クライマックスに向けて加速し始めた、キーリシリーズ第7巻(本来8冊目)です。
今作品はー・・・今まで以上に、というか「この二人はどこまでボロボロになれば、神様に許してもらえるんだろう」とか思ってしまうぐらい、ひどい目にあってます。ハーヴェイは肉体的に。キーリは精神的に。
それでも笑えるネタがところどころ盛り込まれていたり、どきっとするシーンも満載です。大人っぽくなったキーリに心の自問自答を繰り返すハーヴェイとか(笑)親バカぶり全開の兵長とか(笑
そんな、二人の保護者的存在・兵長にある異変が起こります。
その事に対して、「やはり兵長は成仏させてあげるべきなんだろうか」と思うハーヴェイと、今の幸せを壊したくないと強く願うキーリ。二人の間にまた小さな歪みができてしまいます。
ハーヴェイが鎖に繋がれたり。
新たな仲間が加わったり。
兵長がキーリを駒使いにしたり・・・・
キーリがハーヴェイを守るために、ある一線を超えてしまいます。
かなり壮絶な展開が繰り広げられています。その中で「生きる」ことに前向きさを取り戻してゆくハーヴェイと、愛情が暴走しがちになっている自分に戸惑い気味のキーリが見えてきます。
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キーリVII 幽谷の風は吠きながら (電撃文庫 か 10-8) 文庫 – 2005/8/10
幽谷の風は吠きながら
- 本の長さ328ページ
- 言語日本語
- 出版社メディアワークス
- 発売日2005/8/10
- ISBN-104840231257
- ISBN-13978-4840231251
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登録情報
- 出版社 : メディアワークス (2005/8/10)
- 発売日 : 2005/8/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 328ページ
- ISBN-10 : 4840231257
- ISBN-13 : 978-4840231251
- Amazon 売れ筋ランキング: - 779,360位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年8月14日に日本でレビュー済み
ちょっと気丈で、でも女の子らしいところも見せる少女と、毎回くたびれてはなにかとトラブルに巻き込まれてしまう赤銅色の髪をした青年と、今にも壊れてしまいそうな旧文明の遺産のラジオが旅をする物語。
この巻ではキーリに関する重要な人物が登場します。
そろそろ終わりなのかなと思わせてくれる中、ラジオの兵長が記憶喪失し、ハーヴェイのことをご主人と呼んだり、犬のようでそうじゃないと言う、人語を操る動物がキーリたちを助けたり。
久々にベアトリクスも出てきます。…笑っています。
列車に揺られながらの旅。それは終わりの始まりを予感させるものだった。
この物語の面白さはハーヴェイの内心での突っ込み。括弧を使っている部分が純粋に面白い。今回は記憶喪失した兵長も面白かったが、「貴様ッ!」とハーヴェイに説教するシーンがやはり、いいです。ハーヴェイの気だるさとは裏腹に。
このシリーズもあと二冊ほどで終わってしまうようですが、キーリ、ハーヴェイ、兵長の決意みたいなもの(はっきりとは言わない)が感じられた一冊でした。次の巻が楽しみになれます。
この巻ではキーリに関する重要な人物が登場します。
そろそろ終わりなのかなと思わせてくれる中、ラジオの兵長が記憶喪失し、ハーヴェイのことをご主人と呼んだり、犬のようでそうじゃないと言う、人語を操る動物がキーリたちを助けたり。
久々にベアトリクスも出てきます。…笑っています。
列車に揺られながらの旅。それは終わりの始まりを予感させるものだった。
この物語の面白さはハーヴェイの内心での突っ込み。括弧を使っている部分が純粋に面白い。今回は記憶喪失した兵長も面白かったが、「貴様ッ!」とハーヴェイに説教するシーンがやはり、いいです。ハーヴェイの気だるさとは裏腹に。
このシリーズもあと二冊ほどで終わってしまうようですが、キーリ、ハーヴェイ、兵長の決意みたいなもの(はっきりとは言わない)が感じられた一冊でした。次の巻が楽しみになれます。