「地球は丸いのであります」
「球の表面はどこにも中心がありません」
「君の今いるその場所が そのまま全世界の中心なのであります」
この言葉に、はっとさせられた。
「京の都や江戸をこの国の中心と思い 自分は片田舎に住んでいると思ったら大きな間違いであります」
「自分と離れた世界の中心などないのです」
最近、とても敗者のような気分でいたので。
世の中の中心は他の誰か。私は、とてもちっぽけな存在で、無力・・。
などという、馬鹿げたコンプレックスは、捨てなきゃ、ですね。
野山獄でも先生だったように、
寅次郎先生は時を超えても、寅次郎先生。
いろいろな人に影響を与えたことが、身をもってわかります。
ちなみに、2017年の大河ドラマは、吉田松陰の妹が主人公らしいです。
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風雲児たち (幕末編 13) (SPコミックス) コミック – 2008/7/25
みなもと 太郎
(著)
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- 本の長さ228ページ
- 言語日本語
- 出版社リイド社
- 発売日2008/7/25
- ISBN-104845837072
- ISBN-13978-4845837076
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登録情報
- 出版社 : リイド社 (2008/7/25)
- 発売日 : 2008/7/25
- 言語 : 日本語
- コミック : 228ページ
- ISBN-10 : 4845837072
- ISBN-13 : 978-4845837076
- Amazon 売れ筋ランキング: - 207,762位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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まんが家、まんが研究家。1947年、京都生まれ。67年、「別冊りぼん」でデビュー。70年から「週刊少年マガジン」に連載した『ホモホモ7』で一世を風靡、のちのまんが界に大きな影響を与える。2004年、『風雲児たち』で第八回手塚治虫文化賞特別賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『まんが学特講 目からウロコの戦後まんが史』(ISBN-10:4046214465)が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年7月17日に日本でレビュー済み
安政4(1857)年8月5日、幕府がオランダに注
文した最新蒸気軍艦日本丸が長崎に到着する。
最新鋭の船尾スクリュー方式で、のちに「咸臨丸」と名づけられ、世界初の
(蒸気船による)太平洋横断を成し遂げるこの船には、オランダ海軍の軍人
カッテンディーケと軍医ポンペが乗船していた。
彼らは、長崎海軍伝習所の教官となり、榎本釜次郎(武揚)や順天堂
病院の始祖の次男、松本良順を始めとする伝習生の指導に当たった。
そして、日本丸到着からしばらくして、日蘭和親条約が批准される。
この明くる年には、ハリスと日米通商条約を結ぶかどうかで、
一気に血なまぐさい情勢になるが、オランダは表題を和親条
約とし、内容に通商を盛り込むという搦手を使うことで、波風
を立てずに実を取った。
このあたり、日本人との付き合いが長く、その国民性を熟知
するオランダ商館長クルチウスの老獪な手腕の勝利といえる。
一方ハリスは、アメリカ大統領の親書を携え、
江戸城に入城し、十三代将軍家定に謁見する――。
文した最新蒸気軍艦日本丸が長崎に到着する。
最新鋭の船尾スクリュー方式で、のちに「咸臨丸」と名づけられ、世界初の
(蒸気船による)太平洋横断を成し遂げるこの船には、オランダ海軍の軍人
カッテンディーケと軍医ポンペが乗船していた。
彼らは、長崎海軍伝習所の教官となり、榎本釜次郎(武揚)や順天堂
病院の始祖の次男、松本良順を始めとする伝習生の指導に当たった。
そして、日本丸到着からしばらくして、日蘭和親条約が批准される。
この明くる年には、ハリスと日米通商条約を結ぶかどうかで、
一気に血なまぐさい情勢になるが、オランダは表題を和親条
約とし、内容に通商を盛り込むという搦手を使うことで、波風
を立てずに実を取った。
このあたり、日本人との付き合いが長く、その国民性を熟知
するオランダ商館長クルチウスの老獪な手腕の勝利といえる。
一方ハリスは、アメリカ大統領の親書を携え、
江戸城に入城し、十三代将軍家定に謁見する――。
2008年8月9日に日本でレビュー済み
7巻以降7月と年末に新刊を出していた「幕末編」。
多分まだ読んだことのない一般読者がお盆や正月休みにまとめて読んでもらえる配慮だと思うのですが
単行本は8章で一冊。一章が一月分として残り4章分はどうしてるか、と思う方もいると思います。
実は、「乱」連載の中に「トムプラス」という雑誌で連載してた分を差しこんでるのです。
(水増しだ、というより休刊になった話の続きもフォローしたいのだと思いますが)
それも今回で尽きてしまいました。 来年か再来年には単行本にする原稿がなくなりそうなのです。
…で、ここからはレビューではなくお願いなのですが、
そのあいた月に「風雲児たち外伝」を単行本化してもらえないでしょうか?
