第3巻で予想通りラブコメになってきました。
一学期の最後の2日から夏休み前半の2週間の補講が終わるまでの半月程の出来事です。
今巻前半では、千歳が十勝の家まで来て失踪した三石留萌のことをわざわざ説明したこと以外は、4人はいつものように下校を楽しんでいます。読者も第2巻同様に楽しみましょう。
そして後半は補講最終日には町の夏祭りへ繰り出した時のことです。ウキウキ、何かが起こりそう。で、ここから調子に変わってきます。祭り会場に着いた第四話の後半と第八話は十勝でなく何と丹下が語り手に。この掟破り?は、丹下の十勝への思いが語られるからです。ラブの温度がだんだん高まります。
しかし、予測不能の大転換は、千歳得意のネガティブ発想が結婚話に暴走したあげく、三石留萌が登場したことです。この留萌が「恐ろしい子」。隠し事なく付き合えた4人に留萌のおかげで言葉にできないことができてしまいました。下校バカを誇りとし、下校仲間の和を保つことに打ち込んできた十勝は、憎からず思う千歳を本当に守らなければならないという大変な試練を負い、十勝に惹かれた丹下は、その思いを十勝への素直に言えないことになってしまいます。
何故かは、読んでいただくとして、これからの展開が怖い。ラブではないドキドキが増すばかり。これまでの2巻が「起」「承」とすれば、今巻は一気の「転」です。
次巻では十勝が留萌と対決するのかなあ。読者もここでは止まれません。
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神明解ろーどぐらす 3 (MF文庫 J ひ 3-9) 文庫 – 2010/9/18
一学期最後の日。池田十勝は、丹下まりもに些細な嘘をついた。「ねえ、土曜とか日曜とか、昨日の月曜とかにキララと会ったりした? 電話したりとかした?」会ったり、電話したりしていないと答えたのだが、それは嘘だった。そんな嘘をつかなくてはいけなくなった日の前日までは千歳キララ、富良野咲との四人でただただ楽しく下校していた。夏休みまであと二日――。はやくも雲行きの怪しくなってきたパラダイス下校伝説、異変!
- 本の長さ263ページ
- 言語日本語
- 出版社メディアファクトリー
- 発売日2010/9/18
- ISBN-104840135134
- ISBN-13978-4840135139
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登録情報
- 出版社 : メディアファクトリー (2010/9/18)
- 発売日 : 2010/9/18
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 263ページ
- ISBN-10 : 4840135134
- ISBN-13 : 978-4840135139
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,214,931位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2014年10月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2010年10月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1〜2巻は笑えるコメディー(ラブ要素少なめ)だったのに
ここへきて急展開?
千歳の秘密がやや明らかになる巻
前半は今まで通りのキャッキャウフフの
「リア充爆発しろ!!」的な流れでしたが
後半、急にやや鬱な展開になるので
そういうのが苦手な人は注意!
まあ3巻になりややスパイス的な要素は必要だが
さっさと元の明るい展開に戻してほしいなぁ〜
このままだとまりもがどんどん暗い子になりそうで
心配ですwww
ここへきて急展開?
千歳の秘密がやや明らかになる巻
前半は今まで通りのキャッキャウフフの
「リア充爆発しろ!!」的な流れでしたが
後半、急にやや鬱な展開になるので
そういうのが苦手な人は注意!
まあ3巻になりややスパイス的な要素は必要だが
さっさと元の明るい展開に戻してほしいなぁ〜
このままだとまりもがどんどん暗い子になりそうで
心配ですwww
2012年6月15日に日本でレビュー済み
道草シリーズ第3弾
一緒に留萌を探すことにした千歳と十勝。
留萌の身体的特徴を尋ねる十勝に千歳は答えた。
「留萌の外見はわたしも知らない」と。
日常系のライトノベルだと思っていたら、
突然ミステリーへ。
読者を飽きさせない急展開だ。
千歳のネガティブ妄想も相変わらず飛ばしていた。
それが十勝に対して積極的になっているので、そのギャップに大笑いしてしまった。
まりもの心理描写も良く描けていた。
千歳、まりも、留萌と十勝は、この後どうなってしまうのか。
ラストの引きも良く出来ており、次回が非常に楽しみな作品に仕上がっている。
一緒に留萌を探すことにした千歳と十勝。
留萌の身体的特徴を尋ねる十勝に千歳は答えた。
「留萌の外見はわたしも知らない」と。
日常系のライトノベルだと思っていたら、
突然ミステリーへ。
読者を飽きさせない急展開だ。
千歳のネガティブ妄想も相変わらず飛ばしていた。
それが十勝に対して積極的になっているので、そのギャップに大笑いしてしまった。
まりもの心理描写も良く描けていた。
千歳、まりも、留萌と十勝は、この後どうなってしまうのか。
ラストの引きも良く出来ており、次回が非常に楽しみな作品に仕上がっている。
