第54話『死の収穫(後編)』、第55話『ANGRY(アングリー) WAVES(ウェーブス)』、増刊4話『誕生日(バースデー)に白豚(クラッカー)を殺せ!!』、第56話『みな殺しの森』、第57話『キャサワリー(前編)』収録。
『ANGRY WAVES』では、ビンセント・ケスラー(シャドウ)という狙撃屋が登場する。射撃の腕はいい。ゴルゴ13も一目置くほど。
まあ、ゴルゴは慎重なので、どんな相手でも、手を抜くことはないのだが。
が、性格が悪い。刑務所に入っていた4年近くもの間、待っていてくれた女エバを、些細なことで殺してしまう。
このエバが、なかなか可愛くて、いい。(って、単なるマンガのキャラクターなんですけど)
『誕生日に白豚を殺せ!!』は、アメリカでの人種(黒人)差別問題を、取り扱った話。
『みな殺しの森』では、過去に2度、ゴルゴ13の仕事現場に居合わせた女が、3度目の偶然で、ゴルゴに会う。これだけたくさんあっちこっちで仕事をしているゴルゴなので、こういうこともあり得るのだろう。
今、ハリウッドでは、慢性的なネタ切れ状態で、新しい脚本を探していると聞く。ゴルゴ13を映画化すれば、おもしろいシナリオがたくさん書けると思うのだが、そういう話はないのかなあ……。
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ゴルゴ13 (Volume12 みな殺しの森) (SPコミックスコンパクト) コミック – 2003/1/30
さいとう・たかを
(著)
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みな殺しの森
- 本の長さ316ページ
- 言語日本語
- 出版社リイド社
- 発売日2003/1/30
- ISBN-104845825503
- ISBN-13978-4845825509
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登録情報
- 出版社 : リイド社 (2003/1/30)
- 発売日 : 2003/1/30
- 言語 : 日本語
- コミック : 316ページ
- ISBN-10 : 4845825503
- ISBN-13 : 978-4845825509
- Amazon 売れ筋ランキング: - 331,928位コミック
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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2013年12月11日に日本でレビュー済み
・死の収穫(後編)(62話)
前解説として,
一人の若き少佐がゲリラを掴まえた.ゲリラの首謀者は,捕まったゲリラを解放するために,交換条件の取引として大使を拉致した.少佐は,その大使の妻と密通していたことと自身がゲリラを掴まえたので,交換にいい顔しなかった.軍部の上層部も密通を知ってか知らずか,ゲリラと大使を交換することに反対していた.そのため,ゲリラを殲滅しつつ大使を助け出すためにゴルゴ13を雇うことに決めた.
以下,今号
ゴルゴ13は,背後から音を立てずに近寄られることを嫌う.背後に限らず,音を立てずに忍び寄られること自体を嫌う.そんな行動が仇となって,新聞を見ていたゴルゴ13に,男が遠慮がちに新聞をのぞき見しようとしたら,ゴルゴ13はその男に水を掛けた.水を掛けられた男は,ゴルゴ13が水を掛けたので怒っていたと思っていたのに,冷静だった.その冷静な行動に娼婦が目を付けた.当然ゴルゴ13もその娼婦に目を付けている.そのため,娼婦がゴルゴ13に近づいたのを良いことに,ゴルゴ13は娼婦からゲリラの情報を聞き出して,殺害する.
一方,大使はゲリラに捕まって外部との連絡を数日間絶たれている.そのため,妻に無事を伝えるべく電話することになった.しかし,妻は数日間帰宅していない.国が情勢不安定なので,大使も情緒不安定になるべきだと思ったのかもしれない.さすが国を代表する大使だけあって,不安定さを見倣おうとしているのだろう.
ゴルゴ13は,娼婦から聞き出した情報を元にしてゲリラの集会場にたどり着く.しかし,ゲリラは,大使を救い出させないように警戒しながら,ジャングルの司令部に移動している.そのため,ゴルゴ13もその移動について行く.軍部内の若い少佐もゴルゴ13のようにゲリラに関わりのある人物から情報を聞き出して,大使の移動先に向かう.
