J・P の行動記録を読んでいるような客観的な書きぶりに好感が持てました。
彼の性格も克明に描かれていると思います。盛者必衰の悲しい伝記です。
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ジャコパストリアスの肖像 ペーパーバック – 2003/7/15
1:●序章 ジャコ――人と神話
2:●第一章 若き日々
3:●第二章 オン・ザ・ロード
4:●第三章 ウェザー・リポート
5:●第四章 ワード・オブ・マウス
6:●第五章 失意の時代
7:●第六章 終焉
:●第七章 ジャコの思い出
9:●第八章 ジャコふたたび
2:●第一章 若き日々
3:●第二章 オン・ザ・ロード
4:●第三章 ウェザー・リポート
5:●第四章 ワード・オブ・マウス
6:●第五章 失意の時代
7:●第六章 終焉
:●第七章 ジャコの思い出
9:●第八章 ジャコふたたび
- 本の長さ333ページ
- 言語日本語
- 出版社リットーミュージック
- 発売日2003/7/15
- ISBN-104845609495
- ISBN-13978-4845609499
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
超人的な腕前と高い音楽性で、またたく間に世界の頂点を極めたにもかかわらず、酒とドラッグに浸り、落ちぶれ、悲劇の最期を迎えたジャコ。波乱万丈の一生を送った彼の生いたちから死までを綴った物語。97年刊の改訂普及版。
登録情報
- 出版社 : リットーミュージック (2003/7/15)
- 発売日 : 2003/7/15
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 333ページ
- ISBN-10 : 4845609495
- ISBN-13 : 978-4845609499
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,183,637位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 577位ジャズ
- - 2,068位ワールドミュージック
- - 2,174位ワールド楽譜・スコア・音楽書
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ジャコへの賞賛や、本書の内容の面白さの評価は他の方に譲る。
ただ、著者ビル・ミルコウスキーによって、恣意的に、事実を捻じ曲げて書かれている部分も多いと聞く。
なので「ビル・ミルコウスキー『作』、ジャコ伝記本」という感じ。
必ずしも、事実に極めて近い内容ではないので、その点で☆ひとつ減。
ただ、著者ビル・ミルコウスキーによって、恣意的に、事実を捻じ曲げて書かれている部分も多いと聞く。
なので「ビル・ミルコウスキー『作』、ジャコ伝記本」という感じ。
必ずしも、事実に極めて近い内容ではないので、その点で☆ひとつ減。
2011年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
エレクトリック・ベースをピアノのように弾いてみせた、エレクトリック・ベースをコンガのように叩いてみせた、まるで未知の生物との出逢い
のような体験。世界中のベーシストに影響を与えた世界最高のベース・プレイヤー、ジャコ・パストリアス(1951-1987)。その人生の劇場。
彼の幼少時の天才的エピソードを含める生い立ちや、成長過程は松下佳男さん編集の『ワード・オブ・マウス ジャコ・パストリアス魂の言葉』
を読んだ方が適切かもしれない。インタビューをまとめた丁寧で真摯な仕事。瑞々しいんだな。こちらはニューヨークのストリートをさまよう
ジャコと著者のなんとも言えぬ交流譚という様相。ジャンルに捉われない作曲・編曲の才能もみせつけたソロ。ウェザー・リポートでの絶頂期。
しかしもうその頃から溺れていたドラッグとアルコール。そして妻子との内面的要因の蓄積(二度の離婚)。
何より音楽的プレッシャー。もっとオリジナルなものを発明しなければ。。アイデアこそあった。しかし複雑すぎると拒否される。音楽業界の
お偉いさんも集まった1983年のプレイボーイ・ジャズ・フェスティバル。突如アンプの音量を上げてスイッチが入ったジャコ。激しいブーイング
のなかメンバーは一人一人退場していく。しかしその孤高の不協和音にどうにか演奏としての意味を与えようとドラムを叩きつづけた
