*ネタバレあります
作者があとがきで書いてるようにメルヘンでしたね。でも一つ疑問があり、雪乃がなんで
脇腹をごっそり持ってかれたのに、入院してないんですかね…
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断章のグリムI灰かぶり (電撃文庫 こ 6-14) 文庫 – 2006/4/10
人間の恐怖や狂気と混ざり合った悪夢の泡。それは時に負の『元型』の塊である『童話』の形をとり始め、新たな物語を紡ぎ出す。そして、悪夢の中で出会った蒼衣と雪乃の二人が辿る物語とは──。鬼才が贈る幻想奇譚、登場!
- 本の長さ328ページ
- 言語日本語
- 出版社アスキー・メディアワークス
- 発売日2006/4/10
- ISBN-104840233888
- ISBN-13978-4840233880
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登録情報
- 出版社 : アスキー・メディアワークス (2006/4/10)
- 発売日 : 2006/4/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 328ページ
- ISBN-10 : 4840233888
- ISBN-13 : 978-4840233880
- Amazon 売れ筋ランキング: - 52,641位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1977年、岡山生まれ。津山市出身。二松学舎大学卒(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『断章のグリム〈12〉しあわせな王子〈上〉』(ISBN-10:4048685414)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2007年1月18日に日本でレビュー済み
大好きな甲田さんの新刊ということで即刻購入しました。
Missingにおけるグロテスク表現が苦手な方には向きませんが(今回も色々あります…)
平気ならばお勧め出来ます。
主人公がゴスロリ服という点に違和感を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、
ちゃんとそれなりの理由がありますし、読めば物凄く気になるということは無いかと。
「神の悪夢」に関する、「神様は全能なので〜」部分の語りが非常に純粋な文体で、
だからこそ悲劇において「誰かが悪いわけではない」んだなと納得できます。
(=悪者が皆無、というわけではないですが・・・)
グリム童話との関連付けや象徴学に関しては一読の価値ありです。
真相に関しておおかたの予想はついても、それが最後に『これから』の主人公と
くっついてくるとは思いませんでした。
ただし。
他の方も仰っていますが、やっぱり絵はMissingが綺麗だっただけに、もう少し
シャープで緻密な描き方のほうが良かったです。(ヒロインは特に)
絵師さんの選択基準は不明ですが、そこだけは残念極まりない。
甲田さんの本ということと、内容の面白さが無ければ買いませんでしたね・・・
絵を除外し、あくまで甲田さんの幻想的な文体を評して、星は五つとさせていただきました。
Missingにおけるグロテスク表現が苦手な方には向きませんが(今回も色々あります…)
平気ならばお勧め出来ます。
主人公がゴスロリ服という点に違和感を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、
ちゃんとそれなりの理由がありますし、読めば物凄く気になるということは無いかと。
「神の悪夢」に関する、「神様は全能なので〜」部分の語りが非常に純粋な文体で、
だからこそ悲劇において「誰かが悪いわけではない」んだなと納得できます。
(=悪者が皆無、というわけではないですが・・・)
グリム童話との関連付けや象徴学に関しては一読の価値ありです。
真相に関しておおかたの予想はついても、それが最後に『これから』の主人公と
くっついてくるとは思いませんでした。
ただし。
他の方も仰っていますが、やっぱり絵はMissingが綺麗だっただけに、もう少し
シャープで緻密な描き方のほうが良かったです。(ヒロインは特に)
絵師さんの選択基準は不明ですが、そこだけは残念極まりない。
甲田さんの本ということと、内容の面白さが無ければ買いませんでしたね・・・
絵を除外し、あくまで甲田さんの幻想的な文体を評して、星は五つとさせていただきました。
2010年12月30日に日本でレビュー済み
友人に進められ、読んでみました。
最初、設定が難しく、グロイところが好きではなく、あまり面白いとは
いえませんでしたが、2巻目からどっぷりハマってしまいました!
おそらく、最初気に入らなかったのは、今までのラノベとは少し違う雰囲気だったからだと思います。
全部が面白く、キャラ設定もいいと思います。
描写は美しく、まるで場面が生きているようでした。
特に、雪乃のバトルシーンなど、最高です。
学人先生が書くラノベにハマってしまい、Missingは全巻買ってしまいました。
まだ、完結していないので、つぎの巻が待ち遠しいです
最初、設定が難しく、グロイところが好きではなく、あまり面白いとは
いえませんでしたが、2巻目からどっぷりハマってしまいました!
