一人の女性に思いを寄せる男達のしょうもない論争。
「33分探偵」が大好きで、同じ監督の映画ということで見たら、
面白くて、小説も買ってみましたら、予想以上に映画の魅力を引き出していて
久しぶりに映画小説にヒットです。
映画では登場人物たちの台詞が飛び交い、スピーディな展開に対して、
小説はそれぞれ一人の人物が章ごとに、主観でお話が進んでいきますが、
その書き方が素晴らしかったです。
魅力的な人物たちの性格がよく出ていて、特に杉本、猫田、関口さんの章が見事でした。
映画では微妙に分からない心の中で思ってることが、小説では面白く、そしてなんだか
情けない、でも憎めない所が書かれていて、この映画には好きな方は是非おすすめしたいです。
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