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ドリームノッカー: チョコの奇妙な文化祭~Chocolate in the cage (電撃文庫 み 10-1) 文庫 – 2006/9/1

3.3 5つ星のうち3.3 5個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ メディアワークス (2006/9/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/9/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 357ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4840235600
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4840235600
  • カスタマーレビュー:
    3.3 5つ星のうち3.3 5個の評価

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御影
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上位レビュー、対象国: 日本

2006年10月13日に日本でレビュー済み
 名目では「学園ミステリー」。なのですが、キャラクター達がその枠に留まることを許さず、思わず本音が飛び出してしまったというのが個人的な印象です。

 内容としては所謂このテの「お約束」的題材の一つを深く繊細に突き詰めた感じであり、キャストの基本的なキャラクター性に目新しさはないけれども、「それ」を追ったものではない事も話の展開で理解できると思います。

 とにかくこの物語、

作者さんの語彙選びのセンスが抜群に良く、爽やかさを感じさせたまま「しつこさ」が出る一歩手前でスッと引くような描写は非常にノリとテンポが良く、ただ読んでいるだけで楽しい。

 そして主人公の一人称の可愛らしさを楽しみながら物語が核心へと迫ってきた辺りでそんな、「良く見るような」キャラクター達の本音の部分が飛び出してくる。

「そもそも物語とは何だったのか?」

 様々な物語のキャラクターは「タイプ」として仕分けられ、それを先駆のテンプレートと共に消費されるだけの世界。

 本来、物語って実は現実と地繋がりで、物語はその中で読み手を楽しませ、その「帰り際」にこれから生活の糧になれるようなものを持って帰って貰おうとする。

そうして付き合って来た筈のキャラと読み手との間には何時からか完全に断絶された溝が横たわり、夢は夢。現実は現実。「言いたかった大切なこと」は読み手の糧とはならず、個性やクオリティばかりが評価される世界。

 物語とは読み手にとって何だったのだろう?

ただ「消費」するものではなく、「吸収」するものではなかったのか?

物語内での辛いこと、悲しいこと、驚いたこと、やってみたいこと、楽しいこと、幸せなこと……

それを糧に「あなたの現実」を豊かなものにして欲しいというのが物語の願いではなかったのか?

 ここで作者は、物語のキャラクター達は読者に問う。

「戻ってこよう?」

そして、

「あなたが望めば、私達はいつでもそばにいるから」
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年9月11日に日本でレビュー済み
キャラクターの立て方はとても良いです。
個性の書き分けがはっきりしていて、混同することはありませんでした。
ただ、どのキャラクターもギャルゲーに出てくる
ステロタイプなものばかりで目新しさはありませんでした。

内容に関しては、作者内のみで完結していて、
読者置いてきぼりな展開が延々最後まで続きます。

そもそも展開を予想させるための重要なキーワードであるはずの
演劇「トイボックス」の内容がほとんど説明されていないため、
どんな展開を期待して読めばいいのか分かりませんでした。

また、最初ミステリー仕立てで進んでゆくのに、途中から
ファンタジー要素が入ってきてなんでもありな展開になってしまい、
先を予想する楽しみが全くなくなってしまいます。

それにもかかわらず「なぜかいろいろ解っている」キャラクター達が
どんどん話を進めていくため、読者は流されてゆくしかなくなってしまいます。

全体としては、作者内設定を画一的なナイーブな雰囲気で覆った
自己満足的ストーリーであり、読者を楽しませるための「小説」ではない、と感じました。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年11月21日に日本でレビュー済み
演劇部の一年生、チョコは今度の文化祭で上演される芝居「トイボックス」の主役に抜擢されましたが、本番が近づくにつれて奇妙な出来事が頻発。主人公チョコは親友の夢野ほとり(2人ともあだ名)と共にいやいや事件の調査を開始します。

ところが、次第に事件はファンタジーの度合いを強め、最終的には「トイボックス」と物語世界の境界さえも揺さぶられてきます。表紙や挿絵のライトノベルした印象とは少し離れた、実はメタで観念的な作品なので、いくつか書評を見ましたが、肯定論と否定論、大きく評価が分かれています。作者自身も「あわない人には、とことんあわないだろうな〜」と書いていることですし。

ただ、僕自身としては楽しく読ませてもらいました。実に御影氏らしかったな、という感じ。説明が少なくて筋を把握するのに苦労しますが、それさえも含めて「らしい」と思います。

また、登場人物たちの持つ、触れることさえためらわれるような「痛み」の描写が秀逸です。それとは正反対の「暖かさ」もまた、同じように。キャラクターの内面を描くために持ち出されるエピソードのひとつひとつが、本当にささやかなのですが、それゆえに共感できるものとなっています。

物語世界の、作品構造の風呂敷はどれだけ広げても、人物の描写はあくまでささやかで内的な部分を描くのが御影氏の優れた点です。ある意味ではわかりづらい作品ですが、ぜひ繰り返し読むことをオススメします。構造が理解できるようになると、ぐっと面白くなりますので。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年4月3日に日本でレビュー済み
minoriでお世話になっている、御影さんの初の文庫化ということでとても期待していましたが、すばらしいものでした。現実と夢、鏡写しの世界で交錯する登場人物の心情が、見事な描写で表現され、クライマックスも見事なものでした。最近の電撃は、内容のあまりないものが増えてる中で、作者の主張が一貫したよいものでした。しかし、内容はいかんせん難しく、流行のエンターテイメントではないため、読者を選ぶものだと思います。淡いタッチの、若月さんの絵もすばらしかったです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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