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それは「情報」ではない。―無情報爆発時代を生き抜くためのコミュニケーション・デザイン 単行本 – 2007/5/1
- 本の長さ409ページ
- 言語日本語
- 出版社インプレス
- 発売日2007/5/1
- ISBN-104844356097
- ISBN-13978-4844356097
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商品の説明
商品説明
本書の帯にも書いてあるように、デジタル時代にビジネスを成功させるためのカギは、「情報をいかに正しく理解し、理解させるか」である。Webデザインにおけるナビゲーションや情報アーキテクチャーなどの手法も、目的は基本的に同じだ。
本書は、「情報を理解する」ことを人生のテーマとした情報建築家(インフォメーション・アーキテクト)、リチャード・S・ワーマンによって書かれた、「情報ジャングル・サバイバルガイド」である。読者対象は、ビジネスパーソンやWebを含むメディアの関係者といったところだろう。
著者は本書の中で、あるOSのヘルプ機能や定番の情報源と思われているイエローページの情報分類法、IT系企業にありがちな「ソリューション」をはじめとするあいまい表現を批判し、情報発信者が相手にわかりやすく伝えるために気をつけるべきポイントを示している。また、情報の受け手の特性を知るためのヒントや、アプローチ法についても言及されており、情報をうまく伝えているWebに関してはURL入りで紹介されている。最近情報建築の世界で論争を巻き起こしている「検索エンジンに対応したサイトをいかにデザインするか」についても触れられており、e-ビジネス関係者にとっては必読の内容といえる。(土井英司)
出版社からのコメント
聞き慣れない言葉ですが、原題の「情報不安症(Information Anxiety)」とは「自分が無知であると認識することによって生じる不安な状態」をあらわす言葉であります。ただし、本書で著者は不安症の症例を解説するのではなく、より積極的に情報と立ち向かう戦術を述べています。本書は決して難しい本ではありません。読者も「上司と部下のタイプ別見分け方」に腹を抱えて笑い転げ、「エンパワーメント」の項を読みながら、すべての上司にぜひ読ませたいと考えるのではないでしょうか。本書の読者対象は、ビジネスマンや管理者、IT産業に関わる方ではありますが、現代情報社会に生きる、すべての人にとっても有効なサバイバル・ガイドブックであり、処方箋となり得るにちがいありません。
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : インプレス (2007/5/1)
- 発売日 : 2007/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 409ページ
- ISBN-10 : 4844356097
- ISBN-13 : 978-4844356097
- Amazon 売れ筋ランキング: - 118,927位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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“情報不安症は、自分が理解していることと、自分が理解しなければいけないと思い込んでいることとのギャップが、どんどん広がっていくことから引き起こされる。情報不安症は、データと知識の間に口を開けたブラックホールだ。それは、知りたいことを情報が教えてくれないときに発生する。” (p42)
本書の原題がInformation Anxiety 2である通り、筆者の議論は、現代の情報環境が人々を「情報不安症」に陥らせているのだという前提から出発している。それを避けるためには「単なるデータ」と「価値ある情報」を区別しなければならない。そこで情報を適切にデザインする専門家が登場する。それが「理解のデザイナー」たる情報建築家である。
筆者はコミュニケーション不全についても論じる。相手に何かを理解させるためのコミュニケーションは本質的に指示であり、コミュニケーションの失敗は指示の失敗だとしている。筆者は「あなたが話していることは指示であって、ただのおしゃべりではないということがハッキリ相手にわかるのが、よい指示だ」という情報建築家ナイジェル・ホームズの言葉を引用している。
筆者は情報やコミュニケーションを理解しやすくする達人であり、その実践的な知恵が本書には詰まっている。
(2017年現在、内容に古さを感じる読者も多いかもしれない。しかし、いずれにせよ基本的な教養として押さえておきたい一冊である。)
例:自動車は部品がどんどんコンピュータになっているが、逆にコンピュータは行きたい所へ気軽に連れて行ってくれる自動車のような存在へ近づいている。
読んだあとに、非常に勇気付けられたという印象が残りました。
それはなぜなのか、と考えると、「情報化時代だからこそ、ひとりひとりの情報を見分ける視点が大切」であるということや、「情報とは認識によって初めて理解となりうる」という論点などに、共通して、主体は人間であるという当たり前とも言えるメッセージがあり、データに押し流されそうないまの時代にどうスタンスをおくべきかということをわたしたちに示唆してくれているからではないかと思いました。
情報ビジネスにかかわる人は、読むべきです。
だが、情報の整理や理解をするためのノウハウが例と共に載せられているので十分役に立つ。ページ下段にはみ出し情報や格言が大量にあるので、それだけでも面白い。
ただし、この本自体が情報の海なので、必要な情報はメモっておきましょう。
この問いに対し、タイポグラフィ、インデックスシステム、記事構成、レイアウト、装丁など、存在からして取り組んでいるのがこの本だ。
そのため、文の内容がわかんなくても、挿絵のグラフやサインや、本のたたずまいを見てるだけでも十分に楽しめる。
ひさびさに「これは手元に置いておきたい!」って思ってしまった本である。