初期設定とキャラ立ちは見事の一言に尽きます。
主な星弓一家を下記に記しますが、ネタバレを避けるために一ヶ所意図的に変えた部分があります。
●“冒涜”星弓軋人―長男 ≪能力≫ 生命操作
●“破壊”星弓刻人―次男 ≪能力≫ 超人的な身体能力
●“災魔”星弓彩美―長女 ≪能力≫ 攻撃魔法
●“超越”星弓七美―次女 ≪能力≫ 超人的(宇宙レベル)な身体能力
●“祝福”星弓美智乃―三女 ≪能力≫ 回復魔法
●“元勇者”星弓耕作―父 ≪能力≫ 剣術
●“元姫君”星弓志乃―母 ≪能力≫ 魔法全般
”大切な人を守るためなら世界平和なんか後回しでもかまわねぇ”
みたいな展開がけっこうありますが、ひじょーに自分好みの考え方で好感が持てましたw
しかしストーリー的に言うと、各巻ごとの面白さにバラつきがあります。
あくまで個人的に、ですが、1巻と3巻の出来が非常に高く感じました。めちゃ面白かったです!!
そして最終巻の10巻がそれに並んで面白かった。
一方でそれ以外の巻では、「イマイチだなー」と感じる点もしばしば……。「展開が読める」「悪役に深みがない」「盛り上がりに欠ける」といった所が主な理由でしょうか。
主人公(軋人)に関して言えば、かなり好きなタイプでした。……変な意味じゃなくw
ここぞという場面で迷ったり、変に鈍感でKYだったりしなかったのが◎。加えて戦い方もカッコいいです。
また、ヒロインである香奈子との関係もいい感じに描かれています。こういった距離感の描写って難しいと思うんですが、変に嫉妬したりツンツン・デレデレしない彼女も結構お気に入りのキャラ。
蛇足ですが、かなり誤植の多いシリーズです。全部数えたら片手の指では足りないくらいに(笑)
それとイラストですが、表紙(カラーページ)は上手いのに反して挿絵はレベルが低い様に見受けられました。
『総評』
1・3・10巻だけなら★満点レベルですが、純粋に面白いと思った巻が全体の半数を割っているのでどうしても評価は下がります。それ以外はキャラ小説になっている印象。
しかし、一度手に取ってみる価値はある作品です。
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世界平和は一家団欒のあとに (電撃文庫 は 9-1) 文庫 – 2007/2/1
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社メディアワークス
- 発売日2007/2/1
- ISBN-104840237166
- ISBN-13978-4840237161
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登録情報
- 出版社 : メディアワークス (2007/2/1)
- 発売日 : 2007/2/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 272ページ
- ISBN-10 : 4840237166
- ISBN-13 : 978-4840237161
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,639,753位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2008年10月7日に日本でレビュー済み
元勇者と元王女の両親を持つ、人外な力を持った兄弟たちの普通の日常。
と、なかなか奇抜な視点からの話なので面白いことは面白いんですが、
主人公がナイフを振り回す、ちょっとアレな感じの設定なので、あまり印象が良くなく、
好感を持つには読む側に相性が求められます。
なんか、現実にナイフでの殺傷事件でもあれば即座に打ち切られそうな主役ですねw
ヒロインについても一巻を読む限り特別いなくてもよさそうな立ち位置にみえました。
