・主人公やヒロインたちが魅力的
・キャラの背景や思惑の描写が細やか
・国・神殿の政争が生々しく、ハラハラさせられる
典型的なファンタジーとは異なりますが、ファンタジーの傑作だと思います!
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空ノ鐘の響く惑星で (電撃文庫 わ 4-11) 文庫 – 2003/12/10
毎年、ある季節になると、空から鐘に似た音が降ってくる世界。『御柱(ピラー)』と呼ばれる宙に浮く巨大な柱がある世界。そんな世界に生じたひとつの噂話――。“深夜をまわる頃、『御柱』の一部に、若い女の姿が浮く――” 事実を確かめに行ったフェリオの前に現われたのは、御柱の中に浮かぶ異装の少女の姿だった――。そして、一人の少年と少女の運命の歯車が動き出す……!
『陰陽ノ京』、『パラサイトムーン』の渡瀬草一郎が渾身の力で作り出す『世界』と『人々』が向かう先は――。
『陰陽ノ京』、『パラサイトムーン』の渡瀬草一郎が渾身の力で作り出す『世界』と『人々』が向かう先は――。
- 本の長さ312ページ
- 言語日本語
- 出版社メディアワークス
- 発売日2003/12/10
- ISBN-104840224870
- ISBN-13978-4840224871
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登録情報
- 出版社 : メディアワークス (2003/12/10)
- 発売日 : 2003/12/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 312ページ
- ISBN-10 : 4840224870
- ISBN-13 : 978-4840224871
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,160,903位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1978年生まれ。第七回電撃小説大賞にて金賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『雪逢の狼―陰陽ノ京月風譚〈2〉』(ISBN-10:4048688219)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年4月29日に日本でレビュー済み
私が、最初に1巻を読んだときに抱いた感想は、どことなく違和感があるというものでした。
せっかく、中世ヨーロッパ風の舞台なのに、ファイナルファンタジーみたいな近未来的な技術が登場したりして、台無しだと思いました。キャラにしても、カボチャの被り物をした「パンプキン」とかありえないくらいかっこ悪いと思いました。
ところが、ところが、2巻、3巻と読み進めていくうちにハマっていきます。最終的には、大嫌いだったパンプキンも大好きなキャラになりました。
全12巻、外伝も含めれば全13巻にわたる大作です。読み応えは十分あります。コミカルでないファンターを読みたい方には是非ともオススメしたい作品です。注意してほしいことは、1巻だけ読んでこの作品の出来を判断しないでください。私も1巻はつまらなくて苦痛でした。しかし、全巻を読み終えれば、1巻は非常に重要な話が展開されてますし、面白いと感じられるようになります。
全部読み終えた頃には、パンプキン、ライナスティ&ディアメル等々思い入れのあるキャラが一杯出来ていることでしょう。個人的には、レージク第二王子対反乱軍の戦いが非常に面白かったです。その後の、タートムとの戦いも面白い。というか、全部面白い。そんな作品です。
せっかく、中世ヨーロッパ風の舞台なのに、ファイナルファンタジーみたいな近未来的な技術が登場したりして、台無しだと思いました。キャラにしても、カボチャの被り物をした「パンプキン」とかありえないくらいかっこ悪いと思いました。
ところが、ところが、2巻、3巻と読み進めていくうちにハマっていきます。最終的には、大嫌いだったパンプキンも大好きなキャラになりました。
全12巻、外伝も含めれば全13巻にわたる大作です。読み応えは十分あります。コミカルでないファンターを読みたい方には是非ともオススメしたい作品です。注意してほしいことは、1巻だけ読んでこの作品の出来を判断しないでください。私も1巻はつまらなくて苦痛でした。しかし、全巻を読み終えれば、1巻は非常に重要な話が展開されてますし、面白いと感じられるようになります。
全部読み終えた頃には、パンプキン、ライナスティ&ディアメル等々思い入れのあるキャラが一杯出来ていることでしょう。個人的には、レージク第二王子対反乱軍の戦いが非常に面白かったです。その後の、タートムとの戦いも面白い。というか、全部面白い。そんな作品です。
2011年3月16日に日本でレビュー済み
シリーズ物の第一巻。文句なしに面白い。
