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冥王と獣のダンス (電撃文庫 か 7-10) 文庫 – 2000/8/10
僕はバード・リスキィ。僕が生きているのは、奇蹟軍と枢機軍が果てのない戦争をいつまでも続けている世界。特殊能力者“奇蹟使い”である僕と妹のアノーはこの愚かな時代を変えるべくある計画を実行したが、それは僕らの予測を超え、戦場で敵同士として出会った若者と少女の数奇な運命を導くことになる。少女の名は夢幻。彼女は十七歳の戦略兵器。そして若者は報われぬ一兵士に過ぎなかったが、実は彼、トモル・アドこそが僕らの戦争世界の運命を握っていたのだった。――これは戦い殺しあい、出会ってすれ違う人々と夢をなくした機械達の叙事詩。悪夢と未来を巡るこの凄絶な舞踏会から、僕らは逃れることができるのか……。
- 本の長さ344ページ
- 言語日本語
- 出版社メディアワークス
- 発売日2000/8/10
- ISBN-104840215979
- ISBN-13978-4840215978
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登録情報
- 出版社 : メディアワークス (2000/8/10)
- 発売日 : 2000/8/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 344ページ
- ISBN-10 : 4840215979
- ISBN-13 : 978-4840215978
- Amazon 売れ筋ランキング: - 941,772位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1968年生まれ。98年『ブギーポップは笑わない』で第4回電撃ゲーム小説大賞を受賞しデビュー(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 クリプトマスクの擬死工作 (ISBN-13: 978-4396208721 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年11月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
表題の通り。上遠野作品の行間の薫香たるや、唯一無二。
2018年12月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
学生時代に読んだ小説を久々に買わせていただきました。
梱包や本の状態も問題なく、
内容も満足できました。
上遠野さんの作品の中に登場する虚空牙の表現も、冒頭に少し出てくる作品です。
梱包や本の状態も問題なく、
内容も満足できました。
上遠野さんの作品の中に登場する虚空牙の表現も、冒頭に少し出てくる作品です。
2016年9月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上遠野作品が好きな方には是非ともお奨めした一作で、上遠野作品を知らない人にもお奨めしたい一作。
最初は少し読むのに苦労するかもしれませんが、読み進めるに連れてこの世界観に引き込まれていくこと間違いなし!
上遠野作品の多くが世界観がリンクしているので、上遠野浩平作品への入門としても悪くないのではないでしょうか。
最初は少し読むのに苦労するかもしれませんが、読み進めるに連れてこの世界観に引き込まれていくこと間違いなし!
上遠野作品の多くが世界観がリンクしているので、上遠野浩平作品への入門としても悪くないのではないでしょうか。
2006年2月21日に日本でレビュー済み
別文庫の「ぼくらは〜」シリーズの後の話ですかね。
たしか、実際には順番が逆で出た気もしますが。
宇宙の侵略に失敗した人類のその後のお話。
今までも、いろんな能力者を書いてきたのに能力が被らないのも、上遠野ワールドの魅力でしょうね。
これは、これでとても面白い話でした。
今の所続編が出ていないのが惜しいくらいです。
たしか、実際には順番が逆で出た気もしますが。
宇宙の侵略に失敗した人類のその後のお話。
今までも、いろんな能力者を書いてきたのに能力が被らないのも、上遠野ワールドの魅力でしょうね。
これは、これでとても面白い話でした。
今の所続編が出ていないのが惜しいくらいです。
2004年8月8日に日本でレビュー済み
これも面白いです。
他のレビューにも書いてある通り、舞台は奇蹟と呼ばれる特殊能力使いを主戦力とする奇蹟軍と、
従来の機械文明が衰退しても尚それにすがり武装して兵器を駆り戦う枢機軍が意味も無い戦争を繰り広げる世界。
主人公はこんな戦争を早く終わらせたいと、恋に翻弄されつつも懸命にひた走ります。
他のキャラも良い味をだしていて魅力的です。
地・天の能力や影なしの能力など、そのような特殊能力設定も上遠野さんらしくていいと思います。
