このシリーズ、一巻はどうも「キャラ立ってないし、ストーリーもなんか起伏に欠ける」と思ってたのですが
シリーズ化を意識して書いた二巻は明確な敵キャラや世界設定、さらに次々に主人公を襲う悲劇と
かなり作品として面白いものになってきました。
三巻はそんな二巻をさらに越えて面白いものになっています。
元々単発で終わらせるつもりだった一巻では、林檎についてろくに説明が加えられていなかったため
シリーズ化が決定してから慌てて後付けした聖書ネタはかなり荒っぽく、まとまっていない印象を受けました。
しかしこの三巻では作者はかなりキチンと旧約聖書や他の宗教関係を勉強したらしく
素人目にはかなりまとまったものに見えました。
その分、説明口調やさらなる設定の嵐にうんざりする人も多いと思いますが
自分はむしろ前巻までのもやもやをすっきりさせてくれる好ましいものに思います。
今回の主役は4人。
そのうちの二人(三人?)は前巻までの登場人物ですが、その中の一人が完璧にキャラを変えられてます。
いや、自分はむしろこのキャラ変化は成功だと思ってるんですが
前巻まで読んだ人の中には納得いかない!って人もいるかもしれません。
でもこの性格変化があって初めて、この4人の絆が生まれたんだと思うと
やっぱりこうして正解だと思います。
ちなみに、グリコはほとんど活躍しません。てかチープな敵役っぽいw
物語の中心の謎にほとんど関われてないし。
愚龍なんて言わずもがな。むしろ嘆木の方がラストの爆弾発言で存在感アピールしてますw
ストーリーももちろん面白いです。ですが…
かなりビジュアル的にグロイシーンが乱発されます。特に新キャラの主役。
初っ端に校舎屋上から飛び降りてグチャグチャになるとかあり得ませんw
前回よりグロくないって作者は言ってますが、ぶっちゃけグロいです。
そういうものに耐性あって、なおかつ少年漫画みたいなお約束が楽しみたい方はぜひご一読を!
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
蟲と眼球とチョコレートパフェ (MF文庫 J あ 2-3) 文庫 – 2006/4/1
- 本の長さ327ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA(メディアファクトリー)
- 発売日2006/4/1
- ISBN-10484011532X
- ISBN-13978-4840115322
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA(メディアファクトリー) (2006/4/1)
- 発売日 : 2006/4/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 327ページ
- ISBN-10 : 484011532X
- ISBN-13 : 978-4840115322
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,145,924位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2014年3月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
娘の希望で買いました。まだ見ていない様子で感想は聞いていません。
2007年1月9日に日本でレビュー済み
このシリーズでは、「チョコレートパフェ」が最も好きです。
蟲と眼球の物語における、休憩地点。和やかで、可愛くて、熱血で、感動です。
「なのっ★♪」とか喋る蜜姫ちゃん初登場で、この底抜けに脳天気で濃い女の子によって雰囲気が明るくなって、親しみやすくなったと思います。
もちろんグロいところはグロいんですが、そこがシリーズの個性になってくるのもここから。
この「チョコレートパフェ」のおかげで、蟲と眼球シリーズが個人的に大好きになりました。「テディベア」や「殺菌消毒」で読むのを終わるのはもったいないですよ。
「チョコレートパフェ」からが、本番です。
蟲と眼球の物語における、休憩地点。和やかで、可愛くて、熱血で、感動です。
「なのっ★♪」とか喋る蜜姫ちゃん初登場で、この底抜けに脳天気で濃い女の子によって雰囲気が明るくなって、親しみやすくなったと思います。
もちろんグロいところはグロいんですが、そこがシリーズの個性になってくるのもここから。
この「チョコレートパフェ」のおかげで、蟲と眼球シリーズが個人的に大好きになりました。「テディベア」や「殺菌消毒」で読むのを終わるのはもったいないですよ。
「チョコレートパフェ」からが、本番です。
2006年6月3日に日本でレビュー済み
後書きに「このシリーズはもうすぐ終わります」みたいな事が書いてあってがっかりしました。
まだ何も話の確信に近付いていないのに終わるって…
他社から発刊されてる「アンダカの改造学」も何も確信に触れないまま1部完結って…
好きな作家故にがっかりです。
まだ何も話の確信に近付いていないのに終わるって…
他社から発刊されてる「アンダカの改造学」も何も確信に触れないまま1部完結って…
好きな作家故にがっかりです。
2006年6月17日に日本でレビュー済み
可愛いけどグロテスクな蟲と眼球シリーズ第二弾。
えーと、ひじょうに両極端な要素をこれでもかって詰めこんだ感じで個人的には大好きです。
可愛い要素:チョコパフェ。竜ゑと御貴のラブコメ。グリコの『新食感』。
グロい要素:生首。食人。両腕切断。首無し死体。
ん? グロのほうが多い……? とにかく、読むひとを選ぶかもしれませんけど、そこも個性とわりきればすごくハマれます。好きです。
えーと、ひじょうに両極端な要素をこれでもかって詰めこんだ感じで個人的には大好きです。
可愛い要素:チョコパフェ。竜ゑと御貴のラブコメ。グリコの『新食感』。
グロい要素:生首。食人。両腕切断。首無し死体。
ん? グロのほうが多い……? とにかく、読むひとを選ぶかもしれませんけど、そこも個性とわりきればすごくハマれます。好きです。
2006年5月8日に日本でレビュー済み
閣下LOVEな私は閣下の出番の少なさに嘆いた。ただ不快逆流も結構好き…。
誤解を解いておくと評価は☆5あげたい。☆が少ないのは閣下の出番が少ないからだ。
展開としては私好みのグロさが目立つ。殺菌消毒に対する殺意もこの巻で消えた。また『ひぐらしのなく頃に』を少し連想させた(恐らく私だけ)作者の謎かけがいっそうこのシリーズを面白くしてくれた。絶対買うべし
誤解を解いておくと評価は☆5あげたい。☆が少ないのは閣下の出番が少ないからだ。
展開としては私好みのグロさが目立つ。殺菌消毒に対する殺意もこの巻で消えた。また『ひぐらしのなく頃に』を少し連想させた(恐らく私だけ)作者の謎かけがいっそうこのシリーズを面白くしてくれた。絶対買うべし
2006年5月12日に日本でレビュー済み
またまた新しいキャラが登場しますが、この新キャラが何と言うかぶっ壊れてます。テンション的に。で、ストーリーですけど、だんだんと面白くなってきてると思います。今回は登場人物同士の恋愛もありますし、日日日氏特有の心理描写も冴えてました。ただラストのバトルがちょっと個人的にはいただけなかったので、☆三つとさせていただきます。それまでは本当に良かったんですけどね。('-,_ω-`)プッ
あ、前作に比べてさらにグロ度がアップしてます。正直やりすぎです。ひどい!('-,_ω-`)プッ
あ、前作に比べてさらにグロ度がアップしてます。正直やりすぎです。ひどい!('-,_ω-`)プッ