だが、シリーズについてはデルフィニア戦記同様(設定もほぼ似通っている)、途中で読むのを止めた。と言うのもシリアスで先が読めない序盤の展開が、だんだんシリーズが続くにつれ緩んでくる。どうせ助かるんだろ、みんな良い人、仲良くなるんだろ、幸せになるんだろ的な予定調和的な展開に流石の私(悲劇的な展開が苦手)も飽き飽きして来る。宮崎アニメ(特に未来少年コナン)もそうだが見ているこちらが恥ずかしくなって来るのだ。
それはそうとして序盤(3巻目位まで)については文句なしに面白いと思う。
だが、シリーズについてはデルフィニア戦記同様(設定もほぼ似通っている)、途中で読むのを止めた。と言うのもシリアスで先が読めない序盤の展開が、だんだんシリーズが続くにつれ緩んでくる。どうせ助かるんだろ、みんな良い人、仲良くなるんだろ、幸せになるんだろ的な予定調和的な展開に流石の私(悲劇的な展開が苦手)も飽き飽きして来る。宮崎アニメ(特に未来少年コナン)もそうだが見ているこちらが恥ずかしくなって来るのだ。
それはそうとして序盤(3巻目位まで)については文句なしに面白いと思う。
2023年3月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文章はとても良く書けていたと思います。
内容は… 柱から移転者が来て、その後脱走、落ち着いたと思ったら追撃者が大暴れ。。。。。
まだ序盤というか、物語の紹介が終わっただけのような気がします。ページ数も短すぎますし、もっと簡潔に書ける気がします。よく分からないうちに巻が終わりました。
内容は… 柱から移転者が来て、その後脱走、落ち着いたと思ったら追撃者が大暴れ。。。。。
まだ序盤というか、物語の紹介が終わっただけのような気がします。ページ数も短すぎますし、もっと簡潔に書ける気がします。よく分からないうちに巻が終わりました。
2007年7月7日に日本でレビュー済み
1巻を読んで思う事は、(つづく)。
つまり話は終わりません。3巻まで読んでも問題は解決しません。
だから1冊で感想を書くのは難しいです。
起承転結のまだ起の途中です。1冊で何かしらの結末を迎えるライトノベルと比べると展開が遅いです。
あらかじめそれを知った上で読むと良いでしょう。
つまり話は終わりません。3巻まで読んでも問題は解決しません。
だから1冊で感想を書くのは難しいです。
起承転結のまだ起の途中です。1冊で何かしらの結末を迎えるライトノベルと比べると展開が遅いです。
あらかじめそれを知った上で読むと良いでしょう。
2006年12月1日に日本でレビュー済み
内容】時代背景は火薬の無い14-16世紀頃のヨーロッパというところでしょうか
主役は、素直で誠実な王子。
ヒロインは電子工学の発達した別世界からやってきた少女と
王子の幼馴染である高貴な血筋の少女。
戦乱とは無縁の豊かな国で育つ王子。しかしそれは、危うい均衡の元に
あっただけであり、それが崩れた時・・・・・・・・・・
批評】いわゆる前時代的な封建社会での戦争物です。
そこに、オーバーテクノロジーが加わったTVゲームでは良くあるネタですね。
ただ、この作品が高い評価を得ているのは、その作りこみの深さにあります。
作品発表前から10冊以上の刊行を考えた作品だけあって、
具体的な政策、人物の立場による考え方、そして登場人物達が
よく練られ矛盾も無く作りこまれています。
また、この手の本に在りがちな戦略や兵器は人間ドラマを重視するために
割愛しているため、専門用語も無く若年齢層にも読み易くなっているのも良いですね。
登場人物の敵味方全てが魅力的で、作者の登場人物達に対する愛情を感じる
数十年経っても、人におすすめできる名作でした。
主役は、素直で誠実な王子。
ヒロインは電子工学の発達した別世界からやってきた少女と
王子の幼馴染である高貴な血筋の少女。
戦乱とは無縁の豊かな国で育つ王子。しかしそれは、危うい均衡の元に
あっただけであり、それが崩れた時・・・・・・・・・・
批評】いわゆる前時代的な封建社会での戦争物です。
そこに、オーバーテクノロジーが加わったTVゲームでは良くあるネタですね。
ただ、この作品が高い評価を得ているのは、その作りこみの深さにあります。
作品発表前から10冊以上の刊行を考えた作品だけあって、
具体的な政策、人物の立場による考え方、そして登場人物達が
よく練られ矛盾も無く作りこまれています。
また、この手の本に在りがちな戦略や兵器は人間ドラマを重視するために
割愛しているため、専門用語も無く若年齢層にも読み易くなっているのも良いですね。
登場人物の敵味方全てが魅力的で、作者の登場人物達に対する愛情を感じる
数十年経っても、人におすすめできる名作でした。
2008年2月17日に日本でレビュー済み
あまりネタバレは、したくないのですが、これだけは言わせてください。
このお話は、悲しいストーリーではありません。
思わず微笑んでしまうくらい、温かいラストでした。
話の展開は、王道といえば、王道なのかもしれません。
でも、魅力的なキャラクターや緻密な世界観は、
他の作品では、なかなか味わうことの出来ないものだと思います。
鐘の音が、空から聞こえる不思議な世界。
その世界で必死に、自分の居場所と意義を模索する主人公と二人のヒロイン。
どこまでも純粋で、優しく、心の強い彼らが、辿り着く未来を見てみませんか?
