なかなか見つからず三つ目の書店の最後の一冊を購入。あぶなかった〜。
「箱」 あんなものを隠したって後々に引っ込みがつかなくなるってことは考えられなかったのかと思うけど人間ってそんなものかな、追い込まれると。 オチが少しあっさりしていたと思う。 あの首輪での刻也と咲のやりとりが面白かった。
「人形」 理解するのが難しかったけれど、切なさというか悲劇的な運命みたいなものを感じた。 現実でクローンとかこういう人形があってもやっぱりこういう扱いになると思う。 細かいことは気にしないで読んでもいいんじゃない?
「夢」 夢とか幻想世界に逃げたい気持ちは分かるけど…。 あの選択に共鳴する人は結構いるかも。個人的にすべてが自分の思いどうりになって、ストレスがまったくない世界って面白くないと思うけどなぁ。みなさんは? 読後の余韻がすごくよかった。
「眠り姫」 毎回最後の話は刻也と咲の物語。でもマンネリ化せずに違った切り口で展開されます。文字だけではうまく伝わらないんものです。 何げに都和子さんがいい味を出してる。 それから刻也は咲があれは猫のものだと疑ってないと思ってることもあるし、二人の関係は一段落とは言えないと思う。
このシリーズは暗くなりすぎず、明るくもなりずぎずピリっとしているので疲弊感がないです。 都和子さんの話とか姉妹店のこともいつかあってほしいな…と思う今日この頃でした。
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“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店3 (電撃文庫 お 9-6) 文庫 – 2007/10/10
スレンダーな大人の美人と無表情な少女、そして、見た目は普通の少年。 付喪堂骨董店は、三人の大騒ぎで今日も賑やかです。 お客さんの声が聞こえないのはご愛嬌。 つまり、付喪堂は今日も暇でした。 お客さんは来ませんが、付喪堂には不思議な事件だけは舞い込んできます。 ちょっとそんな話をしましょうか。
最近、恋人を亡くした少女がいました。 そんな彼女は、夢の中でなら好きな人に会えるという、不思議な “香炉” を手に入れます。 あなたなら夢の中に逃げますか? それとも所詮は夢と割り切って、辛い現実を生きますか? 彼女の選択は── それはあなたが確かめてください。
最近、恋人を亡くした少女がいました。 そんな彼女は、夢の中でなら好きな人に会えるという、不思議な “香炉” を手に入れます。 あなたなら夢の中に逃げますか? それとも所詮は夢と割り切って、辛い現実を生きますか? 彼女の選択は── それはあなたが確かめてください。
- 本の長さ328ページ
- 言語日本語
- 出版社メディアワークス
- 発売日2007/10/10
- ISBN-104840240329
- ISBN-13978-4840240321
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登録情報
- 出版社 : メディアワークス (2007/10/10)
- 発売日 : 2007/10/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 328ページ
- ISBN-10 : 4840240329
- ISBN-13 : 978-4840240321
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,716,616位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年10月10日に日本でレビュー済み
ストーリーの内容に関してはそれぞれ
「箱」・・これが今回は一番良かった。謎めいた感が有ったし、構成も捻っていて結果が予想できなかった。既巻に引き続きとても面白かった。
「人形」・・最後までストーリーに引き込まれなかった。結局何が言いたいのかよく分からずに、困った作品だった。内容に関しては説明が上手いので
別段読むのがしんどいわけではなかったが、この話の本筋である謎にあまり意外性がなかったのが少し残念。
「夢」・・これは別に謎めいてはいない、人間の心理を問うような内容かと思います。他人にとって、そして自分にとって、人によっては対象は同じでも行動は異なる。
そしてその行動は時に他人にはどうしようもなく理解できないものである。
実際に自分が当事者になったらと考えたら少し怖くなった話。