大使は移動先でも生きていることを証明するために,窓際に立っている.またまたそれが仇になった.軍部内の若い少佐は,大使の妻を手に入れるべく,ひっそりと大使を殺害した.ゲリラの仕業に見せかけたのだ.さすがに,ゴルゴ13は大使が殺害されたことに驚き,契約を破棄されたと判断した.ゲリラを囲っていた軍部は何も知らないため,大使がゲリラに殺害されたと判断して,司令部に一斉攻撃を始めた.ゴルゴ13の標的がゴルゴ13の目の前に現れたが,標的殺害契約無効のため,素通りさせる.
軍部内の若い少佐は上層部に対して,大使はゲリラに殺された,報告をした.しかし,ゴルゴ13は殺害された大使を軍部に送りつけているため,体内に残っている弾丸から軍部内の若い少佐を犯人として証明した.
1972年1月作品
・ANGRY WAVES(63話)
数年間刑務所にいた男(狙撃屋)の腕前が必要なため,保釈金を積んだ.他に,2名の船員と爆弾魔1人,ボスの用心棒2人の合計6名で,タンカーに対してシージャックを行い,原油とガソリンを捌く.そんな計画で,行動を起こした.
狙撃屋は,小型船からの狙撃で,船のマストを折った.しかし,彼女も一緒に搭乗しており,その女はうるさくガミガミ言うため,狙撃屋に殺害された.その遺体が小型船とともに岸に乗り上げたため,シージャックがばれてしまった.シージャックと女の遺体が紐付かないように思うかもしれないが,そこは捜査官の勘の良さで何とかなる.そもそも,狙撃屋は,捜査しているヘリを撃ち落としたのだから,警察に気がつかれるだろうが・・・.
国として,タンカーの乗組員数十人の人質を救出しなければならない.荒れ狂う海を航海しているタンカーに犯人が何人乗っているのか分からない.救出および殺害を同時にできる人物に依頼した.
ゴルゴ13に白羽の矢が立った.ゴルゴ13は,狙撃屋の銃を知りたくて,わざわざシージャックの現場に行って,狙撃屋に狙撃させる.自分の身を危険にさらしてまで狙撃屋の腕前を調査する.ここまできたら,狙撃屋がピエロにしか見えない.
国は,駆逐艦でシージャック犯を刺激して,タンカーの船長を殺害させた.狙撃やは,船長を船縁に吊り下げる形で首つりさせたのだ!!
ゴルゴ13は,タンカーのスクリューを破壊して,(ここが重要で)船長の首つりしている紐を伝って,乗船する.わざわざ駆逐艦が出動したのもゴルゴ13を手助けするためだ.
そして,ゴルゴ13は,シージャック犯を殺害する.その時の狙撃屋に,ゴルゴ13は自己紹介させた.狙撃屋の腕前が分かろうというものだ.狙撃屋は,ゴルゴ13の技術力を裏の世界に知らしめるための噛ませ犬に見えなくない・・・.
ゴルゴ13の相手は噛ませ犬か!?
1972年2月作品
・誕生日に白豚を殺せ!!(64話)
ゴルゴ13は,牧師に会う.そして,町中で銃撃戦を目撃したことを話したら,牧師は滔々と説明し始めた.しかし,ゴルゴ13は,身内の争いに無関心なのか,話を中断させた.その為,牧師が仕事の依頼に話を戻すため,依頼金のことについて説明し始めたら,ゴルゴ13は立ち去ろうとした.依頼金に上も下もないような表現をする...ゴルゴ13の扱いに困る.めんどくさいわ.
一方,白人警官は,肌を黒くして町中で警官に向かって発砲した帰りだった.その時,警官のボスに呼び止められて,なにやら談合が始まる...ボスの正体を知っている黒人を殺害するとかなんとか・・・.
話は戻り,ゴルゴ13は,何とかして,情報収集を試みる.牧師は,黒人がどこにいるか知らないが,黒人を知っている女なら知っている.ゴルゴ13はその女に会いに行って,情報を聞き出す.たまたま,警察官殺しの警察官も黒人の場所にたどり着いたため,黒人を殺害しつつゴルゴ13を逮捕した.しかし,ゴルゴ13は,警官殺しの警官から誰が黒幕(ボス・標的)なのか聞き出した.
