一番印象に残った場面を、一つ。
2人きりになったイネと村田蔵六。イネが蔵六に問いかけます。
「どうして私の目は青いのですか」
「どうして肌がこんなに白いのですか」
「どうしてこんな色の髪なのですか」
「どうして?どうして?どうして!?」
「村田先生本当の事を教えてくださいっ イネは人間なのですか!?」
「イネ殿は人間であります。」
「では、なぜ髪や目の色がみんなとちがうのです!?」
「めらにん色素の多い少ないによるのです」
「ただそれだけの話です。」
「人間として何の違いもありません。」
「色素の含有量で人間が変わるわけがない」
「皆、同じ人間です。」
「わかりましたね」
「もう一度言ってください・・・・」
「聞いてなかったのですか」
「もう一度言ってくださいッ」
「ですから・・・」
「もう一度言ってください・・」
「あなたは頭が悪いのですか」
「もう一度・・・」
うまいなぁ~、と思います。
村田蔵六の性格、イネの悩み、苦しみ、二人の間の淡い恋愛感情、全てがこのやり取りに凝縮されています。私の拙い抜粋ではとてもこの感動を伝える事ができません。
是非、読んで下さい。
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風雲児たち (幕末編 5) (SPコミックス) コミック – 2004/7/30
みなもと 太郎
(著)
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- 本の長さ214ページ
- 言語日本語
- 出版社リイド社
- 発売日2004/7/30
- ISBN-104845801892
- ISBN-13978-4845801893
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登録情報
- 出版社 : リイド社 (2004/7/30)
- 発売日 : 2004/7/30
- 言語 : 日本語
- コミック : 214ページ
- ISBN-10 : 4845801892
- ISBN-13 : 978-4845801893
- Amazon 売れ筋ランキング: - 40,907位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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まんが家、まんが研究家。1947年、京都生まれ。67年、「別冊りぼん」でデビュー。70年から「週刊少年マガジン」に連載した『ホモホモ7』で一世を風靡、のちのまんが界に大きな影響を与える。2004年、『風雲児たち』で第八回手塚治虫文化賞特別賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『まんが学特講 目からウロコの戦後まんが史』(ISBN-10:4046214465)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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佐藤さえ
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江川太郎左衛門のもとにジョン万次郎があずけられることになる。
ぺリーが横浜上陸。
村田蔵六が「ちょうちんはり職人」嘉蔵とともに黒船造船の知識を得るため長崎に出向く。
村田蔵六のもとに、シーボルト・イネが弟子入りする。
といったお話が収められています。
アメリカの強引な開国の要求を助けるのは、
「いままでこのマンガで語られ江戸幕府が迫害、死を報いてきた人々の仕事」
であることが描かれています。
自信満々でやってきたぺリーを迎えるお台場の砲台の列に胸のすく思いをしました。
また、蔵六とともに長崎に向かう「天才学者」嘉蔵の蒸気船の中での活躍も楽しいです。
「黒船をみたくて、大騒ぎで大喜びの庶民の姿」や
「読み書きは出来ないけど大学者」
と嘉蔵の紹介を受けて
四方八方で回転する出島の人々など、
ギャグもふんだんに入ってきて大笑いでした。
たくさんの登場人物がいろんな場で開国に向けて動き出し、盛りだくさんの巻です。
ぺリーが横浜上陸。
村田蔵六が「ちょうちんはり職人」嘉蔵とともに黒船造船の知識を得るため長崎に出向く。
村田蔵六のもとに、シーボルト・イネが弟子入りする。
といったお話が収められています。
アメリカの強引な開国の要求を助けるのは、
「いままでこのマンガで語られ江戸幕府が迫害、死を報いてきた人々の仕事」
であることが描かれています。
自信満々でやってきたぺリーを迎えるお台場の砲台の列に胸のすく思いをしました。
また、蔵六とともに長崎に向かう「天才学者」嘉蔵の蒸気船の中での活躍も楽しいです。
「黒船をみたくて、大騒ぎで大喜びの庶民の姿」や
「読み書きは出来ないけど大学者」
と嘉蔵の紹介を受けて
四方八方で回転する出島の人々など、
ギャグもふんだんに入ってきて大笑いでした。
たくさんの登場人物がいろんな場で開国に向けて動き出し、盛りだくさんの巻です。
まぁちゃん
Amazonで購入
鎖国をしていた江戸幕府。
ペリーとの外交がなぜできたのか?