長編ですが、読んでみる価値は、十分あると思います。
「外伝」という名前が付いている本がありますが、実質的には、最終巻としての「13巻」です。
大人買いで一気に買われる方は、一緒にご購入ください。
このお話は、悲しいストーリーではありません。
思わず微笑んでしまうくらい、温かいラストでした。
話の展開は、王道といえば、王道なのかもしれません。
でも、魅力的なキャラクターや緻密な世界観は、
他の作品では、なかなか味わうことの出来ないものだと思います。
鐘の音が、空から聞こえる不思議な世界。
その世界で必死に、自分の居場所と意義を模索する主人公と二人のヒロイン。
どこまでも純粋で、優しく、心の強い彼らが、辿り着く未来を見てみませんか?
長編ですが、読んでみる価値は、十分あると思います。
「外伝」という名前が付いている本がありますが、実質的には、最終巻としての「13巻」です。
大人買いで一気に買われる方は、一緒にご購入ください。
2005年12月11日に日本でレビュー済み
舞台は基本的に中世ですが、ところどころにありえないはずの進んだ技術も混在しているという独特な世界観です。主人公はアルセイフ国の第4王子:フェリオ。左遷先のフォルナム神殿の親善特使として滞在中に事が始まります。
私が一番素晴らしいと思ったのは、登場人物の心理がよく分かる文章だという点です。微妙な立場の自分の在るべき姿を探す主人公の苦悩がよく分かり、とても感情移入がしやすいです。さらに、話の展開がしっかりしていて意外性も十分にあり、これからの展開がとても楽しみになってきます。
私的に、話の進行の仕方がお気に入りで、一つ一つ丁寧に進んでいくところが嬉しいです。主人公を取り巻く権力争いなどは、それぞれの思惑を推察し納得して読み進めることができ、次々と起こる出来事も読者に予測をさせません。伏線の張り方が工夫してあり、主人公をとても魅力的に見せています。ちょうどカリスマに惚れるような感じだと思いますね。また、大勢の脇役たちも一人一人に味があって皆に愛着が湧きます。それぞれにストーリーがあり同時に複数のドラマが進行していくところや、その人物が主人公たちとどう繋がっていくかなど、ワクワクしながら読み進めることができるところがとても面白いです。
私が一番素晴らしいと思ったのは、登場人物の心理がよく分かる文章だという点です。微妙な立場の自分の在るべき姿を探す主人公の苦悩がよく分かり、とても感情移入がしやすいです。さらに、話の展開がしっかりしていて意外性も十分にあり、これからの展開がとても楽しみになってきます。
私的に、話の進行の仕方がお気に入りで、一つ一つ丁寧に進んでいくところが嬉しいです。主人公を取り巻く権力争いなどは、それぞれの思惑を推察し納得して読み進めることができ、次々と起こる出来事も読者に予測をさせません。伏線の張り方が工夫してあり、主人公をとても魅力的に見せています。ちょうどカリスマに惚れるような感じだと思いますね。また、大勢の脇役たちも一人一人に味があって皆に愛着が湧きます。それぞれにストーリーがあり同時に複数のドラマが進行していくところや、その人物が主人公たちとどう繋がっていくかなど、ワクワクしながら読み進めることができるところがとても面白いです。