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山白朝子短篇集 死者のための音楽 (幽BOOKS) ハードカバー – 2007/11/14

4.8 5つ星のうち4.8 12個の評価

これは愛の短篇集だ。
怪談専門誌『幽』の連載で話題沸騰の大型新人、待望の初単行本化
怪談専門誌『幽』2号から7号までに連載された6篇の怪談短編に、書き下ろし作品を加えた愛と哀しみの短編集。幻想的な異界への境界と、親と子を描いた叙情的な物語は、怪談ファンのみならず幅広い読者の支持を得る。待望の初単行本。
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商品の説明

著者について

山白朝子(やましろ・あさこ)
1973年、大分県生まれ。出版社勤務を経てフリーライターになる。趣味はたき火。
2005年、怪談専門誌『幽』で鮮烈な作家デビュー。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ メディアファクトリー (2007/11/14)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/11/14
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ハードカバー ‏ : ‎ 240ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4840120927
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4840120920
  • カスタマーレビュー:
    4.8 5つ星のうち4.8 12個の評価

著者について

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山白 朝子
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カスタマーレビュー

星5つ中4.8つ
5つのうち4.8つ
12グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2018年10月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
買ってよかった、読んでよかった、と思える本でした。まだまだ続きが欲しくなります!
幽ブックスの三本の栞、不評もあるようですが、なんだか雰囲気があって私は好きです。
2021年2月1日に日本でレビュー済み
乙一が山白朝子の名前で紡ぎだす作品は昔の日本が舞台の和風だったり、現代でもどこか懐かしく、全体的に繊細な情緒が漂います。
本作はその作風が特に洗練されているように感じました。短編集なので一話ごとの区切りがよくてそう感じるのかもしれませんが。
作者はずっと理系の学校だったのに何故こんな美しい幻想を織りなすことができるのか不思議です。
きっと傷つきやすく、心の内側に向かう傾向が強いからでしょう
幻想でも甘くはなくて、切なくて繊細で痛みを伴いリアルに感じる世界です。
鬼物語は惨劇の描写が淡々と簡潔なのに映像がハッキリ浮かんできて恐ろしく、ひねった描写でも怖くない作家との才能の差を感じました。
個人的に1番好きな雰囲気で心に響いたのは、美しく悲しい献身的な黒い鳥の話です。鳥の容貌とラストに向けた切ない描写に心奪われました。
最後を飾る「死者のための音楽」は、サラサラと流れるような文章で交差する親子の物語に、頭が考えるより先に何故か無性に胸打たれ所々で泣けてきました。自分も子育ての経験があるから重なる部分があったのだと思いますが、それを男性作家が描いているとは。(乙一としてでもそうですが女性目線から描く作品が多いですね)
歴史上の有名な音楽家が夢などの不思議な体験から曲を得たエピソードがいくつかありますが、無名の一個人にその機会が与えられた様子を描くとこうなるのか、と。身近な日常と気高い遥かな世界のいりまじる不思議な感覚を体験しました。
2011年3月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
乙一のペンネーム作品ということで、(ちなみに「中田永一」も乙一のペンネーム)手に取ってみた。
乙一作品といえば、「ZOO」のようなグロい系、「失はれる物語」のような切ない系にわけることが出来る。この「死者のための音楽」は切ない系に入る。不思議な、妖しげな、それでいて、とても切ない、時には癒される短編集である。
凝った装丁も物語の美しさを高めている。
乙一ファンはもちろん、そうでない人にもぜひ一読して欲しい本である。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年8月1日に日本でレビュー済み
背筋が凍るような怪談ではありません。
だけど、人間の持つずるさや愚かさをひしひし感じられるという点では、恐怖がないわけじゃありません。
怖いのは幽霊や怪奇現象ではなく、偏見や差別など、人の浅ましさの方ですから。

この短編集に登場する人物たちは、逆境にもめげずに前向き人生を歩んでゆく強さを持っています。
怪談でありながら、読後はやさしい気持ちになれるのは、彼らのこうした健気さに触れられるからだと思います。

背筋は冷たくならないものの、おすすめの怪談話です。
2013年7月4日に日本でレビュー済み
人の不幸は蜜の味だと思う方。
復讐ものが好きな方。
死を美化している方。
人間は汚いものだとご理解している方。
そんな人たちには大いにお勧めできる一冊。

乙一先生の作品として読むと、『シックス・センス』を見た後に、
同監督の作品を見て、これじゃないという気持ちになったのと同じ気分が味わえることでしょう。
幸福な気持ちになるかと聞かれたら、わたしはそれほどマゾじゃないと答えます。
2008年12月17日に日本でレビュー済み
怪談雑誌『幽』で連載されていた山白朝子氏による初の単行本。
本当に新人?と思ってしまうような筆力に圧倒された。
全編、怪しく不思議な物語の中で、親と子の愛が描かれた切ない物語。
どの話も、素晴らしく、この作品集と出会えたことが、とても嬉しい。
怪談ということで敬遠している人がいたら、とってももったいないと思う。
小説のもつ力を感じました。
山白氏の次回作に期待大!
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年9月14日に日本でレビュー済み
一冊でこれだけ楽しませてくれた本は他に無いだろう。
本当に良い短編集に出会えたと言いたい。
一つ一つがほろ苦く、そして甘さや懐かしさを秘めたストーリーが展開されている。
映像化はどれも難しそうな話なので、これは文章を読みながら頭の中で想像力を駆使して、場面を見るしかないだろう。

一人静かな部屋で何度も読み直したくなる一冊として、お勧めしたい。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年1月7日に日本でレビュー済み
普通の怪談を求めているのなら買わないで下さい。
これは切なく、いとおしく、優しい物語です。

書店で表紙に惹かれて買った本でしたが、買って正解でした。
この本を怪談とか、ホラーというジャンルにしてしまうのは勿体無い。
人々のぬくもりを感じる温かい怪談でした。
どの物語も最後には胸に切ない余韻の残るものです。そういう本に久しぶりに出会えました。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート