だったと思うが、少々残念だ。
とは云え、総じて限られた紙面のなかでありったけの情報を詰め込んだ労作と称賛したい。今年に入って『セブン』関係の出版物は既にいくつか出ているものの、私見ではこれがベスト。一読をお奨めする。