文庫本もあるようです。こちらは小さな絵本のようなサイズの単行本です。
大袈裟な内容ではありません。べつだん大笑いできるわけでもなければ、哲学的に深遠なわけでもありません。なにやら真面目に「人類は猿から進化したのではない、ペンギンから進化したのだ」「月面に最初の一歩を印したのはペンギンである」などと書いてあり、それらしいイラストが載っている、というだけの本です。何の役にもたたない、くだらない感じと、脱力感、そして若干のシュールさが入り交じった、なんともいえない感じが、若い頃、気に入って、大事にしていたのですが、今思うと当時の私は単純に、ペンギンの無表情さと目つきの悪さが好きだった、それだけのようにも感じます。
・・・まったく本書とは無関係ですが、現在、我が家には、このペンギンにそっくりな顔をした猫がおります。
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ペンギンのペンギン 単行本 – 1983/2/1
- 本の長さ48ページ
- 言語日本語
- 出版社リブロポート
- 発売日1983/2/1
- ISBN-104845700816
- ISBN-13978-4845700813
登録情報
- 出版社 : リブロポート (1983/2/1)
- 発売日 : 1983/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 48ページ
- ISBN-10 : 4845700816
- ISBN-13 : 978-4845700813
- Amazon 売れ筋ランキング: - 870,560位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2013年5月17日に日本でレビュー済み
2004年10月31日に日本でレビュー済み
ペンギン本は世にたくさんあるが、これはペンギン
かわいさを狙った本ではないのである。
ちょっと不気味なんだけどいとおしさを禁じえない
イラスト。人間の視点からペンギンを描写したり、
理解しようとするのではなく、ただただペンギンを
ネタにして遊んでいるだけの文章。どれだけページを
めくってもペンギンは意味不明の生き物のままで、
ぜんぜん距離感が縮まらないのに何故かオモシロく、
ペンギンがいとおしくなってしまう、不思議な本。
すごいセンスだと思う。
あの谷川俊太郎が訳を担当しているところも、文学
好きにはポイント高いのでは?
かわいさを狙った本ではないのである。
ちょっと不気味なんだけどいとおしさを禁じえない
イラスト。人間の視点からペンギンを描写したり、
理解しようとするのではなく、ただただペンギンを
ネタにして遊んでいるだけの文章。どれだけページを
めくってもペンギンは意味不明の生き物のままで、
ぜんぜん距離感が縮まらないのに何故かオモシロく、
ペンギンがいとおしくなってしまう、不思議な本。
すごいセンスだと思う。
あの谷川俊太郎が訳を担当しているところも、文学
好きにはポイント高いのでは?
2004年1月7日に日本でレビュー済み
すごくおしゃれなペンギンの絵本です。子供に見せてもいいですが、むしろ大人が見た方が楽しめると思います。10年程前には友達のプレゼントに選んでいた一冊だったのですが、絶版になって手に入らなくなっていました。が、サイズは小さくなったものの、手のひら絵本として蘇ったことをとても嬉しく思います。絵がとても良いのですが、文もまたすばらしい。ユーモアセンスあふれるこの「ペンギンのペンギン」を、ぜひみなさんの手のひらに載せてみてください。