12巻ラストのエピソードの続きを読む訳なので、今回のコミックスを手に
取るのが辛かったという人、読み終わったあと1巻から通して読み直した人も
少なくないでしょう。死というテーマは、どんな作品でも飛び道具だと
思います。
でも、この作品にはエピソードの着実な積み重ねがあります。ケイの悲しみは
前巻ラストの時点でも想像して余りありました。むしろ、マリカと府中野君の
自販機の前でのエピソードは、両方の心の動きの描写という点で新鮮でした。
前だったら逆かもしれませんでしたね。
アスミ達のおかげで心を開きつつあるマリカのエピソードが次の段階に進む
のは、説明しにくい不思議な感情ですが、少し怖い感じがします。
星をこの巻へ5つ、作品を通して+1、この作品に登場する、私がなくして
しまった真っ直ぐな感情を持つ愛すべき登場人物達へ+1、それをてらうことなく
表現できる作者の柳沼氏へ+1。星8つでも足りないぐらいですが、星5つまで
しか選択肢がないので……。
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ふたつのスピカ 13 (MFコミックス フラッパーシリーズ) コミック – 2007/12/22
柳沼行
(著)
- 本の長さ182ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA(メディアファクトリー)
- 発売日2007/12/22
- ISBN-104840119848
- ISBN-13978-4840119849
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA(メディアファクトリー) (2007/12/22)
- 発売日 : 2007/12/22
- 言語 : 日本語
- コミック : 182ページ
- ISBN-10 : 4840119848
- ISBN-13 : 978-4840119849
- Amazon 売れ筋ランキング: - 404,538位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年12月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前巻での出来事、その時の秋を中心に始まり、ケイや、ふっちーが悲しみを乗り越えようとします。
そして後半からは、マリカの問題におよび、マリカ自身もその問題に向き合い、次の一歩へ踏み出します・・・
そして後半からは、マリカの問題におよび、マリカ自身もその問題に向き合い、次の一歩へ踏み出します・・・
2011年8月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
遺伝性の病気は、マリカだけでも十分辛かったのに、秋まで…。 驚異の身体能力を持つアスミの一番の強敵であった秋には最後まで、アスミと競って欲しかったし、宇宙に行って欲しかったです。 にしても、鼻血とか症状が出てたのに、あんなに悪くなるまで秋が授業や実技をこなしていたのが不思議。まぁ、薬を飲んでるとはいえマリカもなんだけど。 宇宙飛行士になるのに健康は一番重要なのに、秋は何で体調がおかしいのに病院に行かなかったんだろう? 最後も何か悟りきって、絶望することなく死んでしまった感じだったし。 もうちょっとあがく秋も見てみたかったのに。 一番印象に残ったのは、大泣きして友にすがりつきそうなイメージだった圭が、普通に葬儀に出て、いつもどおり普通にアスミたちと接して、一人になってから堪えていた涙を流したことです。 圭って本当に良い奴だなぁ、って思いました。 府中野くんの泣きもしんみりして、すごく辛かったです。 マリカは絶対生き続けて!って思いました。
2017年4月20日に日本でレビュー済み
シュウの見送りの巻。
みんなにとってもいきなりだったろうけど、悲しみだけではなく、前に向かってがんばってほしい。
みんなにとってもいきなりだったろうけど、悲しみだけではなく、前に向かってがんばってほしい。
2007年12月22日に日本でレビュー済み
前巻のラストは衝撃的でしたが、今回はそれを受けての悲しいお話でした。でも、どこか温かさや希望が感じられるのが、この作品のいいところですね。
今回驚かされたのは、これまでに張り巡らせた伏線が上手く生かされていることです。
シュウの病名もそうですし、葬儀で流れたピアノ演奏の曲目まで、思わず以前の単行本を取り出して確認してしまったほどです。
全体的に悲しい雰囲気でしたが、筋肉ムキムキの体育教師が生徒たちに見せた思いやりと、それに応えてシュウの分までマラソンする生徒たちのエピソードには心温まるものがありました。
今回驚かされたのは、これまでに張り巡らせた伏線が上手く生かされていることです。
シュウの病名もそうですし、葬儀で流れたピアノ演奏の曲目まで、思わず以前の単行本を取り出して確認してしまったほどです。
全体的に悲しい雰囲気でしたが、筋肉ムキムキの体育教師が生徒たちに見せた思いやりと、それに応えてシュウの分までマラソンする生徒たちのエピソードには心温まるものがありました。
2007年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いままでの同級生との出会いと別れや友情は非常に共感できた。
だけど主要キャラが同じ病気に侵されていたり、悲劇の大安売りみたいになってきた感がある。
個人的にはシュウは親との確執だけでよかったんじゃないかなと思う。
作者が無理やり泣かせようとしている感じがしてなんかがっくり来た。
だけど主要キャラが同じ病気に侵されていたり、悲劇の大安売りみたいになってきた感がある。
個人的にはシュウは親との確執だけでよかったんじゃないかなと思う。
作者が無理やり泣かせようとしている感じがしてなんかがっくり来た。
2008年1月6日に日本でレビュー済み
これは、やりずぎだろう・・・
作者もネタが尽きたなと(ここ最近淡々とした話が多かったので)
前作のラストでは思いましだが…
とても感動的な話になっていて
毎回のことながら不思議な気持ちにさせてくれる作品です。
作者もネタが尽きたなと(ここ最近淡々とした話が多かったので)
前作のラストでは思いましだが…
とても感動的な話になっていて
毎回のことながら不思議な気持ちにさせてくれる作品です。
2008年2月22日に日本でレビュー済み
この物語の中で本当に宇宙へ行けるのは、限られた人だけ、今迄読んでいれば
うすうすとは感じられるとは、思います。でもちょっと消去法的に登場人物か
切られて行くのは、本当につらいです。
そして恐らく宇宙へ行けると思うアスミちゃんがその思いを、どういう風につ
なげていくのか、これからが本当に難しいのではないかと思います。
そしてただ単に「ああ宇宙に来たんだ」では、絶対終わらないであろうストーリー
に良い方、悪い方どちらも非常に気になります。
うすうすとは感じられるとは、思います。でもちょっと消去法的に登場人物か
切られて行くのは、本当につらいです。
そして恐らく宇宙へ行けると思うアスミちゃんがその思いを、どういう風につ
なげていくのか、これからが本当に難しいのではないかと思います。
そしてただ単に「ああ宇宙に来たんだ」では、絶対終わらないであろうストーリー
に良い方、悪い方どちらも非常に気になります。