おそらく、最初気に入らなかったのは、今までのラノベとは少し違う雰囲気だったからだと思います。
全部が面白く、キャラ設定もいいと思います。
描写は美しく、まるで場面が生きているようでした。
特に、雪乃のバトルシーンなど、最高です。
学人先生が書くラノベにハマってしまい、Missingは全巻買ってしまいました。
まだ、完結していないので、つぎの巻が待ち遠しいです
2008年12月27日に日本でレビュー済み
神様が見た悪夢は人類の生命を脅かすモノとなり現実に舞い降りる。
あまりにも大きな悪夢は童話の形になぞらえてその災厄を振りかざす。
そしてその悪夢と闘えるのは過去に悪夢から生還した者のみ。
簡単に要約するとこんな感じですかね。
一回目読破したときは理解しきれない所もあったのですが、
最近、改めて読んでみると凄く奥が深いと感じられました。
見方によれば推理小説にもなるかな?
そして何とも表現力が素晴らしい。
他の人に比べてグロテスクに耐性がある方だと思っていた自分も思わず苦笑いが出ました。
恐らく簡単に想像出来るからこそよりリアリティを感じるのだと思いますw
そして何よりも…、
時槻風乃にやられました。
彼女の狂った世界観、言動、行動に強く惹きつけられました。
正直、彼女の言動だけ追っていっても楽しいくらいです(自分だけだな。
甲田学人氏が送る狂気のメルヘン。
一度堪能してみてはいかがだろうか。
あまりにも大きな悪夢は童話の形になぞらえてその災厄を振りかざす。
そしてその悪夢と闘えるのは過去に悪夢から生還した者のみ。
簡単に要約するとこんな感じですかね。
一回目読破したときは理解しきれない所もあったのですが、
最近、改めて読んでみると凄く奥が深いと感じられました。
見方によれば推理小説にもなるかな?
そして何とも表現力が素晴らしい。
他の人に比べてグロテスクに耐性がある方だと思っていた自分も思わず苦笑いが出ました。
恐らく簡単に想像出来るからこそよりリアリティを感じるのだと思いますw
そして何よりも…、
時槻風乃にやられました。
彼女の狂った世界観、言動、行動に強く惹きつけられました。
正直、彼女の言動だけ追っていっても楽しいくらいです(自分だけだな。
甲田学人氏が送る狂気のメルヘン。
一度堪能してみてはいかがだろうか。
2010年7月12日に日本でレビュー済み
最近“日常系”のラノベがあふれている気がして、そう言うのに嫌気がさして「ちょっと変わった作品が読みたい」とか思っていた。
その矢先、たまたまこの作品を見つけ、冒頭を少しだけ読み、気に入って購入に至った。
が……。なんだこれは。文章も確かに巧いのだが、それ以上に場面の描写力がとてつもなく巧い。
とりわけ、「痛み」に対する描写がすごい。読んでいてここまで痛覚を意識させられる作品もなかなか無いと感じた。
終盤の少女の足があんなことになったときの描写で、私の人生においてあんなひどい怪我を負った経験が無いにもかかわらず、その痛みの程が手に取るようにこちらへ伝わってくることに驚いた。
描写力がある作品故にぐいぐいと物語の世界に引っ張られ、読み終えた後もぼんやりとして、意識が半ば本の世界から戻ってこないままだった。
所詮、本と侮る事勿れ。
私も軽い気持ちで手に取った作品だったが、軽い気持ちで手に取ると「痛い」目に遭うこと間違いなしだろう。
その矢先、たまたまこの作品を見つけ、冒頭を少しだけ読み、気に入って購入に至った。
が……。なんだこれは。文章も確かに巧いのだが、それ以上に場面の描写力がとてつもなく巧い。
とりわけ、「痛み」に対する描写がすごい。読んでいてここまで痛覚を意識させられる作品もなかなか無いと感じた。
終盤の少女の足があんなことになったときの描写で、私の人生においてあんなひどい怪我を負った経験が無いにもかかわらず、その痛みの程が手に取るようにこちらへ伝わってくることに驚いた。
描写力がある作品故にぐいぐいと物語の世界に引っ張られ、読み終えた後もぼんやりとして、意識が半ば本の世界から戻ってこないままだった。
所詮、本と侮る事勿れ。
私も軽い気持ちで手に取った作品だったが、軽い気持ちで手に取ると「痛い」目に遭うこと間違いなしだろう。
