ページを捲ると、今まで通り始まる主人公の煩わしい問いかけ。
今巻も作中表現であるところの「バカ」な主人公が
不快な思考をだだ漏れさせながら話が進んでいきます。
…と、読み始めは考えていました。
しかし、中盤を過ぎた頃には休憩も挟まずに一気に読了してしまいました。
今回、主人公は一時的にではありますが、とてもクリアな思考を手に入れます。
今までとことん「バカ」な主人公視点で書かれていた文章も、見違えるように変化します。
それが読んでいてことのほか楽しく、面白い。
私は2巻をレビューで酷評しました。今でもそう考えています。
が、この最終巻はとても面白い。
ゆえに、「ぴにおん」を読む方には全巻纏め読みをお薦めいたします。
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ぴにおん!4 (MF文庫 J ひ 4-4) 文庫 – 2009/8/21
文化祭の騒動で色々とお世話になった二葉(と柊ちゃん)にお金を返すため、与四郎はアルバイトを始めた。
その最初の給料日、初めて自分で稼いだお金を持って与四郎は二葉の家へと向かう。
そこでなぜか与四郎と二葉は強烈な睡魔におそわれ、眠ってしまう。
目が覚めるとなんと二人は一緒のベッドに横たわっていた!
それを聞きつけたミシン部の面々が騒ぎ出す中、与四郎の身体に異変が起きて――
テンポ良い語り口の新感覚学園ラブコメ、ついに与四郎に決断の時が!?
その最初の給料日、初めて自分で稼いだお金を持って与四郎は二葉の家へと向かう。
そこでなぜか与四郎と二葉は強烈な睡魔におそわれ、眠ってしまう。
目が覚めるとなんと二人は一緒のベッドに横たわっていた!
それを聞きつけたミシン部の面々が騒ぎ出す中、与四郎の身体に異変が起きて――
テンポ良い語り口の新感覚学園ラブコメ、ついに与四郎に決断の時が!?
- 本の長さ259ページ
- 言語日本語
- 出版社メディアファクトリー
- 発売日2009/8/21
- ISBN-104840128782
- ISBN-13978-4840128780
登録情報
- 出版社 : メディアファクトリー (2009/8/21)
- 発売日 : 2009/8/21
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 259ページ
- ISBN-10 : 4840128782
- ISBN-13 : 978-4840128780
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上位レビュー、対象国: 日本
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2012年3月26日に日本でレビュー済み
【設定・世界観】★
超能力が存在する世界。
瞬間移動から時間移動までなんでもあり。
基本的に時間移動を行うと、パラレルワールド以外の設定では、矛盾だらけになるのであるが、
…まあ、矛盾だらけの世界だった。
作者が思いつくまま、何も考えず適当に作った設定なので、
あまり深く考えてもしかたがないのだろう。
実に薄い世界観である。
【キャラ】★★
主人公は、はっきり言って馬鹿。
勉強も出来ないのは勿論であるが、本当に頭が悪いし、鈍い。
相当にイラつくキャラである。
ヒロイン達は個性豊かな面々がそろっているものの、もう一つ魅力を引き出せていない。
人物描写は浅い。
【ストーリー】★
ストーリー展開が突然過ぎる。
いきなり場面が変わる事が多いので、置いてきぼりを何回も食らわされた。
最後の伏線も見え見えであり、あえて言えば、
プチの登場のさせ方をもうすこし工夫すれば、面白くできたかもしれない。
これと同じ話を力量がある作家が書けば、おそらくもう少し面白い作品になったのだと思う。
【文章力】★
ライトノベル作家としても最低レベルだ。
その辺のアマチュアに書かせた方が、もっといい作品ができたのではないだろうか。
このレベルで商業誌にデビューさせるとは、MF文庫さんも思い切ったことをするものだ。
【イラスト】★
作家同様、イラストレーターも酷い。
立ちポーズの絵ならば、まだ何とか見られるのであるが、
動きのある絵になるとデッサンが狂いまくってしまう。
絵のうまい小学生に毛が生えたレベル。
まあ、作者と同じレベルなので、考え方によってはバランスは取れているのだろう。
超能力が存在する世界。
瞬間移動から時間移動までなんでもあり。
基本的に時間移動を行うと、パラレルワールド以外の設定では、矛盾だらけになるのであるが、
…まあ、矛盾だらけの世界だった。
作者が思いつくまま、何も考えず適当に作った設定なので、
あまり深く考えてもしかたがないのだろう。
実に薄い世界観である。
【キャラ】★★
主人公は、はっきり言って馬鹿。
勉強も出来ないのは勿論であるが、本当に頭が悪いし、鈍い。
相当にイラつくキャラである。
ヒロイン達は個性豊かな面々がそろっているものの、もう一つ魅力を引き出せていない。
人物描写は浅い。
【ストーリー】★
ストーリー展開が突然過ぎる。
いきなり場面が変わる事が多いので、置いてきぼりを何回も食らわされた。
最後の伏線も見え見えであり、あえて言えば、
プチの登場のさせ方をもうすこし工夫すれば、面白くできたかもしれない。
これと同じ話を力量がある作家が書けば、おそらくもう少し面白い作品になったのだと思う。
【文章力】★
ライトノベル作家としても最低レベルだ。
その辺のアマチュアに書かせた方が、もっといい作品ができたのではないだろうか。
このレベルで商業誌にデビューさせるとは、MF文庫さんも思い切ったことをするものだ。
【イラスト】★
作家同様、イラストレーターも酷い。
立ちポーズの絵ならば、まだ何とか見られるのであるが、
動きのある絵になるとデッサンが狂いまくってしまう。
絵のうまい小学生に毛が生えたレベル。
まあ、作者と同じレベルなので、考え方によってはバランスは取れているのだろう。
2009年8月24日に日本でレビュー済み
最終巻であるが故か、ヨシロー、そして山本部長が半端なく男を見せます。
そして最終巻であるが故か、今までの種明かしの様に女性陣が鬼神の如くデレまくります。
あの二葉がデレまくるって信じられますか?