2010年9月19日に日本でレビュー済み
この作品にはいつまでも下校にかける情熱を
馬鹿なテンションで綴る内容であってほしかったけど
後半で一気にシリアスな内容に・・・
きっとハッピーエンドになるとは思うけど
あからさまに次巻に繋げる内容で終わらせるのは
私の大嫌いなパターンです。
この作品が好きなら次巻までまって、続けて読んだ方がいいともいます。
もしくは2巻までで読むのをやめた方がいいです。
馬鹿なテンションで綴る内容であってほしかったけど
後半で一気にシリアスな内容に・・・
きっとハッピーエンドになるとは思うけど
あからさまに次巻に繋げる内容で終わらせるのは
私の大嫌いなパターンです。
この作品が好きなら次巻までまって、続けて読んだ方がいいともいます。
もしくは2巻までで読むのをやめた方がいいです。
2010年12月27日に日本でレビュー済み
『神明解ろーどぐらす 3』です。
表紙イラストはまりもだし、内容もまりも一人称が二回あったし、口絵イラストでもサービスあるしで、たぶん基本的にまりも回なのでしょう。
全8回の中で、下校エピといえるのは第1回のみ。後半の5回は夏休みに入っての夏祭りエピです。そりゃ夏祭りは、ハーレムラブコメの山場的重要イベントですが、ぜんぜん下校じゃなくなっちゃっているのが本作に限っては惜しく感じられます。
留萌に関して、第二巻で進展が無かった分を取り戻すかのごとく大きく動きました。前半で明かされた部分は、まーある程度予想通りなのですが、後半はびっくりです。
で、後半の夏祭りで、物語が大きく舵を切ります。
ネタバレを避けるため詳しくは書けませんが、ハーレムラブコメである以上、いつかは起こるイベントが第三巻にして発生して激動です。さすがに驚愕でした。
そういうことで、本巻は下校が少なくてしょんぼり。
ご都合主義が多いのは開始当初からですが、シリーズ通じて情報が後出しっぽく感じてきました。一巻における辞書も、三巻から出てきたうむにゅも。
その辞書ネタも、本巻では最後の方に取って付けたように出しているだけでしたし。
本巻の評価は★4。ただのハーレムラブコメやドロドロ昼ドラには興味ありません。四人の下校が題材という特徴があるからこそ本シリーズを読んでいます。タイトルが「ろーどぐらす」なのですから。
四人のキャラは好きですし、急展開が悪いわけではなく、それはそれで面白いし先が気になるのですが、夏休み中は仕方ないとしても、二学期が始まったら、また下校日常を楽しむことができるのでしょうか。
表紙イラストはまりもだし、内容もまりも一人称が二回あったし、口絵イラストでもサービスあるしで、たぶん基本的にまりも回なのでしょう。
全8回の中で、下校エピといえるのは第1回のみ。後半の5回は夏休みに入っての夏祭りエピです。そりゃ夏祭りは、ハーレムラブコメの山場的重要イベントですが、ぜんぜん下校じゃなくなっちゃっているのが本作に限っては惜しく感じられます。
留萌に関して、第二巻で進展が無かった分を取り戻すかのごとく大きく動きました。前半で明かされた部分は、まーある程度予想通りなのですが、後半はびっくりです。
で、後半の夏祭りで、物語が大きく舵を切ります。
ネタバレを避けるため詳しくは書けませんが、ハーレムラブコメである以上、いつかは起こるイベントが第三巻にして発生して激動です。さすがに驚愕でした。
そういうことで、本巻は下校が少なくてしょんぼり。
ご都合主義が多いのは開始当初からですが、シリーズ通じて情報が後出しっぽく感じてきました。一巻における辞書も、三巻から出てきたうむにゅも。
その辞書ネタも、本巻では最後の方に取って付けたように出しているだけでしたし。
本巻の評価は★4。ただのハーレムラブコメやドロドロ昼ドラには興味ありません。四人の下校が題材という特徴があるからこそ本シリーズを読んでいます。タイトルが「ろーどぐらす」なのですから。
四人のキャラは好きですし、急展開が悪いわけではなく、それはそれで面白いし先が気になるのですが、夏休み中は仕方ないとしても、二学期が始まったら、また下校日常を楽しむことができるのでしょうか。
2010年10月10日に日本でレビュー済み
夏祭りを機に、いきなりラブコメ成分全開となりました。それも、かなり異常な形で。
もし十勝と千歳がこの先つき合いだしたとして、エッチなことをしている最中に、突然あの人が登場したら、いやこれはずいぶんとおもしろいシチュエーションだなあ、と不埒なことを想像してしまいました。サスペンスですねえ。
こんな展開になった以上、もう四人そろって、友達どうし、仲良く、おばかな下校タイムはありえないでしょうね。
ほのぼのとした笑いが、けっこう嫌いではなかっただけに、ちょっと残念ではあります。
これから先、ドロドロの恋愛バトルが繰り広げられるのでしょうか。
もし十勝と千歳がこの先つき合いだしたとして、エッチなことをしている最中に、突然あの人が登場したら、いやこれはずいぶんとおもしろいシチュエーションだなあ、と不埒なことを想像してしまいました。サスペンスですねえ。
こんな展開になった以上、もう四人そろって、友達どうし、仲良く、おばかな下校タイムはありえないでしょうね。
ほのぼのとした笑いが、けっこう嫌いではなかっただけに、ちょっと残念ではあります。
これから先、ドロドロの恋愛バトルが繰り広げられるのでしょうか。
2010年9月19日に日本でレビュー済み
夏休み前に池田十勝が丹下まりもについていた小さな嘘の内容とは。そして、夏休みも下校をするために十勝が繰り出した秘策とは何か?