ケンウッド・デナードとつるみたくなる一冊だな(笑)。別に苦労を苦労と思ってないだろう。あの生意気そうな顔が浮かんでくるだけに余計に
愛らしいな。もう取り返しがつかなかったのか。なにかが紙一重。しかし事実ある反抗。それは本当に才能あるアーティストさえ踏み石のように
しか思ってない連中に対してだし、頭にドブ水でも詰まってるんじゃないかと思うぐらい意味もない憶測に執着する奴らに対してだ。
結果として浮浪者にまで落ちぶれるが、それでもギグへの飛び入り参加を含めやたらと交流があるのがジャコというユーモア。しかし手助けは
絶対に拒む頑固さも。当たり前だがヴァリエーションは個性だ。しかしそれが許せなかった。あくまでもオリジナルの発明。もう最高のことは
やれないんだと。それならやらないと。死に場所を探すだけ。。死に様は無惨だ。著者ミルコウスキーは寛大だった。しかし後の回想でもっと
直面させるべきだったと。。アルコール中毒に、典型的な躁鬱症に。だが反省はあったが後悔はあったか。運命の夜ジャコはミルコウスキーの
夢に出てきてくれた。このくだりでは涙がこぼれる、笑みもこぼれる。だからそれがジャコ。その1987年9月21日、ジャコの死亡ニュースを
伝えられたミルコウスキーは「スリー・ヴューズ・オブ・ア・シークレット」を聴いて座り込み泣いた。僕も一番好きな曲だ。ザヴィヌルが
ジャコの最高傑作に挙げてる曲でもある。ジャコが愛読した『ジ・ウランティア・ペーパーズ』、そこでは宇宙的な音楽、天使が聴く音楽が
広がっている。そしてミュージシャンは地球上で神聖なる使命を持っているものとして描かれる。まさにそれを体現したような曲であり、どんな
アレンジも映えるところがジャコらしい。スピリチュアルでいて生き生きとした感情が流れ出すなか、内包したメランコリーと微笑みたくなる
ような限界のない野望が融合していきながら向かう混乱状態。それを抜けた先にある自然な情熱。ジャンル問わず最高に美しい曲のひとつだ。
のような体験。世界中のベーシストに影響を与えた世界最高のベース・プレイヤー、ジャコ・パストリアス(1951-1987)。その人生の劇場。
彼の幼少時の天才的エピソードを含める生い立ちや、成長過程は松下佳男さん編集の『ワード・オブ・マウス ジャコ・パストリアス魂の言葉』
を読んだ方が適切かもしれない。インタビューをまとめた丁寧で真摯な仕事。瑞々しいんだな。こちらはニューヨークのストリートをさまよう
ジャコと著者のなんとも言えぬ交流譚という様相。ジャンルに捉われない作曲・編曲の才能もみせつけたソロ。ウェザー・リポートでの絶頂期。
しかしもうその頃から溺れていたドラッグとアルコール。そして妻子との内面的要因の蓄積(二度の離婚)。
何より音楽的プレッシャー。もっとオリジナルなものを発明しなければ。。アイデアこそあった。しかし複雑すぎると拒否される。音楽業界の
お偉いさんも集まった1983年のプレイボーイ・ジャズ・フェスティバル。突如アンプの音量を上げてスイッチが入ったジャコ。激しいブーイング
のなかメンバーは一人一人退場していく。しかしその孤高の不協和音にどうにか演奏としての意味を与えようとドラムを叩きつづけた
ケンウッド・デナードとつるみたくなる一冊だな(笑)。別に苦労を苦労と思ってないだろう。あの生意気そうな顔が浮かんでくるだけに余計に
愛らしいな。もう取り返しがつかなかったのか。なにかが紙一重。しかし事実ある反抗。それは本当に才能あるアーティストさえ踏み石のように
しか思ってない連中に対してだし、頭にドブ水でも詰まってるんじゃないかと思うぐらい意味もない憶測に執着する奴らに対してだ。
結果として浮浪者にまで落ちぶれるが、それでもギグへの飛び入り参加を含めやたらと交流があるのがジャコというユーモア。しかし手助けは
絶対に拒む頑固さも。当たり前だがヴァリエーションは個性だ。しかしそれが許せなかった。あくまでもオリジナルの発明。もう最高のことは
やれないんだと。それならやらないと。死に場所を探すだけ。。死に様は無惨だ。著者ミルコウスキーは寛大だった。しかし後の回想でもっと
直面させるべきだったと。。アルコール中毒に、典型的な躁鬱症に。だが反省はあったが後悔はあったか。運命の夜ジャコはミルコウスキーの
夢に出てきてくれた。このくだりでは涙がこぼれる、笑みもこぼれる。だからそれがジャコ。その1987年9月21日、ジャコの死亡ニュースを
