近未来SF小説って書いてあったけど、心理描写やストーリーもしっかりしてるし。
この人の他の小説も読んでみたいと思ったよ。
![Kindleアプリのロゴ画像](https://m.media-amazon.com/images/G/09/kindle/app/kindle-app-logo._CB666561098_.png)
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
TETORA (電撃文庫 ふ 1-42) 文庫 – 2004/5/10
バーチャルネットワークゲームと現実世界の狭間で揺れる中学生の少年を描いた表題作や、電撃hp創刊号に掲載され人気を博した『わたしとロボットの関係』、そして自分と似た男と出会ったことにより、知ってはならない真実を知ってしまう少年の物語『ファントムファーザー』の計3篇を収録!!
- 本の長さ281ページ
- 言語日本語
- 出版社メディアワークス
- 発売日2004/5/10
- ISBN-104840226830
- ISBN-13978-4840226837
登録情報
- 出版社 : メディアワークス (2004/5/10)
- 発売日 : 2004/5/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 281ページ
- ISBN-10 : 4840226830
- ISBN-13 : 978-4840226837
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,675,774位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
![深沢 美潮](https://m.media-amazon.com/images/I/01Kv-W2ysOL._SY600_.png)
武蔵野美術大学造形学部卒。小説家(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『新フォーチュン・クエスト〈16〉いざ、聖騎士の塔へ!?〈上〉』(ISBN-10:4048687735)が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
星5つ中3.5つ
5つのうち3.5つ![](https://m.media-amazon.com/images/S/sash//GN8m8-lU2_Dj38v.svg)
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
9グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2012年11月27日に日本でレビュー済み
著者の作品初購入。
自分がそんなにSF小説に嗅覚鋭くないからか、ラノベで近未来SFとは珍しいと感じ、手に取りました。専ら読書するジャンルはミステリーや厭世観あふるる暗鬱系統です。
物語の舞台は本書の謳い文句にあるよう、近未来の世界。何時を基準にしての近未来なのかは作中でも不透明なままなので近い将来という意味での「近」ではなく今より少しばかり科学技術が発展したという意味での「近」と捉えた方が妥当でしょう。その近未来のある街を舞台に据え主人公達はそれぞれの物語を紡いでいきます。本書には短編小説が三作品収録されていますが、舞台となる街は全作共通です。
だけど、この街は随分広いのか各主人公達の人生は交錯せず、ずっと平行したまま。それ故、本作品を群像劇やオムニバス作品に分類することは出来ない。舞台が同一なだけの独立した三作品と認知して不都合はないでしょう。
登場人物はラノベらしからぬ凡百な少年少女。オートハーレムにリーチが掛かっているのに自称普通を語る罰当たりや、友人・国色に囲まれながら普通に拘る贅沢野郎が主人公ではなく、一般小説でも主役張れそうな現実味のある張三李四がメインパーソンです。この事実が何を長広舌しているかといえば、それは今作品に萌えやお色気要素が含まれていないということ。主人公達が凡骨な為現世で起こりえないようなラッキースケベや不可抗力は発生いたしません。非アダルト作品である以上濡れ場には超えられ無い壁、限度があるとこの頃発見したので、個人的にマイナス評価とはなりません。
イラストは数える程度しか挿入されていませんがシーンチョイスが秀逸で活字に良い味を付けていた。
文章力は及第点であり
内容も加味すれば一般小説として上梓しても良かったんではないか。それともSFに疎い自分だからこの評価で、一般のSF小説ではこの手の作風は既に飽和状態にあるのだろうか。
本作品では揺らす鼓膜のない警鐘が鳴らされていた。予防警鐘、フライング警鐘とでも名付けようか、第一編では仮想現実と現実との付き合い方。続く第二編ではロボットと人間との関係性。そして最後の第三編では科学技術と人間もしくは道徳心、倫理観、人道の距離感を描いている。
キャラでもなく物語でもない。近未来SFなる設定が著者の中で大切だったのではないのだろうか。
カジュアルSFな内容に加え短編集という発表形態がマッチしておりとても読み易い。SF小説は想像力が問われそうで嫌だと常々敬遠してるSF苦手意識有者でも気軽に読める固さです。
読み易い短編小説をお求めの方、或いは手軽に読めるSF小説を探してる方にオススメです。
自分がそんなにSF小説に嗅覚鋭くないからか、ラノベで近未来SFとは珍しいと感じ、手に取りました。専ら読書するジャンルはミステリーや厭世観あふるる暗鬱系統です。
物語の舞台は本書の謳い文句にあるよう、近未来の世界。何時を基準にしての近未来なのかは作中でも不透明なままなので近い将来という意味での「近」ではなく今より少しばかり科学技術が発展したという意味での「近」と捉えた方が妥当でしょう。その近未来のある街を舞台に据え主人公達はそれぞれの物語を紡いでいきます。本書には短編小説が三作品収録されていますが、舞台となる街は全作共通です。