そこで,ゴルゴ13は依頼を遂行できた.
毎度,依頼人の中途半端な行動力に恐れ入る.
1972年2月作品
・みな殺しの森(65話)
何の目的か分からないが,ゴルゴ13はパーティーに参加していた.そこで仕事があったように見えない.誰かに会うようにも見えない.目的不明だ.
そんなとき,女に声をかけられたのだろう.ゴルゴ13と女はパーティー会場から個室に移動した.そこで,女はゴルゴ13に過去の出来事を愚痴った.ゴルゴ13は,女の話が逸れたら,戻すように促す.最終的に女の自己満足を達成するために,依頼を引き受けた.
依頼を受けたからには,どのような極寒の地に行くことも気にしない.そのため,老婆に変装している店主の催促で宿に泊まる.変装を見抜いているが,誰が何のために変装しているのか分からない.そのため,泳がせていた.
正体が標的だと特定できた時点で,依頼を遂行した.
ゴルゴ13は,女の恨み言を晴らすために,殺されかけた・・・結局何がしたかったのやら.ゴルゴ13はピエロにされたのか!?
1972年3月作品
・キャサワリー(前編)(66話)
マフィアの重役が顔を揃えて,ゴルゴ13の殺害話に花を咲かせる.そして,マフィアに関与していない人間(裏の世界で有名なレズビアン暗殺者)に依頼することになった.(結局そうなる訳ね)
理由は,マフィアに関与している人は,ゴルゴ13に顔を知られているからだそうだ.なぜ,襲う話になったかと言えば,最近ゴルゴ13が引き籠もって仕事をしなくなったのが理由で,手が痺れる病気が発症したからだと結論づけたため.
ゴルゴ13は依頼を遂行できるのか?レズビアンはゴルゴ13を返り討ちにできるのか?それは次巻のお楽しみ.
1972年?月作品
この書籍は,平成15年の2月28日に発行されている.レビューをしているのは,平成25年・・・もう,10年前か・・・.単行本であれば,さらに時間をさかのぼる必要がある.それでも,内容は色あせず大爆笑するままなので,著者の腕前に恐れ入る.
ゴルゴ13が関与したのではないかと思われる出来事:血の日曜日(1月),あさま山荘事件(2月19日),大阪・千日デパートビル火災(5月13日),テルアビブ空港で自動小銃乱射(5月30日),ジンバブエの炭鉱で爆発(6月6日),田中角栄最年少総理(7月7日),リニアモーターカー浮上走行テスト成功(9月18日),アポロ17号打ち上げ(12月7日)
どうでもいいですが:モスバーガー第1号店開店(3月),タバコ箱に健康の事を掲載決定(4月),運転免許1年未満に初心者マークの表示を義務づけ(10月)
物価:大卒の初任給5万4001円
今年も残りわずか.印象に残る出来事は・・・1968年の連載開始から現在まで,一度も休載することなく45周年を達成した,ゴルゴ13の漫画ではなかろうか.
※間違っている箇所や突っ込みたい箇所があれば遠慮無くどうぞ...
前解説として,
一人の若き少佐がゲリラを掴まえた.ゲリラの首謀者は,捕まったゲリラを解放するために,交換条件の取引として大使を拉致した.少佐は,その大使の妻と密通していたことと自身がゲリラを掴まえたので,交換にいい顔しなかった.軍部の上層部も密通を知ってか知らずか,ゲリラと大使を交換することに反対していた.そのため,ゲリラを殲滅しつつ大使を助け出すためにゴルゴ13を雇うことに決めた.
以下,今号
ゴルゴ13は,背後から音を立てずに近寄られることを嫌う.背後に限らず,音を立てずに忍び寄られること自体を嫌う.そんな行動が仇となって,新聞を見ていたゴルゴ13に,男が遠慮がちに新聞をのぞき見しようとしたら,ゴルゴ13はその男に水を掛けた.水を掛けられた男は,ゴルゴ13が水を掛けたので怒っていたと思っていたのに,冷静だった.その冷静な行動に娼婦が目を付けた.当然ゴルゴ13もその娼婦に目を付けている.そのため,娼婦がゴルゴ13に近づいたのを良いことに,ゴルゴ13は娼婦からゲリラの情報を聞き出して,殺害する.
