不思議な構成で楽しめました。ど真ん中でドロップアウトしてしまう主人公に変わってヒロインが物語を進めます。なかなか効果的で、中だるみを覚悟していた読み手にとってこれは新鮮。タイトルや表紙絵のほんわか感からは想像できない戦闘シーンもあり、後半は勢い、テンポが心地よいです。
ただ常に最後のまとまり方が見えてしまっていた事もあり、まとまるようにまとまってほっとする反面、悪役の設定に物足りなさを感じてしまいました。
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ぴよぴよキングダム (MF文庫 J き 1-1) 文庫 – 2004/10/1
- 本の長さ257ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA(メディアファクトリー)
- 発売日2004/10/1
- ISBN-104840111596
- ISBN-13978-4840111591
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA(メディアファクトリー) (2004/10/1)
- 発売日 : 2004/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 257ページ
- ISBN-10 : 4840111596
- ISBN-13 : 978-4840111591
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,331,056位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2007年11月3日に日本でレビュー済み
高校生森山拓は、ある朝目を覚ますと…頭の上に『ヒヨコ』が住み着いていた。
『ヒヨコ』は高次元生命体ピッチパッチのピックルと名乗り、拓の頭を領土として宣言。
伝統にのっとり、この未開の惑星・地球で恋をするのだという。
とりあえずピックルを頭に載せて登校した拓を待っていたのは、チュルリラ姫と、姫の領土になったクラスメート・磐座あかりだった。
森山拓は少し影のある人物なのですが、それにもましてヒロインの磐座あかりがそこらのヒロイン像とは似ても似つかないとんがり具合です。
あかりは一匹狼で口調もまるで男なので、そこら辺受け入れられない人はあまりオススメできません。
ただ『ヒヨコ』の高次元生命体ピッチパッチのピックル達とのやりとりは楽しめますし、あかりも口調こそとんがっていますが、それを若さととるか苦労ととるかで見方が大分変わります。
高校生という年代の不器用さ、己の価値観と周囲の価値観の対立など、「ぴよぴよキングダム」という柔らかなタイトルのわりには固い内容があるので驚いてしまった。
ヒロインのとんがり具合を個人的にはオススメしたい。
『ヒヨコ』は高次元生命体ピッチパッチのピックルと名乗り、拓の頭を領土として宣言。
伝統にのっとり、この未開の惑星・地球で恋をするのだという。
とりあえずピックルを頭に載せて登校した拓を待っていたのは、チュルリラ姫と、姫の領土になったクラスメート・磐座あかりだった。
森山拓は少し影のある人物なのですが、それにもましてヒロインの磐座あかりがそこらのヒロイン像とは似ても似つかないとんがり具合です。
あかりは一匹狼で口調もまるで男なので、そこら辺受け入れられない人はあまりオススメできません。
ただ『ヒヨコ』の高次元生命体ピッチパッチのピックル達とのやりとりは楽しめますし、あかりも口調こそとんがっていますが、それを若さととるか苦労ととるかで見方が大分変わります。
高校生という年代の不器用さ、己の価値観と周囲の価値観の対立など、「ぴよぴよキングダム」という柔らかなタイトルのわりには固い内容があるので驚いてしまった。
ヒロインのとんがり具合を個人的にはオススメしたい。
2004年11月18日に日本でレビュー済み
物語はある意味定番のボーイミーツガールであり、予定調和の感じもするものの、
不器用に生きる主人公の少年少女が微笑ましく、つい熱のこもった応援をしたくなってしまいます。
これも主人公達にしぼって言動と行動を丁寧に描写しているので、発言内容や、
行動するに至った理由がきっちりと書ききられているからではないかと。
また後半、少年から少女へと視点が百八十度変わりますが、物語としてぶれることなく好印象。
終盤がやや駆け足なのが気になるものの、不器用だけど努力して前に進もうとする二人を、
もう少し見てみたいなぁと思わせてくれる一冊です。
不器用に生きる主人公の少年少女が微笑ましく、つい熱のこもった応援をしたくなってしまいます。
これも主人公達にしぼって言動と行動を丁寧に描写しているので、発言内容や、
行動するに至った理由がきっちりと書ききられているからではないかと。
また後半、少年から少女へと視点が百八十度変わりますが、物語としてぶれることなく好印象。
終盤がやや駆け足なのが気になるものの、不器用だけど努力して前に進もうとする二人を、
もう少し見てみたいなぁと思わせてくれる一冊です。