21世紀初頭、人間の犯罪ではなく、ゴーストの引き起こす事故の被害が増加している時代
歌と踊りで、彼らを昇化させる存在のバード-吟遊詩人-の養成学校に通う少年が本作の主人公
除霊物の小説は多々あるが、除霊の方法が歌と踊り。
しかも宗教的なものではなく
現代では普通に見かけられるヒップホップやユーロビート等の
音楽やダンスというのが真新しい。
主人公達の通う養成学校もゴーストを昇化させるという目的さえなければ
ただのミュージシャン・ダンサーの養成学校と変わらない。
今まで中世・19世紀等
懐古的な冒険小説を得意としてきていた著者の作品からはがらりと変わって
現代のダンスビート溢れる作品となっているため多少の違和感はある。
難点をあげれば書きなれない現代物に
著者自身が戸惑って書いているようなところがあるぐらい。
しかし、最初から仕舞いまで飽きることなく読ませてくれる著書の力量は確か。
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Little Birds Fly (電撃文庫) 文庫 – 2004/1/10
- 本の長さ273ページ
- 言語日本語
- 出版社メディアワークス
- 発売日2004/1/10
- ISBN-104840225796
- ISBN-13978-4840225793
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登録情報
- 出版社 : メディアワークス (2004/1/10)
- 発売日 : 2004/1/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 273ページ
- ISBN-10 : 4840225796
- ISBN-13 : 978-4840225793
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,141,812位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 6,587位電撃文庫
- - 125,766位絵本・児童書 (本)
- - 332,168位文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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作家。講師。
『「物語」の魅せ方入門 9つのレシピ』(雷鳥社)
『チア☆ダン 「女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話」の真実』(KADOKAWA)ほか。
2000年 王道ファンタジー『リングテイル』シリーズ(電撃文庫)で作家デビュー
2012年 取材先で出会ったドイツ剣術とアーマードバトルにずっぽりハマり、以来、週末ごとに中世の鎧を着て戦うファンタジーのような人生を歩む
都内で文章塾やってます。 『大人の文章塾・夢久庵』bunsho-juku.com
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年1月27日に日本でレビュー済み
「リングテイル」や「リビスの翼」を書いた作者の新作。これまでの話とは違って、いちおう現代の日本が舞台。ちょっと変わっているのは、ゴーストという存在で、まあ、いわゆる幽霊なんだけど、それを昇化させるのに、怪しい宗教儀式ではなく、歌やダンスが必要ってあたり。歌やダンスでゴーストを感動させて、負の感情(未練)を断ちきらせるというのは、宗教的儀式なんかよりもずっとわかりやすいし、すぐにこの本の世界に入り込むことができる。
この本の世界では、ゴースト相手の歌やダンスを習得するための専門学校があったりして、そこの生徒が主人公。主人公は努力によってなんでもそこそこにこなしてしまう秀才だけど、突き抜けたものがもてず、自分の殻を敗れないことに悩んでいたり。主人公がひそかに思いをよせているのは同じクラスの女の子で、でもその子は別の男にあこがれていて。
物語の大筋はわりとありがちともいえるし(ヒロインがトラブルに巻き込まれて、主人公が頑張る)、おおむね予想どおりに話は展開するんだけど、ラスト近くのシーンは、予想よりもずっとよくて、少し感動してしまった。
この一冊で完結しているっぽいけど、この話の続きがぜひ読んでみたい。
この本の世界では、ゴースト相手の歌やダンスを習得するための専門学校があったりして、そこの生徒が主人公。主人公は努力によってなんでもそこそこにこなしてしまう秀才だけど、突き抜けたものがもてず、自分の殻を敗れないことに悩んでいたり。主人公がひそかに思いをよせているのは同じクラスの女の子で、でもその子は別の男にあこがれていて。
物語の大筋はわりとありがちともいえるし(ヒロインがトラブルに巻き込まれて、主人公が頑張る)、おおむね予想どおりに話は展開するんだけど、ラスト近くのシーンは、予想よりもずっとよくて、少し感動してしまった。
この一冊で完結しているっぽいけど、この話の続きがぜひ読んでみたい。