伝えられたミルコウスキーは「スリー・ヴューズ・オブ・ア・シークレット」を聴いて座り込み泣いた。僕も一番好きな曲だ。ザヴィヌルが
ジャコの最高傑作に挙げてる曲でもある。ジャコが愛読した『ジ・ウランティア・ペーパーズ』、そこでは宇宙的な音楽、天使が聴く音楽が
広がっている。そしてミュージシャンは地球上で神聖なる使命を持っているものとして描かれる。まさにそれを体現したような曲であり、どんな
アレンジも映えるところがジャコらしい。スピリチュアルでいて生き生きとした感情が流れ出すなか、内包したメランコリーと微笑みたくなる
ような限界のない野望が融合していきながら向かう混乱状態。それを抜けた先にある自然な情熱。ジャンル問わず最高に美しい曲のひとつだ。
2017年9月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文庫本なので価格も手ごろで楽しめました。ただ、写真の掲載が欲しかったですね。
2018年7月11日に日本でレビュー済み
素晴らしいインタビュー集です。 1978年までのインタービューは面白いし貴重です。
80年代に入ってからのインタビューが勿体ない出来で残念。 同じような事ばかり訊いていて
それに答えるジャコも適当にしか返事してないようで勿体ない。
それにしてもアルコール中毒って怖い。
80年代に入ってからのインタビューが勿体ない出来で残念。 同じような事ばかり訊いていて
それに答えるジャコも適当にしか返事してないようで勿体ない。
それにしてもアルコール中毒って怖い。
2018年4月9日に日本でレビュー済み
読み物として非常に面白い一冊です。著者も自分の非(友として適切な援助が出来なかったこと)を認めていますが、ジャコの音楽を愛している者としては身を削られるような悲劇の話です。
ただ、この話は著者にしか書き得なかったもので、松下佳男氏の著作と合わせて読むと良いかもしれないです。
私はジャコの死後に生まれたので同じ時代を生きられませんでしたが、彼の音楽は思春期の頃から聞いており、特別な思いがあります。彼の生き様を知ることが出来て良かった。
ただ、この話は著者にしか書き得なかったもので、松下佳男氏の著作と合わせて読むと良いかもしれないです。
私はジャコの死後に生まれたので同じ時代を生きられませんでしたが、彼の音楽は思春期の頃から聞いており、特別な思いがあります。彼の生き様を知ることが出来て良かった。
2016年9月14日に日本でレビュー済み
ジャコが紡ぐベースサウンドを聴いていると、本当に努力家で繊細で豊かな才能に溢れた方だったのだなと思わされる。
死の直前は躁鬱による奇行が目立ったということであるが、次々と現れる新人ベーシスト、新しい音楽、ナイーブな性格故の悩みは尽きなかったのではないかと想像してしまう。
ミュージシャンなんてのは、会話ベタで上手く気持ちを表現出来ないもの。だからこそベースにその気持ちを託していたのでは…この本を読みながら、何度でもジャコの気持ちを噛み締めたいと思います。
死の直前は躁鬱による奇行が目立ったということであるが、次々と現れる新人ベーシスト、新しい音楽、ナイーブな性格故の悩みは尽きなかったのではないかと想像してしまう。
ミュージシャンなんてのは、会話ベタで上手く気持ちを表現出来ないもの。だからこそベースにその気持ちを託していたのでは…この本を読みながら、何度でもジャコの気持ちを噛み締めたいと思います。
2005年3月21日に日本でレビュー済み
音楽評論家って時々嫌な奴らだなと思います。この本には特にそれを感じた。ジャコパストリアス。彼の残した音楽、そして映像。それは輝かしい偉業だったと思うし、私も何度も畏敬の念を抱きつつ彼の作品をありがたく拝聴しています。多分一週間で一日も聴かない日は無いほど。でも、この本にはそれらの偉業に対する敬意の念や楽曲に対する分析等の努力が欠けていると思います。その代わりに例えば、ワードオブマウスがいかに興行的に失敗したかとか、晩年(若くしての晩年)の彼の奇行の数々にフォーカスを当てすぎている。いろんなミュージシャンにインタビューしていて興味深いコメントもあるが、基本はどんな風に彼が精神的に崩れていったかというコメントが多い。そんなことをして何になるの? 人の不幸を暴いて面白いですか? たとえ、これを書いた著者がジャコの友人だったのだろうが、彼の死を悼んでいるのだろうが、彼にジャコの不幸な話をくどくど書く権利など無いのだ。というのが、私の見方ですが、多分そう思わない人が多いでしょうね。