2009年3月1日に日本でレビュー済み
うほほほほ。
笑ってしまいます。
第9巻まで読んで、改めて第1巻のこれを読み返したのですが。
うほほほほ。
ついついほほがゆるんでしまいます。
血がどばーっ。目がえぐりとられる。傷口から、灰から、アレがぐしゃぐしゃと。
おほほほほ。
グロテスクなのに、少しも気持ち悪くない。美しい。
鮮血の美学です。
なんてことを言うと、ひんしゅくを買うばかりで、たぶん理解は得られないでしょう。
ちょうど、Be-BOY-LOVEの小説と、単なるホモセクシャル小説の違いなんて、わからない人にはわからないように、鮮血の美学と、吐き気をもよおすグロとは違う、ということは理解されないと思います。
ですから、好きな人にだけお勧めします。
笑ってしまいます。
第9巻まで読んで、改めて第1巻のこれを読み返したのですが。
うほほほほ。
ついついほほがゆるんでしまいます。
血がどばーっ。目がえぐりとられる。傷口から、灰から、アレがぐしゃぐしゃと。
おほほほほ。
グロテスクなのに、少しも気持ち悪くない。美しい。
鮮血の美学です。
なんてことを言うと、ひんしゅくを買うばかりで、たぶん理解は得られないでしょう。
ちょうど、Be-BOY-LOVEの小説と、単なるホモセクシャル小説の違いなんて、わからない人にはわからないように、鮮血の美学と、吐き気をもよおすグロとは違う、ということは理解されないと思います。
ですから、好きな人にだけお勧めします。
2006年12月31日に日本でレビュー済み
と言う表現が合うと思います。
前作のMissingは知りませんが読んでみたくなりました。
痛み?などの感じ方の表現が凄くうまいと思いました。
眼球に鋏が当たる感じ、肉が千切れる痛みなど読んでいるだけで
痛々しく顔をしかめてしまう様な表現が幾つかありました(失笑
欠点と言えば神の夢、泡、断章 など<<>>で囲まれている文字が多く読み辛い所、
設定が少しややこしく覚え難いところなどでしょうか。
あ、あと主人公の発動時?の台詞が長すぎるのも気になりました
雪乃さんなんかは短いのに・・・
ストーリーは凄くいいので星5つ
前作のMissingは知りませんが読んでみたくなりました。
痛み?などの感じ方の表現が凄くうまいと思いました。
眼球に鋏が当たる感じ、肉が千切れる痛みなど読んでいるだけで
痛々しく顔をしかめてしまう様な表現が幾つかありました(失笑
欠点と言えば神の夢、泡、断章 など<<>>で囲まれている文字が多く読み辛い所、
設定が少しややこしく覚え難いところなどでしょうか。
あ、あと主人公の発動時?の台詞が長すぎるのも気になりました
雪乃さんなんかは短いのに・・・
ストーリーは凄くいいので星5つ
2007年1月29日に日本でレビュー済み
正直、「あの『Missing』の甲田さんだから」と思って買うと、肩透かしを食らう可能性があります。
『Missing』で強かったホラー傾向が薄れてしまって、どっちかというとグロテスク系に偏った感じ。足元から冷えるような描写が少ないので、ホラー好きという意味での『Missing』ファンは、「何だこんなもん?」と思ってしまうのも無理はない。
キャラクターもちょっと個性に欠けていて、読んですぐに「この人がいいな」と思えるようなキャラがいなかった。
ただ、相変わらず独特の『怪異論』には素直に賞賛。『Missing』と比べさえしなければ面白い、というのが正直な感想。
甲田さんの作品を、読んだ事のない人にオススメしたい。
『Missing』で強かったホラー傾向が薄れてしまって、どっちかというとグロテスク系に偏った感じ。足元から冷えるような描写が少ないので、ホラー好きという意味での『Missing』ファンは、「何だこんなもん?」と思ってしまうのも無理はない。
キャラクターもちょっと個性に欠けていて、読んですぐに「この人がいいな」と思えるようなキャラがいなかった。
ただ、相変わらず独特の『怪異論』には素直に賞賛。『Missing』と比べさえしなければ面白い、というのが正直な感想。
甲田さんの作品を、読んだ事のない人にオススメしたい。