(実はこれが言いたかった。)
幕末とは限らないですが単行本一冊分はあるはず。
よろしくお願いします。
多分まだ読んだことのない一般読者がお盆や正月休みにまとめて読んでもらえる配慮だと思うのですが
単行本は8章で一冊。一章が一月分として残り4章分はどうしてるか、と思う方もいると思います。
実は、「乱」連載の中に「トムプラス」という雑誌で連載してた分を差しこんでるのです。
(水増しだ、というより休刊になった話の続きもフォローしたいのだと思いますが)
それも今回で尽きてしまいました。 来年か再来年には単行本にする原稿がなくなりそうなのです。
…で、ここからはレビューではなくお願いなのですが、
そのあいた月に「風雲児たち外伝」を単行本化してもらえないでしょうか?
(実はこれが言いたかった。)
幕末とは限らないですが単行本一冊分はあるはず。
よろしくお願いします。
2008年8月13日に日本でレビュー済み
簡潔に、よい点悪い点。双方一つずつ。
○雑誌連載時では描かれなかった坂本龍馬・御前試合のお話が挿入。
雑誌で読んでいた際は「既に終わったこと」として描かれていたので
この挿入は非常に嬉しいです。ここのところハリス・井伊直弼・朝廷側
など「上の」方々の描写が多かったので(もちろん、これからますます
幕府・朝廷の関係は複雑化するのでこれらの描写は必然なのですが・・)
コミックス版でそのバランスを整えてくれるのは、後ほど改めて
一気読みする側としてはとても嬉しい。近藤・土方など
雑誌版で登場がまだまだ少ない面々の登場もグッドです。
ま、本音で言うと!竜馬ファンの私にとっては竜馬周辺の描写は
多ければ多いほどウレシイ。何度読んでも燃えるのです!
×他の人も書いていますが(そして、よい点の裏返しなのですが)
雲竜奔馬からの水増しが多すぎるっ!
これなら雲竜奔馬、読んでなきゃよかったよう。
そしてこのためか、雑誌連載のときのエピソードへの「挿入」の為
ツギハギ?な違和感がします。(今までもこの挿入はありましたが、
今回が一番違和感がありました)
最期にひとつだけ。前から思っていたけど、やっぱ
幕末編でもギャグ注がほしいです。
すこし不満も漏らしてしまいましたが。これからもずっと
お付き合いします。みなもと先生、頑張って下さい!
○雑誌連載時では描かれなかった坂本龍馬・御前試合のお話が挿入。
雑誌で読んでいた際は「既に終わったこと」として描かれていたので
この挿入は非常に嬉しいです。ここのところハリス・井伊直弼・朝廷側
など「上の」方々の描写が多かったので(もちろん、これからますます
幕府・朝廷の関係は複雑化するのでこれらの描写は必然なのですが・・)
コミックス版でそのバランスを整えてくれるのは、後ほど改めて
一気読みする側としてはとても嬉しい。近藤・土方など
雑誌版で登場がまだまだ少ない面々の登場もグッドです。
ま、本音で言うと!竜馬ファンの私にとっては竜馬周辺の描写は
多ければ多いほどウレシイ。何度読んでも燃えるのです!
×他の人も書いていますが(そして、よい点の裏返しなのですが)
雲竜奔馬からの水増しが多すぎるっ!
これなら雲竜奔馬、読んでなきゃよかったよう。
そしてこのためか、雑誌連載のときのエピソードへの「挿入」の為
ツギハギ?な違和感がします。(今までもこの挿入はありましたが、
今回が一番違和感がありました)
最期にひとつだけ。前から思っていたけど、やっぱ
幕末編でもギャグ注がほしいです。
すこし不満も漏らしてしまいましたが。これからもずっと
お付き合いします。みなもと先生、頑張って下さい!
