前持ってて内容は覚えていたけど、
いざなくなると読みたくなってしまいました。
キーワードは「なつのまもの」ですw
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夏月の海に囁く呪文 (電撃文庫 あ 17-4) 文庫 – 2005/11/10
雨宮 諒
(著)
修一は、夢久島という長閑な島に暮らす高校2年生。 学校生活にどこか馴染めない自分を自覚しつつ “能面” を被って、友達とも “普通” に過ごしていた。
夏休みに入った日、修一は、港で海を見ながら泣いている一人の女性と出会う。 夢久島には、「海で “呪文” を唱えると本当の自分の居場所に連れて行ってくれる」 という噂がある。 その話を確かめるために彼女はこの島に来たというのだが……。 彼女との出逢いにより、修一の “能面” の日常に変化が訪れる。 はたしてその “呪文” とは――?
島に伝わる噂をめぐり、心に傷を抱えた人々が織り成す、心ビタミン短編連作ストーリー。
夏休みに入った日、修一は、港で海を見ながら泣いている一人の女性と出会う。 夢久島には、「海で “呪文” を唱えると本当の自分の居場所に連れて行ってくれる」 という噂がある。 その話を確かめるために彼女はこの島に来たというのだが……。 彼女との出逢いにより、修一の “能面” の日常に変化が訪れる。 はたしてその “呪文” とは――?
島に伝わる噂をめぐり、心に傷を抱えた人々が織り成す、心ビタミン短編連作ストーリー。
- 本の長さ260ページ
- 言語日本語
- 出版社メディアワークス
- 発売日2005/11/10
- ISBN-104840232164
- ISBN-13978-4840232166
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登録情報
- 出版社 : メディアワークス (2005/11/10)
- 発売日 : 2005/11/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 260ページ
- ISBN-10 : 4840232164
- ISBN-13 : 978-4840232166
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,426,447位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2005年11月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
>短編集という事で。と言っても半分くらいは『僕は能面』の話でしたが
家が民宿を営んでる少年が島に来た女性に恋をする『僕は能面』
大人になりたくない大学生が同窓会で見つけたのは?『ネバーランド』
この島がゆりかごであり、棺桶である『ちっぽけな魚』
島の人に別れを告げるために散歩する『ゆうやけこやけ』
まぁ普通でした
正直言えば『僕は能面』が短編なのに妙に長かったのが
どうせならもうちょっと長くして恋愛感情にいたるまでの事を書いてくれれば……
家が民宿を営んでる少年が島に来た女性に恋をする『僕は能面』
大人になりたくない大学生が同窓会で見つけたのは?『ネバーランド』
この島がゆりかごであり、棺桶である『ちっぽけな魚』
島の人に別れを告げるために散歩する『ゆうやけこやけ』
まぁ普通でした
正直言えば『僕は能面』が短編なのに妙に長かったのが
どうせならもうちょっと長くして恋愛感情にいたるまでの事を書いてくれれば……
2015年1月31日に日本でレビュー済み
「イラストのないライトノベル」ということで話題となった本作。イラストの善し悪しが売上に直接影響するライトノベルでは「大冒険」と言っていい売り方ですが、読んでみるとなぜ自信を持ってイラストなしで発売したかわかります。
イラストがなくてもこの作品は十分に内容の面白さで勝負できるからです。また、情景がありありと浮かぶ文章で書かれているので、読者のイマジネーションを壊さないためにも文章だけの方がよいのかもしれません。
超能力もなく、異世界にもいかず、ごく普通の登場人物たちが悩んだり喜んだりする…舞台が普通の日常で展開しているところは文学作品に近いです。それでいてライトノベルらしく大変読みやすく、しかも夏の離島に漂う潮の香りさえ感じられるほど文章が秀逸です。