幕府に迫害された人たちのお陰なのだ。
歴史の不思議さを感じざるをえない。
歴史の教科書にはない多くの人々の連鎖を感じる。
人間ドラマが創りだした連鎖“もつれ”が物語をおもしろくしている。
この風雲児たちの“もつれ”が今の現代社会の“もつれ”を生み出していると考えるとさらに風雲児がおもしろくみえてきた。
「風雲児たち」が完結することを求む!
ペリーとの外交がなぜできたのか?
幕府に迫害された人たちのお陰なのだ。
歴史の不思議さを感じざるをえない。
歴史の教科書にはない多くの人々の連鎖を感じる。
人間ドラマが創りだした連鎖“もつれ”が物語をおもしろくしている。
この風雲児たちの“もつれ”が今の現代社会の“もつれ”を生み出していると考えるとさらに風雲児がおもしろくみえてきた。
「風雲児たち」が完結することを求む!
レグルス
Amazonで購入
遂に浦賀のペリー来航(と交渉)が描かれ、それと同時期の人物の動きとして、江川太郎左衛門、村田蔵六、イネらが描かれます。
潮出版社版の20巻あたりから生まれた蔵六やイネが会い、日本を動かしていく様はずっと読んできた読者には実に感動的です。
合理主義者の蔵六が、町のちょいと器用なだけ(だと思われていた)嘉蔵を見出す第1章のエピソードなど、思わずゾクゾクっとしてしまいます。
幕末編に入ってから、ますます目が離せず、面白さもダイナミックに、ヒートアップして行きます。本が読める人なら絶対に読んだほうがいいです!
潮出版社版の20巻あたりから生まれた蔵六やイネが会い、日本を動かしていく様はずっと読んできた読者には実に感動的です。
合理主義者の蔵六が、町のちょいと器用なだけ(だと思われていた)嘉蔵を見出す第1章のエピソードなど、思わずゾクゾクっとしてしまいます。
幕末編に入ってから、ますます目が離せず、面白さもダイナミックに、ヒートアップして行きます。本が読める人なら絶対に読んだほうがいいです!
槇
本巻前半のハイライトは、嘉永7(1854)年1月16日のペリー二度目の来航。
日本を開国させ、通商条約を結ぶことに執念を燃やすペリーは、浦賀へ
行け、という日本側の要求を無視し、直接江戸湾に乗り入れようとする。
しかし、そんな彼らの前に、砲台が築かれた人工島(現在のお台場)があらわれる。
半年ほど前には、影も形もなかった軍事施設を超短期間で作り上げた日本人の底力に
ペリーは戦慄を覚えるが、その難事業をやり遂げたのが、伊豆代官江川太郎左衛門で
あった。
砲台島で、盟友斎藤弥九郎とともにペリー艦隊に対峙する
江川には、一つの仕事を完遂した、男の風格が感じられる。
ところで、そんな江川のもとには、土佐から来たジョン・万次郎がおり、江川は、万次郎を日米
交渉の通訳にするよう進言をしていたのだが、徳川斉昭の猛反対に遭い、実現されなかった。
ここにも、歴史のIFがある。
さて、後半のハイライトは、小笠原諸島を巡る日米交渉。
小笠原諸島をアメリカ領だと主張するペリーは、日本領であることを
証明する世界に通用する客観的な証拠資料を示せ、と要求してくる。
万策尽きたかにみえた日本側を救ったのが、林子平が著し、ドイツ人言語
学者クラプロートによってフランス語で翻訳された「三国通覧図説」であった。
非業の死を遂げた子平の偉業が、時を超え、日本を救ったというだけでも、
これまで『風雲児たち』を読んできた読者には感動ものだが、クラプロートの
翻訳を手伝ったのが、大黒屋光太夫とともにロシアに漂着し、後に光太夫と
別れ、ロシアに帰化した新蔵であったということには、また別の感慨を覚える。
このように人の意思は受け継がれ、歴史が紡がれていくのか、と。
日本を開国させ、通商条約を結ぶことに執念を燃やすペリーは、浦賀へ
行け、という日本側の要求を無視し、直接江戸湾に乗り入れようとする。
しかし、そんな彼らの前に、砲台が築かれた人工島(現在のお台場)があらわれる。
半年ほど前には、影も形もなかった軍事施設を超短期間で作り上げた日本人の底力に
ペリーは戦慄を覚えるが、その難事業をやり遂げたのが、伊豆代官江川太郎左衛門で
あった。
砲台島で、盟友斎藤弥九郎とともにペリー艦隊に対峙する