一方,大使はゲリラに捕まって外部との連絡を数日間絶たれている.そのため,妻に無事を伝えるべく電話することになった.しかし,妻は数日間帰宅していない.国が情勢不安定なので,大使も情緒不安定になるべきだと思ったのかもしれない.さすが国を代表する大使だけあって,不安定さを見倣おうとしているのだろう.
ゴルゴ13は,娼婦から聞き出した情報を元にしてゲリラの集会場にたどり着く.しかし,ゲリラは,大使を救い出させないように警戒しながら,ジャングルの司令部に移動している.そのため,ゴルゴ13もその移動について行く.軍部内の若い少佐もゴルゴ13のようにゲリラに関わりのある人物から情報を聞き出して,大使の移動先に向かう.
大使は移動先でも生きていることを証明するために,窓際に立っている.またまたそれが仇になった.軍部内の若い少佐は,大使の妻を手に入れるべく,ひっそりと大使を殺害した.ゲリラの仕業に見せかけたのだ.さすがに,ゴルゴ13は大使が殺害されたことに驚き,契約を破棄されたと判断した.ゲリラを囲っていた軍部は何も知らないため,大使がゲリラに殺害されたと判断して,司令部に一斉攻撃を始めた.ゴルゴ13の標的がゴルゴ13の目の前に現れたが,標的殺害契約無効のため,素通りさせる.
軍部内の若い少佐は上層部に対して,大使はゲリラに殺された,報告をした.しかし,ゴルゴ13は殺害された大使を軍部に送りつけているため,体内に残っている弾丸から軍部内の若い少佐を犯人として証明した.
1972年1月作品
・ANGRY WAVES(63話)
数年間刑務所にいた男(狙撃屋)の腕前が必要なため,保釈金を積んだ.他に,2名の船員と爆弾魔1人,ボスの用心棒2人の合計6名で,タンカーに対してシージャックを行い,原油とガソリンを捌く.そんな計画で,行動を起こした.
狙撃屋は,小型船からの狙撃で,船のマストを折った.しかし,彼女も一緒に搭乗しており,その女はうるさくガミガミ言うため,狙撃屋に殺害された.その遺体が小型船とともに岸に乗り上げたため,シージャックがばれてしまった.シージャックと女の遺体が紐付かないように思うかもしれないが,そこは捜査官の勘の良さで何とかなる.そもそも,狙撃屋は,捜査しているヘリを撃ち落としたのだから,警察に気がつかれるだろうが・・・.
国として,タンカーの乗組員数十人の人質を救出しなければならない.荒れ狂う海を航海しているタンカーに犯人が何人乗っているのか分からない.救出および殺害を同時にできる人物に依頼した.
ゴルゴ13に白羽の矢が立った.ゴルゴ13は,狙撃屋の銃を知りたくて,わざわざシージャックの現場に行って,狙撃屋に狙撃させる.自分の身を危険にさらしてまで狙撃屋の腕前を調査する.ここまできたら,狙撃屋がピエロにしか見えない.
国は,駆逐艦でシージャック犯を刺激して,タンカーの船長を殺害させた.狙撃やは,船長を船縁に吊り下げる形で首つりさせたのだ!!
ゴルゴ13は,タンカーのスクリューを破壊して,(ここが重要で)船長の首つりしている紐を伝って,乗船する.わざわざ駆逐艦が出動したのもゴルゴ13を手助けするためだ.
そして,ゴルゴ13は,シージャック犯を殺害する.その時の狙撃屋に,ゴルゴ13は自己紹介させた.狙撃屋の腕前が分かろうというものだ.狙撃屋は,ゴルゴ13の技術力を裏の世界に知らしめるための噛ませ犬に見えなくない・・・.
ゴルゴ13の相手は噛ませ犬か!?