一巻を読んだ感じですと、長男である主人公のエゴが振り回される非日常的日常の話、
といった感じでしょうか。
と、なかなか奇抜な視点からの話なので面白いことは面白いんですが、
主人公がナイフを振り回す、ちょっとアレな感じの設定なので、あまり印象が良くなく、
好感を持つには読む側に相性が求められます。
なんか、現実にナイフでの殺傷事件でもあれば即座に打ち切られそうな主役ですねw
ヒロインについても一巻を読む限り特別いなくてもよさそうな立ち位置にみえました。
一巻を読んだ感じですと、長男である主人公のエゴが振り回される非日常的日常の話、
といった感じでしょうか。
2012年11月29日に日本でレビュー済み
文章力があり、スラスラ読める。
スケールが大きい割に、能力やストーリーは矛盾なく纏まっている。
ただし、後半感情的なストーリーにも関わらず、前半中盤の心理描写が乏しい。
スケールが大きい割に、能力やストーリーは矛盾なく纏まっている。
ただし、後半感情的なストーリーにも関わらず、前半中盤の心理描写が乏しい。
2013年7月8日に日本でレビュー済み
内容は置いておいて、届いた本の状態について。
本が届いたので早速開くと、なんだか開きにくい。パラパラとめくれない。
どうやら本屋や図書館でよくガッチョンガッチョンとやっている”やすりがけ”をやっていないようです。
付属品は帯と”耳”。栞はついてきませんでした。
本が届いたので早速開くと、なんだか開きにくい。パラパラとめくれない。
どうやら本屋や図書館でよくガッチョンガッチョンとやっている”やすりがけ”をやっていないようです。
付属品は帯と”耳”。栞はついてきませんでした。
2009年9月8日に日本でレビュー済み
僕の知る限りではこの世で一番面白い小説の一つだと言わせて頂きます。
その魅力は爽やかな読了感。
数あるラノベの中でも圧倒的に爽やかです。
魅力の2つ目は主人公の格好よさ。
目茶苦茶かっこいいです!どう格好いいかって?自分で読んで確かめろや!
…失礼しました。とある魔術のインデックスの上条から気持ち悪さと傍若無人さを抜き、ニヒルさ(?)とかっこよさをプラスした感じですかね。
…あれ?えっと…まぁ、とにかく格好いいです。
ただこの辺は作者もそこまで気にしてないのか巻によっては情けない感じの軋人君もいますが。
とりあえず万人にオススメ出来る小説です。
あ、あと「主人公は命を粗末に扱いすぎ」とレビューしている方がいましたが作中軋人は基本的に人は殺しませんし能力は「楽に敵を無力化出来て余計な傷をつけなくてすむ便利な能力」と言っています。
殺すのでは無く無力化であり、命を軽々しく扱ってはいません。
それからどっかで見たことある能力とか言い出したら回復能力なんて少年漫画の必需品ですよね?
RPGの必需品ですよね?
という点も含めて御購入の際の判断材料として下さい。
その魅力は爽やかな読了感。
数あるラノベの中でも圧倒的に爽やかです。
魅力の2つ目は主人公の格好よさ。
目茶苦茶かっこいいです!どう格好いいかって?自分で読んで確かめろや!
…失礼しました。とある魔術のインデックスの上条から気持ち悪さと傍若無人さを抜き、ニヒルさ(?)とかっこよさをプラスした感じですかね。
…あれ?えっと…まぁ、とにかく格好いいです。
ただこの辺は作者もそこまで気にしてないのか巻によっては情けない感じの軋人君もいますが。
とりあえず万人にオススメ出来る小説です。
あ、あと「主人公は命を粗末に扱いすぎ」とレビューしている方がいましたが作中軋人は基本的に人は殺しませんし能力は「楽に敵を無力化出来て余計な傷をつけなくてすむ便利な能力」と言っています。
殺すのでは無く無力化であり、命を軽々しく扱ってはいません。
それからどっかで見たことある能力とか言い出したら回復能力なんて少年漫画の必需品ですよね?
RPGの必需品ですよね?