短編4話はそれぞれ独立しつつも完全にリンクしており、それぞれが影響しあっていて構成の完璧さに感動さえ覚えます。各話の主人公はそれぞれに悩みを持ち、「ここではない本来の居場所へ行きたい」と考えています。そんな人物たちが自分の人生と折り合いをつけて成長したり決断したりしていくまでには様々な感動があります。1話の主人公は人と本心でかかわれず自らを「能面」と称している、ライトノベルによくあるタイプなので「またか…」と思われる方もいるでしょうが、この作品はそんな薄っぺらいものではありません。読むほどに本格的な小説であるこの作品の魅力に引き込まれていくことでしょう。
中でも第2話は、あっけらかんとしたお気楽な大学生の女子が主人公で、最初はあまりのめりこめませんが、それが実はしかけであったのではないかと思えるほど泣ける話になっています。涙がこぼれ落ちることはほぼ確実ですので電車の中などで読まないことをおすすめします。
イラストがなくてもこの作品は十分に内容の面白さで勝負できるからです。また、情景がありありと浮かぶ文章で書かれているので、読者のイマジネーションを壊さないためにも文章だけの方がよいのかもしれません。
超能力もなく、異世界にもいかず、ごく普通の登場人物たちが悩んだり喜んだりする…舞台が普通の日常で展開しているところは文学作品に近いです。それでいてライトノベルらしく大変読みやすく、しかも夏の離島に漂う潮の香りさえ感じられるほど文章が秀逸です。
短編4話はそれぞれ独立しつつも完全にリンクしており、それぞれが影響しあっていて構成の完璧さに感動さえ覚えます。各話の主人公はそれぞれに悩みを持ち、「ここではない本来の居場所へ行きたい」と考えています。そんな人物たちが自分の人生と折り合いをつけて成長したり決断したりしていくまでには様々な感動があります。1話の主人公は人と本心でかかわれず自らを「能面」と称している、ライトノベルによくあるタイプなので「またか…」と思われる方もいるでしょうが、この作品はそんな薄っぺらいものではありません。読むほどに本格的な小説であるこの作品の魅力に引き込まれていくことでしょう。
中でも第2話は、あっけらかんとしたお気楽な大学生の女子が主人公で、最初はあまりのめりこめませんが、それが実はしかけであったのではないかと思えるほど泣ける話になっています。涙がこぼれ落ちることはほぼ確実ですので電車の中などで読まないことをおすすめします。
2014年3月18日に日本でレビュー済み
申し訳ないが、第1章でもうお腹いっぱい…
典型的な『男版』自分探しの話って感じです
僕は感情を押し殺して生きる能面
他人より悩んでいるのに云々
そして自分と似たような女性と相思相愛の関係になる主人公
世界と合わないから厭世的になるといった
その感じに、もう読んでてお腹いっぱいでした
第2章以降も、読む気になれません 汗
典型的な『男版』自分探しの話って感じです
僕は感情を押し殺して生きる能面
他人より悩んでいるのに云々
そして自分と似たような女性と相思相愛の関係になる主人公
世界と合わないから厭世的になるといった
その感じに、もう読んでてお腹いっぱいでした
第2章以降も、読む気になれません 汗
2005年12月5日に日本でレビュー済み
可もなく不可もなく。
私は第二章の途中で完全放棄してしまったため、
取り立てていうことは特にありません。
電撃文庫にとって”ライトノベルを突破する”とはイラストのない小説を出すというだけに終わるのでしょう。
私は第二章の途中で完全放棄してしまったため、
取り立てていうことは特にありません。
電撃文庫にとって”ライトノベルを突破する”とはイラストのない小説を出すというだけに終わるのでしょう。
2011年5月18日に日本でレビュー済み
著者の本初購入。
島で織り成すひと夏の物語。
『島』と『夏』という
舞台設定に惹かれて購入。この2つは食い合わせがいいですからね。
因みに、長編ではなく短編連作です。
前の主人公から次の主人公へ、呪文がバトンのように渡っていくのが面白い。
各話に繋がりを感じさせる要素を含ませる事で、舞台が確立され、物語に集中できた。
尚、本作品にはイラストや挿し絵はありません。
それでも充分成立しているところをみると、ライトノベルというジャンルの定義が益々わからなくなってきました。
まぁ、楽しめたから万事OK。
島で織り成すひと夏の物語。
『島』と『夏』という
舞台設定に惹かれて購入。この2つは食い合わせがいいですからね。
