いくら読んでも、いくら読んでもまだ足りない。読めば読むほど色が違う。いくら読んでも、いくら読んでもまだ足りない。
三部作最終巻だのどうだの、そんな矮小な事はどうでもいい。些末な事だ。
古い本だ。とるに足らないとてもとても古い本だ。だがしかしだ。幾度救ってくれただろう。幾度となくこの溢れ零れる涙を、救いを与えてくれただろう。
いまでもこれを手元に置いている。その度に涙している。救われている。
馬鹿にするなら馬鹿にしてもいい。構わん。
これが俺の聖典だ。
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ブライトライツ・ホーリーランド (電撃文庫 ふ 3-4) 文庫 – 2000/1/10
- 本の長さ344ページ
- 言語日本語
- 出版社メディアワークス
- 発売日2000/1/10
- ISBN-104840213925
- ISBN-13978-4840213929
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登録情報
- 出版社 : メディアワークス (2000/1/10)
- 発売日 : 2000/1/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 344ページ
- ISBN-10 : 4840213925
- ISBN-13 : 978-4840213929
- Amazon 売れ筋ランキング: - 719,968位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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2006年6月5日に日本でレビュー済み
このシリーズはとても面白かったので、もっと続けて欲しかったです。もっとも、この独特の感性を三冊分も続けられた作者は凄いかも。
「ブラックロッド」は最もキテレツな感性が発揮された、最も面白い作品でした。「ブラッドジャケット」は最も普通っぽくて読みやすかったです。(いや、このシリーズが通っぽかったり読みやすかったりしちゃダメだと思いますが。)
そしてこの「ブライトライツ・ホーリーランド」はエンディングがキモでした。(面白かったのですが「ブラックロッド」程じゃなかったので「星4つ」にしました。)
エンディングを読み終えた直後の感想は「あれ?」
普通の小説に慣れていると、置いてきぼりにされた気分になるかも知れません。
でも、この何とも言えない、独特の気分こそ、このシリーズのエンディングに相応しいと思います。
「ブラックロッド」は最もキテレツな感性が発揮された、最も面白い作品でした。「ブラッドジャケット」は最も普通っぽくて読みやすかったです。(いや、このシリーズが通っぽかったり読みやすかったりしちゃダメだと思いますが。)
そしてこの「ブライトライツ・ホーリーランド」はエンディングがキモでした。(面白かったのですが「ブラックロッド」程じゃなかったので「星4つ」にしました。)
エンディングを読み終えた直後の感想は「あれ?」
普通の小説に慣れていると、置いてきぼりにされた気分になるかも知れません。
でも、この何とも言えない、独特の気分こそ、このシリーズのエンディングに相応しいと思います。
2007年5月5日に日本でレビュー済み
すばらしい文芸作品だと私は思います。
ジャンルは好みが分かれますが、鬼才と謳われた著者の才能が納得できる内容となっています。
3部作の完結編となっている本書ですが、各登場人物達の背景に沿った終焉、状況の違いが同一作品内とは思えない描写方法の違いで伝わり、最終的に絡み合っている点が良く、3部作の完結にふさわしいラストとなっています。
数回読みましたが、内容もさておき文章表現方法も同ジャンルの作品の追随を許さないものだと感じました。
もっと評価されて良い作品だと断言します。
ジャンルは好みが分かれますが、鬼才と謳われた著者の才能が納得できる内容となっています。
3部作の完結編となっている本書ですが、各登場人物達の背景に沿った終焉、状況の違いが同一作品内とは思えない描写方法の違いで伝わり、最終的に絡み合っている点が良く、3部作の完結にふさわしいラストとなっています。
数回読みましたが、内容もさておき文章表現方法も同ジャンルの作品の追随を許さないものだと感じました。
もっと評価されて良い作品だと断言します。
2004年5月8日に日本でレビュー済み
BRシリーズ完結。3部作全体を通じて出てきた単語「神様」、それを生み出す(地上に降ろす?)ための計画をめぐるお話。非常にもっと続いてほしいと思うのですがこれで完結です。
2006年2月25日に日本でレビュー済み
ブラックロッドから続く三部作の完結。
練りこまれた設定と、狂信的パワー大炸裂の異色ファンタジーなんですが、近作はちょっとパワー不足か?
ブラッドジャケットは名作だと思う。それに比べて、物語の終わらせ方に不満が残る。どこにも着地していないんじゃないだろうか。むしろ、そのあとが読みたかったのに。面白いだけに、この終わり方には非常に不満が残る。
練りこまれた設定と、狂信的パワー大炸裂の異色ファンタジーなんですが、近作はちょっとパワー不足か?
ブラッドジャケットは名作だと思う。それに比べて、物語の終わらせ方に不満が残る。どこにも着地していないんじゃないだろうか。むしろ、そのあとが読みたかったのに。面白いだけに、この終わり方には非常に不満が残る。