江川には、一つの仕事を完遂した、男の風格が感じられる。
ところで、そんな江川のもとには、土佐から来たジョン・万次郎がおり、江川は、万次郎を日米
交渉の通訳にするよう進言をしていたのだが、徳川斉昭の猛反対に遭い、実現されなかった。
ここにも、歴史のIFがある。
さて、後半のハイライトは、小笠原諸島を巡る日米交渉。
小笠原諸島をアメリカ領だと主張するペリーは、日本領であることを
証明する世界に通用する客観的な証拠資料を示せ、と要求してくる。
万策尽きたかにみえた日本側を救ったのが、林子平が著し、ドイツ人言語
学者クラプロートによってフランス語で翻訳された「三国通覧図説」であった。
非業の死を遂げた子平の偉業が、時を超え、日本を救ったというだけでも、
これまで『風雲児たち』を読んできた読者には感動ものだが、クラプロートの
翻訳を手伝ったのが、大黒屋光太夫とともにロシアに漂着し、後に光太夫と
別れ、ロシアに帰化した新蔵であったということには、また別の感慨を覚える。
このように人の意思は受け継がれ、歴史が紡がれていくのか、と。
ちょえ
この巻はペリー2度目の来航という大イベントがあるのですが、
個人的にどまんなかにきてしまったのは、村田蔵六とシーボルトの娘イネのエピソードでしょうか。
このふたりの関係を描いた作品というと、どうしても司馬遼太郎「花神」が思い浮かびますが、
みなもと版のふたりの関係はあまり色っぽくなく、お互いに舌足らずな感じがイイです。
やはり司馬さんは恋愛感情を表現するメタファーが乏しかったかなぁ、と思わざるをえませんね。
それほどこの巻の二人は”萌え”です(笑)。
簡単にこの2人の関係を言いますと、直接には師弟関係です。
しかし、蔵六から見るとイネが師匠筋の娘に当たるわけです。
しかもただの娘でなく、日本中の蘭学者の恩人シーボルトの娘です。
蔵六は妻がいますが、昔のことですから恋愛をして結ばれたわけではないです。
そこに美しいハーフの娘が自分を慕ってくるもので、心が揺れてしまうのです。
今後も長州軍参謀としての蔵六より、朴訥なひとりの男としての蔵六が気になってしまいそうです。
個人的にどまんなかにきてしまったのは、村田蔵六とシーボルトの娘イネのエピソードでしょうか。
このふたりの関係を描いた作品というと、どうしても司馬遼太郎「花神」が思い浮かびますが、
みなもと版のふたりの関係はあまり色っぽくなく、お互いに舌足らずな感じがイイです。
やはり司馬さんは恋愛感情を表現するメタファーが乏しかったかなぁ、と思わざるをえませんね。
それほどこの巻の二人は”萌え”です(笑)。
簡単にこの2人の関係を言いますと、直接には師弟関係です。
しかし、蔵六から見るとイネが師匠筋の娘に当たるわけです。
しかもただの娘でなく、日本中の蘭学者の恩人シーボルトの娘です。
蔵六は妻がいますが、昔のことですから恋愛をして結ばれたわけではないです。
そこに美しいハーフの娘が自分を慕ってくるもので、心が揺れてしまうのです。
今後も長州軍参謀としての蔵六より、朴訥なひとりの男としての蔵六が気になってしまいそうです。
yom_sky
風雲児たち(今はワイド板というのでしょうか)後半の主要キャラクターの一人、江川太郎左衛門の物語からの退場が近づき、変わる様に村田蔵六が政治の物語の舞台に深くかかわり出す。
そして、坂本竜馬を主人公とした「雲竜奔馬」でも取り上げられた、風雲児たちのクライマックス一つ(だと思っている)アメリカとの小笠原領土権問題のエピソードが登場。
脈々と語られて来た物語、歴史の縦糸がここに一つ集約される。
ここにいたるまでに書かれた物語。登場した人物の多さ。
阿部正弘が幕府の識者への過去の弾圧を悔いるシーンに胸がすき、救われる。救われるのは我々読者だけだけれど。
そして、坂本竜馬を主人公とした「雲竜奔馬」でも取り上げられた、風雲児たちのクライマックス一つ(だと思っている)アメリカとの小笠原領土権問題のエピソードが登場。
脈々と語られて来た物語、歴史の縦糸がここに一つ集約される。
ここにいたるまでに書かれた物語。登場した人物の多さ。
阿部正弘が幕府の識者への過去の弾圧を悔いるシーンに胸がすき、救われる。救われるのは我々読者だけだけれど。