厳しいレビューが多いですが、読んでみると意外におもしろかったです。
ただ、第1巻に比べると、迫力が落ちているのも事実です。
たぶん、こういうことです。
第1巻では、結婚相手を捜す、という明確なベクトルがあって、そのベクトルの前に、兄と結婚しようとする妹という障壁が立ちはだかっていました。
第2巻では、ベクトルがなんとなくあいまいになってしまって、妹という障壁だけが残ったような感じです。
ベクトルがあいまいになった、というのは、結婚相手をなにがなんでも探さねば、という切実さが薄れてしまった、ということです。
そして、それに代わって、この子とどうしても付き合いたい、キスしたい、押し倒したい、という切実な欲望が存在すればいいのですが、それもありません。
主人公と女の子たちが、なんとなく仲がよい、というだけの状態です。
ですから、兄と結婚しようとしている妹、という障壁が、スリルを持たなくなってしまっているのではないでしょうか。
ストーリーとしては、そんなふうに迫力を欠いているのですが、にもかかわらず星4つというのは、萌え要素があるからです。
妹カフェでの食事のエピソードもいいですし、例のお昼寝シーンもいい、いくつか出てくるキスシーンもいい。
このあたりの、読んでいて思わずにやけてしまいそうになる雰囲気こそ、著者の持ち味だと思います。
次号に期待です。
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この中に1人、妹がいる!2 (MF文庫 J た 5-12) 文庫 – 2010/11/20
心乃枝と雅から両腕に抱きつかれる日々を送る将悟は、内心焦っていた。本当の『妹』が誰かわからなければ、卒業までに彼女が出来ず、父の遺言には応えられない。しかも新たに現れた『妹』からは毎日早朝に電話がかかってきて将悟は寝不足になってしまう。眠気で校内をふらついているうちに、将悟はいもうとカフェを経営しているという天才少女の先輩・芽依と昼寝友達になる。そんな中、生徒会長から聞いた話によると、この学園に通うお嬢様たちの中には密かに養子に迎えられている女の子が多数いるらしい。妹かもしれない女の子は――つまり、見方を変えれば100人はいる!?
- 本の長さ263ページ
- 言語日本語
- 出版社メディアファクトリー
- 発売日2010/11/20
- ISBN-104840135886
- ISBN-13978-4840135887
登録情報
- 出版社 : メディアファクトリー (2010/11/20)
- 発売日 : 2010/11/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 263ページ
- ISBN-10 : 4840135886
- ISBN-13 : 978-4840135887
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,926,489位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 314,941位文庫
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2010年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高校時代に妻をめとらないといけないのに妹と間違えて結婚しないようにするラノベの2巻目
2巻目に入ってさすがに設定説明が無くなってきて読みやすくはなりました。
2巻目は、最初は、色々なところで視線を感じて、不審者じゃないか(妹じゃないか)と
疑うことから始まります。 そのうち、先輩なのに幼女系の芽依のお店を手伝う話で
この巻は終わっています。 普通のライトノベルの場合、登場人物が増えたりするのですが
特に新登場の人物もおらず、1巻では裸同然の2人から迫られるという過激な設定を
超えることができないだろうなぁと思っていたらその通りで、芽依から迫られるぐらいで
パワーダウンしているともとられる設定になっています。
内容は既定路線(1巻目と同じ主題で広がりがない)で、先が読みやすいです。このため
本の厚さは1巻と変わりがないように思えるのですが、すごく早く読めました。
設定説明が無くなった分、主人公が「妹では??」とうだうだと考えるシーンが多く
特に最初の50ページぐらいは話が進まないのでいらいらする可能性があるかもしれません。
イラストは、表紙もそうですが良くできたイラストです。他のラノベと違うのは
2巻目でも各キャラクターの説明が少なく人物像が薄っぺらいかなと思える点です。
妹がいるため、ノイローゼぎみになる主人公ですが、その他の登場人物の
書き込みが足らず、なんだかなぁと思えるストーリー展開です。
とはいえ、挿絵は素敵ですし、文字の上とはいえ、全裸シーンなどを
取り入れても、そんなにエッチじゃなく読めるラノベはこれぐらいなので
その点では良いように思えます。
2巻目に入ってさすがに設定説明が無くなってきて読みやすくはなりました。
2巻目は、最初は、色々なところで視線を感じて、不審者じゃないか(妹じゃないか)と
疑うことから始まります。 そのうち、先輩なのに幼女系の芽依のお店を手伝う話で
