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狼と香辛料 (4) (電撃文庫) 文庫 – 2007/2/10

4.6 5つ星のうち4.6 251個の評価

この商品には新版があります:

狼と香辛料IV (電撃文庫)
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残り16点(入荷予定あり)

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2007/2/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/2/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 360ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4840237239
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4840237239
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 251個の評価

著者について

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支倉 凍砂
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1982年12月27日生まれ。第12回電撃小説大賞“銀賞”受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 狼と香辛料〈14〉 (ISBN-13: 978-4048683265)』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
251グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2020年5月27日に日本でレビュー済み
たどり着いたエンベルクの町にある粉屋・リーンドット商会にて、クメルスンで
買い付けた麦の売却が不調に終わったものの、錬金術師のディアナから紹介された、
異教の話を蒐集している修道士に会うべく先を急ぐことにしたロレンスとホロ。
しかしその修道士がいる修道院は辺鄙なところにあるらしく、具体的な場所は
その先にあるテレオという村の教会の司祭が知っているということでテレオの村に
入り教会を訪れたものの、司祭フランツは昨夏に故人となっており、暫定的に
跡を継いだエルサは道を尋ねてきたロレンスらを門前払いにする。
そして、農閑期であるのもかかわらず食糧事情が良く、内職をしている様子も
ないことから、他の村と比べなぜ裕福なのか、教会イコール修道院であることが
バレバレであるにもかかわらず、エルサや村長がなぜ頑ななまでにそれを否定
するのかという謎が提示され、ロレンスは修道士捜しと並行し、酒場や
エヴァンへの聞き込みを通じて真相を調べ始める。そんな中、未明の早馬で
テレオの村がエンベルクに出荷した麦で作られたパンを食べた靴職人の男が
死んだという報せが入ってくる。エンベルクによる自作自演の言いがかりで
あることは分かっているものの、潔白であることを証明することは『悪魔の証明』
に近い状況の中、村や各々の登場人物は一体どうするのか――が第4巻のあらすじ。

アニメーション版では第3巻の内容の次が第5巻の内容となっており、
本巻の内容は飛ばされ、メディア化はコミカライズのみとなっている。

村人たちが無意識のうちにそれとなく互いを監視しあっている(さりとて彼等には
悪気など微塵もない)さまや、地元に金を落とす余所者は表向きは歓迎されると
いう田舎独特の特徴をうまく反映させているとともに、麦を製粉するのに
欠かせないはずの水車小屋で粉を挽くエヴァンが村人たちから裏では
嫌われているという描写を通じ、世の中に必要な職業に就く人ほどその待遇は
悪いという現実世界にも通じる真理を暗喩していることが分かる。
(慢性的な人手不足に悩んでいるにもかかわらず、保育士や介護士、運送業の賃金が
低めである一方、極端な話、たとえ存在しなくても人類の存亡には一切関係の無い
トッププロスポーツ選手や人気芸能人は数千万から億単位の金を稼いでいるのが
最たる例である)
これは本作を読み進めていくうちに分かってきたことだが、作品世界において
産業革命あるいはそれに類することが起きていない、教会の力が強く、人々は
彼等が持つ価値観を強制され、それに従わない者は土着信仰であろうと
自然科学の研究者であろうと異端とされるというパラダイムによって
支配されていること、そして作品世界の教会の教えに対し人々が薄々自己保身と
お為ごかしであることに気付き始めていることを暗喩している表現を通じ、
現実世界におけるニーチェの『神は死んだ』に代表されるようなキリスト教に
対する批判をモチーフにしていることが理解できる。

また、『毒麦』とは麦角菌による中毒と思われ、中世ヨーロッパではたびたび
起きていたことである(技術が発達した現代では農薬による予防や脱穀・製粉時の
除去によりほぼ発生しない)ものの、中世ヨーロッパをモチーフにした他の作品では
あまり取り上げられることのないテーマに挑戦したことは、今後の作品に対し
何らかの影響を与えることになるだろう。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年11月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
二人の関係がもう一組のカップルと比較される事によって、今までの状況を再認識出来る1冊でした。最初隠していた事柄を次第に明かす事で状況を変化させていく中で今回ゲストとなるキャラクタの気持ちが変化していく場面が、水戸黄門辺りの時代劇の様な感じがしました。それが意外に気持ち良いです。そして、この1冊もこれからもこの二人の関係についてもどかしさを感じていくんだろうなとか思ってみたりしました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年12月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前々から読みたいと思っていた作品なので
評判通りの作品で購入に後悔はしていません
2016年1月24日に日本でレビュー済み
ヨーロッパ中世あたりの行商人と賢狼で姿が少女なホロとの不思議な旅のラノベ

