しにがみのバラッド7巻目です。
今回は1話と2話が繋がっていて面白かったです。
まだ謎もあるので次の巻も楽しみです。
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しにがみのバラッド。(7) (電撃文庫 は 4-8) 文庫 – 2005/8/10
何処かで鈴の音が聴こえて、ふわりと咲く風になりました。風は真っ白い花をたずさえて、空に浮かびます。真っ白な花だと思われていたそれは、真っ白な少女でした。少女で、そして――死神でした。そのまわりを、黒猫が、ぱたぱたとコウモリのような羽根で飛んでいました。少女はやさしく微笑み、黒猫をそっと抱えて、ラララ、と唄いはじめました。――空には、雨あがりの虹が架かっていました。これは、白い死神と黒猫の、哀しくてやさしい物語。
- 本の長さ312ページ
- 言語日本語
- 出版社アスキー・メディアワークス
- 発売日2005/8/10
- ISBN-104840231214
- ISBN-13978-4840231213
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登録情報
- 出版社 : アスキー・メディアワークス (2005/8/10)
- 発売日 : 2005/8/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 312ページ
- ISBN-10 : 4840231214
- ISBN-13 : 978-4840231213
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,524,335位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2005年8月11日に日本でレビュー済み
「おや、今回は短編ばかりじゃないのか」というのが最初の印象。
双子の「綾」「紗耶」とその兄「惺」の話が二話、モモではなくアンの短い話が一話。
家族とか、兄妹とか、恋。微妙な人間関係が今回は書かれています。
双子の話のほうは一応は二話に分かれているものの、ひとつの話として見た方が正解かと。これまでと少し違って短編の集まりというより中編+外伝、といった感じ。
前巻に続いて「消える」「死ぬ」が顕著になっている気がします。ひっくり返って「生きる」に通じているわけですが。
ほんわり感が薄れて、読み手としては切なさが強いです。
初期の頃のほのぼのした話がお好きな方には賛否両論でしょうか。
そしてアン・ニコラウス側の話。これを機にモモだけでなくアンの謎も解け始めてくるのかな。
加えて今回のカラーページのアンはすごく素敵です。イチオシ。
だんだん核心に迫ってきたかな、という巻でした。
双子の「綾」「紗耶」とその兄「惺」の話が二話、モモではなくアンの短い話が一話。
家族とか、兄妹とか、恋。微妙な人間関係が今回は書かれています。
双子の話のほうは一応は二話に分かれているものの、ひとつの話として見た方が正解かと。これまでと少し違って短編の集まりというより中編+外伝、といった感じ。
前巻に続いて「消える」「死ぬ」が顕著になっている気がします。ひっくり返って「生きる」に通じているわけですが。
ほんわり感が薄れて、読み手としては切なさが強いです。
初期の頃のほのぼのした話がお好きな方には賛否両論でしょうか。
そしてアン・ニコラウス側の話。これを機にモモだけでなくアンの謎も解け始めてくるのかな。
加えて今回のカラーページのアンはすごく素敵です。イチオシ。
だんだん核心に迫ってきたかな、という巻でした。
2006年7月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
だんだんと質が落ちてきているような気がしますね。
最初の方の巻では結構す〜っと読んでしまっていたのですが、ここ数巻はとまりどまりになってしまっています。一気に読もうと思うほど面白くないんですよね。
まぁでも、次の8巻の方はこの巻よりも面白かった(と私は思います)ので、この巻で底を打ったと思いたいですね。
最初の方の巻では結構す〜っと読んでしまっていたのですが、ここ数巻はとまりどまりになってしまっています。一気に読もうと思うほど面白くないんですよね。
まぁでも、次の8巻の方はこの巻よりも面白かった(と私は思います)ので、この巻で底を打ったと思いたいですね。
2006年8月22日に日本でレビュー済み
まず最初に「しにバラ。らしい」。
そう思いました。
今回の物語のテーマは「優しさは傷つくこと」。
全体を通してそれが中心にあり、
二度、三度と読み直す内に、物語の「伝えたいこと」に辿り着けると思います。
例えば、自分を犠牲にしてでも誰かの為に何かをしたいと思うこと。
それが本当の「優しさ」であり、「友情」であり、「愛情」でもあります。
何かしたいけど自分が傷つくのは嫌だ、というのは言ってしまえば「偽善」です。
例えば、傷つくことを知って初めて、本当に優しくなれること。
当たり前のことなんですが、それって大事なことなんですよね。
詩的文章。
不評が多いようですが、私は好きですね。
読み手に考えさせる文というのは、ただ読み進めていくだけの物語よりも好きになれます。
もちろん、ここは賛否両論だとは思いますが。
この7巻は(もしかしたら1巻から?)
