記憶喪失の主人公。
そして出会ったのは自分そっくりの美少女。
記憶を失い戸惑う主人公にかけられる優しい言葉の数々。
なんていい子なんだと思ったら――実はドSで、甘い言葉と鞭で他人を操り学院(女子高)のトップを目指す性悪女だった。
行く当てのない主人公は匿ってもらうかわりに、影武者としてそんな彼女に手を貸すことに……。
という感じのお話でした。
百合小説目的で買い読んだのですが、序盤〜中盤は素晴らしい百合具合です。
寄宿舎ということで、夜中に後輩(下僕予定)を部屋に連れ込み「妹」として躾ける様はコメディタッチで大変面白かったです。
――が後半、特にラスト辺りから突然急展開し、それまで築いてきた雰囲気を破壊します。
最後の展開さえなければ最高でした。しかしそこまでのお話は大変面白く、何度でも読み返せる作品です。
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乙女革命アヤメの! (MF文庫 J し 1-5) 文庫 – 2008/11/1
- 本の長さ294ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA(メディアファクトリー)
- 発売日2008/11/1
- ISBN-104840124817
- ISBN-13978-4840124812
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA(メディアファクトリー) (2008/11/1)
- 発売日 : 2008/11/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 294ページ
- ISBN-10 : 4840124817
- ISBN-13 : 978-4840124812
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2008年11月22日に日本でレビュー済み
「ふと気が付いたら女の子に!?」「アヤメが姫子!?」
「入れ替わり!?」「失敗したら許さない!?」
何の事ですか?TSなのかな・・・これは?
最近の煽り文は、内容と一致しないことが多いですね。
作中からの引用が上手いという言い方も出来ます。
主人公「アヤメ」は、自身の名前も失い、姿も記憶も奪われて、私立花時雨学院に放り出されていた。
「姫子」は私立花時雨学院に通う高等部1年。品行方正・成績優秀。学院府(一般的に生徒会)に身を置く副府長。
二人は、まったく同じ姿を持ち、そこで出合った。
学院のアイドル的存在である姫子と、まったく同じ容姿のアヤメによる、学園コメディです。
しかしながら、煽り文・紹介あらすじの裏に、隠されたシナリオや伏線がありました。
予想していた内容とは、けっこう違った展開で、意外性が良かったです。
多少、キャラクターで読者に媚びている部分も否めませんが、身代わりをして、ばれないかドキドキ感を愉しむ作品だけではない事を紹介しておきます。
一応、第一弾と表記されているので、2巻の発刊予定もあると思いますが、私は続きが読みたいと思います。
挿絵の「緋賀ゆかり」さんも、好きな絵師さんですから。
「入れ替わり!?」「失敗したら許さない!?」
何の事ですか?TSなのかな・・・これは?
最近の煽り文は、内容と一致しないことが多いですね。
作中からの引用が上手いという言い方も出来ます。
主人公「アヤメ」は、自身の名前も失い、姿も記憶も奪われて、私立花時雨学院に放り出されていた。
「姫子」は私立花時雨学院に通う高等部1年。品行方正・成績優秀。学院府(一般的に生徒会)に身を置く副府長。
二人は、まったく同じ姿を持ち、そこで出合った。
学院のアイドル的存在である姫子と、まったく同じ容姿のアヤメによる、学園コメディです。
しかしながら、煽り文・紹介あらすじの裏に、隠されたシナリオや伏線がありました。
予想していた内容とは、けっこう違った展開で、意外性が良かったです。
多少、キャラクターで読者に媚びている部分も否めませんが、身代わりをして、ばれないかドキドキ感を愉しむ作品だけではない事を紹介しておきます。
一応、第一弾と表記されているので、2巻の発刊予定もあると思いますが、私は続きが読みたいと思います。
挿絵の「緋賀ゆかり」さんも、好きな絵師さんですから。
2008年12月1日に日本でレビュー済み
いわゆるTS物とは一線を画した作品である。最初から続巻を想定してあるようで現時点では謎が多い。2人のヒロイン【アヤメ】と【姫子】は容姿こそ同一だが性格はまるで異なる別人である。姫子のいる世界、というか学校に突然現れたのがアヤメである。そしてこの学校は全寮制の女子校であり教員も女性ばかりで男は登場しない。強いて言えばアヤメの中身が男かもしれないくらいである。なので校内および寮内は基本的に百合色である。といっても可愛らしいもので抵抗感は無い。あらすじにもあるように途中から姫子が黒くなるが、どちらかと言えば秘めた目的のためにあえてそう振る舞っているようで、時折見せる素振りに姫子本来の姿があるように思う。身代わりを続けながら2人の距離が近づいていく展開が良く、双方にとってかけがえの無い存在になりそうな予感を抱かせてくれるが、アヤメの正体如何では悲しい結末になるかも。他にも学校のこと、校則違反(これがまた微笑ましい違反)を繰り返す集団「夜啼鶯の宮」のこと、姫子の家系のこと、所々で2人を助けるクラスメイト【エルザ】のことなど、数多く点在する謎が如何に解明されていくかが次巻への楽しみとなっている。あと百合色に魅力的な登場人物ばかりの中で、姫子を勝手にライバル視する【樹里亜】や中等部の妄想娘【由麻】がどのように絡んでくるかも今後の読みどころ。由麻は本巻で相応に活躍(?)したが樹里亜はむしろこれからだと思う、というか活躍して欲しい。ベタなツンデレだがとても可愛い娘である。少女漫画と萌え絵をミックスして上品に仕上げたような挿絵も実にマッチしており、全体として雰囲気の良い作品である。