1972年2月作品
・誕生日に白豚を殺せ!!(64話)
ゴルゴ13は,牧師に会う.そして,町中で銃撃戦を目撃したことを話したら,牧師は滔々と説明し始めた.しかし,ゴルゴ13は,身内の争いに無関心なのか,話を中断させた.その為,牧師が仕事の依頼に話を戻すため,依頼金のことについて説明し始めたら,ゴルゴ13は立ち去ろうとした.依頼金に上も下もないような表現をする...ゴルゴ13の扱いに困る.めんどくさいわ.
一方,白人警官は,肌を黒くして町中で警官に向かって発砲した帰りだった.その時,警官のボスに呼び止められて,なにやら談合が始まる...ボスの正体を知っている黒人を殺害するとかなんとか・・・.
話は戻り,ゴルゴ13は,何とかして,情報収集を試みる.牧師は,黒人がどこにいるか知らないが,黒人を知っている女なら知っている.ゴルゴ13はその女に会いに行って,情報を聞き出す.たまたま,警察官殺しの警察官も黒人の場所にたどり着いたため,黒人を殺害しつつゴルゴ13を逮捕した.しかし,ゴルゴ13は,警官殺しの警官から誰が黒幕(ボス・標的)なのか聞き出した.
そこで,ゴルゴ13は依頼を遂行できた.
毎度,依頼人の中途半端な行動力に恐れ入る.
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・みな殺しの森(65話)
何の目的か分からないが,ゴルゴ13はパーティーに参加していた.そこで仕事があったように見えない.誰かに会うようにも見えない.目的不明だ.
そんなとき,女に声をかけられたのだろう.ゴルゴ13と女はパーティー会場から個室に移動した.そこで,女はゴルゴ13に過去の出来事を愚痴った.ゴルゴ13は,女の話が逸れたら,戻すように促す.最終的に女の自己満足を達成するために,依頼を引き受けた.
依頼を受けたからには,どのような極寒の地に行くことも気にしない.そのため,老婆に変装している店主の催促で宿に泊まる.変装を見抜いているが,誰が何のために変装しているのか分からない.そのため,泳がせていた.
正体が標的だと特定できた時点で,依頼を遂行した.
ゴルゴ13は,女の恨み言を晴らすために,殺されかけた・・・結局何がしたかったのやら.ゴルゴ13はピエロにされたのか!?
1972年3月作品
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マフィアの重役が顔を揃えて,ゴルゴ13の殺害話に花を咲かせる.そして,マフィアに関与していない人間(裏の世界で有名なレズビアン暗殺者)に依頼することになった.(結局そうなる訳ね)
理由は,マフィアに関与している人は,ゴルゴ13に顔を知られているからだそうだ.なぜ,襲う話になったかと言えば,最近ゴルゴ13が引き籠もって仕事をしなくなったのが理由で,手が痺れる病気が発症したからだと結論づけたため.
ゴルゴ13は依頼を遂行できるのか?レズビアンはゴルゴ13を返り討ちにできるのか?それは次巻のお楽しみ.
1972年?月作品
この書籍は,平成15年の2月28日に発行されている.レビューをしているのは,平成25年・・・もう,10年前か・・・.単行本であれば,さらに時間をさかのぼる必要がある.それでも,内容は色あせず大爆笑するままなので,著者の腕前に恐れ入る.
ゴルゴ13が関与したのではないかと思われる出来事:血の日曜日(1月),あさま山荘事件(2月19日),大阪・千日デパートビル火災(5月13日),テルアビブ空港で自動小銃乱射(5月30日),ジンバブエの炭鉱で爆発(6月6日),田中角栄最年少総理(7月7日),リニアモーターカー浮上走行テスト成功(9月18日),アポロ17号打ち上げ(12月7日)
どうでもいいですが:モスバーガー第1号店開店(3月),タバコ箱に健康の事を掲載決定(4月),運転免許1年未満に初心者マークの表示を義務づけ(10月)
物価:大卒の初任給5万4001円
今年も残りわずか.印象に残る出来事は・・・1968年の連載開始から現在まで,一度も休載することなく45周年を達成した,ゴルゴ13の漫画ではなかろうか.
※間違っている箇所や突っ込みたい箇所があれば遠慮無くどうぞ...