クダンと呼ばれる生き物がいる。
その生き物は、災いを予言する
戦争、大地震、そうした予言をしたのち
クダンは死んでしまうという。
これは、そんな悲しい運命を持つクダンの物語
なんだけど〜〜一部文章抜粋
「私のニーソックスに入るな、何度もいってるでしょ!」
「馬鹿な、ニーソックスを被らずにして俺の人生は語れなーーはおっ」
「語らなくて結構!」
「俺は被りたくなくても、ニーソックスのほうが俺を放さなーーほおっ」
バクの言い分など聞く耳持たずに、クダンはリズムを崩すことなくぴたーん、ぴたーんと
尻を叩き続ける。
「勘弁、もうホント勘弁。ボクのお尻がスクランブル警報!」
短い手足をじたばたさせながらバクが懇願するので、クダンもようやく手を休めた。
「ひゅ〜っ、危なかったな。もしも、それ以上叩いていたら、腫れて高熱を帯びた俺の
尻がおまえの手を焼き尽くしていたところだぜ」
・・・・・・・・・・まあ、そんな悲しいけど、笑える。ちょっと良い話です。
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クダンの話をしましょうか (MF文庫 J う 3-5) 文庫 – 2007/10/1
- 本の長さ259ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA(メディアファクトリー)
- 発売日2007/10/1
- ISBN-104840120633
- ISBN-13978-4840120630
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA(メディアファクトリー) (2007/10/1)
- 発売日 : 2007/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 259ページ
- ISBN-10 : 4840120633
- ISBN-13 : 978-4840120630
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,620,935位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2009年9月28日に日本でレビュー済み
この物語の主人公である神楽クダンは、妖怪・件(くだん)の能力や外見の特徴を持つ不思議で小柄な女子高生です。
妖怪・件と違うのは、予言をしても命を失うことはありません。
その代わりに、予言をした相手の記憶からクダンのことは失われ、また未来が交わる事もなくなってしまいます。
神楽クダンはとてもやさしい子です。
友達の未来に“不幸”が見えたとき、それを予言してしまいます。
決して嘘を付くことはありません。
神楽クダンはとても寂しい子です。
友達に予言をした結果、その友達はクダンのことを忘れてしまいます。
忘れてしまうだけでなく、その後にクダンに会っても決してクダンに興味を持てないからです。
これは、そんなやさしくて寂しい物語です。
妖怪・件と違うのは、予言をしても命を失うことはありません。
その代わりに、予言をした相手の記憶からクダンのことは失われ、また未来が交わる事もなくなってしまいます。
神楽クダンはとてもやさしい子です。
友達の未来に“不幸”が見えたとき、それを予言してしまいます。
決して嘘を付くことはありません。
神楽クダンはとても寂しい子です。
友達に予言をした結果、その友達はクダンのことを忘れてしまいます。
忘れてしまうだけでなく、その後にクダンに会っても決してクダンに興味を持てないからです。
これは、そんなやさしくて寂しい物語です。
2009年4月23日に日本でレビュー済み
クダンと呼ばれる妖怪があります。
人間の顔をした牛として生まれ、生後すぐに不吉な予言を残して死ぬとされています。
クダンの予言は必ず当たるとされ、「クダンの話」と言う言葉として言われます。
また件と書いて「人の牛」と言う意味でクダンと読むところにも名残があります。
さて、本作品は、そのクダンがクール妹系美少女になりました。w
クダンちゃんは予知能力がありますが、死んだりしません。
ただ、予言を聞いた人はクダンちゃんの事を永久に忘れてしまう。
そう言う運命の子、クダンちゃんの短編3つが、ひとつのストーリーでまとめられています。
クダンちゃんがなかなかかわいくていいです。
もっと話が見えてくれば色々と盛り上がるんじゃないかなと思いますが。
今回はサワリみたいな部分で謎解きはとくにありません。
まぁ話はいい感じですし、クダンの可愛さも推せますので、とりあえず買ってもいいんじゃないでしょうか。
人間の顔をした牛として生まれ、生後すぐに不吉な予言を残して死ぬとされています。
クダンの予言は必ず当たるとされ、「クダンの話」と言う言葉として言われます。
また件と書いて「人の牛」と言う意味でクダンと読むところにも名残があります。
さて、本作品は、そのクダンがクール妹系美少女になりました。w
クダンちゃんは予知能力がありますが、死んだりしません。
ただ、予言を聞いた人はクダンちゃんの事を永久に忘れてしまう。
そう言う運命の子、クダンちゃんの短編3つが、ひとつのストーリーでまとめられています。
クダンちゃんがなかなかかわいくていいです。
もっと話が見えてくれば色々と盛り上がるんじゃないかなと思いますが。
今回はサワリみたいな部分で謎解きはとくにありません。
まぁ話はいい感じですし、クダンの可愛さも推せますので、とりあえず買ってもいいんじゃないでしょうか。
2008年8月9日に日本でレビュー済み
お話は1本なのですが、章で主人公が入れ替わるショートストーリーの連続であることに巻頭のイラストで気が付く事は出来ず、読んでるこっちもヒロインと同じ様に切なくなってしまいます。それぞれの話はほどよく絡みついていて、それぞれ直接会う事がない主人公達を結び、一つの話を完成させています。クダンがキャラの名前とは思いませんでした。しかしその名前にも理由がしっかりあって、そこを中心に物語が進むので主人公が変わっても、作品の雰囲気がしっかり保たれているのかなと。