という点も含めて御購入の際の判断材料として下さい。
2007年2月15日に日本でレビュー済み
コミカルで少し悲しくて、読後にちょぴり温かさの残るライトノベルらしい作品でした。
何かの合間にゆっくりと読んでいくと良いかもしれませんね
何かの合間にゆっくりと読んでいくと良いかもしれませんね
2007年5月20日に日本でレビュー済み
正義の味方という変わった一家の話なのですが、そこをいまいち活かせてないと思います。世界を救うとか言ってるけど、戦闘のスケールは小規模で、そもそもそれほど戦闘シーンはありません。主人公の能力も某有名エロゲの主人公の能力そのまんまじゃんて感じですし。敵側の描写は皆無。そしてお話が展開するまでが遅すぎるかなと思った時にはもう手遅れ。何もかもが中途半端なままお話は終わり、見事な肩透かしを食らいます。とりあえず二巻はどうなるかなと読んでみたい気はするんですが、なんだかシリーズ化を期待していて色々出し惜しみしてる感じがしました。作者が本気で書いたというなら期待できません。
2007年12月12日に日本でレビュー済み
主人公の戦闘能力を見て『某作品っぽいなぁ』と思ってしまったのが運の尽き。
以後随所で『某作品の影響受けてるなぁ……』と思わされ物語に入り込めませんでした。
(これは私が某作品っぽいと思った目で読んだため、そう見えてしまった節もあると思います)
それを差し引いても、物語の根幹をなしていた『妹が死にたがっていた理由&双子の妹を殺さなければならなかった理由』が納得いきません。
なんでこの人たちは0か1かでしか考えられないのでしょう?
どうしてその能力を受け入れながらも生きていこうという発想にならないのでしょう?
姉だって事の発端となった妹の能力が目覚めた際、『自分が殺さなきゃいけなくなるのか?』なんて迷ってないで『絶対大丈夫、どんなことになっても私たち家族が受け止めてやるって。私たちは強いんだから!』くらいいえなかったのでしょう?
疑問と理不尽さばかりが湧いてきて同情も感情移入もできませんでした。
また主人公が、いくら相手が化け物じみた強さを持っている相手とはいえ兄弟相手にあっさりとナイフ抜こうとしたり(実際抜いたり)、敵だからという理由でなんのてらいも無く命を奪うというのはどうなのでしょう?
確かに命のやり取りを常としている人たちですからそういった概念は希薄なのかもしれませんが、それを踏まえたって主人公の生命を奪うことへの意識の低さが凄く目に付きました。
世界平和<<<<家族の命 というテーマなのに、軽々しく人の(時には家族の)生命を扱う主人公の行動がひっかかってしまい、「お前が死ななければいけないような世界なら〜」の件が軽く薄く見えてしまいました。
とはいえ、重たくなりそうな点を極力軽くし、読みやすさとエンターテインメント性を強くした所がライトノベルのいいところですから、私の見方が間違っているのかもしれません。
面白いと仰る方も多数います。私には合わなかった、結局それに尽きるのでしょう。
以後随所で『某作品の影響受けてるなぁ……』と思わされ物語に入り込めませんでした。
(これは私が某作品っぽいと思った目で読んだため、そう見えてしまった節もあると思います)
それを差し引いても、物語の根幹をなしていた『妹が死にたがっていた理由&双子の妹を殺さなければならなかった理由』が納得いきません。
なんでこの人たちは0か1かでしか考えられないのでしょう?
どうしてその能力を受け入れながらも生きていこうという発想にならないのでしょう?
姉だって事の発端となった妹の能力が目覚めた際、『自分が殺さなきゃいけなくなるのか?』なんて迷ってないで『絶対大丈夫、どんなことになっても私たち家族が受け止めてやるって。私たちは強いんだから!』くらいいえなかったのでしょう?
疑問と理不尽さばかりが湧いてきて同情も感情移入もできませんでした。
また主人公が、いくら相手が化け物じみた強さを持っている相手とはいえ兄弟相手にあっさりとナイフ抜こうとしたり(実際抜いたり)、敵だからという理由でなんのてらいも無く命を奪うというのはどうなのでしょう?
確かに命のやり取りを常としている人たちですからそういった概念は希薄なのかもしれませんが、それを踏まえたって主人公の生命を奪うことへの意識の低さが凄く目に付きました。
世界平和<<<<家族の命 というテーマなのに、軽々しく人の(時には家族の)生命を扱う主人公の行動がひっかかってしまい、「お前が死ななければいけないような世界なら〜」の件が軽く薄く見えてしまいました。
とはいえ、重たくなりそうな点を極力軽くし、読みやすさとエンターテインメント性を強くした所がライトノベルのいいところですから、私の見方が間違っているのかもしれません。
面白いと仰る方も多数います。私には合わなかった、結局それに尽きるのでしょう。