とにかく良質のファンタジーなので、是非お試しあれ。
他のレビューにも書いてある通り、舞台は奇蹟と呼ばれる特殊能力使いを主戦力とする奇蹟軍と、
従来の機械文明が衰退しても尚それにすがり武装して兵器を駆り戦う枢機軍が意味も無い戦争を繰り広げる世界。
主人公はこんな戦争を早く終わらせたいと、恋に翻弄されつつも懸命にひた走ります。
他のキャラも良い味をだしていて魅力的です。
地・天の能力や影なしの能力など、そのような特殊能力設定も上遠野さんらしくていいと思います。
とにかく良質のファンタジーなので、是非お試しあれ。
2000年12月8日に日本でレビュー済み
上遠野 浩平 さんの書いた本の中で、私は、この作品が一番好きです。 まず、いいのが、登場人物。 非常に特徴あり、読者を魅了します。 僕は、個人的には、”根こそぎ”が大好きです。 是非、続編を出して欲しい作品だと、読まれた方は、おもいます。(話は、一応、完結しますが) 個人的には、ブギーポップシリーズよりも、おもしろいと思います。
この作品は、虚空牙シリーズの一つではなく、続編が本当に出て欲しいです。 皆さん、是非、買ってください。そして、続編を書いてもらいましょう。
この作品は、虚空牙シリーズの一つではなく、続編が本当に出て欲しいです。 皆さん、是非、買ってください。そして、続編を書いてもらいましょう。
2002年8月11日に日本でレビュー済み
この作品は、技術の衰退した未来の地球で繰り広げられる悲しい戦争を終わらせようとした一人の青年と、一人の少女の物語です。
この世界では、兵器を自動生産をするプルートゥによって戦いを続ける枢機軍と超能力を使う戦略兵器によって戦う奇蹟軍の終わることの無い戦争が続いています。その戦場の中で一人の青年と少女は、敵として出会い恋に落ちます。青年は、平民上がりの兵士、少女は、戦場で最も恐れられている戦略兵器でした。そしてその影には、青年の能力を利用して戦争を終わらせようとしている戦略兵器が。果たして、この戦争は終わるのか、二人の恋の行方は、一秒たりとも目が離せません。
この世界では、兵器を自動生産をするプルートゥによって戦いを続ける枢機軍と超能力を使う戦略兵器によって戦う奇蹟軍の終わることの無い戦争が続いています。その戦場の中で一人の青年と少女は、敵として出会い恋に落ちます。青年は、平民上がりの兵士、少女は、戦場で最も恐れられている戦略兵器でした。そしてその影には、青年の能力を利用して戦争を終わらせようとしている戦略兵器が。果たして、この戦争は終わるのか、二人の恋の行方は、一秒たりとも目が離せません。
2021年1月3日に日本でレビュー済み
ナイトウォッチシリーズを再読したのでこちらも。人類が宇宙進出に失敗した後、地球で起きていた物語。機械を使う枢機軍と、特殊能力を持つ人類を抱えた奇蹟軍が戦争を続けている世界を舞台に描かれるボーイミーツガール。敵同士で出会ってしまったトモルと夢幻の切なさと、恋に焦がれる描写が楽しい。共に相手を意識していながら素直になれない感じが戦場という舞台と面白いギャップを生んでいる。トモルのロボットアニメの主人公的なまっすぐな行動もカッコよかった。そりゃみんな惚れるよなと(笑)
主人公二人を主軸にしつつ、スポットライトが当たる他のキャラたちも魅力的。特にリスキイ兄妹が素敵だったね。この硬直した世界を動かそうとした立役者。最初は軽薄そうな印象だったけど、トモルと行動する内に世界を変えようとする意志とトモルへの忠誠がどんどん固まっていったのが熱い。妹のアノーのトモルへの想いも切なくてよかった。
奇蹟という特殊能力を使ったバトルもド派手で楽しい。天とか地とか根こそぎとか、わかりやすい能力なのもよかった。こういう能力を平和のために使えたとしたらどれだけよかったことか。
もっと続きが読みたくなる物語と世界観だったけど、戦争ものではなくボーイミーツガールと考えたらこの落としどころは頷ける。その後をいろいろ想像したくなるラストだった。上遠野先生は壮大な世界観の中で動く人間模様へのピントの合わせ方が本当に上手い。
主人公二人を主軸にしつつ、スポットライトが当たる他のキャラたちも魅力的。特にリスキイ兄妹が素敵だったね。この硬直した世界を動かそうとした立役者。最初は軽薄そうな印象だったけど、トモルと行動する内に世界を変えようとする意志とトモルへの忠誠がどんどん固まっていったのが熱い。妹のアノーのトモルへの想いも切なくてよかった。
奇蹟という特殊能力を使ったバトルもド派手で楽しい。天とか地とか根こそぎとか、わかりやすい能力なのもよかった。こういう能力を平和のために使えたとしたらどれだけよかったことか。
もっと続きが読みたくなる物語と世界観だったけど、戦争ものではなくボーイミーツガールと考えたらこの落としどころは頷ける。その後をいろいろ想像したくなるラストだった。上遠野先生は壮大な世界観の中で動く人間模様へのピントの合わせ方が本当に上手い。