四年間続いたビートのディシプリンの完結編です。
伏線満載でなかなか核心が見えてこない本編に対して、こちらではしっかりとビートのディシプリンの結末が出てきます。
カーメンとはいったいなんだったのか、という答えが哲学的だったり遠まわしに言ったりで分かりにくくもありますが、明確に出てきます。
能力を使ったバトル要素も健在で、シリーズ読者には嬉しい「あの人」と「あの人」の再戦があったりします。
ヒロイン・朝子の能力の進化もありますし、今後の展開の伏線や本編最新作「ロストメビウス」との関連を匂わす展開にもなってきていて見逃せないといったところ。
物語の完結という爽快感と今後の期待感を一緒に味わえる作品になっていました!とにかく、ブギーシリーズでは久しぶりにすっきりとした読後感を味わえるので、今までビートを読んでいた方はぜひ。
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ビートのディシプリンSIDE4 (電撃文庫 か 7-19) 文庫 – 2005/8/10
人ってどうして苦労するのかなあ? 辛いこととか苦しいことって、何が理由なんだろう──私、浅倉朝子は普通の女子高生だったんだけど、でも私の人生は、奇妙な男の子と出会ってすっかり変わってしまった。
統和機構とか、合成人間とか、特殊能力とか──得体の知れないものが殺し合ってる、こんな殺伐とした世界なんて、私は全然知らなかった。でも知ったからって、それが答って気もあまりしなくて……彼はどうなんだろう。謎の“カーメン”の正体を見つけられたら、そこで彼の旅って終わるのかな──
強敵たちとの死闘、理不尽な混迷、そして過去との再会を経て、遂に少年は目的の地に辿り着く。厳しい試練(ディシプリン)の果てに、ピート・ビートが見つけた答えとは……?
統和機構とか、合成人間とか、特殊能力とか──得体の知れないものが殺し合ってる、こんな殺伐とした世界なんて、私は全然知らなかった。でも知ったからって、それが答って気もあまりしなくて……彼はどうなんだろう。謎の“カーメン”の正体を見つけられたら、そこで彼の旅って終わるのかな──
強敵たちとの死闘、理不尽な混迷、そして過去との再会を経て、遂に少年は目的の地に辿り着く。厳しい試練(ディシプリン)の果てに、ピート・ビートが見つけた答えとは……?
- 本の長さ344ページ
- 言語日本語
- 出版社メディアワークス
- 発売日2005/8/10
- ISBN-104840231206
- ISBN-13978-4840231206
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登録情報
- 出版社 : メディアワークス (2005/8/10)
- 発売日 : 2005/8/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 344ページ
- ISBN-10 : 4840231206
- ISBN-13 : 978-4840231206
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,026,974位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1968年生まれ。98年『ブギーポップは笑わない』で第4回電撃ゲーム小説大賞を受賞しデビュー(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 クリプトマスクの擬死工作 (ISBN-13: 978-4396208721 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年8月12日に日本でレビュー済み
何故4つにしたのかというと、カーメンの何たるかが少し分かり難いからです。
2回、3回と読まないと分からないと思います。
3冊も使ってカーメンを追いかけてきたのに、分かり難いというのはちょっとだけマイナスポイントかな、と。
しかし、全体としてはとても良かったと思います。
(何が良かったかを書いちゃうとネタバレになっちゃうので…。)
作者の自己紹介の所で、「ビートって何だかんだでカッチョ良かったんだなあ…」と書かれているのも印象的。
特にこのSIDE4ではカッチョ良いですよ!
2回、3回と読まないと分からないと思います。
3冊も使ってカーメンを追いかけてきたのに、分かり難いというのはちょっとだけマイナスポイントかな、と。
しかし、全体としてはとても良かったと思います。
(何が良かったかを書いちゃうとネタバレになっちゃうので…。)
作者の自己紹介の所で、「ビートって何だかんだでカッチョ良かったんだなあ…」と書かれているのも印象的。
特にこのSIDE4ではカッチョ良いですよ!
2007年1月2日に日本でレビュー済み
シリーズはこれで幕となる。
一つのミステリーを、断片的な情報を与えながら、なおあるものを指し示すような、そんな印象を与えられた。
強くなる理由とは何か。強さとはそれだけでは意味も未来もないもの。謎が未消化な感もあるが、これでとりあえず終わりなのだろう。
終始、先の読めない小説であった。
一つのミステリーを、断片的な情報を与えながら、なおあるものを指し示すような、そんな印象を与えられた。
強くなる理由とは何か。強さとはそれだけでは意味も未来もないもの。謎が未消化な感もあるが、これでとりあえず終わりなのだろう。
終始、先の読めない小説であった。
2005年8月28日に日本でレビュー済み
登場する本編のキャラや伏線の多さに『これは全部回収して終われるのだろうか』と心配していました。
読了し、唖然としましたね。
確かに面白いです。
今迄のキャラクタが何人も集まって、それぞれに自分の物語に区切りをつけて去っていき、少少ストレートながらもカーメンの謎も分かり易く解説されており、読み応えは十分でした。
ですがそれは今迄のシリーズ作品を読んできたからの事、ここ迄一見さんお断りな本も珍しいのではないでしょうか。
最近の上遠野氏の作品は、謎を作るだけ作っておいて大半は投げっ放し、続刊に続くと云うものが多いと思います。
その所為で謎が出てきても『この伏線も今回じゃ回収されないんだろうな』と思ってしまいます。
更には、続き物と云う考え方か、単品の完成度が落ちてきてはいないでしょうか。
続き物である以上、どこから読んでも面白いと云うものを目指すのは難しいのでしょうが……
読了し、唖然としましたね。
確かに面白いです。
今迄のキャラクタが何人も集まって、それぞれに自分の物語に区切りをつけて去っていき、少少ストレートながらもカーメンの謎も分かり易く解説されており、読み応えは十分でした。
ですがそれは今迄のシリーズ作品を読んできたからの事、ここ迄一見さんお断りな本も珍しいのではないでしょうか。
最近の上遠野氏の作品は、謎を作るだけ作っておいて大半は投げっ放し、続刊に続くと云うものが多いと思います。
その所為で謎が出てきても『この伏線も今回じゃ回収されないんだろうな』と思ってしまいます。
更には、続き物と云う考え方か、単品の完成度が落ちてきてはいないでしょうか。
続き物である以上、どこから読んでも面白いと云うものを目指すのは難しいのでしょうが……