だけど、この街は随分広いのか各主人公達の人生は交錯せず、ずっと平行したまま。それ故、本作品を群像劇やオムニバス作品に分類することは出来ない。舞台が同一なだけの独立した三作品と認知して不都合はないでしょう。
登場人物はラノベらしからぬ凡百な少年少女。オートハーレムにリーチが掛かっているのに自称普通を語る罰当たりや、友人・国色に囲まれながら普通に拘る贅沢野郎が主人公ではなく、一般小説でも主役張れそうな現実味のある張三李四がメインパーソンです。この事実が何を長広舌しているかといえば、それは今作品に萌えやお色気要素が含まれていないということ。主人公達が凡骨な為現世で起こりえないようなラッキースケベや不可抗力は発生いたしません。非アダルト作品である以上濡れ場には超えられ無い壁、限度があるとこの頃発見したので、個人的にマイナス評価とはなりません。
イラストは数える程度しか挿入されていませんがシーンチョイスが秀逸で活字に良い味を付けていた。
文章力は及第点であり
内容も加味すれば一般小説として上梓しても良かったんではないか。それともSFに疎い自分だからこの評価で、一般のSF小説ではこの手の作風は既に飽和状態にあるのだろうか。
本作品では揺らす鼓膜のない警鐘が鳴らされていた。予防警鐘、フライング警鐘とでも名付けようか、第一編では仮想現実と現実との付き合い方。続く第二編ではロボットと人間との関係性。そして最後の第三編では科学技術と人間もしくは道徳心、倫理観、人道の距離感を描いている。
キャラでもなく物語でもない。近未来SFなる設定が著者の中で大切だったのではないのだろうか。
カジュアルSFな内容に加え短編集という発表形態がマッチしておりとても読み易い。SF小説は想像力が問われそうで嫌だと常々敬遠してるSF苦手意識有者でも気軽に読める固さです。
読み易い短編小説をお求めの方、或いは手軽に読めるSF小説を探してる方にオススメです。
2004年8月5日に日本でレビュー済み
この方の作品を読むのは「TETORA」が初めてなのですが…
TETORAを読んだ時点でこの世界観にどっぷりはまってしまいました。
元々遠い未来より近未来の話が好きな私なのですが、そういう人にぜひおすすめしたいです。
遠すぎず近すぎずの世界で、物語は繰り広げられていきます。
3篇収録されていますが、個人的に一番好きなのが「ファントムファーザー」です。
もちろん全部好きなのですが、テンポでいうとこれかな、と。
一番ドキドキしながら読みましたねー。
「私とロボットの関係」は会話や、主人公の心、出来事に最後はほろりとしたり。
「TETORA」は…なんなんだろう。すごくいい終わり方をしてくれました。
すごくおすすめの本です!
TETORAを読んだ時点でこの世界観にどっぷりはまってしまいました。
元々遠い未来より近未来の話が好きな私なのですが、そういう人にぜひおすすめしたいです。
遠すぎず近すぎずの世界で、物語は繰り広げられていきます。
3篇収録されていますが、個人的に一番好きなのが「ファントムファーザー」です。
もちろん全部好きなのですが、テンポでいうとこれかな、と。
一番ドキドキしながら読みましたねー。
「私とロボットの関係」は会話や、主人公の心、出来事に最後はほろりとしたり。
「TETORA」は…なんなんだろう。すごくいい終わり方をしてくれました。
すごくおすすめの本です!
2004年6月3日に日本でレビュー済み
ファンタジーノベルの金字塔「フォーチュン・クエスト」の作者による、初のSF短編集。SFと言っても近未来を舞台にした現代劇であり、どの話も、出だしの雰囲気は渡辺浩弐の「~年のゲームキッズ」に近い。
全部で三篇が収められているが、表題作より『わたしとロボットとの関係』が良い。著者の本領である、少女による一人称の作品で、会話や感情表現などが際立っている。他の作品も決して悪くはないが、作者のオリジナリティと魅力が溢れるのは、やはりこのタイプの作品だろう。
どの作品も女性らしい感性と優しさが溢れ、著者の魅力を再発見できる作品。
全部で三篇が収められているが、表題作より『わたしとロボットとの関係』が良い。著者の本領である、少女による一人称の作品で、会話や感情表現などが際立っている。他の作品も決して悪くはないが、作者のオリジナリティと魅力が溢れるのは、やはりこのタイプの作品だろう。
どの作品も女性らしい感性と優しさが溢れ、著者の魅力を再発見できる作品。
2004年5月23日に日本でレビュー済み
~深沢 美潮さんの著作は読んだ事がなかったのですが、オビの宣伝や、本屋の宣伝などにつられて買いました。
SF小説と言うので少し緊張しながら読んだのですが、予想に反し、読みやすかったです。
3話の短編で、どれも話的には繋がっていないのですが、『近未来』といキーワードで繋がっていて面白かったです。
~~
読んだ後に切なくなったり、少し笑顔になったりするのは、作家さんの力量なんだなぁと改めて思いました。
読んでみる価値、絶対ありますよ!~
SF小説と言うので少し緊張しながら読んだのですが、予想に反し、読みやすかったです。
3話の短編で、どれも話的には繋がっていないのですが、『近未来』といキーワードで繋がっていて面白かったです。
~~
読んだ後に切なくなったり、少し笑顔になったりするのは、作家さんの力量なんだなぁと改めて思いました。
読んでみる価値、絶対ありますよ!~
2004年7月13日に日本でレビュー済み
深沢美潮さんの作品はどれも好きなのでそんな理由だけで購入。
今までの作品からのイメージとは違った近代的な内容の作品達にびっくりながらも、やはりいいなと素直に思えた。
作者の作品が好きな人は是非。
フォーチュンの新作も期待しています。
今までの作品からのイメージとは違った近代的な内容の作品達にびっくりながらも、やはりいいなと素直に思えた。
作者の作品が好きな人は是非。
フォーチュンの新作も期待しています。