はじめてむらかわ先生の絵に接したのは単行本Ringletだった。
今もそれは宝物としてガラス扉のついた本棚・・・
ウチの本たちの特等席にある。
圧倒的画力の魅力!
プロの漫画家や絵師にもむらかわ先生のファンは多いという。
繊細で流麗なタッチ、正確なデッサン、
自然描写の見事さは読んでいて風を感じるほど。
そして何といっても芯の強い女の子のかわいいこと。
そんなむらかわ先生がいよいよ漫画稼業に本格的に乗り出したという。
その第一歩がこの虚数霊となる。
再コミックス化にあたり大幅な加筆修正も見て取れる。
並々ならぬ作品へのこだわりは健在と見た。
さあ、これほどの才能と同時代を過ごせる幸せを味わおうではないか!
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虚数霊 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ) コミック – 2009/10/23
むらかわみちお
(著)
むらかわみちお完全新作!
骨董屋を営むレナのもとに集まる様々な品々。その品に込められた思いが「キルレアン測定器」で測れるように会った近未来。
そこは震災によって崩壊した東京。人々は暮らす事を大切にしつつも、込められた思いを映す品々は、レナの店の奥で、そっと出番を待っている。
悪しき思いを帯びた悪霊付の品には「-」を表示する「キルレアン測定器」は、骨董の世界を変貌させた。だが目利きたちの仕事は変わらない。モノに込められた人の思い。
モノを大切にする人の想い。
描かれていくのは、ヒトとモノの美しくも悲しい世界。
骨董屋を営むレナのもとに集まる様々な品々。その品に込められた思いが「キルレアン測定器」で測れるように会った近未来。
そこは震災によって崩壊した東京。人々は暮らす事を大切にしつつも、込められた思いを映す品々は、レナの店の奥で、そっと出番を待っている。
悪しき思いを帯びた悪霊付の品には「-」を表示する「キルレアン測定器」は、骨董の世界を変貌させた。だが目利きたちの仕事は変わらない。モノに込められた人の思い。
モノを大切にする人の想い。
描かれていくのは、ヒトとモノの美しくも悲しい世界。
- 本の長さ194ページ
- 言語日本語
- 出版社メディアファクトリー
- 発売日2009/10/23
- ISBN-104840129258
- ISBN-13978-4840129251
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登録情報
- 出版社 : メディアファクトリー (2009/10/23)
- 発売日 : 2009/10/23
- 言語 : 日本語
- コミック : 194ページ
- ISBN-10 : 4840129258
- ISBN-13 : 978-4840129251
- Amazon 売れ筋ランキング: - 512,235位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年11月8日に日本でレビュー済み
おしい!としか、現時点では言いようがありません。絵は抜群に上手い。設定もすばらしい。ストーリーもよい。では言うことなしではないかと思いきや、テンポが悪いのです。話の強弱の付け方が今ひとつなので、かなり濃密な物語が眼前に繰り広げられているはずなのに、なぜか淡々としていて、読後の印象が薄くなってしまいます。ただ、作者さんは新人なのかベテランなのか存じ上げませんが、連載を重ねるごとに作品が急成長をしていく可能性は十分にあるのでしょう。今後を楽しみにしています。次巻も絶対に買います。
2006年8月28日に日本でレビュー済み
この作品の魅力として、「虚数」への認識があります。
虚数は物理上ありえない存在でありながらも、僕たちの心の中に
確実に存在してるもので、それらの認識を「霊的なもの」への認識と
重ね合わせ表現する辺り、むらかわ氏の卓越したセンスを感じることができます。
話としてはまだまだ序盤で続きが楽しみではありますが、
いかんせん刊行スピードが遅いようで2巻もまだ出ていない状態です。
第一巻ということで作品全体に対してはまだ何も言うことはできませんが、
虚数の扱い方だけを見るだけで僕は満点をあげてしまいました。
早く2巻が出てくれることを願っています。