因みに、長編ではなく短編連作です。
前の主人公から次の主人公へ、呪文がバトンのように渡っていくのが面白い。
各話に繋がりを感じさせる要素を含ませる事で、舞台が確立され、物語に集中できた。
尚、本作品にはイラストや挿し絵はありません。
それでも充分成立しているところをみると、ライトノベルというジャンルの定義が益々わからなくなってきました。
まぁ、楽しめたから万事OK。
2005年11月17日に日本でレビュー済み
既存の作品がいまいちだったんで何でイラストが無いんだろうって程度の軽い気持ちで手に取ったんですが、危うく書店で泣いてしまうところでした。久しぶりにライトノベルの可能性をまざまざと見せつけられました、脱帽です、完敗です、琴線直撃です。
魔法ものでもなくて、伝奇ものでもなくて、ジュブナイルでもない。それら総ての要素を人の一生という縦軸で輪切りにしてそれぞれの成長段階における課題を見つめるむしろ発達心理の文脈に綺麗に配置している。ある年代のときにだけかかることもかけることも可能な何か(魔法といってもいい)、きっとこの本の楽しみ方は読者の年齢、成育環境に多分によると思うけれど、琴線に引っかかる人にとっては一生の宝物になりえる作品だと思います。
本全体を振り返ってみたとき第1話「僕は能面」、第2話「ネバーランド」(そして最後のオチ)の輝きは燦然としていますが、第3話、第4話の深さもとても短く一読すると物足りない感じがしますが、改めて読み返したとき趣深さが全体に及んでいることが分かります。むしろ第1、2話をより魅力的なものとしています。本来自分がいるべき場所を求めることは、その場所を探しても解は得られず、どうして求めるのかそのことを考えることでしかない(こう書くと浅薄で嫌なんですが)。
とりあえず第1話から第2話へと話が時間軸を共有しながらも未来へと繋がっていくさま(これは3、4話でも同様)を眺めるだけでも一読の価値があります。
魔法ものでもなくて、伝奇ものでもなくて、ジュブナイルでもない。それら総ての要素を人の一生という縦軸で輪切りにしてそれぞれの成長段階における課題を見つめるむしろ発達心理の文脈に綺麗に配置している。ある年代のときにだけかかることもかけることも可能な何か(魔法といってもいい)、きっとこの本の楽しみ方は読者の年齢、成育環境に多分によると思うけれど、琴線に引っかかる人にとっては一生の宝物になりえる作品だと思います。
本全体を振り返ってみたとき第1話「僕は能面」、第2話「ネバーランド」(そして最後のオチ)の輝きは燦然としていますが、第3話、第4話の深さもとても短く一読すると物足りない感じがしますが、改めて読み返したとき趣深さが全体に及んでいることが分かります。むしろ第1、2話をより魅力的なものとしています。本来自分がいるべき場所を求めることは、その場所を探しても解は得られず、どうして求めるのかそのことを考えることでしかない(こう書くと浅薄で嫌なんですが)。
とりあえず第1話から第2話へと話が時間軸を共有しながらも未来へと繋がっていくさま(これは3、4話でも同様)を眺めるだけでも一読の価値があります。
2005年11月20日に日本でレビュー済み
扱いとしては電撃文庫のイラストなし刊行の一環で、現世現代が舞台の物語。ファンタジー要素は薄いです。
四話からなる構成で、各話継続性があるけれど主役はそれぞれ別です。
とりわけ第二話が感動もの。恥ずかしながら読んでる途中で視界がぼやけました。
昔に置き忘れた夢を思い出し、叶わなくなった夢に悄然とし、戻れぬ日に想いを馳せる。
けれども、このことを契機に後ろばかり振り返っていた者が前を見据え始める。
ここまでなら押しも押されもせぬ傑作なのですが、残り2話にやや蛇足感。第二話が良いだけに尻すぼみに思えるのかも知れません。
それでもすぐ読み終わると思います。先が読みたい気持ちに駆られて。
四話からなる構成で、各話継続性があるけれど主役はそれぞれ別です。
とりわけ第二話が感動もの。恥ずかしながら読んでる途中で視界がぼやけました。
昔に置き忘れた夢を思い出し、叶わなくなった夢に悄然とし、戻れぬ日に想いを馳せる。
けれども、このことを契機に後ろばかり振り返っていた者が前を見据え始める。
ここまでなら押しも押されもせぬ傑作なのですが、残り2話にやや蛇足感。第二話が良いだけに尻すぼみに思えるのかも知れません。
それでもすぐ読み終わると思います。先が読みたい気持ちに駆られて。