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オカルト 単行本 – 2001/10/1

3.7 5つ星のうち3.7 10個の評価

商品の説明

商品説明

駅のホームでこつ然と消えたOL。奇妙な予言を告げる石井君。新宿2丁目の幽霊。本書は、詩のような、エッセイのような、短編小説のような不思議な雰囲気の文章35篇を集めた散文集。自身の作品がしばしばオカルティックと評されることを逆手に取ったストレートなタイトルは、いかにも田口ランディらしい。

印象的なのは、超常現象や幽霊などのオカルト全般を「まったく信じない」という彼女が、それは「信じるもの」ではなく「感じるもの」だと語っていることだ。「ただ感じて、抱きしめて、手放せば、そうすれば、森羅万象、すべてのなかに、あたしを生かす力が満ちている」という彼女の言葉に触れると、たしかに『コンセント』のユキも、『アンテナ』の祐一郎も、『モザイク』のミミも、死者と対話しながら「この瞬間を感じ」て、そして「手放し」ていたことに気づく。彼らは「オカルト」に堕することなく、現実にしっかりととどまりながら「生」と「死」のつながりを見せつけてくれていた。それらの小説から、きらきらとこぼれ落ちたかのような35個のカケラは、田口ランディの世界をひも解く重要な手がかりとなっている。(中島正敏)

内容(「MARC」データベースより)

母はいちごあめの瓶を抱きしめて、嬉しそうに笑っていた。母の魂だったのだろうか。暗くなった山道を漕ぎながら、私はなぜかおろおろと泣いていた―。ぎゅっと、畏怖を、抱きしめるもうひとつの世界との交感。散文35篇。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA(メディアファクトリー) (2001/10/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2001/10/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 232ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4840103704
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4840103701
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 10個の評価

著者について

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田口 ランディ
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Randy Taguchi first began writing online in 1996 and soon attracted a large following in Japan, where she is sometimes referred to as the "Queen of the Internet." She is a popular and prolific author, whose work includes a busy blog, seventeen novels, two of which -- Outlet and Fujisan -- have been released in English to date, many short stories, and more than twenty essays. She is currently supporting the Fukushima Kid's Summer Camp program, helping children impacted by the 2011 earthquake, and she released a brief essay entitled "How Japan Made the Nuclear Choice" in reaction to the incident. Her latest work, Zazen Girl, was released in 2014.

カスタマーレビュー

星5つ中3.7つ
5つのうち3.7つ
10グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文庫版には収録されていない「光の大河」という
詩が何度読んでもじんとさせる。

この詩を読むために文庫版の他に単行本を買いました。
単行本の方が私はすごいと思う。
2020年10月11日に日本でレビュー済み
田口さんの作品は何冊か過去に読んだ。小説も、ノンフィクションも。

この本は題名に惹かれて手に取ったのだが、読んでみると少し趣が違った。「オカルト」の定義を考えればこういった内容もありなのだろうが…。不思議な体験中心の話だと思って読んでいったのだが、それは一部で、残りはそうではなかった。

また、何か全体に統一感がない気がした。あとがきで知ったのだが、書かれた年代はばらばらとのことで、高校生の頃に書いたものを手直ししている作品もあるそうだ。それで何か少し違和感を感じたのだ。

物を書く仕事の方々は、何かを伝えずにいられなくて、それで書き続けるのだと思う。特に田口さんの場合は、育った家庭があまりにも…きつい。感情コントロールができず、いきなり暴力的になる父親。暴力を振るわれる母親と兄。結果として精神を病んでしまい、大人になってから自死した兄。田口さんにとっては、家は常に緊張と危険に満ち、心安らげない場所でしかなかっただろう。彼女の中にたまりに溜まった怒りも憎しみも悲しみもあったことだろう。だから、田口さんは書いた。そしてこれからも書く。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年5月1日に日本でレビュー済み
個人的には大好きな本です。

そういう事も、世の中あるんだろうなあ。ってなんだか妙に納得がいくような話ばっかり。でもそれは私が、こういう不思議な世界にすごくオープンマインドだからかもしれないです。だから、悪いレビューを書いてる人を否定もできないような気もします。

日常の、げ、そんなことってあるの?っていう小さな不思議が、ランディさんによって具体的に言葉になったというかんじ。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年4月3日に日本でレビュー済み
作者が体験したオカルトチックな話の短編集。

でも、そんなにオカルトチックでもないところもあったりして・・・・

田口ランディに興味のある方は読んでみては。

作者自身にさほど興味がないという方には、つまんないかも。
2004年10月29日に日本でレビュー済み
掌編小説、と裏表紙に紹介されているが、詩のようなものや、エッセイそのままのもの、フィクション、と、いろいろ入っていて区別はされていない。
著者の「コンセント」に始まる三部作では、無駄のない文章、精神的なストーリー、「ファンタジー、あるいはホラー」とカテゴライズするには至らない程度の非現実感、がうまく絡み合っていて、とてもいい味を出していた。
しかし、この本に収められた作品群は、どうだろうか。
全部が全部、とは言わないが、あまりにバランスが悪い。
文章は、無駄な装飾と感じられる部分が多かった。三部作に比べ、整理されていない、という印象を受ける。
心に関する話は、ところどころで「独りよがりな解釈ではないか」と感じられた。
さらに、「非現実感溢れる話」と言えば聞こえはいいかもしれないが、「デタラメなこじつけ」とつっぱねたくなる部分もある。
小説の中でフィクションとして書かれていれば純粋に楽しめることも、著者が自分の「体験・ひらめき」として語る場合、まず「現実」としての信憑性や説得力が、より重要になる。そこに明らかな疑いが生じると、著者の言いたい事を理解しようとする前に、「そんなばかな」という態度で見てしまうからだ。
この本の中の「オカルト」な話は、どうもそのあたりに欠けるような気がする。
読んでいて、なんだか恥ずかしくなってしまった。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2001年10月15日に日本でレビュー済み
田口ランディさんは実は女の人だったなんてこの本をよんで知りました。遅すぎ??ですね。
まあそれはいいとして、オカルトとはありますが決して怖い恐いお話ではないのです。
日常生活にふっと感じる違和感みたいなものが題材になっています。
かなりの短編の短編で、35編も載っていたりします。
1つ1つ読み応えと重さがありなんともいえずいいものをつくるなあと感心というか感激いたしました。
ぜひぜひよんでいただきたい1品です。
21人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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