読み手が中に入り込むと言うよりは、読み手はあくまで、モモと同じ”傍観者”。
モモが、主人公たちが、そしてハセガワさんが綴る詩を、ただ聴いている。
そんな印象を持つ物語です。
特殊な本・・・と言っては作者に失礼かもしれませんが、
やはり読み手を選ぶ、そんな小説になってしまってる点は残念です。
*****13/03/22
加筆修正しました。
数年ぶりに見たら文章を直したくなったので。すみません。
レビュー内容自体は変えてません。
そう思いました。
今回の物語のテーマは「優しさは傷つくこと」。
全体を通してそれが中心にあり、
二度、三度と読み直す内に、物語の「伝えたいこと」に辿り着けると思います。
例えば、自分を犠牲にしてでも誰かの為に何かをしたいと思うこと。
それが本当の「優しさ」であり、「友情」であり、「愛情」でもあります。
何かしたいけど自分が傷つくのは嫌だ、というのは言ってしまえば「偽善」です。
例えば、傷つくことを知って初めて、本当に優しくなれること。
当たり前のことなんですが、それって大事なことなんですよね。
詩的文章。
不評が多いようですが、私は好きですね。
読み手に考えさせる文というのは、ただ読み進めていくだけの物語よりも好きになれます。
もちろん、ここは賛否両論だとは思いますが。
この7巻は(もしかしたら1巻から?)
読み手が中に入り込むと言うよりは、読み手はあくまで、モモと同じ”傍観者”。
モモが、主人公たちが、そしてハセガワさんが綴る詩を、ただ聴いている。
そんな印象を持つ物語です。
特殊な本・・・と言っては作者に失礼かもしれませんが、
やはり読み手を選ぶ、そんな小説になってしまってる点は残念です。
*****13/03/22
加筆修正しました。
数年ぶりに見たら文章を直したくなったので。すみません。
レビュー内容自体は変えてません。
2009年5月6日に日本でレビュー済み
私は中学の時に吹奏楽部で、打楽器をやっていた者です。
ドラムもやっていました。
何故この作者は打楽器奏者を下に見ているんですか?
ドラムは音楽の才能がなくて他の楽器は全然ダメでも出来ると?
ドラムをやってる人が書いた曲はヘボいと?
馬鹿にしないで欲しい。
ならあなたは何もしなくても簡単に打楽器が出来るんですか?と問いたい。
書くんならちゃんと勉強してから書いて欲しい。
何も知らずに適当なことを書くな!!
そこら辺の人が何も知らず同じことを言っているのならまだいいです。
でも、曲がりなりにも作家として大勢の人の目に触れる物を書いているのだから、安易なことは書かないで欲しい。
それが出来ないなら作家なんてやめてください。
こういう人がいるから勘違いする輩が出て来るんです。
大体いつも思うけど誤字脱字多すぎです。
編集者は一体何をしているんでしょう?
私は1巻から読んで、最近落ち気味だなー と思っていたけど、今回は結構おもしろくて、一気に読みました。
が、永尾と吉野が話している部分が大変不快で、読むのをやめました。
たぶんもう読みません。
あと、ギターとベースについても疑問を感じました。
こちらは私はよく知らないので間違いかも知れませんが…
とりあえず音楽(特に打楽器)やってる方は読まない方がいいです。
やってない方にも、勘違いされないといいのですが…。
ドラムもやっていました。
何故この作者は打楽器奏者を下に見ているんですか?
ドラムは音楽の才能がなくて他の楽器は全然ダメでも出来ると?
ドラムをやってる人が書いた曲はヘボいと?
馬鹿にしないで欲しい。
ならあなたは何もしなくても簡単に打楽器が出来るんですか?と問いたい。
書くんならちゃんと勉強してから書いて欲しい。
何も知らずに適当なことを書くな!!