そしてナナさんもまたデレまくるのです。
さらに凄いのがギャグ担当のミシン部部長の山本君がもの凄い男前発言を。私はうっかり感動しました。
今回の話は基本的にはヨシローが超能力を失い、そのために女性陣と結婚する意味が無くなって、そのためいつもとは真逆で女性陣が悩みまくるというスタイルです。
そして最終的にヨシローが女性陣に対してどういう決断をしたのか。
そして女性陣がどういう決断をするのか。
それは読んでのお楽しみ、という事で。
そして最終巻であるが故か、今までの種明かしの様に女性陣が鬼神の如くデレまくります。
あの二葉がデレまくるって信じられますか?
そしてナナさんもまたデレまくるのです。
さらに凄いのがギャグ担当のミシン部部長の山本君がもの凄い男前発言を。私はうっかり感動しました。
今回の話は基本的にはヨシローが超能力を失い、そのために女性陣と結婚する意味が無くなって、そのためいつもとは真逆で女性陣が悩みまくるというスタイルです。
そして最終的にヨシローが女性陣に対してどういう決断をしたのか。
そして女性陣がどういう決断をするのか。
それは読んでのお楽しみ、という事で。
2009年8月25日に日本でレビュー済み
未来にある程度の余韻を残しつつ答えを出した完結である。見落としがちだが表紙で二葉が笑っているのがミソ。これだけでも驚きだが本編ではもっと驚く二葉のデレが多数ある。他のヒロイン達も格段にデレている。それは【一章 夢】で顕著だが、第1巻を想起させる夢展開に逆転の趣向を施した秀逸な演出である。続く【二章 恋】では、ヒロイン達の心の奥底にある想いを知った与四郎が「果たして自分の想いは?」と考え、ここで一旦は答えを出しつつも何か釈然としない中で変化が起こる。超能力消失の予兆である。【三章 変】では、与四郎の変化の原因を探りながらも、変わった自分、悩みから解放された自分を内心喜ぶ姿が描かれるが、自助努力なしに得られた幸運への戒めのような雰囲気も背後に漂っており、事実、章末に大変な事態に陥る。心暖まるエピソードからの展開が上手。そして【四章 乱】が本巻の主題であろう。能力を失った与四郎を通して「人が人を好きになるって何だろう」が描かれる。『元の俺って何だ?どうしてみんな新しい俺を嫌うんだ?』との独白が読み手にも迫る。この時、二葉との約束さえ破ってしまう自暴自棄な与四郎に喝を入れるのが誰あろう山田五十六。なかなか男前なセリフを発するが、あえて逆説的に諭すのが本シリーズらしい。この後、自分の本当の本心に気付いた与四郎と、それを優しく寛容に受け止めるヒロイン達との素晴らしいやり取りを経て【終章 嘘】に至る。ここでもヒロイン達の懐の深さを描きながらクライマックスへと向かい、超能力ではなく人として生まれ変わった与四郎の、事ここに至って実にストレートで、こっぱずかしくもアツい告白が行われるのだが、最後は「あれぇ」と肩透かしな軽いコメディオチである。前巻もそうだったが、上手い盛り上げ方に対して少し気の抜ける残念な落とし方である。後日談的エピローグも結局元の鞘だし。でも、何だかホッとする結末であり、与四郎と二葉のやり取りなどは続きが読みたい、つまり2人の未来を見てみたい終わり方である。ただ、最後にケチを付けて恐縮だが、挿絵はもう少し頑張って欲しかった。可愛さ綺麗さが不足だけでなく、今回は本文との乖離も目立った(指輪の位置や服装など)。編集サイドも連座(あるいは主犯?)だろうが、ここまで異なるとさすがに水を差される。
2009年11月3日に日本でレビュー済み
このヒロインにはツンしかない。
正直言って、わたくし完全に諦めておりました。
それがここに来て、まさかのデレ!
ものすごい爆発力でした。
死ぬかと思いました。
正直言って、わたくし完全に諦めておりました。
それがここに来て、まさかのデレ!
ものすごい爆発力でした。
死ぬかと思いました。
2009年8月24日に日本でレビュー済み
本当にいい終わり方でした。
次回作に期待しまくってます!!
次回作に期待しまくってます!!