最近のラノベのありがちな流れとして、登場人物や設定の独創性のみで
展開するストーリーが陳腐なものが多くなってきたのですが、
これはストーリーもよく練れていてちゃんと読まないとわからなくなってしまうのが
贅沢な悩みですね。

5巻になります。
ホロの故郷のヨイツのヒントがあると思われる小さな村に来たものの、
色々事情があるらしく、あまり「招かざる客」状態でヒントがあまり
得られない状況にあります。事情とは、隣の領主の弱みに
つけ込み、法外な値段で麦を買い取るという約束なのですが
策略により、その法外な値段の麦が返品になり既に代金は
浪費している。。というあらすじです。

この巻もよく練られていますね。特に特産物もあるわけでない
村が、ある日村全体がひっくり返るような事態に陥り
解決策も見えない。またホロの故郷のヨイツも
既に滅んでいるかもという状況で微妙な雰囲気に
なるのもこの巻の良くできたところです。

ロレンツとホロの関係が進んでいるのかよくわからないのが
少し残念ではあるものの、最近のラノベにない
ストーリーを大切にしたこのシリーズとても楽しいです
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年2月10日に日本でレビュー済み
これまでが、商人ロレンスの行商人としてのバトル中心でしたが、
4巻は村の騒動に巻き込まれてこれを助ける水戸黄門的な話になっています。
ホロとロレンスの絆がまた一段と深まり、お互い共にずっと一緒にいたいと思っているのが
見え隠れする描写があちこちにちりばめられていて、特にホロのかわいさに悶えます。
事件は司祭の娘と粉轢きの青年を中心に進行し、そのいちゃいちゃぶりにもピキピキきますが
露骨ないちゃいちゃカップルよりもロレンスXホロの夫婦漫才的掛け合いの方が数倍ピキピキきます。
また、ここでさまざまな伝承やホロ以外のホロ的な存在(神のような存在)についての情報が数多く集まり、これまでの現実感ある世界感からよりファンタジー的な世界観が強くなってきます。
とりあえず言いたいことはホロかわいすぎ
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年5月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ただの「目新しい商人モノ」に終わることなく、毎回展開に一工夫してあるのもこの作品の醍醐味でしょう。
時に不自然な部分もあるのですが、そのようなことは関係なく楽しめると思います。

今回は商人モノとしては平凡で、前作の鉱石の「空売り」のようなスリルある展開はありませんが、読後の爽快感は今回も保証します。

ホロというかヨイツというか熊と教会に関してのいくつかの伏線も張られ、今後の展開がますます楽しみです。

しかし、どうでもいいと言ったらどうでもいいんですが、ホロの吉原言葉だけはいつまで経っても慣れません。遊女じゃないんだから・・
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年8月19日に日本でレビュー済み
前巻で恋敵との一騎討ちをやり遂げた後だけに今回は少し安穏とした方向に振ったようである。なので、さほどハラハラドキドキすることはなく比較的楽に読み進められる。しかしね、もうね、ホロとロレンスはバカップル認定!なに、この打ち解けっぷり。2人にしか分からないような“あ・うん”の会話で、時として読み手さえも蚊帳の外に置き去りにしている。いくら絆を深めたからってイチャイチャし過ぎでしょ、というアツアツ振りに加えて、今回はもう1組の初々しいカップルが登場しており、その姿に自分達を投影しながらも「人の振り見て我が振り直す……気はないみたいね」なのである。今回の旅がヨイツの情報収集を目的としているため、商売的な側面が影を潜めているのだが、それにしてもこっちが照れるようなやり取りがアツい第4巻である。

本編自体は、訪れたテレオの村でヨイツの情報収集が相応に進み、次の行き先も決まってくる最中に村の騒動に巻き込まれるもので、閉鎖的な村の慣習、「よそ者」への冷遇、しがらみからの解放を想う若者といった要素と、村唯一の教会と村人が信仰する神とのダブルスタンダードを背景にした、その顛末の割に含みの多い話である。この、村人が信仰する神というのが、かつてのホロやヨイツを襲った熊の神と根っこを同じくするのもミソで、異端が多いとされる北部の風土を忍ばせている。ただし、一旦は逃げを決め込んだロレンス達が結果的に今回の騒動を解決するのは良いとして、その「奇跡を起こす」解決策がなんともファンタジーというかホロ能力あり過ぎと言えなくもない。そりゃあ、かつては神と崇められたホロならばこれくらいの能力があっても不思議ではないが、本シリーズのテイストからすれば、例えば何かの粉か液体をかけたら変色した、みたいな科学と知恵で乗り切る方法もあったように思える。ま、楽しく読めたけどね。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年1月5日に日本でレビュー済み
つまらないとか言っている人がいますが私はそうは思いません。文句なしの星5です!