そこら辺の人が何も知らず同じことを言っているのならまだいいです。
でも、曲がりなりにも作家として大勢の人の目に触れる物を書いているのだから、安易なことは書かないで欲しい。
それが出来ないなら作家なんてやめてください。
こういう人がいるから勘違いする輩が出て来るんです。
大体いつも思うけど誤字脱字多すぎです。
編集者は一体何をしているんでしょう?
私は1巻から読んで、最近落ち気味だなー と思っていたけど、今回は結構おもしろくて、一気に読みました。
が、永尾と吉野が話している部分が大変不快で、読むのをやめました。
たぶんもう読みません。
あと、ギターとベースについても疑問を感じました。
こちらは私はよく知らないので間違いかも知れませんが…
とりあえず音楽(特に打楽器)やってる方は読まない方がいいです。
やってない方にも、勘違いされないといいのですが…。
2005年8月10日に日本でレビュー済み
私は「しにがみのバラッド」が好きで、いつもこの本には何か考えらされるモノがあります。
今回の「しにがみのバラッド7」では、1話と2話がつながっています。この話では双子の妹と継父の息子である一つ上の兄が中心になっていて、1話目の「このこどこのこ、このこねこ」では双子の妹の一人の綾が、2話目の「キミが生まれた夏の終わり」ではもう一人の妹の紗耶が視点となって話が進みます。
血はつながってはいないが、家族であることには変わりはない。大切なのは<愛すること><愛されること>
当たり前の生活の中に本当に自分にとって大切なモノ、大きな存在がいるはず。それを失っても前に進むことをやめない勇気。
辛くない優しさはただの感情・慰めにすぎない。
本当の優しさはーーーー傷つくことーーーーーーー
おかしな言葉かもしれないが、しかし、よく考えてみればきっとわかってくると思う。本当に優しい人は相手の痛みをわかる人だ。痛みは同じように傷つくことでわかる。いろんな解釈があるかもしれないが、私はこの言葉をこのように解釈した。
この巻だけでなく、私は「しにがみのバラッド」からは、‘当たり前であることの大切さ”を教わった。
私は、特に若い世代の人にこの本を読んでほしいと思う。そして、今、何の怪我や病気もない、当たり前だと思っていることが本当はとても大切だということに気づいてほしい。
また「しにがみのバラッド」を読んでいる方にも今回のはとてもオススメできると思います。
ぜひ、読んでみてほしい作品です。
今回の「しにがみのバラッド7」では、1話と2話がつながっています。この話では双子の妹と継父の息子である一つ上の兄が中心になっていて、1話目の「このこどこのこ、このこねこ」では双子の妹の一人の綾が、2話目の「キミが生まれた夏の終わり」ではもう一人の妹の紗耶が視点となって話が進みます。
血はつながってはいないが、家族であることには変わりはない。大切なのは<愛すること><愛されること>
当たり前の生活の中に本当に自分にとって大切なモノ、大きな存在がいるはず。それを失っても前に進むことをやめない勇気。
辛くない優しさはただの感情・慰めにすぎない。
本当の優しさはーーーー傷つくことーーーーーーー
おかしな言葉かもしれないが、しかし、よく考えてみればきっとわかってくると思う。本当に優しい人は相手の痛みをわかる人だ。痛みは同じように傷つくことでわかる。いろんな解釈があるかもしれないが、私はこの言葉をこのように解釈した。
この巻だけでなく、私は「しにがみのバラッド」からは、‘当たり前であることの大切さ”を教わった。
私は、特に若い世代の人にこの本を読んでほしいと思う。そして、今、何の怪我や病気もない、当たり前だと思っていることが本当はとても大切だということに気づいてほしい。
また「しにがみのバラッド」を読んでいる方にも今回のはとてもオススメできると思います。
ぜひ、読んでみてほしい作品です。
2005年8月13日に日本でレビュー済み
アニメ化です!
アニメになります!
本当におめでとうございます!