この巻は終わっています。 普通のライトノベルの場合、登場人物が増えたりするのですが
特に新登場の人物もおらず、1巻では裸同然の2人から迫られるという過激な設定を
超えることができないだろうなぁと思っていたらその通りで、芽依から迫られるぐらいで
パワーダウンしているともとられる設定になっています。
内容は既定路線(1巻目と同じ主題で広がりがない)で、先が読みやすいです。このため
本の厚さは1巻と変わりがないように思えるのですが、すごく早く読めました。
設定説明が無くなった分、主人公が「妹では??」とうだうだと考えるシーンが多く
特に最初の50ページぐらいは話が進まないのでいらいらする可能性があるかもしれません。
イラストは、表紙もそうですが良くできたイラストです。他のラノベと違うのは
2巻目でも各キャラクターの説明が少なく人物像が薄っぺらいかなと思える点です。
妹がいるため、ノイローゼぎみになる主人公ですが、その他の登場人物の
書き込みが足らず、なんだかなぁと思えるストーリー展開です。
とはいえ、挿絵は素敵ですし、文字の上とはいえ、全裸シーンなどを
取り入れても、そんなにエッチじゃなく読めるラノベはこれぐらいなので
その点では良いように思えます。
2011年9月5日に日本でレビュー済み
エッチなシーンは素晴らしいけれど、やはりというか妙に読みにくい上に女性陣の行動に一貫性がないというかイライラしてくる。
萌えそのものを期待している人には物足りないだろうし、シリアスなものを期待している人にも物足りないと思う。
両方がバランス悪く詰め込まれている感じ。両立とはまた違う。
萌えそのものを期待している人には物足りないだろうし、シリアスなものを期待している人にも物足りないと思う。
両方がバランス悪く詰め込まれている感じ。両立とはまた違う。
2011年12月14日に日本でレビュー済み
最初の5、60ページを読んでやめた。
前巻に引き続き、最初からコノエ雅イクスが、キスだの学校でいきなり服をはだけるだの、ぶっ飛んだ行動をする。筆者がこれを物語のフックにしようとしているならそれほどバカな発想はない。
主人公についても『今や帝野グループを率いる若者として期待されるほどに成長したのだ』と言われても『どこが?』とツッコミたくなるだけ。
中盤、後半は『妹』とは誰なのかを探していくんだろうが、1巻でこんな展開見たなぁ・・・となって読むのが面倒になってしまった。
正直、1巻で雅が妹でコノエと付き合ってラブコメして終わり、だったほうが良かったと思う。
これほど読み進めるのが楽しみに思えない本もないんじゃないか。。。絵だけは可愛いんですがね。
前巻に引き続き、最初からコノエ雅イクスが、キスだの学校でいきなり服をはだけるだの、ぶっ飛んだ行動をする。筆者がこれを物語のフックにしようとしているならそれほどバカな発想はない。
主人公についても『今や帝野グループを率いる若者として期待されるほどに成長したのだ』と言われても『どこが?』とツッコミたくなるだけ。
中盤、後半は『妹』とは誰なのかを探していくんだろうが、1巻でこんな展開見たなぁ・・・となって読むのが面倒になってしまった。
正直、1巻で雅が妹でコノエと付き合ってラブコメして終わり、だったほうが良かったと思う。
これほど読み進めるのが楽しみに思えない本もないんじゃないか。。。絵だけは可愛いんですがね。
2010年11月22日に日本でレビュー済み
前巻の終盤のグダグダ感がそのまま続いている感じ。今回は序盤から疑心暗鬼になってグダグダ。
2巻が勝負だと言うのに悪いところばかり引きずっていて、何も進歩していない…
文章力も気になりますが、相変わらず設定が穴だらけなのが気になります。
IDカードを失くした時、不正アクセスの対処法として副会長が「セキュリティを変更すれば〜」と言っていましたが、独自に校内ネットワークを構築しているようなところだと、サーバーを管理している担当の先生以外は設定を弄れないはず。なのになぜ副会長は自分が設定を変更できると言っているのか…
また、名簿を入手するのに「主要なPC」(恐らく「生徒用PCの校内ネットワーク」とは別に「教員用PCのネットワーク」が構築されている学校だと思われる)である必要があるみたいですが、それでも夜中に生徒会室に忍び込んでやる必要性は皆無。昼間に隙を見て「主要なPC」として教員用ネットワークに繋がっているであろう校長室や職員室のPCをこっそり弄った方が、遥かに安全だし発覚しにくい。
そもそもの問題として、詳細な家族関係まで含まれているような名簿は、生徒会でも一切閲覧できない。上流階級の通うような学校なら尚更で、そんなに管理が甘いはずがない。
将悟の英才教育設定はますます死に設定になっていますし、衣楠の行動もイマイチ腑に落ちない。
作者は「妹モノ」を狙ったようですが、今のところそれっぽいのはタイトルだけ。次巻の軌道修正に期待します。
2巻が勝負だと言うのに悪いところばかり引きずっていて、何も進歩していない…
文章力も気になりますが、相変わらず設定が穴だらけなのが気になります。
IDカードを失くした時、不正アクセスの対処法として副会長が「セキュリティを変更すれば〜」と言っていましたが、独自に校内ネットワークを構築しているようなところだと、サーバーを管理している担当の先生以外は設定を弄れないはず。なのになぜ副会長は自分が設定を変更できると言っているのか…