2008年8月12日に日本でレビュー済み
今年の大河「篤姫」。幕末時代劇にしては、遅々として進まない。
友人がいう「イライラする。やっと井伊直弼が襲撃されたか」と。
それ見たことか!と僕は思う。
何しろ、こちとら、中学の時から「風雲児たち」を読み続けているっての。
それに比べたら、篤姫の展開でさえ、早い、速い。
という間に、「風雲児たち」は篤姫にさえも抜かれ、みなもと先生は相も変らぬマイペースで、空前絶後のこの漫画を描き続ける。
先生、せめて戊辰戦争終結までは長生きしてください。
そうでなければ、こちとら、死んでも死にきれません。
(もし長生きしたら、現代史までお願いします)
友人がいう「イライラする。やっと井伊直弼が襲撃されたか」と。
それ見たことか!と僕は思う。
何しろ、こちとら、中学の時から「風雲児たち」を読み続けているっての。
それに比べたら、篤姫の展開でさえ、早い、速い。
という間に、「風雲児たち」は篤姫にさえも抜かれ、みなもと先生は相も変らぬマイペースで、空前絶後のこの漫画を描き続ける。
先生、せめて戊辰戦争終結までは長生きしてください。
そうでなければ、こちとら、死んでも死にきれません。
(もし長生きしたら、現代史までお願いします)
2008年7月27日に日本でレビュー済み
この巻では、竜馬が活躍する安政御前試合とハリスの上府が描かれます。
前作、雲竜奔馬で描かれていたところをついに超えました。
御前試合の内容は、前作とほとんど変わりないので、アレですが、ハリスが将軍家茂に謁見するまでの苦難の道は結構読みごたえがあります。
読んでいて、ふと感じたことに、ちょっとだけ出てくる土方歳三、近藤勇(口元だけ登場の芹沢鴨も)のキャラがずいぶん浮いているというのがありました。
当初から彼らが活躍する場面が描かれるのがお約束でしたから、ちょいちょい登場しますが、筆者の画力が昔に比べて非常に向上していますから、なんか、ひどく薄っぺらな感じに見えてしまうのです。
同じキャラが演じる予定の沖田総司は吉田松陰として登場していますので、よく、描き込まれています。
まあ、登場回数が増えれば描き込みも変わってくるでしょうか…。
竜馬の活躍をお待ちのみなさま、この巻では大活躍です。
武市瑞山先生も。
前作、雲竜奔馬で描かれていたところをついに超えました。
御前試合の内容は、前作とほとんど変わりないので、アレですが、ハリスが将軍家茂に謁見するまでの苦難の道は結構読みごたえがあります。
読んでいて、ふと感じたことに、ちょっとだけ出てくる土方歳三、近藤勇(口元だけ登場の芹沢鴨も)のキャラがずいぶん浮いているというのがありました。
当初から彼らが活躍する場面が描かれるのがお約束でしたから、ちょいちょい登場しますが、筆者の画力が昔に比べて非常に向上していますから、なんか、ひどく薄っぺらな感じに見えてしまうのです。
同じキャラが演じる予定の沖田総司は吉田松陰として登場していますので、よく、描き込まれています。
まあ、登場回数が増えれば描き込みも変わってくるでしょうか…。
竜馬の活躍をお待ちのみなさま、この巻では大活躍です。
武市瑞山先生も。
2009年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
3章〜5章(龍馬の御前試合くだり)が丸々コミックトムに連載されていた「雲竜奔馬」の原稿の流用ですね。あっちも掲載誌が2001年に廃刊になったりして書いた原稿を生かしたいという気もわからないではないですが他の人も指摘してるようにフイクションですし・・・
同じ漫画読まされるのはみなもと作品はほとんど読んでる私のような読者からするとなにか損したような気がしますし。
同じ漫画読まされるのはみなもと作品はほとんど読んでる私のような読者からするとなにか損したような気がしますし。
2018年2月17日に日本でレビュー済み
2018年再読。
およそ10年前に刊行されたもので、初読当時には「もう13冊目」なんて思いながら読んでいたはずだが、それから10年経ってまだ本編が続いている。やっぱりこれはどこまで行っても終わらないのかもしれない。
さて、この13巻は安政3年から5年にかけての話なので、大政奉還まであと10年といったところ。徳川幕府瓦解に向けて様々な人々が活躍することになるが、メインはハリスの将軍謁見のくだりということになるだろう。そこに長崎海軍伝習所の話や吉田松陰の後日譚が並んでいる。
そんな中、土佐藩主山内容堂が主催した御前試合の話が110ページにわたって続く。全体でも230ページなので、およそ半分が御前試合に費やされていることになる。もちろんここには坂本龍馬をはじめ、今後活躍する人たちが集まってきているので、それなりに意味はあるのだろうが、しかしここまで描かなければいけない重要なエピソードなのかと思ってしまう。
どうもこのあたりのエピソードは、著者が『風雲児たち』の雑誌連載を休んでいた時に、坂本龍馬をメインにして描いたマンガを流用しているらしい。いろいろな事情はあるのだろうが、そしておそらく坂本龍馬は『風雲児たち』の中でも特に描きたい人物であるからだろうが、それにしても何だか特別扱いされている感がある。
およそ10年前に刊行されたもので、初読当時には「もう13冊目」なんて思いながら読んでいたはずだが、それから10年経ってまだ本編が続いている。やっぱりこれはどこまで行っても終わらないのかもしれない。
さて、この13巻は安政3年から5年にかけての話なので、大政奉還まであと10年といったところ。徳川幕府瓦解に向けて様々な人々が活躍することになるが、メインはハリスの将軍謁見のくだりということになるだろう。そこに長崎海軍伝習所の話や吉田松陰の後日譚が並んでいる。
そんな中、土佐藩主山内容堂が主催した御前試合の話が110ページにわたって続く。全体でも230ページなので、およそ半分が御前試合に費やされていることになる。もちろんここには坂本龍馬をはじめ、今後活躍する人たちが集まってきているので、それなりに意味はあるのだろうが、しかしここまで描かなければいけない重要なエピソードなのかと思ってしまう。
どうもこのあたりのエピソードは、著者が『風雲児たち』の雑誌連載を休んでいた時に、坂本龍馬をメインにして描いたマンガを流用しているらしい。いろいろな事情はあるのだろうが、そしておそらく坂本龍馬は『風雲児たち』の中でも特に描きたい人物であるからだろうが、それにしても何だか特別扱いされている感がある。