今話題となっているらしい『乃木坂春香』の物語中に出てくるということで本作を読みましたが、はっきり言って「失望」の一言に尽きます。 美しい、可愛らしい、可憐な美女や美少女をとにかく登場させれば、それで読者たちが満足すると考えているのでしょうか。近年世間でもて囃されている、「萌え」なるものを演出すれば良いという訳でもないでしょうに・・・・・。
主人公はある特殊な能力を受け継ぐ一族の一人である、という設定はいいでしょう。しかし、作中に登場する父親や主人公の後見人である女性が一体どういう人物であるのか、能力とどういう関係を持っているのか、という人物・背景描写が一切ないとはどういうことだろう。仮にも、この主人公の能力が本作の最終話に深く関係してくる以上、これは避けて通れないはずなのに。この点は読者に消化不良を起こさせる原因となると思います。
この作者の文章の特徴であると思いますが、表現方法にかなりくどい部分があります。読み始めた当初は、癖があるものの新奇で個性的であると感じました。しかし、一冊読了するまでに何十回と提示されると、「お願いだから、もうやめて……」と感じに襲われました。
以上、物語の世界観、構成、登場人物描写の欠落等を考慮すれば、☆2つが妥当でしょう。
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はにかみトライアングル (電撃文庫 い 8-2) 文庫 – 2005/4/10
最近ついてない事が多い高校生・水上弘司は、幼馴染みの占いを信じて“困ってるもの”に手を差し伸べる。 しかし、助けた仔ネコにはひっかかれ噛みつかれ、募金箱には間違って一万円札を入れ、桜の木の傍ではゴミ拾い中に痴漢に間違えられたりと、以前よりも散々な目に遭ってしまう。 でも、その夜、トリプル赤面ラブコメディは、突然にやってきて――!?
- 本の長さ360ページ
- 言語日本語
- 出版社メディアワークス
- 発売日2005/4/10
- ISBN-104840230234
- ISBN-13978-4840230230
登録情報
- 出版社 : メディアワークス (2005/4/10)
- 発売日 : 2005/4/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 360ページ
- ISBN-10 : 4840230234
- ISBN-13 : 978-4840230230
- カスタマーレビュー:
著者について
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10月3日生まれ。第4回電撃hp短編小説賞最優秀賞を受賞し、『乃木坂春香の秘密』で文庫デビュー(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『小春原日和の育成日記〈2〉』(ISBN-10:4048688332)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年12月16日に日本でレビュー済み
手堅い作りというのが読んで個人的に感じたことだった。
ラブコメを化学式に当てはめて作ると、できあがるのはこの作品のような内容だったり、なかったりするんじゃないかと。
目新しい甘酸っぱいやりとりや展開は皆無で、どこぞのラブコメ系のライトノベルを一通り読んだ方は、読むと少なからず物足りなさを感じてしまうんではないだろうか。
悪くはないけど、「乃木坂春香の秘密」ほど登場人物や設定に愛着というか、好きになりきれない部分が多い。
なのであまり期待してハードルを上げて読む作品ではないと思う。
適度にリラックスして読めば、それなりの成果は得られる作品じゃないだろうか。
ラブコメを化学式に当てはめて作ると、できあがるのはこの作品のような内容だったり、なかったりするんじゃないかと。
目新しい甘酸っぱいやりとりや展開は皆無で、どこぞのラブコメ系のライトノベルを一通り読んだ方は、読むと少なからず物足りなさを感じてしまうんではないだろうか。
悪くはないけど、「乃木坂春香の秘密」ほど登場人物や設定に愛着というか、好きになりきれない部分が多い。
なのであまり期待してハードルを上げて読む作品ではないと思う。
適度にリラックスして読めば、それなりの成果は得られる作品じゃないだろうか。
2010年4月26日に日本でレビュー済み
設定はよくあるハーレム物と言ってしまえばそれまでだが、定石をしっかりなぞりつつも節々に味を効かせているといった感じ。
この作品の特徴は主人公がヘタレなのではなく終始一貫して巻き込まれる形で物語が進んで行くことだと思う。
巻き込まれ体質の本気を見た。
追記
設定の説明が不十分という声があるがまだ一巻なのだからそれは仕方ないのではないだろうか。
はじめから全てわかってしまう作品なんて面白いのだろうか?
この作品の特徴は主人公がヘタレなのではなく終始一貫して巻き込まれる形で物語が進んで行くことだと思う。
巻き込まれ体質の本気を見た。
追記
設定の説明が不十分という声があるがまだ一巻なのだからそれは仕方ないのではないだろうか。
はじめから全てわかってしまう作品なんて面白いのだろうか?
2005年5月8日に日本でレビュー済み
心地よいテンポで一直線に進んでいくラブコメで、読んでいて楽しかったです。ダブることがなく変わりやすいキャラクタのおかげで、終始一緒に出てくる割に混乱もなく、安心して読めました。思ったより短時間で読み終えられた事もそういった部分が影響してますね。
エピローグで綴られる設定は、かなりシビアにしてあるみたいですが、その部分をあえて表に出さず、生ぬるく明るい笑える物語で仕上がっていて、すっと読めるお話でした。
エピローグで綴られる設定は、かなりシビアにしてあるみたいですが、その部分をあえて表に出さず、生ぬるく明るい笑える物語で仕上がっていて、すっと読めるお話でした。
2005年4月16日に日本でレビュー済み
前作「乃木坂春香の秘密」の中に出てきたマンガ「はにトラ」が小説に!
といっても「ドジっ娘アキちゃん」も「ダメっ娘メグちゃん」も出てきません。
三人の出所はともかく、今度は一転してにぎやかなラブコメです。
テンポとしては前作の方がよかったので、星四つです。
といっても「ドジっ娘アキちゃん」も「ダメっ娘メグちゃん」も出てきません。
三人の出所はともかく、今度は一転してにぎやかなラブコメです。
テンポとしては前作の方がよかったので、星四つです。