また、名簿を入手するのに「主要なPC」(恐らく「生徒用PCの校内ネットワーク」とは別に「教員用PCのネットワーク」が構築されている学校だと思われる)である必要があるみたいですが、それでも夜中に生徒会室に忍び込んでやる必要性は皆無。昼間に隙を見て「主要なPC」として教員用ネットワークに繋がっているであろう校長室や職員室のPCをこっそり弄った方が、遥かに安全だし発覚しにくい。
そもそもの問題として、詳細な家族関係まで含まれているような名簿は、生徒会でも一切閲覧できない。上流階級の通うような学校なら尚更で、そんなに管理が甘いはずがない。
将悟の英才教育設定はますます死に設定になっていますし、衣楠の行動もイマイチ腑に落ちない。
作者は「妹モノ」を狙ったようですが、今のところそれっぽいのはタイトルだけ。次巻の軌道修正に期待します。
2010年12月11日に日本でレビュー済み
面白かったです
1巻で大体の雰囲気は掴んでいるためか
たしかに、設定に甘さを感じましたが
気にせず受け入れられました
相変わらず、特に主人公はかっこいいことをしていないのに
簡単にオチてくれる女の子や
その女の子の大胆な行動には「展開早いよ」とは思いますが
もはや「一種のギャグ」なんじゃないかと思うと
ドキドキはしませんがニヤニヤは出来ます
主人公の英才教育の設定が生かされていないことも
「英才教育は受けたが、残念な子」という目で見ると
主人公に妙な親近感や愛着が沸いてきます
本当に、ライトノベルらしい作品だと思います
そんな私が今回、もっとも面白いと思ったのは
今回の「妹」の動機です
1巻は、正直、おふざけとノリという感じで、ご都合主義すぎると思いましたが
今回の「妹」は「妹」を名乗るにあたって、それなりに目的があるところが
1巻とは違い面白味を感じました
そして、1巻、2巻と「妹を名乗る女の子」が現れて
「それを探り当てる」、がしかし「解決したようで、結局本当の妹か断定は出来ない」
よって「積極的な女の子達、しかし進まない関係」という流れが出来たと思います
1巻の流れを崩さずに
作品の雰囲気、テーマや方向性を読者に提示したという意味では
実に良い2巻だと思ったので、今回、私は評価5を付けさせて頂きました
1巻で大体の雰囲気は掴んでいるためか
たしかに、設定に甘さを感じましたが
気にせず受け入れられました
相変わらず、特に主人公はかっこいいことをしていないのに
簡単にオチてくれる女の子や
その女の子の大胆な行動には「展開早いよ」とは思いますが
もはや「一種のギャグ」なんじゃないかと思うと
ドキドキはしませんがニヤニヤは出来ます
主人公の英才教育の設定が生かされていないことも
「英才教育は受けたが、残念な子」という目で見ると
主人公に妙な親近感や愛着が沸いてきます
本当に、ライトノベルらしい作品だと思います
そんな私が今回、もっとも面白いと思ったのは
今回の「妹」の動機です
1巻は、正直、おふざけとノリという感じで、ご都合主義すぎると思いましたが
今回の「妹」は「妹」を名乗るにあたって、それなりに目的があるところが
1巻とは違い面白味を感じました
そして、1巻、2巻と「妹を名乗る女の子」が現れて
「それを探り当てる」、がしかし「解決したようで、結局本当の妹か断定は出来ない」
よって「積極的な女の子達、しかし進まない関係」という流れが出来たと思います
1巻の流れを崩さずに
作品の雰囲気、テーマや方向性を読者に提示したという意味では
実に良い2巻だと思ったので、今回、私は評価5を付けさせて頂きました
2011年1月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1巻よりは面白かったです。
中でも、嵯峨良センパイパートがよかったです。ただし、謎解きはヒントが出過ぎててわかりやすかったですが…。
しかしこの主人公、倫理的に「妹」云々を気にしているのならば、「寸止め」になるまで気持ちをふらつかせるなよ…と言いたいですね。
ちなみに、帝王学を叩き込まれた主人公・将悟が考えた割には喫茶店の増客方法がショボかったとか、学校の個人情報セキュリティが激甘なのはご愛敬ですね。
中でも、嵯峨良センパイパートがよかったです。ただし、謎解きはヒントが出過ぎててわかりやすかったですが…。
しかしこの主人公、倫理的に「妹」云々を気にしているのならば、「寸止め」になるまで気持ちをふらつかせるなよ…と言いたいですね。
ちなみに、帝王学を叩き込まれた主人公・将悟が考えた割には喫茶店の増客方法がショボかったとか、学校の個人情報セキュリティが激甘なのはご愛敬ですね。
2011年4月24日に日本でレビュー済み
前巻が主に二人のヒロインについての内容だったのですが、今回は一人がメインになっています。テンポはいいのですが、強引な印象を受ける話運びが所々あり、前回と同じようにどこまでが本当の事か分からず、どんどん話が進んでいってしまうという展開に、ああまたかと感じてしまうところもあったり。ヒロインの肉食系な雰囲気を見せ場として利用するのは分かるのですが、物語の本筋がそれに関与していないような違和感を覚えました。