アニメ「BLUE DROP」の原作となったコミック。
5編の短編が収められており、「思念凝結兵器」「守りたい」「特別な存在」「異星人」「白い血」「エミルフォース」「自己犠牲」「女教師」「懐古世界」等、あちこちにアニメの素材が散らばっています。はっきり言えば、全く同じエピソードはありません。なるほど、アニメ「BLUE DROP」はこれらの素材を統合して作り出された作品なのだと分かります。
「特別な存在」を「守りたい」という思いから「自己犠牲」を進んで受け入れる者。あるいは「自己犠牲」を強いられる者、強いられる存在を守ろうとする 者。愛する者、愛される者・・・。そんな人物像が描かれます。1000年先の物語なのに、「懐古世界」という世界が舞台となっているため違和感はありません。これは読んでみて初めて分かる部分でした。ただ、アニメの悲劇的かつ非常に繊細な部分はこの原作コミックではあまり感じられません。どちらかというと「アッケラカン」とした雰囲気が濃厚で、そこはかとなく漂う甘酸っぱい雰囲気も含めて、この路線の先で 登場したのがチャンピオンREDで連載された「BLUE DROP 〜天使の僕ら〜」なのでしょう。
キャラクターやストーリーも含めてアニメとはかなり色合いが異なりますが、アニメに惹かれた方なら一度は見ることをお薦めしましょう。
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吉富昭仁作品集BLUE DROP (電撃コミックス) コミック – 2006/1/27
吉富 昭仁
(著)
日本の少年少女の青春の物語。登場人物や時代は作品によって異なる。
- 本の長さ194ページ
- 言語日本語
- 出版社メディアワークス
- 発売日2006/1/27
- ISBN-104840233276
- ISBN-13978-4840233279
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登録情報
- 出版社 : メディアワークス (2006/1/27)
- 発売日 : 2006/1/27
- 言語 : 日本語
- コミック : 194ページ
- ISBN-10 : 4840233276
- ISBN-13 : 978-4840233279
- Amazon 売れ筋ランキング: - 400,894位コミック
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
SF+百合という、著者の趣味全開の作品。憎めないけど、万人には勧めにくいのでこの評価です。
2007年1月21日に日本でレビュー済み
僕は、この作者の他の作品を知らない。おもわず、買っただけ。ジャケ買いだ。・・・・おれって、見る目ある(笑)。そこはかとないマイナー感漂うし、むしろエロマンガ的な匂い(あくまで匂いですよ)するのだが、背景のSF的世界観が、言葉による説明は少ないのに、とてもよく表現できている。一言で言うと、好き(笑)。他の作品は知らないが、かなり優秀なSF作家と見た。(僕はまったく他の作品の情報なしに書いています)。オムニバスで、最後まで読まないと、世界観の全体がわからないのだが、全体構造が理解できた後で読み返すと、全てがつながっている。SF的背景・ガジェットがそつなくまとまっていて、なかなかの論理構築力を感じます。ぜひ、長期連載の作品を読んで見たい!と思わせる作家でした。むしろ、世界と人間とどちらを描きたいかは、微妙な部分でこの作品だけでは判断できないが、傑作というには程遠いマイナーな作品だが、世界と個人がとてもよくバランスしているなかなかに作者の潜在的力量を感じさせる、作品でした。ちなみに、絵柄やテイストからいって、萌え系かエロマンガから出てきた感触があるが、この人には思いっきり制限を無視してSFを書かせてみると、素晴らしい作品が書けそうな気がする。