3巻目だからそろそろ出しても良いかなという感じで、千歳キララが抱えていた秘密が十勝に開示される。中盤ではそういうキャラで行くんだ、というくらいだったけれど、ラストはかなりエグい展開になっていた気がする。
色々かき回されたけれど、次はどういう話になるのか。夏祭りに行くのは下校じゃないじゃん、という点はおいておいて、意外にシリアス要素のあるストーリーになってきました。
3巻目だからそろそろ出しても良いかなという感じで、千歳キララが抱えていた秘密が十勝に開示される。中盤ではそういうキャラで行くんだ、というくらいだったけれど、ラストはかなりエグい展開になっていた気がする。
色々かき回されたけれど、次はどういう話になるのか。夏祭りに行くのは下校じゃないじゃん、という点はおいておいて、意外にシリアス要素のあるストーリーになってきました。
2010年10月10日に日本でレビュー済み
読み終えてから改めて見る表紙に何とも切ないホロ苦さが残る。本シリーズが長期化すれば「最初の山場」となり、そうでなければ「最大のクライマックス」と称されるであろう大きな出来事が起こる第3巻は、その舞台となり、全8話のうち5話を占めた夏祭りのために用意されたと言っても過言ではあるまい。最初の3話は、実質的には前振りである。
アハハでウフフ、もしかしたらちょっぴりムフフ?という、いろいろと楽しげなイベントではあるが、多少強引ながらもこれを下校に絡めつつ、ゆっくり時間をかけて夏祭りを綴っている。いつもの4人による、いつも風景の中に、ほんの少しだけまりもの思惑を滲ませた流れを“表の展開”とすれば、突発的に行われた千歳の行動を“裏の展開”とすることができよう。そして、そこに現れる千歳の“心の友”が驚きをさらに助長することになる。三石留萌。そう、本巻で初登場を遂げた留萌が本巻最大の見どころであり、同時に今後の行方を大いに悩ますのである。
登場の仕方も驚きなら、その後の言動も驚き。ここまでの作風からすると、かなり毛色の違うキャラだけに、読み手としては少々戸惑うところだが、「せっかく良い雰囲気だったのに不穏な空気が漂ったなぁ」になるか、「これまでがちょっとユルかったから、これはこれで面白くなりそう」になるかは、読み手の好みもさることながら、今後の展開をどのように運ぶかで大きく変わってこよう。人の話をあまり聞かず一人で思い込むタチのまりもには「まず、千歳や十勝の話を聞きなさいよ」という気がしないでもないが、これをどういう形で収束させるのかが不安でもあり楽しみでもある。この仲介役としてさきっぽが意外な活躍をするかもしれない。どちらにせよ、これまでの下校仲間から一歩進んだ関係に発展するのか、やはりお仲間同士の関係は維持しようとするのか。この波乱の行方に注目である。
アハハでウフフ、もしかしたらちょっぴりムフフ?という、いろいろと楽しげなイベントではあるが、多少強引ながらもこれを下校に絡めつつ、ゆっくり時間をかけて夏祭りを綴っている。いつもの4人による、いつも風景の中に、ほんの少しだけまりもの思惑を滲ませた流れを“表の展開”とすれば、突発的に行われた千歳の行動を“裏の展開”とすることができよう。そして、そこに現れる千歳の“心の友”が驚きをさらに助長することになる。三石留萌。そう、本巻で初登場を遂げた留萌が本巻最大の見どころであり、同時に今後の行方を大いに悩ますのである。
登場の仕方も驚きなら、その後の言動も驚き。ここまでの作風からすると、かなり毛色の違うキャラだけに、読み手としては少々戸惑うところだが、「せっかく良い雰囲気だったのに不穏な空気が漂ったなぁ」になるか、「これまでがちょっとユルかったから、これはこれで面白くなりそう」になるかは、読み手の好みもさることながら、今後の展開をどのように運ぶかで大きく変わってこよう。人の話をあまり聞かず一人で思い込むタチのまりもには「まず、千歳や十勝の話を聞きなさいよ」という気がしないでもないが、これをどういう形で収束させるのかが不安でもあり楽しみでもある。この仲介役としてさきっぽが意外な活躍をするかもしれない。どちらにせよ、これまでの下校仲間から一歩進んだ関係に発展するのか、やはりお仲間同士の関係は維持しようとするのか。この波乱の行方に注目である。