「眠り姫」・・いつも通りの主要人物のみによる、思いのすれ違い。すれ違いの意味が変わってきている事から、以前に比べると明らかに二人の心は変化している。
今までは咲は刻也の行動が自分へのに恋心からと勘違いしている(実際どう思っているかは別に、あくまで行動に関して)が、
今回は、自分を嫌いなんじゃないかと正反対に勘違いしている。つまり今回に限っては刻也は咲に対して嫌われると誤解する行動をしてしまった。これは刻也が咲を意識し始めた結果ととれる。今後二人の想いが通じ合うのかどうかが期待。
ということで刻也と咲の関係、そしてシリーズがすぐに終わるかを現時点で判断することはできない。長く続くことを祈るのみ。
そういえば「箱」の中にジブリのネタがいくつか見受けられたが意識してのことなのだろうか・・・。
「箱」・・これが今回は一番良かった。謎めいた感が有ったし、構成も捻っていて結果が予想できなかった。既巻に引き続きとても面白かった。
「人形」・・最後までストーリーに引き込まれなかった。結局何が言いたいのかよく分からずに、困った作品だった。内容に関しては説明が上手いので
別段読むのがしんどいわけではなかったが、この話の本筋である謎にあまり意外性がなかったのが少し残念。
「夢」・・これは別に謎めいてはいない、人間の心理を問うような内容かと思います。他人にとって、そして自分にとって、人によっては対象は同じでも行動は異なる。
そしてその行動は時に他人にはどうしようもなく理解できないものである。
実際に自分が当事者になったらと考えたら少し怖くなった話。
「眠り姫」・・いつも通りの主要人物のみによる、思いのすれ違い。すれ違いの意味が変わってきている事から、以前に比べると明らかに二人の心は変化している。
今までは咲は刻也の行動が自分へのに恋心からと勘違いしている(実際どう思っているかは別に、あくまで行動に関して)が、
今回は、自分を嫌いなんじゃないかと正反対に勘違いしている。つまり今回に限っては刻也は咲に対して嫌われると誤解する行動をしてしまった。これは刻也が咲を意識し始めた結果ととれる。今後二人の想いが通じ合うのかどうかが期待。
ということで刻也と咲の関係、そしてシリーズがすぐに終わるかを現時点で判断することはできない。長く続くことを祈るのみ。
そういえば「箱」の中にジブリのネタがいくつか見受けられたが意識してのことなのだろうか・・・。
2008年11月9日に日本でレビュー済み
都和子さんがまたやらかしてくれて『臭っ!』などという、なかなかお目にかかれないセリフが飛び出す【第1章】の始まり方が可笑しくて、これまでとは何かが違うような気がした第3巻。都和子さんとのやりとりが多く、その会話がいちいち笑える。そして近所の小学生として妹キャラ【麻美】ちゃんが登場、可愛げのある悪巧みをする。夢を題材にした【第3章】では、刻也にとっておそらく最も見たくないであろう、まさに悪夢を見せられてしまう。そのため、夢と判り安堵した刻也が咲に思わず大胆な行動をしてしまい、それが第4章の咲の心情に影響を与える。この、もはや恒例となった2人の【第4章】でも都和子さんがとってもイイ味を出しており、刻也と咲をからかう様がとっても良い。『アンティーク』の副作用的呪いですれ違ってしまうため、ロクに会話も出来ないもどかしさと、呪いの解く方法を知ってからの心の揺れ模様が、咲と刻也のモノローグで対称的に描かれていて実に愛らしい。結末の演出も秀逸で言うこと無しである。
2007年12月3日に日本でレビュー済み
付喪堂骨董店を舞台とした短編が四つ、という構成は今までどおり。
各話ごとに完結しているのも今までどおりなので安心して読めました。
今回の話の中では第二章「人形」が秀逸。
ほかの章が必要十分の登場人物・設定のみ存在する、いかにも一話完結らしい話であるのに対し、この第二章は設定の深さ・話の展開が抜きん出て良かったです。
第二章はもともと別の話として書かれたものだそうですし、これだけで二話分の長さをとって、もっと深く書いてもらえるとさらによかったのではないでしょうか。
各話ごとに完結しているのも今までどおりなので安心して読めました。
今回の話の中では第二章「人形」が秀逸。
ほかの章が必要十分の登場人物・設定のみ存在する、いかにも一話完結らしい話であるのに対し、この第二章は設定の深さ・話の展開が抜きん出て良かったです。
第二章はもともと別の話として書かれたものだそうですし、これだけで二話分の長さをとって、もっと深く書いてもらえるとさらによかったのではないでしょうか。