ともあれ、7巻の内容なのですが、今までにはない造りとなっています。
今までは、3つのエピソード+モモの話という造り(3巻のみ2話+モモ)でしたが、
今回は200と数十ページを使って、1つの物語(正確にいうと、2つなのかなぁ?)を語り、
残りの20ページほどで、モモの対極に位置する死神のエピソードが語られていました。
ただ、詩的で抽象的な文章は変わらず。(1巻で良き個性となっていましたが、現在では悪所になってしまっているように思えます)
話の内容がありがちでマンネリなのも変わらず。
加えて、今回のエピソードは、今までよりも更に、読者が置いてけぼりな感じ。特に前半部。
登場するキャラクター達だけで盛り上がっていて、読者が入り込む余地がない。
せっかく物語の中に入り込めそうになっても、随所に詰め込まれたタイミングで詩文がポンと出てきて、
急激に傍観者へと引き戻されてしまいます。
しかも、200ページ以上使ってのエピソードなのに、話の密度的には
1巻などの50ページ程のエピソードと大差がありませんでした。
……う~ん。どうにも勿体ないです。
ページ数がある分、キャラ達の心情をたくさん描けているのに、物語に入り込めないから何の感慨も湧いてこないんですよ。
立ち直ったキッカケも、そのために何だか突飛で唐突なものに感じられてしまったし。
えっと、誤解されたくないんですが、僕は何も粗を探したくて読んでいるワケではないんです。
毎巻毎巻、大いに期待しながら読み始めているんです。
1巻の1話目は本当に輝きを放っていたし、作品の中に深く入りこめるだけの魅力も、展開が読めてもなお面白いと感じられるだけの力がありました。
だからこそ、現状が残念でならない……。
僕から確かに言えること。
詩文は無くすか、もっと減らした方が良い。絶対に。
そしてもう一つ、会話文をもっと切磋琢磨して欲しい。
ともあれアニメ化されたことは本当に心から祝福しています。
よりたくさんの人達に触れることとなったこの作品が、願わくば更なる発展を重ねていくことを……。
アニメになります!
本当におめでとうございます!
ともあれ、7巻の内容なのですが、今までにはない造りとなっています。
今までは、3つのエピソード+モモの話という造り(3巻のみ2話+モモ)でしたが、
今回は200と数十ページを使って、1つの物語(正確にいうと、2つなのかなぁ?)を語り、
残りの20ページほどで、モモの対極に位置する死神のエピソードが語られていました。
ただ、詩的で抽象的な文章は変わらず。(1巻で良き個性となっていましたが、現在では悪所になってしまっているように思えます)
話の内容がありがちでマンネリなのも変わらず。
加えて、今回のエピソードは、今までよりも更に、読者が置いてけぼりな感じ。特に前半部。
登場するキャラクター達だけで盛り上がっていて、読者が入り込む余地がない。
せっかく物語の中に入り込めそうになっても、随所に詰め込まれたタイミングで詩文がポンと出てきて、
急激に傍観者へと引き戻されてしまいます。
しかも、200ページ以上使ってのエピソードなのに、話の密度的には
1巻などの50ページ程のエピソードと大差がありませんでした。
……う~ん。どうにも勿体ないです。
ページ数がある分、キャラ達の心情をたくさん描けているのに、物語に入り込めないから何の感慨も湧いてこないんですよ。
立ち直ったキッカケも、そのために何だか突飛で唐突なものに感じられてしまったし。
えっと、誤解されたくないんですが、僕は何も粗を探したくて読んでいるワケではないんです。
毎巻毎巻、大いに期待しながら読み始めているんです。
1巻の1話目は本当に輝きを放っていたし、作品の中に深く入りこめるだけの魅力も、展開が読めてもなお面白いと感じられるだけの力がありました。
だからこそ、現状が残念でならない……。
僕から確かに言えること。
詩文は無くすか、もっと減らした方が良い。絶対に。
そしてもう一つ、会話文をもっと切磋琢磨して欲しい。
ともあれアニメ化されたことは本当に心から祝福しています。
よりたくさんの人達に触れることとなったこの作品が、願わくば更なる発展を重ねていくことを……。
2005年9月23日に日本でレビュー済み
今回は長編、と短編。双子のキャラクタだから尺も2倍。そんな感じでお話が進んでしまって、ちょっと薄味かなとも思いました。双子の書き分け、難しいですよね。救援キャラの登場がもうちょっと早い段階で出せればにぎやかになったのになと思いました。短編は謎解きの1段階ですか。パラレルで進みますが、物語の行方を左右するお話に注目です。