虚数は物理上ありえない存在でありながらも、僕たちの心の中に
確実に存在してるもので、それらの認識を「霊的なもの」への認識と
重ね合わせ表現する辺り、むらかわ氏の卓越したセンスを感じることができます。
話としてはまだまだ序盤で続きが楽しみではありますが、
いかんせん刊行スピードが遅いようで2巻もまだ出ていない状態です。
第一巻ということで作品全体に対してはまだ何も言うことはできませんが、
虚数の扱い方だけを見るだけで僕は満点をあげてしまいました。
早く2巻が出てくれることを願っています。
2011年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「キルレアン測定器の登場により、大きな転換期を迎えた骨董業界」「その骨董を調査・回収する場として用意された、震災で崩壊したかつての首都・東京」「モノに込められた想いとモノに想いを込めた人たちの物語」くらいで止めておいても十分面白かったはず。
これ以上の演出・設定は、明らかに「盛り込み過ぎ」だったと言わざるを得ない。
少なくとも、1巻の段階でこれほど多くのネタを放り込む必要は無かったんじゃないだろうか。
おかげさまで、何を楽しめばいいのか、物語としての基軸がどこにあるのかが読者に大変分かりづらい。
これほど「勿体無いなぁ」と思う作品も珍しいだろうと思う。
一つ一つの材料は興味深く面白いものが多かっただけに、非常に残念ではあるけれど、私からの評価は☆は3つです。
これ以上の演出・設定は、明らかに「盛り込み過ぎ」だったと言わざるを得ない。
少なくとも、1巻の段階でこれほど多くのネタを放り込む必要は無かったんじゃないだろうか。
おかげさまで、何を楽しめばいいのか、物語としての基軸がどこにあるのかが読者に大変分かりづらい。
これほど「勿体無いなぁ」と思う作品も珍しいだろうと思う。
一つ一つの材料は興味深く面白いものが多かっただけに、非常に残念ではあるけれど、私からの評価は☆は3つです。
2009年11月17日に日本でレビュー済み
モノに思いが宿る。その思いを虚数の値で計れるようになった世界で、
主人公の骨董屋店主レナは、様々な思いのこもった品を媒介にして様々な人に出会う、という
一話完結型のヒューマンストーリーです。
作者には書きたいことがいっぱいあるんだろうなぁ、と思わせる作品でした。
SF的な設定に加えて、心霊的な描写もあり、焼き物に関するかなり詳しい薀蓄もあり、
設定的には盛りだくさんな内容です。さらにアクの強い登場人物たちもたくさん出てきます。
……が、それらを全て詰め込むサービス精神が仇となっているような気がしました。
個々の要素がバラバラに自己主張しているような印象で、なかなか作品世界に入り込めなかったです。
火山の噴火で灰にまみれた東京が舞台として描かれ、地下線路に築かれたスラムが登場する一方で、
やけにハイテクな乗り物が出てきたり、ファッションに気を使う女子高生が出てきたり。
かと思えばいきなり焼き物についての薀蓄が語られたり(それ自体は面白いのですけれど)。
突飛な設定だからこそ、説得力のある展開、描写が欲しかったです。
悪霊を鎮めるには女子高生のパンツが有効だ、なんてやってる場合じゃないと思うのです。
主人公の骨董屋店主レナは、様々な思いのこもった品を媒介にして様々な人に出会う、という
一話完結型のヒューマンストーリーです。
作者には書きたいことがいっぱいあるんだろうなぁ、と思わせる作品でした。
SF的な設定に加えて、心霊的な描写もあり、焼き物に関するかなり詳しい薀蓄もあり、
設定的には盛りだくさんな内容です。さらにアクの強い登場人物たちもたくさん出てきます。
……が、それらを全て詰め込むサービス精神が仇となっているような気がしました。
個々の要素がバラバラに自己主張しているような印象で、なかなか作品世界に入り込めなかったです。
火山の噴火で灰にまみれた東京が舞台として描かれ、地下線路に築かれたスラムが登場する一方で、
やけにハイテクな乗り物が出てきたり、ファッションに気を使う女子高生が出てきたり。
かと思えばいきなり焼き物についての薀蓄が語られたり(それ自体は面白いのですけれど)。
突飛な設定だからこそ、説得力のある展開、描写が欲しかったです。
悪霊を鎮めるには女子高生のパンツが有効だ、なんてやってる場合じゃないと思うのです。